33 / 41
第33話 ポンポコスリーピング
しおりを挟む
(ん……んん?)
頭がぼんやりする。
(あれ? 俺、どこで何してたんだっけ……?)
夢と現実の境がハッキリしない状態で必死に頭を回転させるが、全然ダメだ。
(目開けぇ、目開けぇ)
非常に重たい瞼を必死に持ち上げる。ゆっくり薄く光が差し込んできた。なんとか焦点を合わせると、そこには──。
(え、えぇ?)
一ノ瀬さんがいた。めっちゃ近い。手のひら一つか二つ分の距離だ。まつ毛の数まで数えられる。一、二、三、一気に目が覚めた。
(ッハ!? 確か、今ダンジョン攻略中で、お昼ごはん食べて、それから──って、こ、この感触は……)
右腕は自分の頭の下に入れて枕にしていた。左腕は俺と一ノ瀬さんのちょうど真ん中あたりで、一ノ瀬さんの右手を握っていた。
ドッドッド。動機が激しい。
(な、なぜっ、こんな状況に!?)
◇
時は僅かに遡る。
実は獅堂辰巳が起きる何十分か前に一ノ瀬ヒカリは一度起きていた。
「ふぇ……」
起きた原因は単純だ。自身の涎が今にも零れ落ちそうだったためである。普段から品性を重んじる一ノ瀬ヒカリにとって、涎を垂らすなどもってのほか。どんなに眠りが深かろうが、反射的に目を覚ますよう日頃の弛まぬ努力により、その特性を開花させたのだ。
(ふぅー、危ないところでした)
その一ノ瀬ヒカリをもってしても、今回は危なかった。なぜなら今日という日に寝坊をしないために早起きしてお弁当を作ったため、睡眠時間は僅か四時間。今朝は日も昇りきらない五時から起きている。その状態でダンジョンで戦闘を繰り返していれば疲労も併さり、眠りこけてしまうのも無理はないだろう。
(ん……これはっ……)
なんとか涎を処理して事なきを得た一ノ瀬ヒカリは辺りを見渡した。そこにはピクニックシートの隅っこで丸まって眠る獅堂辰巳の姿があった。
(か、可愛いっ……。普段はちょっと目つきが悪いのがチャーミングですが、寝顔はまるで純粋無垢な子供のようで、まるで、まるで──弟っ)
むふーっ。実はこの一ノ瀬ヒカリは弟に憧れを持っていた。少し生意気で不器用で、でもすごく優しい、そんな弟に憧れていたのだ。獅堂辰巳が一つ年下だということも大きかったのだろう。彼は一ノ瀬ヒカリのスイートスポット(弟)にぶっ刺さっていたのだ。
(んしょ、んしょ)
そして一ノ瀬ヒカリは獅堂辰巳が寝てるのをいいことに真正面から距離を詰める。そして──。
(えいっ)
その少し硬い黒髪をさわさわと撫でた。
「んんー」
少しくすぐったいようにむずる獅堂辰巳。起きてる時には絶対見せないあどけない仕草に一ノ瀬ヒカリの母性ならぬ姉性は暴走していく。
(フフ、大丈夫ですよー怖くない、怖くない)
左手で頭を撫でながら、遂にはそのしなやかなのに男らしい大きな手に自分の右手を重ねてしまう。
ガシッ。
だが、触れていた手は逆に掴まれる。それはまるで姉に置いていかれたくないと縋る少年のように。
(かっ……、可愛い……)
そして一ノ瀬ヒカリはそんな獅堂辰巳を姉の如く優しく見つめていると、次第にまたまどろんでいき──。
今に至る。
◇
(……ど、どうしようか)
困惑する俺の中に悪魔と天使が生まれた。
『おい、辰巳ぃ、こんな機会二度とねぇぞ。こんな美人とこんなに近くで寝れて、しかも手まで握ってやがる。断言するね、こんな奇跡は二度と起きない。堪能し尽くせよ。なんならもっと近付いてしまえ』
『黙りなさいっ、この悪魔っ! 辰巳ダメよっ、ヒカリちゃんが起きる前にそっと手を放して離れるのっ! これが原因で気まずくなってデュオ解散なんてなったら元も子もないわっ! ヒカリちゃんは清らかなアナタだからこそ、こんな無防備になってるのっ、それを裏切っちゃダメ!』
『うるせー!! バレなきゃいいんだよ!! ほら、寝相が悪かったってことで乳でも触っとけ!』
『このっ、バカバカッ、女の子はそういうの分かるんだからねっ! バレるんだからねっ!!』
