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二章
episode 1 僕は行かない
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星野が運転する車の助手席に新田が乗り、後部座席に日向が乗っていた。星野が煙草を咥えるのを見て、新田は星野から煙草を取り上げた。
「おい!返せよ」
「こんな狭い車の中で煙草を吸うのはやめてくれ咽る」
星野は頭をわしゃわしゃと掻く。そしてすまんと言った。すると、後部座席に座る日向が新田に向って言う。
「先生!いつまで怒ってるんです?いい加減機嫌なおしてください!」
新田はフンッと言いながら窓の外を見る。
星野はため息をついた。
~~二時間前に話は遡る~~
新田は星野との電話を切った後、日向に星野があとでここに来ると話した。すると星野が来るのを待ち遠しのか、日向は部屋の中を意味もなくうろうろと歩いている。
新田はプロットの文字の打ち込みに集中できず、パソコンのキーボードから手を離した。
「さっきから石川さんは、何を落ち着きなく部屋の中を歩き回ってるのかな?」
すると日向は目をキラキラさせ、新田の方に振り向いた。
「先生!私は今ワクワクしてドキドキしているんです!だってまるでミステリーじゃないですか!?なぜ片桐風子と部屋の全ての家具が消えたのか!?理由は何?まるで神隠し!謎は深まるばかり!気になりますぅ~」
新田はパチパチパチと覇気のない拍手をして「よっ、まるで役者」と力なく言った。
「先生は気にならないんですか?」
「全然、全く、気にならないね」即答だった。
「漫画のネタになるかもしれませんよ!?」
「僕は担当編集にも、ミステリーやホラーは絶対に描かないって言っているから大丈夫」
日向は不貞腐れた顔をした。するとインターホンがなる。
「星野さんがきた!」
早足で日向は玄関へ向かった。しかし二人はなかなか部屋に入らず、玄関の廊下から星野と日向の話声だけが聞こえてくる。五分程してやっと部屋の中に入って来た途端、日向は新田に言った。
「先生!私、星野さんと双山村に行ってきます!」
新田は勢いよく回転椅子から立ち上がると、一瞬よろけた。
「一緒に行くってどういう事!?僕はどうするのさ!?」
星野は「落ち着け」と言うが新田にその言葉は聞こえていない。
「僕はどうするって、じゃ先生も一緒に行ってくれます?」
新田は胸の前で腕組をする。
「僕は行かない」
「でしょうね、先生は興味がないと言っているので、私だけ行ってきます」
「ぼ、僕の食事はどうするの?身のまわりの世話は誰がするのさ!」
日向は呆れた顔をして言った。
「数日ですよ?それくらい大人なんですから自分でやってください!」
「僕は仕事の漫画以外何もしたくないんだ!」
そうなんですか~と言いながら日向は帰る準備をしだした。
「いいよいいよ、君が帰って来た時は家の中がグチャグチャになって大変な事になっているだろうけどね!」
日向は動きをピタリと止めて新田の方へ向いた。
「じゃわかりました!先生も一緒に連れて行きます!」
「はぁ!?なんで!?僕は何もしたく」
日向は新田の話を遮った。
「つべこべ言わず行きますよ!」
そして日向は星野に、一緒に先生を捕まえるわよ!と指示をした。
星野が運転する車の助手席に新田が乗り、後部座席に日向が乗っていた。星野が煙草を咥えるのを見て、新田は星野から煙草を取り上げた。
「おい!返せよ」
「こんな狭い車の中で煙草を吸うのはやめてくれ咽る」
星野は頭をわしゃわしゃと掻く。そしてすまんと言った。すると、後部座席に座る日向が新田に向って言う。
「先生!いつまで怒ってるんです?いい加減機嫌なおしてください!」
新田はフンッと言いながら窓の外を見る。
星野はため息をついた。
~~二時間前に話は遡る~~
新田は星野との電話を切った後、日向に星野があとでここに来ると話した。すると星野が来るのを待ち遠しのか、日向は部屋の中を意味もなくうろうろと歩いている。
新田はプロットの文字の打ち込みに集中できず、パソコンのキーボードから手を離した。
「さっきから石川さんは、何を落ち着きなく部屋の中を歩き回ってるのかな?」
すると日向は目をキラキラさせ、新田の方に振り向いた。
「先生!私は今ワクワクしてドキドキしているんです!だってまるでミステリーじゃないですか!?なぜ片桐風子と部屋の全ての家具が消えたのか!?理由は何?まるで神隠し!謎は深まるばかり!気になりますぅ~」
新田はパチパチパチと覇気のない拍手をして「よっ、まるで役者」と力なく言った。
「先生は気にならないんですか?」
「全然、全く、気にならないね」即答だった。
「漫画のネタになるかもしれませんよ!?」
「僕は担当編集にも、ミステリーやホラーは絶対に描かないって言っているから大丈夫」
日向は不貞腐れた顔をした。するとインターホンがなる。
「星野さんがきた!」
早足で日向は玄関へ向かった。しかし二人はなかなか部屋に入らず、玄関の廊下から星野と日向の話声だけが聞こえてくる。五分程してやっと部屋の中に入って来た途端、日向は新田に言った。
「先生!私、星野さんと双山村に行ってきます!」
新田は勢いよく回転椅子から立ち上がると、一瞬よろけた。
「一緒に行くってどういう事!?僕はどうするのさ!?」
星野は「落ち着け」と言うが新田にその言葉は聞こえていない。
「僕はどうするって、じゃ先生も一緒に行ってくれます?」
新田は胸の前で腕組をする。
「僕は行かない」
「でしょうね、先生は興味がないと言っているので、私だけ行ってきます」
「ぼ、僕の食事はどうするの?身のまわりの世話は誰がするのさ!」
日向は呆れた顔をして言った。
「数日ですよ?それくらい大人なんですから自分でやってください!」
「僕は仕事の漫画以外何もしたくないんだ!」
そうなんですか~と言いながら日向は帰る準備をしだした。
「いいよいいよ、君が帰って来た時は家の中がグチャグチャになって大変な事になっているだろうけどね!」
日向は動きをピタリと止めて新田の方へ向いた。
「じゃわかりました!先生も一緒に連れて行きます!」
「はぁ!?なんで!?僕は何もしたく」
日向は新田の話を遮った。
「つべこべ言わず行きますよ!」
そして日向は星野に、一緒に先生を捕まえるわよ!と指示をした。
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