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高音よりも低音が難しい
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カラオケの翌日から、ヤッホー! の元ネタのDVDを借りたり、歌詞を読んだりした。まず曲の世界観を知り、楽しめるようになるのが大事だと思った。そのおかげか、自分のソロも大分まともに歌えるようなってきた。
さて、毎度いつものコミュニティにメンバーが集まり、練習が始まった。歌う前の発声練習をすませると、或斗から話が出た。
「今日からこの曲もやるわよ~♪」
この曲とは「いつの日か王子様に」だ。「ヤッホー!」と同じアニメが元ネタの歌である。この曲も宅のみの時に、そのうち練習するから聴くだけはしといてねと言われた。最近「ヤッホー!」が全体で安定して歌えるようになったので、この曲も練習をするのだろう。
「楽譜は既に渡したから分かると思うけど、この曲は混成四部合唱、ソプラノ、アルト、テノール、ベースの4パートに分かれて歌うわ」
「あれ? つうことは、四人いれば十分歌えるんじゃねえか?」
左京が素朴な疑問を或斗に投げかけてきた。
「そうだけどね、パートの戦力バランスを良くするために、二人で歌うところも設けたいわけ。例えば二曲続けて歌う時に、テノールの人が次はアルトをやるっていうのも実例としてみたことがあるわよ♪」
「つまり、下手糞には上手い奴を合わせるってことか?」
「言葉は悪いけどそうなるわね♪」
本当に言葉が悪いやと思った。
「何か他人事で聞いてるようなセーム君、君のことよ」
「ふぇっ!?」
「ついでに馬上君」
「……そうなのか」
「私の経験上、合唱始めたての男子と女子がいたとして、女子の方が成長スピードが早いイメージあるわね。現時点でアデルちゃんは音楽的センスがあってわりかし上手い、左京ちゃんは度胸と声量が十二分にある。セーム君は上手い時は上手いけど、下手な時は下手で安定性に欠けるところがあるし度胸がないところがある、馬上君はまだまだ発展途上国って感じで、全体的に伸ばさないといけない感じ。はっきり言ったけど、まだまだ伸びしろはあるから気にしないでね」
「十分気にしてます」
「……ショボーン」
自分も馬上も落ち込んでいた。
「二人とも暗い顔しないの! 声質まで暗くなるわよ! 二人にはこの曲でベースをやってもらうわよ!」
今までテノールで歌ってきたので、ベースと聞いてちょっと心配になった。
「えっ? ってことはテノールは誰が?」
「私がやるわ。それでパートのバランスが良くなるはずよ。それで二人の歌い方についてだけど、楽譜見る限り低音域も中音域も同等の量を歌うわね。低音域は馬上君、中音域はセーム君が軸になるように歌ってね」
「了解」
「……うい」
というわけで、歌の練習がスタートした。今日は音取りをメインにやる感じで、ちょこちょこ或斗が止めながら、皆の歌声と楽譜の音が合っているかを確かめていく。予め皆がもらったCDで耳にメロディが入っていたので、止めるといっても、そこまで練習を進めるテンポは遅くはならなかった。
「音符の下に、音符をつなぐように弧線が書いてあるわよね。これはtslur。音を階段を上がるように出さずに、坂道をスーと上る感じで歌ってね」
「う~ん、なんかイメージが掴みづらい説明だよ~」
「スラーじゃない例を大げさにやるとあ~っ! え~っ! い~っ! こんな感じでブツブツと音を切った感じがダメ。あ~え~い~♪って感じで違う音がつながっている感じで歌うのがスラーよ」
「……なるほど」
テンポ良く音取りが進み、終盤に入りつつあった。
「曲の最後の方にpedendsiって言葉があるわね。これはだんだん遅く、同時にだんだん弱く、次第に消えるようにっていう意味があるの。それを意識して歌ってね」
「なんか同時にやれっつうのもやりづれえなあ。説明しづらいんだけど、頭が思った通りに喉を上手く操れない感じがあるっつうか」
左京が頭をかいている。
「確かに自分も歌っているとそういう感覚はよくあるな」
「だろ?」
「歌の練習のあるあるネタね。まあ練習して慣れれば大丈夫よ」
曲の音取りも最後までいったので、通しで何回か歌った。自分の素人耳で聞いた感じでも、そこまで悪くはない感じはある。これで平穏に練習も終わるだろう。
「ではここから、馬上君、セーム君の二人だけに歌ってもらいましょう。アデルちゃん、恋奈ちゃんは観客の一人として遠慮なく悪いとこをいってちょうだいね♪」
「おう、まかせろい!」
「了解であります!」
もしかして、今うかつに心の中で思った事が災難のフラグを立てちゃったのか!? だとしたら馬上、申し訳ねえ!
