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壁ドンで惚れた相手は壁だった!?
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放課後、誰もいない教室で僕はある練習をしていた。
「君が好きだ!」
どん
僕はいわゆる壁ドンの練習をしていた。
この世界での数日間、僕が何をしても男に好かれてしまう事になる。ならば男に愛される前にその辺のモブ女子に告白してしまえば良しと思った。
とはいえ、ここはBLの世界。そのキャラが顔の作画すらない女子に告白するのは裏技通り越してバグ技、この世界が壊れるのではないか? という不安も少しあった。
「でも、僕は顔がなくても女の子にもてたいんだ!」
そして放課後に毎日女の子が惚れる告白の練習の仕方を練習していた。壁ドンもその一つである。今日までに何百回壁をドンしたか数え切れないほどである。
「よし、自信はついた。告白にいくぞ」
一応告白成功のためにフラグはたてておいた。告白予定のモブ女子A子さんにお菓子をあげたり、なにげない会話をしたり、優しくしたりと好感度をあげるようなことはしておいた。
放課後に、一人でユーフォニアムの個人練習をしているA子さんの姿があった。
「A子さん、練習している時にごめん。大事な話があるんだ」
「いいよ佐倉君、話ってなに?」
俺はA子さんの手を握ってひっぱり、上手く壁際に誘導した。
だぁん
思いきし右手で壁を叩きながらA子さんに顔を近づけた。
「僕はA子さんが好きだ! 一目見た時から君が好きだった! 関係が壊れそうかなと思って友達のままでいようと思ったけど、もう自分に嘘をつけない! 付き合ってくれ!」
「ごめんなさい!」
がぁーん! 即答で断られた! もてもての転生特典は女の子には有効じゃなかったのか!
たったった
A子さんがすぐにその場を去って行った。
「く、くそっ! これで男と付き合わなくてすむとおもったのに!!」
(ハートがブレイクで可哀想な子猫ちゃん、あの子のかわりに俺と付き合わないか?)
ハートがきゅんとなりそうなイケメンボイスが聞こえたが、今の僕には背筋が凍るものだった。まさかこの告白を見た男子がいて、そいつにフラグをたててしまったのか?
(毎日毎日エブリデイ、俺を叩いて、さらにホットフレーズを説きやがって、おかげで惚れてしまったじゃねえか)
「叩いて? 僕は誰も叩いた覚えはないぞ」
ずぶぶぶ
あれ、なんか身体が動いている。いや、正確には壁が僕を引きずり込んでいるみたいだ……はぁっ!?
「ちょっと! なんでいきなりホラー現象が起きちゃうわけ! 僕はホラー展開苦手なんだ!」
(ふふふ、素直じゃないなぁ子猫ちゃん、さぁ、俺の世界にカモン!)
「……まさか、今喋っているのは壁?」
(そう、君が壁ドンなんてしゃれた真似するから惚れちまったってわけさ)
「いやあああ!! 誰か助けてえええ!!」
ずぶぶぶぶ
僕の悲鳴は誰もいない校舎に響くだけである。やがて、校舎から僕の姿は消えた。
気がつけば僕は狭い空間にいた。僕の四方は四つの壁で囲まれている。天井を見ると果てしなく高い場所にある。そして服を脱いだ覚えがないのにすっぽんぽんの状態だ。
「こんな展開になるなんて、元のBLゲームの制作者頭おかしいんじゃないのか……」
(さぁ、ここが俺と子猫ちゃんの愛をはぐくむ場所さ)
にょきぃ
え、壁からきのこ、いや、性器がいっぱいでてきたっ!? しかも全部フル勃起している!?
(さぁ子猫ちゃん、俺のラブをパッシブしてくれ)
壁から伸びた無数の性器が僕の身体にこすりつけられていく。口にも無理矢理ちんこが二、三本挿入され、そしてお尻の中にも挿入されていった。
「くそっ、こんなレイプみたいな状況なのに、こんな状況なのぃ! 感じてしまうなんて!!」
普通なら痛さや気持ち悪さを感じる状況なのに、自分の心はもっと犯してと願っている。
(さぁ、恥ずかしがらないで、自分の性欲に素直になりなよ!)
壁から伸びた性器が、より激しく僕を愛撫した。徐々にとくんとくんと脈動の音を強くする性器で僕は察する。
(そろそろイクよ! 一緒にイこうよ!)
「やだっ! 一緒になんてイきたくない!」
でも、自身の性器は既に射精の臨界点まで達していた。
どびゅう びゅる びゅくん
壁からの無数の性器が僕の全身に大量の精液を浴びせ、そして僕の体内にも放出した。同時に僕も一緒に射精してしまったのだ。
「はぁはぁ、やっと終わった……」
(なにを言っているんだい! ユーが壁ドンした回数分射精しないと気が治まらないんだ!)
ちょっと待て、僕はかなりの回数壁ドンをしたぞ! 一体この卑猥地獄を何百回味わうことになるんだっ!?
