エナジークエスト

リョウタ

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第85エナジー  「『竜牙』の仮説」

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この宇宙で「竜牙」は三つの星にいる。


「恐竜星」に「竜牙」エナジー体が一体いる。「ブラウド」がどこかにいってしまったので、恐竜たちにエナジー学とエナジー武道を教える羽目になってしまった「竜牙」。



「月」には、「竜牙」エナジー体が五万体いる。「青牙」との戦いで10万体エナジー体を増殖させていたが、エナジー体を消さずに、そのまま五万体は「月」に残した。目的は地球を見張るためである。地球に接近してきそうなマクロやミクロを迎撃するために、五万体の「竜牙」エナジー体は「月」周辺でパトロールをしている。ちなみに「藤堂光」は学校に行かず、「月」に滞在している。自分で作った「月」の街が相当お気に入りのようだ。「エナモン」も「藤堂」と一緒にいる。



そして、「地球」にも五万体の「竜牙」エナジー体を配置した。「青牙」が「黒竜」が地球をすでに侵攻していると言っていたことを気にしているからだ。五万体の「竜牙」エナジー体は地球全体に怪しいエナジー使いがいるか、くまなく感知をしているが、10万100万以上のエナジー力を持つ者など地球からは全く感じられない。


現在の「地球」にもエナジーを使えるものが少数だがいる。「藤堂光」や「愛」「良太」のように、「竜牙」のためだけに与えられたエナジー使いの他にも、地球上には人間のエナジー使いたちが数人いる。だが、エナジー力10000以上の者はいない。他にいるエナジー使いは、浮遊ミクロ生物だ。どこかの星で生まれ、フラフラと地球にやってきたミクロ生物だ。知性はない。「竜牙」がエナジーのことを知らなかった頃、自分が地球を守るヒーローだと思い、倒しまくっていたのが浮遊ミクロ生物だったのだ。エナジー力は1000未満で地球にいる昆虫に類似している者が多い。


五万体の「竜牙」が「地球」を探索しても強力なエナジー使いは出てこない。それにマクロクラスのエナジー使いがいたとしても、「地球」ではエナジーを発する者は干渉できないようになっている。また、「地球」をエナジー攻撃したとしてもエナジー攻撃は瞬時に消滅するようになっている。これらを踏まえ、どんな強大な敵が現れたとしても、エナジー体の「竜牙」がたくさん消滅しても「地球」だけは無事である。と「竜牙」は自分に言い聞かせていた。




今日は土曜日。「地球」にいる「竜牙」本体、ただの人間の「竜牙」の塾のない日である。「竜牙」は筋トレをするために、隣の区まで走っている。


走りながら、「竜牙」は考えていた。


ただの人間の俺にできることは何だろう?


敵が襲ってくる前にできることを考えないと。


まだわかっていないことは、俺だけがエナジー体を使えることと、地球がエナジーを使える者を拒絶するということだ。


前の「青牙」の話だと、2000年前に「スサノオ」が元俺「ヤマタノオロチ」を倒した。


ここで引っかかるのが、以前、「ムーン・マガ」も2000年前に「地球」来て、「卑弥呼」っていうマクロにやられたと言っていた。


「スサノオ」と「卑弥呼」。どっちも2000年前。どっちが先でどっちが後なのか。


「卑弥呼」が「地球」をエナジー拒否の星に変えたことを考えると、「ヤマタノオロチ」を倒した後に「卑弥呼」がやってきて、何かあったのか、「地球」を守るためか、エナジーあるものに干渉させない星にした。



「エナジー体」「卑弥呼」「ヤマタノオロチ」。この三つが関わっている。そして、もう一つの謎が、「太陽」だ。


俺はガキの頃から「太陽」の光を浴びると、エナジーが増幅していた。「太陽」にも俺と関わる秘密がある。


「太陽」も調査する必要があるな。「太陽」に行くべきだ。そこに「卑弥呼」がいるかもしれない。でも会って何話す?「よお?元気か?」とか「いつも俺に力くれてありがとな。」とかか?あー。なんか会うのがこわくなってきた。真実を知るのが、こわいな。




できる人間とは考える前に行動できるものである。「竜牙」は考えすぎ、迷いが生じていた。この迷いが「竜牙」の行動力を妨げてしまった。もし、瞬時に行動することができ、「太陽」に行っておけば、次の戦いで敗北することはなかったのかもしれない。


次回。  エナジークエスト  番外編
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