「女性陣は及第点よ。問題は二人の声がどうしてもばらける感じあるのよね。中音域はそこまで悪くないか、そうね……」
或斗が楽譜を見ながら考えている。
「この曲のここが低音で歌うところか……よし、お二人さん! ここ歌ってみて!」
或斗に指示されたところを二人で歌った。馬上はそこまで問題ない歌声を出してる感じがある。問題は自分だ。ベースは初めてなのもあるが、テノールの時よりもしっくり来る歌声を上手く出せてない感覚がある。
「なんか、セーム君の声がぎこちない感じあるね~」
「つうか馬上だけでいいなこれ」
女性陣が容赦のない突っ込みを飛ばしてきた。メンタルそんなに強くないので手加減してくれないもんかな?
「原因はセーム君ね、低音が上手くないわ。ならば、低音の発声方法を学びましょうか。馬上君は低音をどう出しているかな?」
「……しいて言うなら、何も意識しない事を意識している……低音を必死で出すんじゃなく……自然に出すイメージでやってる」
「それはそれであっているわね。以前私が話したけど、低音の出る人は声帯が大きい人なの。それをふまえて、音を出すときに、口とか喉頭とか気道とかを大きくするように意識した方が低い音は出やすいの。ではセーム君、それを意識して低音のシの音を出してみて」
とぅ~ん♪
「あ~」
或斗が電子キーボードピアノで出した低音のシに合わせて声を出す。自分の声質は悪くないがなんか思ったよりも響かない。
「なんか締まりがねえ声だな」
「声は汚くはないけど、魅力がないね。モブキャラ風味の声かな?」
「セーム君、ボリュームが無いわ。もう少し息を出して、それを音に変える感じでやってみなさい」
「あー!」
「それはただ音を大きく出しているだけね、響きが宜しくない喉声。この前教えたあくびの形や腹式呼吸を意識して、お腹で声を出すようにしなさい!」
「ようし、あ~!!」
「おい! ますます声が汚くなってんぞ!」
「こりゃあツボにはまったみたいだね~」
ダメだ~~!! 上手くできないスパイラルにハマりつつある!!
