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ジーエフへ
戻ってきました
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転移装置に到着すると最初に馬車に乗っていた面々が降りていき、次に後方からついて来ていたラスティンが馬から下りると廻を抱き上げて二杉の馬から降ろしてくれた。
最後に二杉が馬から降りるとラスティンに指示を出して転移装置の扉が開かれる。
「また遊びに来い。今度はこっちからの誘いではなくてそっちからな」
「また来ます! その時にはアークスさんとクラスタさんの子供がいるかもしれませんよ?」
「ちょっとメグルさん!」
「孫か! それは確かに見せに来ないといけないぞ!」
「お父さんは黙っててよ! それにそれだと一年以上は会いに来れないじゃないのよ!」
別れ際まで賑やかなヴォルグだったが、最後の最後には少しだけ寂しそうな表情も浮かべている。
その視線はやはりクラスタに向いていた。
「……そうじゃな。一年も会えなかったら、儂も耄碌するかもしれん。気が向いたら顔を出しに来い。アークスもな」
「お父さん、いきなりそんなこと言わないでよ」
「師匠」
「おぉ、すまんな。なーに、儂くらいになれば少しくらいボーっとしてても一等級品を作れるからのう! 安心して行ってこい!」
「……いや、それは言い過ぎだから」
「……師匠」
「がはは! まあいいじゃないか!」
豪快に笑うヴォルグを見て呆れるアークスとクラスタだったが、そんなクラスタも別れは寂しく最後にヴォルグを抱きしめた。
「……また会えるものね」
「……その通りじゃ、寂しくなんかないぞ」
「……うん」
アークス達が別れを惜しんでいる中、エルーカはロンドに誓いを立てていた。
「わ、私はいつか、ロンドさんに追いつきたいと思います!」
「追いつくも何も、エルーカさんの方が先輩ですよ?」
「それとこれとは話が違うんですよ! そして……そして、また一緒にダンジョンに潜りましょう!」
「……ダンジョンに?」
突然のお願いにロンドは何度も瞬きを繰り返しながら驚いていた。
「は、はい! 今度は足手まといになんてなりません! 絶対にダンジョンを攻略して、本当に喜びたいんです!」
「……ぼ、僕の方こそよろしくお願いします!」
「ほ、本当で──」
「それじゃあ今度はカナタ達も連れて来なきゃいけませんね! みんなで潜った方が効率も上がりますし、何より安全に攻略できますよ!」
「……ち、違うんですよ、そういうことじゃなくて!」
「えっ? 何が違うんですか? ダンジョンを攻略するんですよね?」
「いや、違いませんけど、違うんです!」
女心が分かっていないロンドは首を傾げてしまい、エルーカは上手く説明できない自分に歯がゆさを感じている。
違う都市で暮らす者同士、なかなか発展しないだろう想いを胸にエルーカは何とか説明しようと躍起になっていた。
「はっきり言ってしまえば話は早いんだがな」
「まあまあ、それが女の子なんですよ」
「そうですよフタスギ様。恥ずかしい気持ちを伝えるのは難しいことなのです」
ロンドとエルーカの様子を遠くから見ていた廻と二杉、そしてジーンは苦笑しながら話をしている。
「アルバスとニーナにもよろしく言っておいてくれ」
「もちろんです! それと、私が契約した人にはポポイさんもいますからね?」
「……ポポイなんていたか?」
「いますよ! 道具屋の店主です!」
「フタスギ様はお会いになっていないのでは?」
「そうか。会ってないのに分かるはずはないな。とりあえず二人にはよろしく言っておいてくれよ」
あっさりとそう口にされたことで、今度は廻が二杉を誘わなければと思い始めていた。
「もっとジーエフが発展したら招待しますから、その時には道具屋にも顔を出してくださいね! 面白い道具がたくさんあるんですから!」
