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ネタバレするのとされるのは全然違う
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二週間で二体の悪魔を倒した。
そう、つまり残り一体だけだ。簡単な話である。
まだ残り半年ほど残っているし、ブラブラ歩いていれば何の苦労も無いだろう⋯⋯。
⋯⋯いや、⋯⋯あるな、苦労しっぱなしだ。
茨城の謎の文化とか! 茨城神のふざけ倒した態度とか! 生粋の東京都民の俺は、いまだになれやしない。茨城県民からは、
『おめっ、なれないっちゃあっかいよ?』
と、言われるかもしれない。
俺に最強のゲンコツがあると言ってもここは茨城県であって、全てが暴力で解決する世紀末の世界では無いんだ。
まぁそんな事より困ったことがあるから、自問自答をしてみよう。
《迷惑をかけられた相手なら、迷惑をかけてもいいか?》
俺は迷わずNoと言う。相手がどんな人だとしてもだ。《自分がされて嫌なことは相手にするな》というのが俺のポリシーでもある。
さてさて、前置きが長くなったけど簡単なような話しだ。
俺が東京に帰ると、茨城神は茨城神では居られなくなるって話しだ。
天界に帰れないって話しでは無く、神様ではいられないって話しだ。
さてどこから考えようか? そうだなやっぱり二体を倒すちょっと前からがいいんだろうな――
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ぶぶぶっ。ぶぶぶっ。ぶぶぶっ⋯⋯。
昨晩、充電をするためにベッドの棚の上に置いていた、まだコードが刺さったままのスマホが震え目が覚めた。
⋯⋯誰だよ、休みの日はずっと寝させろよ。
そう思いながら、薄目でディスプレイを見ると【たゆんたゆん】の表示が目に飛び込んでくる。心が踊る六文字が表示されているんだ、上半身をおこしベッドの上であぐらをかき、眠いのも忘れて通話ボタンを押して電話に出る。それくらいでは立ちはしないし、立ってもいない。
「はいはい」
『おはようございます。急に電話してしまいましたが、大丈夫でございましたか?』
相変わらずのおっとりした良い声が受話口から聞こえてくるんだ、大丈夫以外はありえないだろう。むしろ毎日その声で起こされたい。⋯⋯あぁそうだとも!
ただ、みなまなで言うことではないだろう。
「まぁ大丈夫だけど、どうした?」
『悪魔退治は順調でございますか? 何か困ったりはしていませんか?』
いつも通りにクールに決める俺に対して、たゆんたゆんは朝から何とも優しい声をかけてくれる。それに比べて⋯⋯と、思いながらベットから視線を動かせば、枕を抱えて気持ち良さそうな美少女。
あら、可愛い! 見た目だけは⋯⋯。
「ん~⋯⋯同居人って回答以外は出てこないかな」
『ふふっ⋯⋯。なら大丈夫ですね。ではまた何かあれば仰って下さい。それでは失礼致します』
決して大丈夫では無いのだけれども、それを言うまでではないだろな。こんな奴と同居してるから、たゆんたゆんはわざわざ電話確認をしてくるんだろうしな。
電話も終わったしもう一度寝るかとも考えたが、時計を見ると一時を回った所だ。せっかく気持ちよく起きたのだし、何か良いことがあるかもしれないし、出掛けよう。
⋯⋯コイツは、⋯⋯いいか。
気持ち良さそうに寝てる奴を起こすのも気が引けるし、そもそも起こしたところで面倒だからな。
ちゃっちゃと出掛ける準備をし終えて、ネットで調べて出掛けようかとも考えたけど、近所に何があるかもよくわからないし、たまには近所でも運転しよう。
もしかしたら可愛い子に会うかもしれない。なんて邪な考えで車を走らせて見たけどいるわけがなかった⋯⋯まぁ、知ってたけど。
しばらく走って無駄だと察した俺は、喉も乾いたしコンビニでジュースでも買うかなと思い、最初に目に入ったコンビニへ車を進めたら二人組を見つけた。
茨城ではお馴染みのヤンキー。駐車場の縁石に座って談笑してる二人組の男達。
『コンビニに行けば高確率でヤンキーがいるよ』
と、以前に上田さんから教えられ「んなバカな」と思っていたが、本当によく見かける。
金髪でツンツンしたのが一人と、茶髪でオールバックなのが一人。駐車場に停めているローダウンしたフルスモークの車は彼らの愛車なんだろうな。
ここで注意しなければならないのは【見てはいけない!】である。目でも合ってしまうような事があれば、卒業した中学校を聞かれる羽目になる。何で中学校かは知らないが、茨城ではそう言うものなんだから仕方ない。
車を停めて店の入り口に向かう時に、気を付けていたのにヤンキーに目を向けてしまった。
紫色した悪魔が二体も目の端に写ってしまったんだ仕方ない⋯⋯。幸いにもヤンキーは談笑に夢中で気づいていなかったのは不幸中の幸いだろう。
それぞれのヤンキーの後ろにしれっと片手サイズのが居やがったので、ゲンコツでやっつけた。
ヤンキーと言っても流石にスキルのゲンコツには気づかれなかった。そりゃそうか、こんなとんでもスキル人間なら見えないだろう。
はぁ、可愛い子には会えなかったが悪魔に出会えたし良かった事にしよう。残り一体だ――――