この調子で何時間もダラダラとひっぱりそうな予感がするよ……。
「セーム君を甘やかすつもりじゃないけど、低音って限界があるんだよね馬上君?」
「……そうだ。声帯の大きさが個人個人で決まっているから……当然出せる音域にも制限がある」
「そうそれよ。確かに身体の構造的な限界ってのはあるけど、大抵の人は限界近くまで出していないっていうのが経験論で言えるわよ。私はね、セーム君の限界を引き出してやりたいのよ。ただね、私は高音の練習はよくやっているけど、低音はあまり練習してないから、どう教えればいいか悩んでいるのよね~」
或斗が音楽の教え方で悩むとは珍しい。
「そうだ! 顔の上下の角度を変えてみるのはどうかな~? そうやって声の高さを調整する人もいるよね~♪」
アデルの提案に或斗の表情が変わった。
「あっ、その手があった! よし、アデル案試してみようか! セーム君、顔を上下に振りながらう歌ってみよ!」
「OK、あ――――――♪」
アデル案のもと試しに声を出してみる。顔の角度を上げると全然低音が出せる状態にならない。今度は顔の角度を下げてみた。声の質が良くなっていく、締まりのない低音からカッコいい低音にシフトチェンジした感じはある。さらに顔の角度を下げると、完全に下を見ている状態となり声が出しづらくなたt。
「よし! セームくんそれくらいでいいわよ。これは皆にも役に立つ事だからよく聞いてね。声を出しやすい顔の角度ってのもあって、こんな感じで顔の角度を変えながら自分にとって一番良い角度を探すといいわよ。あと、アデルちゃん、顔の角度は極力同じにするようにすること。基本は顎を少し引いた状態がベストと言われているわ」
「了解! 私もやってみよ~♪」
自分に続き、他のメンバーも、自分にとって一番響きの良い顔の角度を模索していった。自分も試しに高音を出しながら試してみたが、響きが気持ちよくなった気がする。
「セームくんは地声的に高音は出しやすいみたいで、そのせいか、あんまし顔の角度を意識しなくてもいい音は出せてたみたいね」
「うん、そのようだ。そういえば、響きが良くなったら頭から抜けていく感覚があるな」
「あっ! それいい感覚よ! 実際、頭の後ろから声を響かせるように教える指導者が多いのよ! ちなみに専門用語でmaschera! イタリア語で仮面を意味するの。文字通り、顔に声を当てるようにする感覚で歌うってことよ。でも、実際にそれをやると頭のつむじあたりから響く感覚があるわね」
「なあ或斗! 今の感じを歌で試したいから、男子だけタイムを終わらせて、女子も含めて合唱しようぜ!」
「了解よ恋奈ちゃん! それじゃあ実践を交えながら皆でいきましょうか!」
今日の練習で「いつの日か王子様に」の形がある程度出来上がった。合唱祭の日もそう遠くはないが、着々と団員の歌の準備は進んでいる。こういうイベント事って、本番前の緊張が半端なかったんだが、今はなぜか、全力で楽しみたい気持ちが強い。自分ってこんなキャラだったかな? 短い期間で自分の意識も変わったような気がした。
さて、毎度いつものコミュニティにメンバーが集まり、練習が始まった。歌う前の発声練習をすませると、或斗から話が出た。
「今日からこの曲もやるわよ~♪」
この曲とは「いつの日か王子様に」だ。「ヤッホー!」と同じアニメが元ネタの歌である。この曲も宅のみの時に、そのうち練習するから聴くだけはしといてねと言われた。最近「ヤッホー!」が全体で安定して歌えるようになったので、この曲も練習をするのだろう。
「楽譜は既に渡したから分かると思うけど、この曲は混成四部合唱、ソプラノ、アルト、テノール、ベースの4パートに分かれて歌うわ」
「あれ? つうことは、四人いれば十分歌えるんじゃねえか?」
左京が素朴な疑問を或斗に投げかけてきた。
「そうだけどね、パートの戦力バランスを良くするために、二人で歌うところも設けたいわけ。例えば二曲続けて歌う時に、テノールの人が次はアルトをやるっていうのも実例としてみたことがあるわよ♪」
