検品作業はしっかりと

まこ

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「…な、に…?」

「機械は少し休憩して、僕の指で触ってあげますね」

「は…?ど、何処を…っ」

「ふふ、分かってるくせに」

ツンと人差し指が胸の横に触れると、ガクンと激しく椅子が揺れた。

「ぅぐ…っっ、てめ、まじで…!そこだけはやめ…っ」

「ほらほら、いっぱい突いてあげますよ」

「ぎゃぁぁあ!!やめろっ、やめっ…うあっ、やめ、やめっ………やめろやァァァッ!!」

クリクリと人差し指で押されるとあり得ない快感と擽ったさが襲った。ガッシャンと壊れてしまいそうな程に音を立てる手枷。

「ひぁぁぁぁあ!!!!やめて…っお願いっ、許しっ」

「ほらほら、気持ち良いですね~」

「んぁぁぁっっ!!!」

「未南さん、コショコショ~」

「やぁぁぁあ!!やめっろ!!ふざけっ…ンひゃぁぁぁぁっっ!!」

「ふふ、逃げれないね、可哀想に」

突く動きからゆっくりと擽る動きに変わるとゾクンと体が跳ねた。擽ったいだけじゃない感覚。

「んん…ッッ、」

「ここね、性感帯にもなるらしいですよ。徹底的に責めて、ここでしかイケない体にしてあげましょうか」

「な、に言って…ッ」 

「半分冗談です」

半分本気なのかよ、とツッコミを入れる余裕もなく、爪でカリカリ引っ掻いたり、グリグリ穿るように触ったり、たまに指全体を移動させて乳首の方へやってきたり。擽ったさと明らかな性感を交えて刺激してくる。  

