『застежка-молния。』

日向理

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Episode.52

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ブルルル…


ギィッ


カチッ


「はーい、とうちゃーく」

 「運転ありがとうございました」

カチャッ 



バタン

「いえいえ~」
カチャッ 



バタン

「かおりは結愛ちゃんの部屋着用意してあげて」


「私は花純さんの部屋着用意するから」

「荷物は三人にお願いしてもいいかしら?」
カチャッ 


  「はい、わかりました」

カチャッ 


         「にっしぃのぉ~そらかぁらぁ~♪」
                     ♪(´ε` )
    「あ、お父さんお風呂入ってる」


       「ゆずきちゃん!」

  「あ、はい」

バタン
  「『ウチの』お父さん、お風呂で鼻歌歌ってるわ」

        「ひがぁ~~ のぼらぬ~ようにぃ~♪」
                     ♪(´ε` )


  「ホントだ、フント君よりアクが強い 笑」

        「でしょー 笑」

ガ‥カチャッ

キィ~




     「ほれたぁ~おんなの~~ぬくもりを~~♪」
                     ♪(´ε` )


     「結愛ちゃーん、着替え用意しとくから、
  荷物出し終わったらお姉ちゃんの部屋おいで~」

   「はーい」

 「本当だ、フント君とは違う『昭和歌謡』だ」

  「アレも『石橋叩板郎』だったりして 笑」

   「あら、ゆずきちゃん、よく知ってるわね」

  「うらぎることは~~するわきゃないのさぁ~~♪」
                     ♪(´ε` )

  「ちなみにあの歌のタイトルは…」

        「んっとね」

    「『さすらいのカツオ節』かな」

  「やはり謎なタイトル 爆笑」



 「フント君は宴会場だけど、
  お父さんのは…

  スナックから漏れ聞こえるやつだね」


  「確かに 笑」

       「しょせん~~このよはぁあああ~~♪」
                     ♪(´ε` )

  「ボリュームが上がってる 笑」

     「今日はお客さんがいるから、
     ウキウキしてるんじゃない? 笑」


         「文人ぉ~」
  「ゆずきちゃんの部屋着、用意しといたぁ~?」

                 「勿論!!」
      「ピッタリなのがございました!!」

  「ん?『ぴったり』?」

 「フント君、服のセンスとかは…」

  「花純さん…」


  「わたしちょっと不安でしかないです (;・∀・)」

 「…大丈夫だよ、たぶん」

パタン
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