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第44エナジー 「核」
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月のマクロ「ムーン・マガ」は、「竜牙」の「エナジーバースト」(全エナジー放出による爆発)によって、左胸と左腕を破壊され、ぶっ倒れている。「竜牙」は「エナジーバースト」を使ったことで、「サンライト」(太陽光吸収エナジー)の力も使い切っていた。
「竜牙」はよくよく考えた。「サンライト・エナジー」と「エナジーアイテム」と「エレメントの大鎌」を加えたエナジー力は、「3000億」エナジーを超えていたので、その力だけで「ムーン・マガ」の「1110億」エナジーを上回っていた。
ということは、「さこ」からもらった「エナジー無効化リボン」を危険をおかしてまで、「マガ」に付けにいくことはなかったのだ。「エレメントの大鎌」と「エナジー体」に全エナジーを注いでいれば、それだけで勝てたはずだと今、「竜牙」は思ったが、算数が苦手だったのでうまくエナジー力の計算ができなかった。
さっきの爆発で「ムーン城」もボロボロで、マクロがいた玉座から外の景色が見えてしまうほど、壁に穴が開いている。「竜牙」が用もないので、「エレメントの大鎌」を持って帰ろうとしたとき、「ムーン・マガ」は急に起き上がり、自分の頭に付けられた「エナジー無効化リボン」をむしり取り、「リボン」を消滅させた。
「竜牙」もびっくりしてしまい、臨戦態勢を取る暇もなく、「マガ」に首根っこを掴まれてしまった。
「ミクロの分際で私にここまでの悪態を尽くすとは、お前を殺しても殺しても殺しても私の気は晴れない。」
「マガ」は強烈なエナジーを発し、「竜牙」の首から下を一瞬で蒸発させた。「竜牙」の首だけを右手で掴んでいる。
「う。クソ。」
「なぜ、お前はミクロ生物のくせに、首だけで生きている?その兜も邪魔だな。『デス・エナジー』(消滅させる)」
「マガ」は「竜牙」のエナジー兜も消滅させ、ついに「竜牙」の顔と対面してしまった。
「その顔は、たしか地球に行ったときに消滅させた子どもの一人の顔と一緒だ。どういうことだ?地球も量産型のミクロ生物を作成し始めたのか?」
「なぜ、お前は心臓を破壊されたのに生きているんだ?」
「おいおい。私が質問をしているのに、質問で返すとはとんだクソガキ君だな。首一つで生きているお前も相当におかしい生物だと思うのだが、いいだろう教えてやる。お前は今回、私を殺すチャンスを逃したのだ。なぜならお前は『マクロ体』と『ミクロ体』について知識がなかったのだ。おまえの体は異常だが、『ミクロ生物』が生命を保つための最重要な体の部分は『脳』と『心臓』だ。『マクロ体』には『脳』と『心臓』が一つになった『核』という部分が存在する。この『核』を完全に破壊しなければ、『マクロ体』が死ぬことはないのだ。ちなみに私の『核』は、体の中心部にあった。おまえは惜しかったのだ。もうそんなチャンスはないがな。」
「え~。『まこ』たちに聞いとけば良かった。」
「ここで、おまえを殺した後、また地球行こう。地球にミクロ生物がいるとわかった以上、地球上に私の『デス・エナジー』(触れれば腐敗し消滅するエナジー)を撒き散らし、一匹残らず殺し続ける。おまえが悪いのだ。ここまで私の同胞のラビットたちを殺したやつは今までいなかった。おまえ一人で償いきれるものではないだろう。」
「そんなことやめろ。俺を殺せばいいだろう。(エナジー体だから何度でも蘇るし)」
「死ね。」
「『竜牙』。今回の闘いは実に面白かったぞ。もう100点だ。弱っちいくせに。」
かわいい茶色いクマちゃんが現れた。
次回。 第45エナジー 「再戦」
「竜牙」はよくよく考えた。「サンライト・エナジー」と「エナジーアイテム」と「エレメントの大鎌」を加えたエナジー力は、「3000億」エナジーを超えていたので、その力だけで「ムーン・マガ」の「1110億」エナジーを上回っていた。
ということは、「さこ」からもらった「エナジー無効化リボン」を危険をおかしてまで、「マガ」に付けにいくことはなかったのだ。「エレメントの大鎌」と「エナジー体」に全エナジーを注いでいれば、それだけで勝てたはずだと今、「竜牙」は思ったが、算数が苦手だったのでうまくエナジー力の計算ができなかった。
さっきの爆発で「ムーン城」もボロボロで、マクロがいた玉座から外の景色が見えてしまうほど、壁に穴が開いている。「竜牙」が用もないので、「エレメントの大鎌」を持って帰ろうとしたとき、「ムーン・マガ」は急に起き上がり、自分の頭に付けられた「エナジー無効化リボン」をむしり取り、「リボン」を消滅させた。
「竜牙」もびっくりしてしまい、臨戦態勢を取る暇もなく、「マガ」に首根っこを掴まれてしまった。
「ミクロの分際で私にここまでの悪態を尽くすとは、お前を殺しても殺しても殺しても私の気は晴れない。」
「マガ」は強烈なエナジーを発し、「竜牙」の首から下を一瞬で蒸発させた。「竜牙」の首だけを右手で掴んでいる。
「う。クソ。」
「なぜ、お前はミクロ生物のくせに、首だけで生きている?その兜も邪魔だな。『デス・エナジー』(消滅させる)」
「マガ」は「竜牙」のエナジー兜も消滅させ、ついに「竜牙」の顔と対面してしまった。
「その顔は、たしか地球に行ったときに消滅させた子どもの一人の顔と一緒だ。どういうことだ?地球も量産型のミクロ生物を作成し始めたのか?」
「なぜ、お前は心臓を破壊されたのに生きているんだ?」
「おいおい。私が質問をしているのに、質問で返すとはとんだクソガキ君だな。首一つで生きているお前も相当におかしい生物だと思うのだが、いいだろう教えてやる。お前は今回、私を殺すチャンスを逃したのだ。なぜならお前は『マクロ体』と『ミクロ体』について知識がなかったのだ。おまえの体は異常だが、『ミクロ生物』が生命を保つための最重要な体の部分は『脳』と『心臓』だ。『マクロ体』には『脳』と『心臓』が一つになった『核』という部分が存在する。この『核』を完全に破壊しなければ、『マクロ体』が死ぬことはないのだ。ちなみに私の『核』は、体の中心部にあった。おまえは惜しかったのだ。もうそんなチャンスはないがな。」
「え~。『まこ』たちに聞いとけば良かった。」
「ここで、おまえを殺した後、また地球行こう。地球にミクロ生物がいるとわかった以上、地球上に私の『デス・エナジー』(触れれば腐敗し消滅するエナジー)を撒き散らし、一匹残らず殺し続ける。おまえが悪いのだ。ここまで私の同胞のラビットたちを殺したやつは今までいなかった。おまえ一人で償いきれるものではないだろう。」
「そんなことやめろ。俺を殺せばいいだろう。(エナジー体だから何度でも蘇るし)」
「死ね。」
「『竜牙』。今回の闘いは実に面白かったぞ。もう100点だ。弱っちいくせに。」
かわいい茶色いクマちゃんが現れた。
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