「そういえばロンド君が色々な道具を使っていましたね。確かに興味がありますからフタスギ様、ジーエフに行く時にはぜひ立ち寄ってみましょう」
「まあ、ジーンが言うなら仕方ないか」
二杉とジーンのやり取りもとても気安いものとなり、これが普通になっている。
廻は経営者が住民を抑え込むものであってはならないと改めて思っていた。
それは二杉とジーンの表情が最初に出会った頃よりもとても楽しそうだったからだ。
「……そろそろ行きましょう!」
そして、廻も早く他の住民に会いたいと思ってしまった。
「そうだな、話し込んでいたらどんどんと時間が押してしまうからな」
「またお会いましょう、ミツバ様」
「お待ちしていますね!」
「ラスティンさんもエルーカちゃんもありがとう!」
エルーカとラスティンに手を振りながら、廻はロンドとアークスを、二杉はジーンとクラスタを伴って転移装置に入っていく。
扉が閉じられ、全員が中央に集まっていることを確認した二杉が転移装置を作動させた。
※※※※
二度目ということもあり転移酔いもなく、今回はロンドがジーエフ側の転移装置の扉を開けた。
戻ってくる日を決めていなかったのだが、扉を開けた先ではアルバスとニーナ、そしてポポイが廻達の帰りを待ってくれていた。
「皆さん! どうして戻ってくるのが分かったんですか?」
「うふふ、なぜでしょうか、不思議と分かってしまったんですよ」
「私もです! これは転移装置も研究対象に入れるべきですかねぇ!」
「小娘と契約している俺達だけが何となく分かったってことは、まあそういうことだろう」
経営者が戻ってくる、という直感が三人には働いていた。
そして自然と迎えに行かなければならないという感情が湧きあがってきたのだ。
もちろん強制ではない。経営者と良い関係を築けていなければ直感が働くこともなかっただろう。
「うわあ! どうしよう、今ものすごく泣きそうです!」
「勝手に泣いてろ」
「酷い! アルバスさんのためには泣いてやらないんですからね!」
「この前は泣いてたじゃねえか」
「前は前! 今は今なんです!」
「……お前ら、顔を合わせて早々に口喧嘩かよ」
外に出る順番待ちをしていた二杉が呆れ声を漏らすと、廻は慌てて外に出ると他の面々も外に出てきた。
「あら? 新しい方がいらっしゃいますね」
「うーん、研究対象にはなり得ないですかね?」
「ドレスってことは……ははーん、アークス、お前やったな?」
「ちょっとフェロー様! 言い方が!」
経営者である廻と対等に話をしている三人に驚きを隠せていなかったクラスタだったが、自分が話題に上がっていると気づくや否や大声で自己紹介をしていた。
「わ、私はアークスの妻となります、クラスタ・ガルウィンと言います! 不束者ですが、よろしくお願いします!」
そして勢いよく頭を下げて固まってしまう。
いきなり経営者と契約している住民が勢ぞろいしていたのだから緊張してしまったのだと気づいたニーナが優しい声音で声を掛けた。
「うふふ、クラスタさん。そのドレス、とてもお似合いですね。それに髪の毛を留めている道具もとても美しいわ。これから、よろしくお願いしますね」
「緊張しなくていいんですよ、クラスタさん。みんなとってもいい人ですからね! ……あっ、アルバスさんはちょっとだけ酷い人ですけど」
「それは仕事ができない小娘にだけだ」
「こういうところが酷いって言ってるんですよ!」
「……ここはいつ来ても賑やかですね」
「……そうだな」
廻とアルバスのやり取りを見ながらそんなことをぼやいている二杉とジーン。
そんな二人にこっそりと近づく影があった。
「……あのー」
「うわあっ!」
「あ、あなたは確か、ポポイさんとミツバ様が言っていた?」
「はいそうです! 今日は長居できるんですか? 長居できるならぜひぜひ私の道具屋へ来てみませんか? 面白い道具が山のようにありますよ!」
すごい勢いで捲し立ててくるポポイに押された二杉は頭を押さえながら転移装置に戻って行く。
