エナジークエスト

リョウタ

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第74エナジー  「約束の再戦」

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「なんで俺が裏切り者なんだよ~!!」


「おまえは俺と再戦の約束をしたが、『リュウガ』は『恐竜星』に来なかった。おまえに『エレメントウエポン』を渡した俺がバカだった。」


「『エレメントウエポン』ならあるぞ。おーい!!もう一人の俺!!」


「竜牙」はもう一人のエナジー体に宇宙船から「エレメントの大鎌」を持って来させた。


「コレだろ?はい。返すよ。」


「『リュウガ』は殺されたいのか?こんな変形した(大鎌に変化させたので)おまえのエナジーが染み付いた『エレメントウエポン』をどうやって俺が使うんだ?返すんなら元の状態に戻してからにしろ!!」


「え~どうやって戻すの?」


「自身のエナジーをアブソーブ(吸収)しろ!!おまえだいぶ強くなってるんだからそれくらい楽勝だろ?」


「竜牙」は「エレメントの大鎌」に埋め込まれている青い宝石に手をかざし、自分のエナジーを吸収し、回収した。すると、大鎌が消え、青い宝石だけの状態に戻った。


「やったぞ。戻った。はい。『キング』。」


ティラノサウルスの「キング」は「竜牙」から「エレメントウエポン」を受け取った。


「今、ちょうどいい場所にいるな。『リュウガ』。下の闘技場に降りろ。再戦だ。」


「いいけど、今の俺、ミクロ生物の中ではめちゃくちゃ強い方だぜ。」


「竜牙」と「キング」は闘技場の舞台の上に上がった。「アーク」と「ブラウド」ともう一人の「竜牙」は観客席から「竜牙」と「キング」を観ている。


「なんでおまえはあの恐竜と戦うことになってんだよ。早くこの星のマクロに会いたいんだけど。」


「なんかこのバトル終わらせないと、『ディノヒューマン』に会わせてくれなそーだもん。『キング』のやつはただのミクロ生物だからすぐに勝負つくよ。」


舞台では


「勝負の方法はどうする?」


「そうだな。なんとなく戦闘不能にした方が勝ちっていうのはどうだ?」


「うん。その曖昧な感じいいな。そうしよう。でも『キング』。今の俺のエナジー力わかってるよな?」


「たしかにな。今のままでは全く勝負にならん。だから『エレメントウエポン』を使わせてもらう。」


「キング」は「エレメントウエポン」を飲み込んだ。すると、「キング」の体がみるみる変化し始めた。体長は13mのままで変わりはないが、大きなツノが2本頭から生え、背中からは翼が生えた。もはや恐竜ではなくドラゴンになってしまった。


「それがおまえの望んでいた力か。」


「恐竜にとって、ドラゴンは憧れの存在。なりたいと願って何が悪い。行くぞ。『リュウガ』。」


「キング」は口から「エナジーブレス」(エナジー弾)を連続して吐き、「竜牙」を狙った。


ドンドン!!バキバキ!!


「竜牙」は素手で「エナジーブレス」を払いのけ、「キング」との間合いを詰め、拳で思いっきり「キング」を殴り飛ばした。


ボカン!!


「グ。」


「どうした?『キング』?俺は全然本気じゃないぜ。おまえの接近戦が得意なはずだろ?相手してやるから、かかってこい!!」


「キング」はエナジーを全開にし、「竜牙」に飛びかかっていく。爪と牙に全エナジーを込め、「竜牙」を攻撃する。


「爪の攻撃力が低いな~。俺の今の『シールド』でビクともしないな。噛め噛め。俺を以前のように全力で噛め!!」


「キング」は「竜牙」に言われるがまま、全エナジーを込めて「竜牙」を噛んだ。


三年前の「キング」のエナジー力は「18800」で現在の「キング」のエナジー力は「28900」である。「エレメントウエポン」を使用すると100倍力が上がるので、今、「竜牙」と戦っている「キング」のエナジー力は「300万」ほどである。「竜牙」は前回の「炎の三戦士」との戦いで多くの炎を吸収したこともあり、エナジー力の潜在値が上がっている。現在の「竜牙」のエナジー力は「2200万」である。パワーアップしたとはいえ、「キング」は「竜牙」に敵うわけがないのだ。


「キング」の全力の噛みつきを喰らっても、「竜牙」にはビクともしない。


「ごめんな。『キング』。俺、強くなりすぎてしまったみたい。2年前くらいだったらいい勝負ができたかも。」


「クソ。」


次回。  第75エナジー  「冗談」
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