「つまり、下手糞には上手い奴を合わせるってことか?」
「言葉は悪いけどそうなるわね♪」
本当に言葉が悪いやと思った。
「何か他人事で聞いてるようなセーム君、君のことよ」
「ふぇっ!?」
「ついでに馬上君」
「……そうなのか」
「私の経験上、合唱始めたての男子と女子がいたとして、女子の方が成長スピードが早いイメージあるわね。現時点でアデルちゃんは音楽的センスがあってわりかし上手い、左京ちゃんは度胸と声量が十二分にある。セーム君は上手い時は上手いけど、下手な時は下手で安定性に欠けるところがあるし度胸がないところがある、馬上君はまだまだ発展途上国って感じで、全体的に伸ばさないといけない感じ。はっきり言ったけど、まだまだ伸びしろはあるから気にしないでね」
「十分気にしてます」
「……ショボーン」
自分も馬上も落ち込んでいた。
「二人とも暗い顔しないの! 声質まで暗くなるわよ! 二人にはこの曲でベースをやってもらうわよ!」
今までテノールで歌ってきたので、ベースと聞いてちょっと心配になった。
「えっ? ってことはテノールは誰が?」
「私がやるわ。それでパートのバランスが良くなるはずよ。それで二人の歌い方についてだけど、楽譜見る限り低音域も中音域も同等の量を歌うわね。低音域は馬上君、中音域はセーム君が軸になるように歌ってね」
「了解」
「……うい」
というわけで、歌の練習がスタートした。今日は音取りをメインにやる感じで、ちょこちょこ或斗が止めながら、皆の歌声と楽譜の音が合っているかを確かめていく。予め皆がもらったCDで耳にメロディが入っていたので、止めるといっても、そこまで練習を進めるテンポは遅くはならなかった。
「音符の下に、音符をつなぐように弧線が書いてあるわよね。これはtslur。音を階段を上がるように出さずに、坂道をスーと上る感じで歌ってね」
「う~ん、なんかイメージが掴みづらい説明だよ~」
「スラーじゃない例を大げさにやるとあ~っ! え~っ! い~っ! こんな感じでブツブツと音を切った感じがダメ。あ~え~い~♪って感じで違う音がつながっている感じで歌うのがスラーよ」
「……なるほど」
テンポ良く音取りが進み、終盤に入りつつあった。
「曲の最後の方にpedendsiって言葉があるわね。これはだんだん遅く、同時にだんだん弱く、次第に消えるようにっていう意味があるの。それを意識して歌ってね」
「なんか同時にやれっつうのもやりづれえなあ。説明しづらいんだけど、頭が思った通りに喉を上手く操れない感じがあるっつうか」
左京が頭をかいている。
「確かに自分も歌っているとそういう感覚はよくあるな」
「だろ?」
「歌の練習のあるあるネタね。まあ練習して慣れれば大丈夫よ」
曲の音取りも最後までいったので、通しで何回か歌った。自分の素人耳で聞いた感じでも、そこまで悪くはない感じはある。これで平穏に練習も終わるだろう。
「ではここから、馬上君、セーム君の二人だけに歌ってもらいましょう。アデルちゃん、恋奈ちゃんは観客の一人として遠慮なく悪いとこをいってちょうだいね♪」
「おう、まかせろい!」
「了解であります!」
もしかして、今うかつに心の中で思った事が災難のフラグを立てちゃったのか!? だとしたら馬上、申し訳ねえ!
「女性陣は及第点よ。問題は二人の声がどうしてもばらける感じあるのよね。中音域はそこまで悪くないか、そうね……」
或斗が楽譜を見ながら考えている。
「この曲のここが低音で歌うところか……よし、お二人さん! ここ歌ってみて!」
或斗に指示されたところを二人で歌った。馬上はそこまで問題ない歌声を出してる感じがある。問題は自分だ。ベースは初めてなのもあるが、テノールの時よりもしっくり来る歌声を上手く出せてない感覚がある。
「なんか、セーム君の声がぎこちない感じあるね~」
「つうか馬上だけでいいなこれ」
女性陣が容赦のない突っ込みを飛ばしてきた。メンタルそんなに強くないので手加減してくれないもんかな?
