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After Hours
accent
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金曜日は黒猫に凛さんが遊びに来て、バイトが終わったら一緒に俺の部屋に行くという流れが多い。凛さんは素敵で立派なマンションに住んでいるだけに、狭く綺麗とは言えない安普請な俺の部屋に来てもらうのは申し訳ない気持ちになる。
しかし凛さんとしてはこの流れは、可愛い弟にも会えるし、俺の部屋で『ダイちゃんの香りに包まれるのが良いの♪』ということらしくニコニコと楽しそうだ。
凛さんが過ごす時間が増えるにつれ俺の部屋にも凛さんのモノが増えていく。その為に日常のふとした拍子に凛さんを感じてドキドキしてしまう。付き合って半年になるというのにまだ、凛さんという存在に俺は慣れる事はなく、恋愛覚えての中坊かというくらい浮かれている。
サラサラとした長く艶やかな黒髪に、濡れたような瞳と赤く魅惑的な唇。こんなに美しいのに、気が付くと有り得ない程可愛くなって、しかも、とてつもなく面白い女性なんて他にいない。未だに、なんでこんなに素敵な女性が俺に惚れてくれているのか分からない。しかし【恰好いい】ではなく【可愛い】と言われ続けているのは、男としてどうなのだろうかとも想う。
凛さんがお風呂に入っている気配を気にしながらも、俺はウォークマンで英語の勉強することで平常心を装っていた。でないとソワソワと余裕のない感じで格好悪い事になりそうだから。バスルームの扉が開く音がして近付いてくるのを感じる。視線を向けるとガウン姿で近付いてくる凛さんにドキッとする。いままで俺の生活に馴染みのなかったガウンという衣類。それがこういう色っぽい形で日常化してくるとは思わなかった。お風呂で火照っている素肌を直接包んでいる柔らかなタオル地のガウン。腰の紐を解くだけで凜さんの魅惑的な身体が俺の目の前に現れるという。
「ダイちゃん、何しているの?」
そんな姿で後ろから抱き付いてこられるから溜まらない。
「TEICの試験も近いので英会話の勉強していたんです」
なるべくクールに聞こえるように答える。凜さんの身体から良い香りがして俺の五感を刺激する。
「ダイちゃんエライ!
でも英会話はね勉強するというより実践で鍛える方が早いよ!
どうせなら私も付き合ってあげる勉強に!」
「え?」
凜さんは俺の耳からイヤホンを外し、耳にキスをしてくる。
「Shall we make love? 」
「あの、凜さん?」
俺が振り向き名前を呼ぶと悪戯っぽい顔で笑う。
「 In English.」
え? こういう時どう言えばいいの? 英語で……俺は振り返り凜さんを抱き寄せる。
「I wanna kiss you.」
そう何とか言葉を紡ぐと、凜さんは嬉しそうに笑い俺にキスをしてくる。
「Your lips are sexy. I like it」
いったん唇を離してそう呟いてからまたキスをしてくる。
「You smell good. I like your hair.
……I like your eye.」
凜さんの好きな所を挙げながらキスする場所を変えていく。
「I treasure you.」
そんな事言われて、俺の鼓動はますます早くなる。英語だと余計に色っぽく聞こえるのは気のせいなのだろうか?
