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二巡目(二〇二三)
第30(154)匙 一軒目はお腹と財布に優しい小カレー:夢来の樹レジェルム(B10)
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神田・神保町、頭文字に〈神〉と〈神〉の文字が並んだ、こういってよければ、〈神〉界隈において〈カレーと一緒にお酒を〉という企画第二弾として書き手が選んだ地は〈アキバ・エリア〉で、その一軒目として訪れたのが、神田駅東口から程近い高架下、〈神田ふれあい通り〉近くに位置する「夢来の樹レジェルム」であった。
ちなみに、この企画を実施したのは八月の半ば、いわゆるお盆休みの後である。
「スタンプラリー23」に参加している一四二店の中には、当然、お盆に休業する店もあるのだが、多くの店が休業するお盆期間中に営業する代わりに、その直後の数日に休みを入れる飲食店もある。だから、この時期には、行ってみたら休みだった、という悲しい結果になる事は、実は〈スタンプラリーあるある〉なのである。
だが、この店、「夢来の樹レジェルム」は、『ツイッター(現在のX)』によって、月単位の営業スケジュールをツイート(ポスト)しているし、何らかの理由で貸し切りになる場合にも告知しているので、スケジュールを立てる上でも、直近の情報を知る上でも、SNSによる情報の告知は実にありがたいのだ。
そういった次第で、書き手は、前日に、八月十七日・木に営業している事と、貸し切り営業になっていない事を確認した上で、神田に赴き、営業開始直後の十八時に「レジェルム」に開店凸したのであった。
さて、お店は二階に位置しているのだが、一階の入り口前には、『リラックマ』をアイコンとした幟の側にイーゼルが立てられていて、そこには、カレー・メニューが貼り付けられていた。
カレーは、金・土に関しては、「週替わりカレー」が用意されているのだが、書き手の訪問日は木曜だったので、注文できるカレーは「スパイシー骨付きチキンカレー」一択である。だが、サイズに関しては、大・中・小が選べるようになっていた。
飲み屋・バーにおいては、もちろん、この店だけを訪れて、がっつり食事をする客もいるであろうが、二軒目、三軒目として訪店し、口寂しいので軽食をとる、そういった客がいるのも当然想定の範囲内であろう。だからこそ、様々な客の要望に対応できるように、各種サイズが用意されているのかもしれない。
そして、カレー・スタンプラリーに参加し、〈連荘〉する者にとっては、この小サイズのカレーの存在は実にありがたいのだ。
無論、連荘するという理由で、注文時に、量を少な目にして欲しい、と申し出れば、それで事足りる話なのは確かなのだが、その場合、量を変えても、料金は不変なケースもあるので、コスト面を鑑みると、おつまみカレー、小カレー、ミニカレー、七分カレーなど、様々な呼び名はあれど、量が少な目のカレーが最初からメニューに在るのは、お財布に優しい分けなのだ。
しかも、「レジェルム」さんの小カレーは五〇〇円、アルコールも一杯五〇〇円と、それぞれ、ワンコインという驚異的な安さなのである。
つまるところ、カレーに加え、お酒を注文しても千円、お札一枚で済んでしまう。
こうなると、問題は、カレーにどのアルコールを合わせるか、という話となる。
ちなみに、書き手の選択の傾向としては、その店独自のお酒や、自家製のものを注文する事が多いのだが、この店のメニューには、そういった種の品が見当たらなかったので、この日は「ジンジャーハイ」を注文する事にした。
やがて提供されたカレーは、もちろん〈小〉なので、小さな白い器にいれられており、やはり量自体には物足りなさを覚えてしまう。だが、これは連荘する書き手自身が望んだ事なので致し方なしだ。
しかし、たしかにサイズは小ではあったが、骨付きチキンカレーが入っていない、という事もなく、注文品は、ただ単に量が少ないだけであった。
さて、いつものガイドブックには、「金曜土曜は辛みの強いカレーやチキンが苦手な方向けに辛さ控え目の他の週替わりカレーも用意してお待ちしております」という文言が書かれており、逆説的に考えると、注文したチキンカレーはかなり辛いという事になる。
事実、スプーンでカレーだけを口に運んだ瞬間感じたのは、た、確かに、お、思った、い、以上に、か、辛い、という事であった。
書き手は、カレーの完食後に飲み物を口にする事にしているのだが、ジンジャーハイを選択したのは、偶然ながらもナイスなチョイスであった。つまり、ジンジャーハイの甘味が、辛みに覆われた口内をクリアにしてくれたのだ。
入店の約三十分後、かくの如く、口内をリセットさせた書き手は、お腹にまだ余裕がある状態で店を出るや、次の店に向かうべく、メトロの神田駅に向かったのであった。
〈訪問データ〉
夢来の樹レジェルム:アキバ・エリア外縁、神田ふれあい通り
B10
八月十七日・木・十八時