俺の中の天使と悪魔はまさに聖戦……ならぬ性戦を繰り広げていた。
(あと、どうでもいいけど、なんで俺の中の天使はオネェなんだよ……)
動揺しすぎた頭が生み出した俺は自分の中でも見たことのない部分だった。
(……んー、でももう少しだけ……)
とりあえず天使も悪魔も不採用にし、現状維持を選択する。いや仕方あるまい。恋人もいたことがなければキスも何もしたことない俺にとって、この状況は甘美すぎた。
俺はこの胸のキュンキュンに身を任せ、しばし寝たふりをした。だが──。
「……タツミ、起きてるでしょ」
………………。ネテルヨ。
「心拍数が二十上がった。タツミ、今の心拍数聞きたい? ひゃくさんじゅー、びーつ、ぱー、みにっつだよ? 知ってる? 安静時に百二十を超えると頻脈だって。心臓大丈夫かな?」
ぬっと、俺の顔の上に影が落ちる。
「ふぅーぁー、良く寝た。お、アンナおはよ。アンナも寝れたか? って、まだ一ノ瀬さんは寝てるのか。ハハ、朝が弱いって言ってたから無理してたんだろうなー」
無理だ。これ以上寝たふりは無理だ。そう悟り、俺は今起きたことにする。
「タツミ邪魔したこと怒ってる?」
「ナ、ナンノコトかな? 別に怒るようなコトナンテナイヨ?」
「そ。良かった。怒ってたらお詫びにヒカリとタツミが仲良く手を繋いで眠ってる写真を送ってあげようと思ったけど要らなかったね。じゃあ消──」
「くれ」
「ん?」
目をクルクルと回すアンナ。こーいう時はなんて言うんだっけ、というヤツだ。
「……ぐぬぬぬぬ。下さい……」
「何を?」
(こ、こいつぅううう!!)
アンナは白々しい顔で口をパカパカ開けて煽ってくる。だが、その写真は欲しい。俺もダンジョンモーラーである前に十八歳の男の子なのだ。一ノ瀬さんと仲良く眠りこけてる写真なんか何度見たって心拍数百三十オーバーさせる自信がある。
(べ、別に好きとかやましい気持ちがあるとか、そういうわけじゃないんだっ。ただ、あまりにもそういう経験がないから、その貴重な青春の一ページをメモリーに刻んだってバチは当たらないだろ!!)
俺は誰に対するわけでもなく心の中で言い訳をした。
「……アンナ、頼む。俺はこんなことでマスター権限を使って、無理やり命令したくないんだ」
「え、いやマスター権限とかないけど?」
ないのかっ!?
「……えと、うん。じゃあ、その、お願いだ。灰色の青春を送ってきた俺に一度くらい甘酸っぱい思い出があったという証を残させてくれよ……」
神話級に小生意気なオートマタによって俺のプライドはズタズタだった。
「タツミがそこまで言うなら仕方ない。大事にするんだよ」
「ありがとうっ、ありがとうっ」
「ふぇ、何を……大事にするんですかぁ?」
(!? こ、このタイミングで!?)
一ノ瀬さんが起きてしまった。あんな状態での写真を俺が欲しがったとなれば確信犯だと疑われる。いや、タヌキ寝入りしてそのままでいようとしたのだから確信犯なのだが。
「ほわっ、そ、そりゃ、このアンナという掛け替えのない仲間をこれからも大事にするって改めて、な! もちろん、一ノ瀬さんのことも大事な仲間だ。ハハ、ハハハハハ」
「フフ、それは素敵れす」
寝ぼけている一ノ瀬さんをなんとか誤魔化せた。
「タツミ、良かったね」
「お、おう」
ダンジョンで昼寝。想像以上に心臓に悪いイベントだった。次からはもう少し気を付けようと思う。
◇
などと、無事乗り切ったと思っている辰巳だが、一ノ瀬ヒカリは──
(フフ、慌てる辰巳君も可愛いですね。あとで私もアンナさんにお願いして写真を送ってもらわないと)
辰巳より余程強かであった。
頭がぼんやりする。
(あれ? 俺、どこで何してたんだっけ……?)
夢と現実の境がハッキリしない状態で必死に頭を回転させるが、全然ダメだ。
(目開けぇ、目開けぇ)
非常に重たい瞼を必死に持ち上げる。ゆっくり薄く光が差し込んできた。なんとか焦点を合わせると、そこには──。
(え、えぇ?)