「You make my heart skip a beat.」
二人でいつも以上に愛を囁きあいながら愛し合う。不思議だ。日本語だと恥ずかしくて言えないような事も英語だと意外と言える。凜さんもどんどんノッて、いつも以上熱くに盛り上がってしまった。
二人で最高にホットな時間を過ごしたあと抱き合ったまま、二人で気だるい時間を楽しむ。こういう時間も恋人同士には楽しいものである。
「ねえ、凜さん?」
そう声をかけると凜さんは俺の胸に押し付けていた顔を離し見上げてくる。
「これって英語の勉強としてはどうなのかな? 他で活用できないよね」
そういうと、凜さんは唇を尖らせる。
「当たり前よ! 他の人にこんな言葉囁いたら承知しないわよ! 相手の女叩きのめす!」
「しませんよ、出来ないしやりたくない。
凛さんこそ、そうやっていままで囁かれてきたのでは? あんな言葉」
つい、そう返してしまったと思う。過去の恋愛をどうこういうのって男らしくなかったかもしれない。
「口説きにそんな事言ってくる人はいたけど、やはりこういう言葉は愛する人から言われないと全く萌えないものね」
凛さんは、呆れた様子もなくそう真面目に返してきて少しホッとした。凛さんの黒目がちの目が俺を真っ直ぐ見つめて来る。
「でも、ダイちゃんの声、そしてこの色っぼい目であんな事言われると、もうキュンキュンしてオカシクなっちゃう♪」
そう言いながら俺の胸に頭を押しつけてグリグリと動かす。擽ったさに笑ってしまう。
「それは俺の言葉。
実際、凛さんの存在にオカシクなる程に好きな俺がいる」
子供のように無邪気に嬉しそうに俺の話を聞いている凛さんの頬を撫でる。その手に優しく凛さんが、自分の手を重ねてくる。
「ねえ、良い事を思いついた! これから色んな国の言葉で愛を伝えあわない? 映画とかで互いに言いたいな! って言葉集めておいて、ときどきソレを囁くの。世界中の言葉で愛し合いましょう!」
目をキラキラさせて凛さんは、ワクワクするような提案をしてくる。
「楽しそうだね。
フランス語を話す凛さんなんてとてつもなく色っぽそうで、想像するだけでドキドキする」
そう答えると凛さんはフフフと笑う。そして身体を起こして床に寝転んでいる俺を少し見下ろす体制で魅惑的に笑う。肩から滑り落ちた髪が俺の胸を撫でる。
「Je t’aime!」
そう言いながら顔を近づけてきてキスをしてくる。
「mon prince.Je ne pense qu'à toi.」
可愛く笑いながら、俺の髪を撫で囁きながら俺の頬や耳に啄むようなキスの雨を降らせる
最初の言葉しか意味は分からなかったが、気持ちはしっかり伝わってくる。
フランス語で返せない自分のボキャブラリーがもどかしくて、俺からもキスをすることでその想いに応える。そしてそのまま朝まで再び愛し合った。
※ ※ ※
accent 強く発音する音
コチラでの外国語は、語学力のない私なので間違えているかもしれません。
もし間違いを見つけましたら教えて下さい。
ちなみにこんな感じの意味で考えて書いています。
「I treasure you.(私の宝物)」
「You make my heart skip a beat.(君は俺をときめかせる)」.
「mon prince.(私の王子様)
Je ne pense qu'à toi.(貴方の事しか考えられない)」
しかし凛さんとしてはこの流れは、可愛い弟にも会えるし、俺の部屋で『ダイちゃんの香りに包まれるのが良いの♪』ということらしくニコニコと楽しそうだ。
凛さんが過ごす時間が増えるにつれ俺の部屋にも凛さんのモノが増えていく。その為に日常のふとした拍子に凛さんを感じてドキドキしてしまう。付き合って半年になるというのにまだ、凛さんという存在に俺は慣れる事はなく、恋愛覚えての中坊かというくらい浮かれている。
サラサラとした長く艶やかな黒髪に、濡れたような瞳と赤く魅惑的な唇。こんなに美しいのに、気が付くと有り得ない程可愛くなって、しかも、とてつもなく面白い女性なんて他にいない。未だに、なんでこんなに素敵な女性が俺に惚れてくれているのか分からない。しかし【恰好いい】ではなく【可愛い】と言われ続けているのは、男としてどうなのだろうかとも想う。
凛さんがお風呂に入っている気配を気にしながらも、俺はウォークマンで英語の勉強することで平常心を装っていた。でないとソワソワと余裕のない感じで格好悪い事になりそうだから。バスルームの扉が開く音がして近付いてくるのを感じる。視線を向けるとガウン姿で近付いてくる凛さんにドキッとする。いままで俺の生活に馴染みのなかったガウンという衣類。それがこういう色っぽい形で日常化してくるとは思わなかった。お風呂で火照っている素肌を直接包んでいる柔らかなタオル地のガウン。腰の紐を解くだけで凜さんの魅惑的な身体が俺の目の前に現れるという。
「ダイちゃん、何しているの?」
そんな姿で後ろから抱き付いてこられるから溜まらない。
「TEICの試験も近いので英会話の勉強していたんです」
なるべくクールに聞こえるように答える。凜さんの身体から良い香りがして俺の五感を刺激する。
「ダイちゃんエライ!