(さぁ、永久に壁とラブラブしようじゃないか)
「いやあああああ!!」
そして、また僕は自宅のベッドで眠っていた。いつの時からか考えるのをやめていた。それでも長時間壁とのセックスが繰り替えさていた記憶がある。
「なんていうバッドエンディングだよ……」
もちろん壁とのセックスの記録もアルバムに残されていた。そして壁とのエンドは幻のレアエンドとのことだった。
「君が好きだ!」
どん
僕はいわゆる壁ドンの練習をしていた。
この世界での数日間、僕が何をしても男に好かれてしまう事になる。ならば男に愛される前にその辺のモブ女子に告白してしまえば良しと思った。
とはいえ、ここはBLの世界。そのキャラが顔の作画すらない女子に告白するのは裏技通り越してバグ技、この世界が壊れるのではないか? という不安も少しあった。
「でも、僕は顔がなくても女の子にもてたいんだ!」
そして放課後に毎日女の子が惚れる告白の練習の仕方を練習していた。壁ドンもその一つである。今日までに何百回壁をドンしたか数え切れないほどである。
「よし、自信はついた。告白にいくぞ」
一応告白成功のためにフラグはたてておいた。告白予定のモブ女子A子さんにお菓子をあげたり、なにげない会話をしたり、優しくしたりと好感度をあげるようなことはしておいた。
放課後に、一人でユーフォニアムの個人練習をしているA子さんの姿があった。
「A子さん、練習している時にごめん。大事な話があるんだ」
「いいよ佐倉君、話ってなに?」
俺はA子さんの手を握ってひっぱり、上手く壁際に誘導した。
だぁん
思いきし右手で壁を叩きながらA子さんに顔を近づけた。
「僕はA子さんが好きだ! 一目見た時から君が好きだった! 関係が壊れそうかなと思って友達のままでいようと思ったけど、もう自分に嘘をつけない! 付き合ってくれ!」
「ごめんなさい!」
がぁーん! 即答で断られた! もてもての転生特典は女の子には有効じゃなかったのか!
たったった
A子さんがすぐにその場を去って行った。
「く、くそっ! これで男と付き合わなくてすむとおもったのに!!」
(ハートがブレイクで可哀想な子猫ちゃん、あの子のかわりに俺と付き合わないか?)
ハートがきゅんとなりそうなイケメンボイスが聞こえたが、今の僕には背筋が凍るものだった。まさかこの告白を見た男子がいて、そいつにフラグをたててしまったのか?
(毎日毎日エブリデイ、俺を叩いて、さらにホットフレーズを説きやがって、おかげで惚れてしまったじゃねえか)
「叩いて? 僕は誰も叩いた覚えはないぞ」
ずぶぶぶ
あれ、なんか身体が動いている。いや、正確には壁が僕を引きずり込んでいるみたいだ……はぁっ!?
「ちょっと! なんでいきなりホラー現象が起きちゃうわけ! 僕はホラー展開苦手なんだ!」
(ふふふ、素直じゃないなぁ子猫ちゃん、さぁ、俺の世界にカモン!)
「……まさか、今喋っているのは壁?」
(そう、君が壁ドンなんてしゃれた真似するから惚れちまったってわけさ)
「いやあああ!! 誰か助けてえええ!!」
ずぶぶぶぶ
僕の悲鳴は誰もいない校舎に響くだけである。やがて、校舎から僕の姿は消えた。
気がつけば僕は狭い空間にいた。僕の四方は四つの壁で囲まれている。天井を見ると果てしなく高い場所にある。そして服を脱いだ覚えがないのにすっぽんぽんの状態だ。
「こんな展開になるなんて、元のBLゲームの制作者頭おかしいんじゃないのか……」
(さぁ、ここが俺と子猫ちゃんの愛をはぐくむ場所さ)
にょきぃ
え、壁からきのこ、いや、性器がいっぱいでてきたっ!? しかも全部フル勃起している!?
(さぁ子猫ちゃん、俺のラブをパッシブしてくれ)
壁から伸びた無数の性器が僕の身体にこすりつけられていく。口にも無理矢理ちんこが二、三本挿入され、そしてお尻の中にも挿入されていった。
「くそっ、こんなレイプみたいな状況なのに、こんな状況なのぃ! 感じてしまうなんて!!」
普通なら痛さや気持ち悪さを感じる状況なのに、自分の心はもっと犯してと願っている。
(さぁ、恥ずかしがらないで、自分の性欲に素直になりなよ!)
壁から伸びた性器が、より激しく僕を愛撫した。徐々にとくんとくんと脈動の音を強くする性器で僕は察する。
(そろそろイクよ! 一緒にイこうよ!)
「やだっ! 一緒になんてイきたくない!」
でも、自身の性器は既に射精の臨界点まで達していた。
どびゅう びゅる びゅくん
壁からの無数の性器が僕の全身に大量の精液を浴びせ、そして僕の体内にも放出した。同時に僕も一緒に射精してしまったのだ。
「はぁはぁ、やっと終わった……」
(なにを言っているんだい! ユーが壁ドンした回数分射精しないと気が治まらないんだ!)
ちょっと待て、僕はかなりの回数壁ドンをしたぞ! 一体この卑猥地獄を何百回味わうことになるんだっ!?
(さぁ、永久に壁とラブラブしようじゃないか)
「いやあああああ!!」
そして、また僕は自宅のベッドで眠っていた。いつの時からか考えるのをやめていた。それでも長時間壁とのセックスが繰り替えさていた記憶がある。
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