そう、つまり残り一体だけだ。簡単な話である。
まだ残り半年ほど残っているし、ブラブラ歩いていれば何の苦労も無いだろう⋯⋯。
⋯⋯いや、⋯⋯あるな、苦労しっぱなしだ。
茨城の謎の文化とか! 茨城神のふざけ倒した態度とか! 生粋の東京都民の俺は、いまだになれやしない。茨城県民からは、
『おめっ、なれないっちゃあっかいよ?』
と、言われるかもしれない。
俺に最強のゲンコツがあると言ってもここは茨城県であって、全てが暴力で解決する世紀末の世界では無いんだ。
まぁそんな事より困ったことがあるから、自問自答をしてみよう。
《迷惑をかけられた相手なら、迷惑をかけてもいいか?》
俺は迷わずNoと言う。相手がどんな人だとしてもだ。《自分がされて嫌なことは相手にするな》というのが俺のポリシーでもある。
さてさて、前置きが長くなったけど簡単なような話しだ。
俺が東京に帰ると、茨城神は茨城神では居られなくなるって話しだ。
天界に帰れないって話しでは無く、神様ではいられないって話しだ。
さてどこから考えようか? そうだなやっぱり二体を倒すちょっと前からがいいんだろうな――
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ぶぶぶっ。ぶぶぶっ。ぶぶぶっ⋯⋯。
昨晩、充電をするためにベッドの棚の上に置いていた、まだコードが刺さったままのスマホが震え目が覚めた。
⋯⋯誰だよ、休みの日はずっと寝させろよ。
そう思いながら、薄目でディスプレイを見ると【たゆんたゆん】の表示が目に飛び込んでくる。心が踊る六文字が表示されているんだ、上半身をおこしベッドの上であぐらをかき、眠いのも忘れて通話ボタンを押して電話に出る。それくらいでは立ちはしないし、立ってもいない。
「はいはい」
『おはようございます。急に電話してしまいましたが、大丈夫でございましたか?』
相変わらずのおっとりした良い声が受話口から聞こえてくるんだ、大丈夫以外はありえないだろう。むしろ毎日その声で起こされたい。⋯⋯あぁそうだとも!
ただ、みなまなで言うことではないだろう。
「まぁ大丈夫だけど、どうした?」
『悪魔退治は順調でございますか? 何か困ったりはしていませんか?』
いつも通りにクールに決める俺に対して、たゆんたゆんは朝から何とも優しい声をかけてくれる。それに比べて⋯⋯と、思いながらベットから視線を動かせば、枕を抱えて気持ち良さそうな美少女。
あら、可愛い! 見た目だけは⋯⋯。
「ん~⋯⋯同居人って回答以外は出てこないかな」
『ふふっ⋯⋯。なら大丈夫ですね。ではまた何かあれば仰って下さい。それでは失礼致します』
決して大丈夫では無いのだけれども、それを言うまでではないだろな。こんな奴と同居してるから、たゆんたゆんはわざわざ電話確認をしてくるんだろうしな。
電話も終わったしもう一度寝るかとも考えたが、時計を見ると一時を回った所だ。せっかく気持ちよく起きたのだし、何か良いことがあるかもしれないし、出掛けよう。
⋯⋯コイツは、⋯⋯いいか。
気持ち良さそうに寝てる奴を起こすのも気が引けるし、そもそも起こしたところで面倒だからな。
ちゃっちゃと出掛ける準備をし終えて、ネットで調べて出掛けようかとも考えたけど、近所に何があるかもよくわからないし、たまには近所でも運転しよう。
もしかしたら可愛い子に会うかもしれない。なんて邪な考えで車を走らせて見たけどいるわけがなかった⋯⋯まぁ、知ってたけど。
しばらく走って無駄だと察した俺は、喉も乾いたしコンビニでジュースでも買うかなと思い、最初に目に入ったコンビニへ車を進めたら二人組を見つけた。
茨城ではお馴染みのヤンキー。駐車場の縁石に座って談笑してる二人組の男達。
『コンビニに行けば高確率でヤンキーがいるよ』
と、以前に上田さんから教えられ「んなバカな」と思っていたが、本当によく見かける。
金髪でツンツンしたのが一人と、茶髪でオールバックなのが一人。駐車場に停めているローダウンしたフルスモークの車は彼らの愛車なんだろうな。
ここで注意しなければならないのは【見てはいけない!】である。目でも合ってしまうような事があれば、卒業した中学校を聞かれる羽目になる。何で中学校かは知らないが、茨城ではそう言うものなんだから仕方ない。
車を停めて店の入り口に向かう時に、気を付けていたのにヤンキーに目を向けてしまった。
紫色した悪魔が二体も目の端に写ってしまったんだ仕方ない⋯⋯。幸いにもヤンキーは談笑に夢中で気づいていなかったのは不幸中の幸いだろう。
それぞれのヤンキーの後ろにしれっと片手サイズのが居やがったので、ゲンコツでやっつけた。
ヤンキーと言っても流石にスキルのゲンコツには気づかれなかった。そりゃそうか、こんなとんでもスキル人間なら見えないだろう。
はぁ、可愛い子には会えなかったが悪魔に出会えたし良かった事にしよう。残り一体だ――――
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◇
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