でも英会話はね勉強するというより実践で鍛える方が早いよ!
どうせなら私も付き合ってあげる勉強に!」
「え?」
凜さんは俺の耳からイヤホンを外し、耳にキスをしてくる。
「Shall we make love? 」
「あの、凜さん?」
俺が振り向き名前を呼ぶと悪戯っぽい顔で笑う。
「 In English.」
え? こういう時どう言えばいいの? 英語で……俺は振り返り凜さんを抱き寄せる。
「I wanna kiss you.」
そう何とか言葉を紡ぐと、凜さんは嬉しそうに笑い俺にキスをしてくる。
「Your lips are sexy. I like it」
いったん唇を離してそう呟いてからまたキスをしてくる。
「You smell good. I like your hair.
……I like your eye.」
凜さんの好きな所を挙げながらキスする場所を変えていく。
「I treasure you.」
そんな事言われて、俺の鼓動はますます早くなる。英語だと余計に色っぽく聞こえるのは気のせいなのだろうか?
「You make my heart skip a beat.」
二人でいつも以上に愛を囁きあいながら愛し合う。不思議だ。日本語だと恥ずかしくて言えないような事も英語だと意外と言える。凜さんもどんどんノッて、いつも以上熱くに盛り上がってしまった。
二人で最高にホットな時間を過ごしたあと抱き合ったまま、二人で気だるい時間を楽しむ。こういう時間も恋人同士には楽しいものである。
「ねえ、凜さん?」
そう声をかけると凜さんは俺の胸に押し付けていた顔を離し見上げてくる。
「これって英語の勉強としてはどうなのかな? 他で活用できないよね」
そういうと、凜さんは唇を尖らせる。
「当たり前よ! 他の人にこんな言葉囁いたら承知しないわよ! 相手の女叩きのめす!」
「しませんよ、出来ないしやりたくない。
凛さんこそ、そうやっていままで囁かれてきたのでは? あんな言葉」
つい、そう返してしまったと思う。過去の恋愛をどうこういうのって男らしくなかったかもしれない。
「口説きにそんな事言ってくる人はいたけど、やはりこういう言葉は愛する人から言われないと全く萌えないものね」
凛さんは、呆れた様子もなくそう真面目に返してきて少しホッとした。凛さんの黒目がちの目が俺を真っ直ぐ見つめて来る。
「でも、ダイちゃんの声、そしてこの色っぼい目であんな事言われると、もうキュンキュンしてオカシクなっちゃう♪」
そう言いながら俺の胸に頭を押しつけてグリグリと動かす。擽ったさに笑ってしまう。
「それは俺の言葉。
実際、凛さんの存在にオカシクなる程に好きな俺がいる」
子供のように無邪気に嬉しそうに俺の話を聞いている凛さんの頬を撫でる。その手に優しく凛さんが、自分の手を重ねてくる。
「ねえ、良い事を思いついた! これから色んな国の言葉で愛を伝えあわない? 映画とかで互いに言いたいな! って言葉集めておいて、ときどきソレを囁くの。世界中の言葉で愛し合いましょう!」
目をキラキラさせて凛さんは、ワクワクするような提案をしてくる。
「楽しそうだね。
フランス語を話す凛さんなんてとてつもなく色っぽそうで、想像するだけでドキドキする」
そう答えると凛さんはフフフと笑う。そして身体を起こして床に寝転んでいる俺を少し見下ろす体制で魅惑的に笑う。肩から滑り落ちた髪が俺の胸を撫でる。
「Je t’aime!」
そう言いながら顔を近づけてきてキスをしてくる。
「mon prince.Je ne pense qu'à toi.」
可愛く笑いながら、俺の髪を撫で囁きながら俺の頬や耳に啄むようなキスの雨を降らせる
最初の言葉しか意味は分からなかったが、気持ちはしっかり伝わってくる。
フランス語で返せない自分のボキャブラリーがもどかしくて、俺からもキスをすることでその想いに応える。そしてそのまま朝まで再び愛し合った。
※ ※ ※
accent 強く発音する音
コチラでの外国語は、語学力のない私なので間違えているかもしれません。
もし間違いを見つけましたら教えて下さい。
ちなみにこんな感じの意味で考えて書いています。
「I treasure you.(私の宝物)」
「You make my heart skip a beat.(君は俺をときめかせる)」.
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