「あー、三葉、俺達はもう戻らせてもらうぞ」
「えっ! ちょっと、道具屋には寄ってくれないんですか!」
「つ、次の機会に寄らせていただきますね」
「本当ですか? 絶対ですよ! 絶対に――」
「ポポイさんは強引なんですよ!」
引き気味の二人に変わって廻がポポイを転移装置の入口から引きはがす。
不満そうなポポイだったが、今は買ってくれないのだと分かるとすぐに下がってしまうあたり現金である。
「お互い、都市の発展の為に頑張ろう」
「もちろんです! 私もまだまだランキングを上げるつもりですからね!」
「これは負けられないな」
最後には笑みを交わしながら握手をすると、二人は転移装置でオレノオキニイリに戻って行った。
振り返った廻が見たのは最初に契約した四人とアークス、そして新たに住民となったクラスタだ。
「……ふふふ、やっぱりジーエフが一番ですね!」
「突然何を言い出すかと思えばそんなことか」
「うふふ、そうですね」
「私の道具屋があるんですから当然です!」
廻の言葉にアルバス、ニーナ、ポポイが返事をする。
「アークスさんもクラスタさんもよかったですね」
「ありがとう、ヤニッシュさん」
「……ここがジーエフ。ここが、アークスが暮らしている都市なのね」
ロンドはアークスとクラスタに声を掛け、そのクラスタはジーエフの雰囲気がとても良いことに内心で安堵していた。
「さて! これから休んでいた分、たくさん働かなくちゃ!」
「お前はしばらくダンジョンのことを考えてろよ」
「ちょっとくらい換金所の仕事をしてもいいじゃないですかー」
「お前の仕事はダンジョン経営だろうが! とりあえずガチャをしろ、それでモンスターを増やせ、以上だ!」
「久しぶりに会ったんだからちょっとは優しくしてくれてもいいじゃないですか! ちょっと、アルバスさーん!」
久しぶりに会ってもアルバスはアルバスだ。
それが今の廻には嬉しく、邪険に扱われてもその表情は笑っている。
そして、そんな様子を見ている他の面々も笑顔を浮かべていた。
ジーエフは変わらない雰囲気で、今日も成長を続けていた。
第3章 完
最後に二杉が馬から降りるとラスティンに指示を出して転移装置の扉が開かれる。
「また遊びに来い。今度はこっちからの誘いではなくてそっちからな」
「また来ます! その時にはアークスさんとクラスタさんの子供がいるかもしれませんよ?」
「ちょっとメグルさん!」
「孫か! それは確かに見せに来ないといけないぞ!」
「お父さんは黙っててよ! それにそれだと一年以上は会いに来れないじゃないのよ!」
別れ際まで賑やかなヴォルグだったが、最後の最後には少しだけ寂しそうな表情も浮かべている。
その視線はやはりクラスタに向いていた。
「……そうじゃな。一年も会えなかったら、儂も耄碌するかもしれん。気が向いたら顔を出しに来い。アークスもな」
「お父さん、いきなりそんなこと言わないでよ」
「師匠」
「おぉ、すまんな。なーに、儂くらいになれば少しくらいボーっとしてても一等級品を作れるからのう! 安心して行ってこい!」
「……いや、それは言い過ぎだから」
「……師匠」
「がはは! まあいいじゃないか!」
豪快に笑うヴォルグを見て呆れるアークスとクラスタだったが、そんなクラスタも別れは寂しく最後にヴォルグを抱きしめた。
「……また会えるものね」
「……その通りじゃ、寂しくなんかないぞ」
「……うん」
アークス達が別れを惜しんでいる中、エルーカはロンドに誓いを立てていた。
「わ、私はいつか、ロンドさんに追いつきたいと思います!」
「追いつくも何も、エルーカさんの方が先輩ですよ?」
「それとこれとは話が違うんですよ! そして……そして、また一緒にダンジョンに潜りましょう!」
「……ダンジョンに?」
突然のお願いにロンドは何度も瞬きを繰り返しながら驚いていた。
「は、はい! 今度は足手まといになんてなりません! 絶対にダンジョンを攻略して、本当に喜びたいんです!」
