ある日の絶望。

早坂 悠

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第一章 ななえの絶望(全8話)

地獄までの道のり

「ユウコのバイト終わったら、俺らの高校で夏を先取り!手持ち花火やろうと思ってるんだけど、ななえちゃんも来ない?もちろんユウヤも来るよ。」

 というLINEが先輩から来たのは
夕方6時のことだった。

 アルバイト先は駅前の居酒屋のチェーン店で
高校2年生のななえは4月からそこでアルバイトをしていた。

 来年は受験生で勉強ぐらいしか出来ることはないだろうと思い、この1年間だけアルバイトさせてほしいと親に頼み込み、アルバイト代を高校の友達との高校生活の思い出作りの資金として稼ぐのが目的だった。

ななえにとって初めてのアルバイト経験だった。

 分からないことだらけだったが、
自分で働いてお金を稼ぐことの大変さを知り、
また給料日を心待ちにしていた。

そのアルバイト先で仲良くなったのが、
ななえより1つ上の高校3年生のユウコだった。

ユウコは高校1年の時から同じ居酒屋でバイトしており、仕事にも慣れていた。

 ななえの教育係としてアルバイト未経験のななえに丁寧に分かりやすく仕事を教え、ななえがミスをしても怒ることはなく、すぐさまミスのフォローにまわり、ななえがほんの少しでも上手な接客をすると、少し大袈裟に誉めてくれた。

 まだ1ヶ月も経っていないのにななえはユウ子のことが大好きになった。何よりユウコは信じられないくらい美人だった。ユウコを目当てに来るお客さんが何人もいたほど、
ユウコの美貌は目の保養になっていた。

そんなユウコに

「歳の近い可愛い妹が出来たみたいで嬉しい!
バイト以外でも遊ぼうよ?仲良くしよ?」

 と言われて、ななえは嬉しさのあまり
ユウコに抱きついてしまったこともあった。

「ななえちゃんは本当に可愛いな。うふふ」

 と嬉しそうに微笑んだ。2人でバイト終わりに近くのファミレスでお茶して帰ったり、休みの日に待ち合わせしてカラオケに行ったこともあった。

ユウコの彼氏である「先輩」とも、
もちろん接点はあった。

 ユウコほど仲良しという間柄ではないにせよ。
LINEの交換はしてあったし「俺もバイト終わりにファミレス一緒に行っていい?」みたいなやりとりをしたこともあり、一緒にファミレスでユウコとともに行ったこともあった。

 そして先輩がシフトに入っている日はななえ、ユウコ、先輩の3人で一緒に駅まで帰った。先輩がいる日は先輩はユウコを家まで送り届けていた。

 先輩がシフトに入っていない日は
ユウコの双子の兄であるユウヤが居酒屋の前で待っていた。

 ななえはこのユウコの双子の兄であるユウヤを初めて見た時、自分の鼓動の高鳴りが聞こえた気がした。


ユウヤは美青年だった。


 ユウコも美少女だから当然と言えば当然か。
スラっとした細身で足が長くてスタイルもいい美青年はまるでファッション雑誌から取り出してきたモデルのようだった。

 その美しすぎる彼は
ななえに優しく微笑みかけてきて

「きみがななえちゃんだね。本当に可愛いいね。
       いつも妹がお世話になってます。」

と言われ
ななえはあまりの眩しさに失神するかと思った。

 回数はそこまで多くないものの、ユウコとユウヤ、そしてななえの3人でバイト先から駅まで帰っている時のななえの鼓動はドキドキが止まらなかった。


「ななえちゃんがユウコの妹みたいな存在なら
俺の妹ってことでもあるよね?頭なでなでさせて。」

と、ななえの頭をふいにポンポンしてきて、
ななえは顔を真っ赤にしたこともあった。

「お兄ちゃん!私の妹をからかわないでよ~」

 と言ってユウコがななえを
引き寄せ、ギュッとしてくれたことあった。

 ななえはユウコとユウヤの双子の兄妹に可愛がれ、
そんな楽しくて幸せで
ちょっとだけドキドキした高校生活が続くと思っていた。


この日までは。
ユウコの彼氏である先輩のLINEを
見てしまうまでは。


特に予定もなかったななえは

「行きます!手持ち花火楽しみです」

 と送り返し待ち合わせ場所であるアルバイト先の近くのコンビニに向かった。親には「シフトで急に休みの人が出たので代わりに行ってくる!帰り遅くなるかも!」と嘘をついて出かけた。