「原因はセーム君ね、低音が上手くないわ。ならば、低音の発声方法を学びましょうか。馬上君は低音をどう出しているかな?」
「……しいて言うなら、何も意識しない事を意識している……低音を必死で出すんじゃなく……自然に出すイメージでやってる」
「それはそれであっているわね。以前私が話したけど、低音の出る人は声帯が大きい人なの。それをふまえて、音を出すときに、口とか喉頭とか気道とかを大きくするように意識した方が低い音は出やすいの。ではセーム君、それを意識して低音のシの音を出してみて」
とぅ~ん♪
「あ~」
或斗が電子キーボードピアノで出した低音のシに合わせて声を出す。自分の声質は悪くないがなんか思ったよりも響かない。
「なんか締まりがねえ声だな」
「声は汚くはないけど、魅力がないね。モブキャラ風味の声かな?」
「セーム君、ボリュームが無いわ。もう少し息を出して、それを音に変える感じでやってみなさい」
「あー!」
「それはただ音を大きく出しているだけね、響きが宜しくない喉声。この前教えたあくびの形や腹式呼吸を意識して、お腹で声を出すようにしなさい!」
「ようし、あ~!!」
「おい! ますます声が汚くなってんぞ!」
「こりゃあツボにはまったみたいだね~」
ダメだ~~!! 上手くできないスパイラルにハマりつつある!!
この調子で何時間もダラダラとひっぱりそうな予感がするよ……。
「セーム君を甘やかすつもりじゃないけど、低音って限界があるんだよね馬上君?」
「……そうだ。声帯の大きさが個人個人で決まっているから……当然出せる音域にも制限がある」
「そうそれよ。確かに身体の構造的な限界ってのはあるけど、大抵の人は限界近くまで出していないっていうのが経験論で言えるわよ。私はね、セーム君の限界を引き出してやりたいのよ。ただね、私は高音の練習はよくやっているけど、低音はあまり練習してないから、どう教えればいいか悩んでいるのよね~」
或斗が音楽の教え方で悩むとは珍しい。
「そうだ! 顔の上下の角度を変えてみるのはどうかな~? そうやって声の高さを調整する人もいるよね~♪」
アデルの提案に或斗の表情が変わった。
「あっ、その手があった! よし、アデル案試してみようか! セーム君、顔を上下に振りながらう歌ってみよ!」
「OK、あ――――――♪」
アデル案のもと試しに声を出してみる。顔の角度を上げると全然低音が出せる状態にならない。今度は顔の角度を下げてみた。声の質が良くなっていく、締まりのない低音からカッコいい低音にシフトチェンジした感じはある。さらに顔の角度を下げると、完全に下を見ている状態となり声が出しづらくなたt。
「よし! セームくんそれくらいでいいわよ。これは皆にも役に立つ事だからよく聞いてね。声を出しやすい顔の角度ってのもあって、こんな感じで顔の角度を変えながら自分にとって一番良い角度を探すといいわよ。あと、アデルちゃん、顔の角度は極力同じにするようにすること。基本は顎を少し引いた状態がベストと言われているわ」
「了解! 私もやってみよ~♪」
自分に続き、他のメンバーも、自分にとって一番響きの良い顔の角度を模索していった。自分も試しに高音を出しながら試してみたが、響きが気持ちよくなった気がする。
「セームくんは地声的に高音は出しやすいみたいで、そのせいか、あんまし顔の角度を意識しなくてもいい音は出せてたみたいね」
「うん、そのようだ。そういえば、響きが良くなったら頭から抜けていく感覚があるな」
「あっ! それいい感覚よ! 実際、頭の後ろから声を響かせるように教える指導者が多いのよ! ちなみに専門用語でmaschera! イタリア語で仮面を意味するの。文字通り、顔に声を当てるようにする感覚で歌うってことよ。でも、実際にそれをやると頭のつむじあたりから響く感覚があるわね」
「なあ或斗! 今の感じを歌で試したいから、男子だけタイムを終わらせて、女子も含めて合唱しようぜ!」
「了解よ恋奈ちゃん! それじゃあ実践を交えながら皆でいきましょうか!」
今日の練習で「いつの日か王子様に」の形がある程度出来上がった。合唱祭の日もそう遠くはないが、着々と団員の歌の準備は進んでいる。こういうイベント事って、本番前の緊張が半端なかったんだが、今はなぜか、全力で楽しみたい気持ちが強い。自分ってこんなキャラだったかな? 短い期間で自分の意識も変わったような気がした。
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