「……ぼ、僕の方こそよろしくお願いします!」
「ほ、本当で──」
「それじゃあ今度はカナタ達も連れて来なきゃいけませんね! みんなで潜った方が効率も上がりますし、何より安全に攻略できますよ!」
「……ち、違うんですよ、そういうことじゃなくて!」
「えっ? 何が違うんですか? ダンジョンを攻略するんですよね?」
「いや、違いませんけど、違うんです!」
女心が分かっていないロンドは首を傾げてしまい、エルーカは上手く説明できない自分に歯がゆさを感じている。
違う都市で暮らす者同士、なかなか発展しないだろう想いを胸にエルーカは何とか説明しようと躍起になっていた。
「はっきり言ってしまえば話は早いんだがな」
「まあまあ、それが女の子なんですよ」
「そうですよフタスギ様。恥ずかしい気持ちを伝えるのは難しいことなのです」
ロンドとエルーカの様子を遠くから見ていた廻と二杉、そしてジーンは苦笑しながら話をしている。
「アルバスとニーナにもよろしく言っておいてくれ」
「もちろんです! それと、私が契約した人にはポポイさんもいますからね?」
「……ポポイなんていたか?」
「いますよ! 道具屋の店主です!」
「フタスギ様はお会いになっていないのでは?」
「そうか。会ってないのに分かるはずはないな。とりあえず二人にはよろしく言っておいてくれよ」
あっさりとそう口にされたことで、今度は廻が二杉を誘わなければと思い始めていた。
「もっとジーエフが発展したら招待しますから、その時には道具屋にも顔を出してくださいね! 面白い道具がたくさんあるんですから!」
「そういえばロンド君が色々な道具を使っていましたね。確かに興味がありますからフタスギ様、ジーエフに行く時にはぜひ立ち寄ってみましょう」
「まあ、ジーンが言うなら仕方ないか」
二杉とジーンのやり取りもとても気安いものとなり、これが普通になっている。
廻は経営者が住民を抑え込むものであってはならないと改めて思っていた。
それは二杉とジーンの表情が最初に出会った頃よりもとても楽しそうだったからだ。
「……そろそろ行きましょう!」
そして、廻も早く他の住民に会いたいと思ってしまった。
「そうだな、話し込んでいたらどんどんと時間が押してしまうからな」
「またお会いましょう、ミツバ様」
「お待ちしていますね!」
「ラスティンさんもエルーカちゃんもありがとう!」
エルーカとラスティンに手を振りながら、廻はロンドとアークスを、二杉はジーンとクラスタを伴って転移装置に入っていく。
扉が閉じられ、全員が中央に集まっていることを確認した二杉が転移装置を作動させた。
※※※※
二度目ということもあり転移酔いもなく、今回はロンドがジーエフ側の転移装置の扉を開けた。
戻ってくる日を決めていなかったのだが、扉を開けた先ではアルバスとニーナ、そしてポポイが廻達の帰りを待ってくれていた。
「皆さん! どうして戻ってくるのが分かったんですか?」
「うふふ、なぜでしょうか、不思議と分かってしまったんですよ」
「私もです! これは転移装置も研究対象に入れるべきですかねぇ!」
「小娘と契約している俺達だけが何となく分かったってことは、まあそういうことだろう」
経営者が戻ってくる、という直感が三人には働いていた。
そして自然と迎えに行かなければならないという感情が湧きあがってきたのだ。
もちろん強制ではない。経営者と良い関係を築けていなければ直感が働くこともなかっただろう。
「うわあ! どうしよう、今ものすごく泣きそうです!」
「勝手に泣いてろ」
「酷い! アルバスさんのためには泣いてやらないんですからね!」
「この前は泣いてたじゃねえか」
「前は前! 今は今なんです!」
「……お前ら、顔を合わせて早々に口喧嘩かよ」
外に出る順番待ちをしていた二杉が呆れ声を漏らすと、廻は慌てて外に出ると他の面々も外に出てきた。