 電車で一駅。アルバイト先の居酒屋の最寄りの駅に到着し、居酒屋近くのコンビニに到着すると


そこにいたのは先輩と「あの男」だった。


 ユウコはバイト中だからまだ来ないだろとは思っていた。ユウコは今日のシフトは早番で夜8時には終わるから、それまでの間、みんなでコンビニで
買い出しすることになっていた。

 ななえはその男をちょっと警戒した。
全体的に黒っぽい服を着ていたことも男の印象を暗くしたが、何より口数が少なかった。

「コイツは俺とユウヤとユウコの友達で同じ高校行ってるヤツ。ななえちゃんも仲良くしてね!」

 と先輩が自己紹介すると、その友達は「どうも」とだけ言った。とても低い声だった。


 ジュースやお菓子などをコンビニで買って先輩と
その友達で先輩たちの高校に向かった。高校に向かう途中から、ななえは不安だった。この時から女性としての生まれ持った警報のようなものが、パチパチと点灯していたのかもしれない。

 先輩とその友達。
先輩は知っている人だが、ユウコの存在に比べるとまだ関係性が薄いように感じていた。
その友達に限っては今日が初対面だ。

 もうすぐ夜8時。夜中というほど遅くはないが
高校の周りは人通りが多い時間とは言えなかった。

あまり接点がない男性2人と夜道を歩く。
本当にみんなで集まって手持ち花火をするのだろうか?大丈夫だろうか?

私は何か騙されているんじゃないか?

 とななえの心の警報が最大限に鳴り響き、
歩きながらスマホをカバンから出して
ユウコにLINE電話をかけようとした時だった。

「ななえちゃん こんばんは。」

 ユウヤの声だった。
ユウヤの手には小さなバケツと
そのバケツの中に手持ち花火のセットが入っていた。

ななえは心に安堵感が広がっていくのを感じた。

本当に手持ち花火するんだ!良かった~
とさきほどまでに鳴り響いていた心の警報ボタンを
解除して、笑顔でユウヤに

「こんばんはユウヤさん。
   今日は誘ってくれてありがとうございます!」

とお礼を述べた。

「誘ったのは俺だよ~ななえちゃん~」
とちょっと情けない声を出す先輩に

「あ。そうだった!すみません。先輩。。」と
謝るななえだったが

 ユウヤがななえに近づいてきて
「来てくれてありがとう。ななえちゃん。嬉しいよ」
と囁くように言われ、またななえは頬を赤らめてしまった。

「はいはい。そこ!ストップね!
ユウヤ、高校どうだった?花火出来そうなところあった?」

「体育倉庫の裏の敷地なら外から死角になってるから、大丈夫だと思う。倉庫の中にランプとテーブル用意したから、みんなで先に行ってお菓子食べて待ってて。俺はバイト終わりのユウコを迎えに行ってくるね」

と言ってユウヤはバケツと手持ち花火を持ったまま、
その場を去ってしまった。

先輩とその友達とななえは
言われた通り高校へと向かい壊れているという噂の裏門から(本当に壊れてて開いた)、体育倉庫まで案内され、

倉庫の中に入ると同時に
先輩にマット上に押し倒され、
今もこの地獄の中にななえはいた。

先輩からレイプされ、
その友達からは性器をしゃぶるように脅され
イマラチオの果てに

四つん這になってちんこを入れて下さいと言え

とそう言われていた。
何もかもが辛かった。

ユウヤとユウコはどうなったのだろうか?
ユウコはこのあとここに来るのだろうか?
あの手持ち花火を持って行ったユウヤと一緒に
ここに来るのだろうか?

もう何も考えられなかった。考えたくなかった。
ななえはこの地獄を早く終わらせて
家に帰りたかった。

言われるがままななえは
マットのうえでゆっくりと体勢を変えて、
四つん這になり
泣きつかれてボロボロになった顔で

「ち、ちんこをい、いれて下さい。。」

と小さな声で言うと先輩の友達は

「もっと尻を高く突き出せ」

と言いななえが無言で
尻を高く突き出すと満足げに

「おまえも少しは楽しめよ」

と言って(クチャ。。。)という音と共に
ななえの陰部を舐めはじめた。
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