スパイシー骨付きチキンカレー〈小〉(五〇〇)、ジンジャーハイ(五〇〇):一〇〇〇円(現金)
北斗の〈券〉:No.01 ケンシロウ
〈参考資料〉
「夢来の樹レジェルム」、『神田カレー街 公式ガイドブック 2023』、七〇ページ。
〈WEB〉
『夢来の樹レジェルム』、二〇二三年十月一日閲覧。
ちなみに、この企画を実施したのは八月の半ば、いわゆるお盆休みの後である。
「スタンプラリー23」に参加している一四二店の中には、当然、お盆に休業する店もあるのだが、多くの店が休業するお盆期間中に営業する代わりに、その直後の数日に休みを入れる飲食店もある。だから、この時期には、行ってみたら休みだった、という悲しい結果になる事は、実は〈スタンプラリーあるある〉なのである。
だが、この店、「夢来の樹レジェルム」は、『ツイッター(現在のX)』によって、月単位の営業スケジュールをツイート(ポスト)しているし、何らかの理由で貸し切りになる場合にも告知しているので、スケジュールを立てる上でも、直近の情報を知る上でも、SNSによる情報の告知は実にありがたいのだ。
そういった次第で、書き手は、前日に、八月十七日・木に営業している事と、貸し切り営業になっていない事を確認した上で、神田に赴き、営業開始直後の十八時に「レジェルム」に開店凸したのであった。
さて、お店は二階に位置しているのだが、一階の入り口前には、『リラックマ』をアイコンとした幟の側にイーゼルが立てられていて、そこには、カレー・メニューが貼り付けられていた。
カレーは、金・土に関しては、「週替わりカレー」が用意されているのだが、書き手の訪問日は木曜だったので、注文できるカレーは「スパイシー骨付きチキンカレー」一択である。だが、サイズに関しては、大・中・小が選べるようになっていた。
飲み屋・バーにおいては、もちろん、この店だけを訪れて、がっつり食事をする客もいるであろうが、二軒目、三軒目として訪店し、口寂しいので軽食をとる、そういった客がいるのも当然想定の範囲内であろう。だからこそ、様々な客の要望に対応できるように、各種サイズが用意されているのかもしれない。
そして、カレー・スタンプラリーに参加し、〈連荘〉する者にとっては、この小サイズのカレーの存在は実にありがたいのだ。
無論、連荘するという理由で、注文時に、量を少な目にして欲しい、と申し出れば、それで事足りる話なのは確かなのだが、その場合、量を変えても、料金は不変なケースもあるので、コスト面を鑑みると、おつまみカレー、小カレー、ミニカレー、七分カレーなど、様々な呼び名はあれど、量が少な目のカレーが最初からメニューに在るのは、お財布に優しい分けなのだ。
しかも、「レジェルム」さんの小カレーは五〇〇円、アルコールも一杯五〇〇円と、それぞれ、ワンコインという驚異的な安さなのである。
つまるところ、カレーに加え、お酒を注文しても千円、お札一枚で済んでしまう。
こうなると、問題は、カレーにどのアルコールを合わせるか、という話となる。
ちなみに、書き手の選択の傾向としては、その店独自のお酒や、自家製のものを注文する事が多いのだが、この店のメニューには、そういった種の品が見当たらなかったので、この日は「ジンジャーハイ」を注文する事にした。
やがて提供されたカレーは、もちろん〈小〉なので、小さな白い器にいれられており、やはり量自体には物足りなさを覚えてしまう。だが、これは連荘する書き手自身が望んだ事なので致し方なしだ。
しかし、たしかにサイズは小ではあったが、骨付きチキンカレーが入っていない、という事もなく、注文品は、ただ単に量が少ないだけであった。
さて、いつものガイドブックには、「金曜土曜は辛みの強いカレーやチキンが苦手な方向けに辛さ控え目の他の週替わりカレーも用意してお待ちしております」という文言が書かれており、逆説的に考えると、注文したチキンカレーはかなり辛いという事になる。
事実、スプーンでカレーだけを口に運んだ瞬間感じたのは、た、確かに、お、思った、い、以上に、か、辛い、という事であった。
書き手は、カレーの完食後に飲み物を口にする事にしているのだが、ジンジャーハイを選択したのは、偶然ながらもナイスなチョイスであった。つまり、ジンジャーハイの甘味が、辛みに覆われた口内をクリアにしてくれたのだ。
入店の約三十分後、かくの如く、口内をリセットさせた書き手は、お腹にまだ余裕がある状態で店を出るや、次の店に向かうべく、メトロの神田駅に向かったのであった。
〈訪問データ〉
夢来の樹レジェルム:アキバ・エリア外縁、神田ふれあい通り
B10
八月十七日・木・十八時
スパイシー骨付きチキンカレー〈小〉(五〇〇)、ジンジャーハイ(五〇〇):一〇〇〇円(現金)
北斗の〈券〉:No.01 ケンシロウ
〈参考資料〉
「夢来の樹レジェルム」、『神田カレー街 公式ガイドブック 2023』、七〇ページ。
〈WEB〉
『夢来の樹レジェルム』、二〇二三年十月一日閲覧。
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