「あら? 新しい方がいらっしゃいますね」
「うーん、研究対象にはなり得ないですかね?」
「ドレスってことは……ははーん、アークス、お前やったな?」
「ちょっとフェロー様! 言い方が!」
経営者である廻と対等に話をしている三人に驚きを隠せていなかったクラスタだったが、自分が話題に上がっていると気づくや否や大声で自己紹介をしていた。
「わ、私はアークスの妻となります、クラスタ・ガルウィンと言います! 不束者ですが、よろしくお願いします!」
そして勢いよく頭を下げて固まってしまう。
いきなり経営者と契約している住民が勢ぞろいしていたのだから緊張してしまったのだと気づいたニーナが優しい声音で声を掛けた。
「うふふ、クラスタさん。そのドレス、とてもお似合いですね。それに髪の毛を留めている道具もとても美しいわ。これから、よろしくお願いしますね」
「緊張しなくていいんですよ、クラスタさん。みんなとってもいい人ですからね! ……あっ、アルバスさんはちょっとだけ酷い人ですけど」
「それは仕事ができない小娘にだけだ」
「こういうところが酷いって言ってるんですよ!」
「……ここはいつ来ても賑やかですね」
「……そうだな」
廻とアルバスのやり取りを見ながらそんなことをぼやいている二杉とジーン。
そんな二人にこっそりと近づく影があった。
「……あのー」
「うわあっ!」
「あ、あなたは確か、ポポイさんとミツバ様が言っていた?」
「はいそうです! 今日は長居できるんですか? 長居できるならぜひぜひ私の道具屋へ来てみませんか? 面白い道具が山のようにありますよ!」
すごい勢いで捲し立ててくるポポイに押された二杉は頭を押さえながら転移装置に戻って行く。
「あー、三葉、俺達はもう戻らせてもらうぞ」
「えっ! ちょっと、道具屋には寄ってくれないんですか!」
「つ、次の機会に寄らせていただきますね」
「本当ですか? 絶対ですよ! 絶対に――」
「ポポイさんは強引なんですよ!」
引き気味の二人に変わって廻がポポイを転移装置の入口から引きはがす。
不満そうなポポイだったが、今は買ってくれないのだと分かるとすぐに下がってしまうあたり現金である。
「お互い、都市の発展の為に頑張ろう」
「もちろんです! 私もまだまだランキングを上げるつもりですからね!」
「これは負けられないな」
最後には笑みを交わしながら握手をすると、二人は転移装置でオレノオキニイリに戻って行った。
振り返った廻が見たのは最初に契約した四人とアークス、そして新たに住民となったクラスタだ。
「……ふふふ、やっぱりジーエフが一番ですね!」
「突然何を言い出すかと思えばそんなことか」
「うふふ、そうですね」
「私の道具屋があるんですから当然です!」
廻の言葉にアルバス、ニーナ、ポポイが返事をする。
「アークスさんもクラスタさんもよかったですね」
「ありがとう、ヤニッシュさん」
「……ここがジーエフ。ここが、アークスが暮らしている都市なのね」
ロンドはアークスとクラスタに声を掛け、そのクラスタはジーエフの雰囲気がとても良いことに内心で安堵していた。
「さて! これから休んでいた分、たくさん働かなくちゃ!」
「お前はしばらくダンジョンのことを考えてろよ」
「ちょっとくらい換金所の仕事をしてもいいじゃないですかー」
「お前の仕事はダンジョン経営だろうが! とりあえずガチャをしろ、それでモンスターを増やせ、以上だ!」
「久しぶりに会ったんだからちょっとは優しくしてくれてもいいじゃないですか! ちょっと、アルバスさーん!」
久しぶりに会ってもアルバスはアルバスだ。
それが今の廻には嬉しく、邪険に扱われてもその表情は笑っている。
そして、そんな様子を見ている他の面々も笑顔を浮かべていた。
ジーエフは変わらない雰囲気で、今日も成長を続けていた。
第3章 完
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