エナジークエスト

リョウタ

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第109エナジー  「またまたエナジー無効」

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「うわ~。びっくりした~。いきなり食べられるとは思わなかった。星のくせに。」


「竜牙」は「エナ持ち星」に丸呑みにされた。辺りは光が差さず、真っ暗で何も見えない。地面はゴツゴツしており、岩石地帯のようなところにいることがわかった。


「ん~。どうやって脱出しようかな~?『エナジーショット』で内部破壊してやろうかな?」


すると、地面から何かが出てきた。


「貴様か~。うちの地上生物をさらったガキは~!!」


丸い球体でできたミクロ生物が五体、地面から湧いてきた。


「なんだよ。おまえら。おまえらもこの星の生物か?」


「そうだ。我らは『エナ持ち星』の地底生物『サークルボール』。我が星の外敵を排除する。」


「あ?おまえらたかだかミクロ生物だろ?俺、マクロだぜ?死にたかったらかかってこいよ。」


「ガキのくせに舐めやがって!!死ね~!!」


「サークルボール」五体が勢い良く、「竜牙」向かって突進してきた。


「はあ?トロくさい攻撃だな。そんなの一瞬でかわせる・・・・・・あれ、俺の体おかしい?俺の行動も遅い!?」


ドン!!


「サークルボール」一体の突進をまともに喰らった「竜牙」は、500mほど吹っ飛ばされた。


「う。痛え。まじかよ。俺の『エナジー』が出ねえ。」


「だから言っただろ?舐めてるのは貴様の方だと。我が『エナ持ち星』で生まれたもの以外が地底に踏み込むと対象の『エナジー』を封じることができる。つまり、貴様は『エナジー』が使えない。」


「うそだろ!!んじゃ俺は人間だった頃の状態に戻ったってことか?やばいじゃん!!死ぬじゃん!!」


「今頃気づいたか!!だから早く死ね!!」


「サークルボール」が「竜牙」が突進を仕掛けるが、「エナジー」が使えない「竜牙」は必死にダッシュで逃げている。


「はあはあ。走るのまじしんどい!!あれ?今の俺って光の速さよりは遅いけど、こいつらの攻撃を目で追えるし、走りも人間だった頃より相当速い。もしかして・・・。」



「竜牙」は逃げるのをやめ、「サークルボール」一体に思いっきりパンチをかました。


バキ!!


「サークルボール」一体を粉々に破壊した。


「おっ。思った通りだ。」


そうなのだ。「エナジー」が使えないと言っても体に「核」(コア)が出現し、「マクロ体」となった「竜牙」の体は、ミクロ生物や人間とは比べ物にならないほど頑強な造りになっている。「エナジー」がなくても、肌は鋼鉄以上の強度を持っている。「マクロ体」とは、小さい星そのものなのだ。


調子に乗った「竜牙」は次々と他の「サークルボール」たちを撃退していった。


バキバキ!!ドンドン!!


「ふん。ミクロ生物相手に俺の『エナジー』を使うまでもねーぜ。」


「地上の我がミクロ生物をさらった挙句、今度は地底の『サークルボール』にまで手をかけるとは・・・。」


「竜牙」のいる地底中にその声が響いてきた。


「俺が『エナジー』使えないから直接、話してきやがったか。『エナ持ち星』さんよ。」


次回。  第110エナジー  「中毒」
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