一ノ瀬さんがいた。めっちゃ近い。手のひら一つか二つ分の距離だ。まつ毛の数まで数えられる。一、二、三、一気に目が覚めた。
(ッハ!? 確か、今ダンジョン攻略中で、お昼ごはん食べて、それから──って、こ、この感触は……)
右腕は自分の頭の下に入れて枕にしていた。左腕は俺と一ノ瀬さんのちょうど真ん中あたりで、一ノ瀬さんの右手を握っていた。
ドッドッド。動機が激しい。
(な、なぜっ、こんな状況に!?)
◇
時は僅かに遡る。
実は獅堂辰巳が起きる何十分か前に一ノ瀬ヒカリは一度起きていた。
「ふぇ……」
起きた原因は単純だ。自身の涎が今にも零れ落ちそうだったためである。普段から品性を重んじる一ノ瀬ヒカリにとって、涎を垂らすなどもってのほか。どんなに眠りが深かろうが、反射的に目を覚ますよう日頃の弛まぬ努力により、その特性を開花させたのだ。
(ふぅー、危ないところでした)
その一ノ瀬ヒカリをもってしても、今回は危なかった。なぜなら今日という日に寝坊をしないために早起きしてお弁当を作ったため、睡眠時間は僅か四時間。今朝は日も昇りきらない五時から起きている。その状態でダンジョンで戦闘を繰り返していれば疲労も併さり、眠りこけてしまうのも無理はないだろう。
(ん……これはっ……)
なんとか涎を処理して事なきを得た一ノ瀬ヒカリは辺りを見渡した。そこにはピクニックシートの隅っこで丸まって眠る獅堂辰巳の姿があった。
(か、可愛いっ……。普段はちょっと目つきが悪いのがチャーミングですが、寝顔はまるで純粋無垢な子供のようで、まるで、まるで──弟っ)
むふーっ。実はこの一ノ瀬ヒカリは弟に憧れを持っていた。少し生意気で不器用で、でもすごく優しい、そんな弟に憧れていたのだ。獅堂辰巳が一つ年下だということも大きかったのだろう。彼は一ノ瀬ヒカリのスイートスポット(弟)にぶっ刺さっていたのだ。
(んしょ、んしょ)
そして一ノ瀬ヒカリは獅堂辰巳が寝てるのをいいことに真正面から距離を詰める。そして──。
(えいっ)
その少し硬い黒髪をさわさわと撫でた。
「んんー」
少しくすぐったいようにむずる獅堂辰巳。起きてる時には絶対見せないあどけない仕草に一ノ瀬ヒカリの母性ならぬ姉性は暴走していく。
(フフ、大丈夫ですよー怖くない、怖くない)
左手で頭を撫でながら、遂にはそのしなやかなのに男らしい大きな手に自分の右手を重ねてしまう。
ガシッ。
だが、触れていた手は逆に掴まれる。それはまるで姉に置いていかれたくないと縋る少年のように。
(かっ……、可愛い……)
そして一ノ瀬ヒカリはそんな獅堂辰巳を姉の如く優しく見つめていると、次第にまたまどろんでいき──。
今に至る。
◇
(……ど、どうしようか)
困惑する俺の中に悪魔と天使が生まれた。
『おい、辰巳ぃ、こんな機会二度とねぇぞ。こんな美人とこんなに近くで寝れて、しかも手まで握ってやがる。断言するね、こんな奇跡は二度と起きない。堪能し尽くせよ。なんならもっと近付いてしまえ』
『黙りなさいっ、この悪魔っ! 辰巳ダメよっ、ヒカリちゃんが起きる前にそっと手を放して離れるのっ! これが原因で気まずくなってデュオ解散なんてなったら元も子もないわっ! ヒカリちゃんは清らかなアナタだからこそ、こんな無防備になってるのっ、それを裏切っちゃダメ!』
『うるせー!! バレなきゃいいんだよ!! ほら、寝相が悪かったってことで乳でも触っとけ!』
『このっ、バカバカッ、女の子はそういうの分かるんだからねっ! バレるんだからねっ!!』
俺の中の天使と悪魔はまさに聖戦……ならぬ性戦を繰り広げていた。
(あと、どうでもいいけど、なんで俺の中の天使はオネェなんだよ……)
動揺しすぎた頭が生み出した俺は自分の中でも見たことのない部分だった。
(……んー、でももう少しだけ……)
とりあえず天使も悪魔も不採用にし、現状維持を選択する。いや仕方あるまい。恋人もいたことがなければキスも何もしたことない俺にとって、この状況は甘美すぎた。
俺はこの胸のキュンキュンに身を任せ、しばし寝たふりをした。だが──。