「んん…っ、篠田、くっ…ん…胸、だけ、して…」

「ダメですよ」

俺がおねだりした途端、胸の横を突いてきた。

「んん…っだっから、そこは…ッ」

「覚えてます?こうやって触ったら発狂してましたよね。前は感度上げてたからかな」

「!?----ひ、あァァアアア!!」

指を4本当てがうとグリグリ捏ねるように擽られた。力を入れ過ぎた手首が痛くなる程に暴れるも、しつこく触ってくる篠田くん。

「やぁぁぁぁあ!!!!それやだぁぁぁぁあ!!!!!」

「じゃあ腕閉じてみなよ。こうやって触って下さいって広げてるからでしょ?」

「ひぁっ、あっ、アッ!!!鬼畜…っ!!じゃあ解けよ!!!外せクソバカぁぁぁ!!」

「言葉悪いなぁ」

グリグリ擽りながら腋の下へ移動し、コショコショ触られるとまた体が跳ねた。

「もぉぉぉ!!!うざいっ!!しつこいっっ、離せぇぇぇ!!!」

「可愛い顔してそんな言葉使っちゃダメですよ。あ、そうだ。僕ね、この前お客様に依頼されて人形を作ったんですよ」

ピタリと指の動きが止まると、ゴソゴソと鞄を探り出す篠田くん。その間に荒い息を吐き呼吸を整えた。

「それが予想以上に好評で、未南さん専用の人形も作ってみたんです。生意気なアナタがとろっとろになるように心を込めて作りました」

鞄から取り出したのは人型のモノ。サイズはかなり小さいので顔までは見えないが。

「…何ソレ可愛いじゃん。篠田くんが作ったの?」

「はい。因みにモデルは未南さんです。見えにくいけどちゃんと顔書いてあるんですよ。虫眼鏡で見てみます?」

「一気に可愛く見えなくなったわ。見ねーよ別に」

「え、何でですか。未南さんが4人も居るんですよ」

鞄から残り3体も取り出して合計4体の俺(人形)が体に置かれた。

「…それ動くの?」

「勿論。意外と柔軟に動くので本当に小さくなった未南さんって感じです」

リモコンを操作すると、ミニ未南①が屈伸をし始めて、②が俺の太腿で走り回り、③が俺の肌に登ろうと手を伸ばし、④が股間を滑り出した。

「………」

何だこのカオスな状態は。

「未南さん、この子達平坦が得意なので拘束椅子倒しますね」

「え」

ガクンと椅子が倒れると、ミニ未南達は楽しそうに俺の肌を走り回り始めた。

「……いや、こいつら、何」

「端末に動き方を登録して、人形達に通達すると思うままに動いてくれるんです。今は走り回る様に設定してます」

「その設定いる?」

「いや、別に不要ですけど可愛いかと思って」

「……」

「こほん。では本番です。この子達は未南さんの弱点を登録してるので、そこを責める様に設定しますね」

端末を操作し始めると、①が俺の乳首へやってきて小さな手でコショコショと擽ってきた。

「…っ!?」

すると②は太腿を舐め始め、③は全力で走って耳元へやってくると中へ入り込もうとモゾモゾ動き出し、④は緩く勃ち上がった自身へよじ登り、先端突き出した。

どれも細かい小さな手で刺激されると意外にも効果はある。

「~~っっぅぅぅ、」

「可愛いでしょ、ミニ未南さん」

「んんっ、あっ!!!待って、そこいじっ、な!!」

「何処ですか?」

クチクチと尿道口を開けるような動きを繰り出す④。散々擽られて感度が上がっている俺はすぐに絶頂感が訪れた。

「あ、イ、っ……ふ、ぁっ!!!ぁぁあ!!」

小さな細かい責めに耐えきれず、太腿が震え出すと、太腿に乗っていた②が動き出し、④に協力する様に裏筋を揉み始めた。

「やぁぁあ…ちょ、やめ…っ、させろ!!」

こんなバカみたいな責めでイキたくない。

ギリッと歯を食い縛って刺激に耐えていると、かじかじと小さな口で乳首を甘噛みし始める①。もちろん全て咥えられる程大きくないので、端っこの方だけかじかじされている。

「~~っんんん!!!!」

あ、だめだこれ。無理。

俺はビクビクンッと激しく体を痙攣させて先端に居る④に向かって射精した。

「あーあ、未南さんが未南さんにイカされちゃったね」

「ひっ、あっ!おいっ!こらぁっ…やめ、っ止めろ!!やめ、ひぁぁあ!?」

④は俺の精液でぶっ飛ばされ、俺の腹に着地した。飛ばされた事に怒ったのかお臍の穴へ入ってくると、ジタバタと中で暴れ出した。

「ひぁははぁぁあはっ!?何っ、ちょっ、おいちびっ!!臍から出ろやぁぁあ!!!」

「お臍が弱いのも登録済みなので、多分この子はずっとお臍に居ると思いますよ」

「やぁぁぁぁあ!!!止めろ止めろバカァァア!!」

④が臍の穴で暴れ回る中、耳に居た③がペロペロと中を舐め始め、①が乳首から離れると、トコトコ歩いて腋へやってきてツンツンとつついてきた。

「もぉぉぉ……っ!!!何こいつらぁぁっ、やめろっやめろよぉぉ!!!」

「あはは、どうですか?意外と的確に刺激してくれるって事でお客様から好評なんですよ」

「まぁ…っ、確かにっ…出来は、すごいけど…っ俺っは、いらねー、!!早く止めっ…」

すると②が動き出し、居なくなった④の代わりに先端へ行くとコショコショと尿道口を弄り出した。達したばかりの先端にはきつい刺激。

「ぁぁぁあ!!!篠田ぁぁあ!!!とっとと外せ!!!こいつらっ、壊せ!!」

「えぇ、一生懸命作ったのに壊しませんよ」

篠田くんは俺の言葉にむすっとした表情を見せると、拘束椅子を操作し、パカっと足をM字に開かせた。

「な、にぃ…っ」

「流石にミニ未南さんを入れる訳にはいかないので、今から僕の指入れていきますね」

ミニ未南達はそのままに、篠田くんはローションを垂らして指を湿らせると、俺の開かれた後孔へ指を当てた。

「はぁっ?…い、れなくてっいい!!」

「お仕置きですから、未南さんの弱点は全部責めますよ」

ゆっくりと入ってくる篠田くんの指に体が強張ると、ミニ未南が感じる場所を刺激してくれた。

「あ…っ」

篠田くんは俺の反応をしっかりと見ながら指を進めていき、怖がっている様子がなかったからか、クイッと指を動かした。

「んん…っっ!?」

「痛かったり気持ち悪かったりしたら教えて下さいね。痛い思いはさせたくないので」

「…っ」

ゆっくりと前立腺を指で刺激されると、チカチカと目の前が光り輝いた。他にもミニ未南達が暴れているので、次第に快楽に飲まれていく俺。

「ふ…っ、し、のだくん…っ」 

「はい、何ですか未南さん」

「き、もちい…っ、」

「良かったです」

「ん、ん、…そこ、気持ちいい…っ」

「良かったです」

前にハンドで責められた時が初めての後ろ経験だったが、篠田くんの温かい大きな指はとても気持ち良かった。

「も、と…っ、もっと欲し…っ」

「…誘ってるの?そんな可愛い事言われたら入れちゃいますよ、僕のを」

もう誘ってると思われても何も反論出来ない。実際誘ってるのかもしれない。俺は蕩けた顔でコクリと頷いた。

「…いいですよ。でもそれはまた今度ね?改めて未南さんが冷静な時にもう一度聞きます。その時も気持ちが変わらなかったら僕のあげますよ」

クスッと優しく微笑んだ篠田くんは、指を増やして前立腺を刺激してくれた。その頃には一旦ミニ未南達の刺激は止まっていた。

触れられる度に背中がのけ反り、足首がピンと伸びた。

指の刺激だけで絶頂感が近付くと、俺は甘い声を上げながら気持ち良いと叫び続けた。

「可愛い…そんなに気持ち良い?」

「き、もちいっ、きもちいっ……!!」

「いっぱいイッてね、未南さん。可愛くて大好きですよ」 

優しい篠田くんの声色で囁かれるとキュウと体に力が入り、俺はナカの刺激だけで絶頂した。

それは前でイク時とは全然違う、長い絶頂。

「ひぁぁぁあ…っ篠田、くっ…ん、篠田くん…!!」

「はーい、いい子にイケましたね」

指を引き抜かれると、俺はガクリと脱力した。

「はぁ…は…っ、はぁぁぁ……」

「いい子でしたね」

「…るせ、…バカ…」

「じゃあ中イキの経験も出来た所で、折角ですしミニ未南さんと調教椅子でフィニッシュしましょうか」

「は…?」

先程の優しい笑顔から一変、リモコンと端末を操作した篠田くんは黒い笑みを浮かべていた。

「!?!?ちょ、待てぇぇぇぇ!!!!」

ミニ未南が元気に動き出したかと思うと、調教椅子も動き出し、俺の肌を擽り出した。敏感になった体にはこれ以上ない鬼畜な責め。

「ぎゃああああ!!!」

「僕も弱い場所だけ触っちゃおうかな」

「やぁぁぁぁ!めろぉぉぉ!!!!!」

それから篠田くんが満足するまでド鬼畜責めは続けられたのだった。

end.
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