「……タツミ、起きてるでしょ」
………………。ネテルヨ。
「心拍数が二十上がった。タツミ、今の心拍数聞きたい? ひゃくさんじゅー、びーつ、ぱー、みにっつだよ? 知ってる? 安静時に百二十を超えると頻脈だって。心臓大丈夫かな?」
ぬっと、俺の顔の上に影が落ちる。
「ふぅーぁー、良く寝た。お、アンナおはよ。アンナも寝れたか? って、まだ一ノ瀬さんは寝てるのか。ハハ、朝が弱いって言ってたから無理してたんだろうなー」
無理だ。これ以上寝たふりは無理だ。そう悟り、俺は今起きたことにする。
「タツミ邪魔したこと怒ってる?」
「ナ、ナンノコトかな? 別に怒るようなコトナンテナイヨ?」
「そ。良かった。怒ってたらお詫びにヒカリとタツミが仲良く手を繋いで眠ってる写真を送ってあげようと思ったけど要らなかったね。じゃあ消──」
「くれ」
「ん?」
目をクルクルと回すアンナ。こーいう時はなんて言うんだっけ、というヤツだ。
「……ぐぬぬぬぬ。下さい……」
「何を?」
(こ、こいつぅううう!!)
アンナは白々しい顔で口をパカパカ開けて煽ってくる。だが、その写真は欲しい。俺もダンジョンモーラーである前に十八歳の男の子なのだ。一ノ瀬さんと仲良く眠りこけてる写真なんか何度見たって心拍数百三十オーバーさせる自信がある。
(べ、別に好きとかやましい気持ちがあるとか、そういうわけじゃないんだっ。ただ、あまりにもそういう経験がないから、その貴重な青春の一ページをメモリーに刻んだってバチは当たらないだろ!!)
俺は誰に対するわけでもなく心の中で言い訳をした。
「……アンナ、頼む。俺はこんなことでマスター権限を使って、無理やり命令したくないんだ」
「え、いやマスター権限とかないけど?」
ないのかっ!?
「……えと、うん。じゃあ、その、お願いだ。灰色の青春を送ってきた俺に一度くらい甘酸っぱい思い出があったという証を残させてくれよ……」
神話級に小生意気なオートマタによって俺のプライドはズタズタだった。
「タツミがそこまで言うなら仕方ない。大事にするんだよ」
「ありがとうっ、ありがとうっ」
「ふぇ、何を……大事にするんですかぁ?」
(!? こ、このタイミングで!?)
一ノ瀬さんが起きてしまった。あんな状態での写真を俺が欲しがったとなれば確信犯だと疑われる。いや、タヌキ寝入りしてそのままでいようとしたのだから確信犯なのだが。
「ほわっ、そ、そりゃ、このアンナという掛け替えのない仲間をこれからも大事にするって改めて、な! もちろん、一ノ瀬さんのことも大事な仲間だ。ハハ、ハハハハハ」
「フフ、それは素敵れす」
寝ぼけている一ノ瀬さんをなんとか誤魔化せた。
「タツミ、良かったね」
「お、おう」
ダンジョンで昼寝。想像以上に心臓に悪いイベントだった。次からはもう少し気を付けようと思う。
◇
などと、無事乗り切ったと思っている辰巳だが、一ノ瀬ヒカリは──
(フフ、慌てる辰巳君も可愛いですね。あとで私もアンナさんにお願いして写真を送ってもらわないと)
辰巳より余程強かであった。
21
あなたにおすすめの小説
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
配信者ルミ、バズる~超難関ダンジョンだと知らず、初級ダンジョンだと思ってクリアしてしまいました~
てるゆーぬ(旧名:てるゆ)
ファンタジー
女主人公です(主人公は恋愛しません)。18歳。ダンジョンのある現代社会で、探索者としてデビューしたルミは、ダンジョン配信を始めることにした。近くの町に初級ダンジョンがあると聞いてやってきたが、ルミが発見したのは超難関ダンジョンだった。しかしそうとは知らずに、ルミはダンジョン攻略を開始し、ハイランクの魔物たちを相手に無双する。その様子は全て生配信でネットに流され、SNSでバズりまくり、同接とチャンネル登録数は青天井に伸び続けるのだった。
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる