368 / 454
第八話 シスターワンコとなりゆきブラザーズ
36※
「あッ…あッ…あッ…あッ…」
やべぇ、速い、刺さる、潰れる。
息吸うタイミングわかんねぇよ。前パンパンなのに出せねぇし、根元にゴム食い込んでマジでキツイ。痛い。なのに気持ちいい。絶対わざとだ。わざと俺が弱いところを的確に滅茶苦茶にしている。
三初の手にかかれば、こいつ本当に病人か? と事実をよく知るにも関わらず疑うほど巧みに追い詰められて、俺の忘れていた絶頂感は簡単に沸騰する。
喉を鳴らした三初がふざけたことを吐かしても、俺は涎を垂らしてブルブルと喘ぎながら襲い来る快感を耐え忍ぶだけ。
「あッ……! あッ……! イク、違う、中じゃ……ッあ、ィ、イク、イク」
腰を掴んだまま俺の体を左右にも揺すって上手く角度を変えるものだから、自由に動けない体勢なのに不自由さを感じさせない律動を繰り返す。
「ンッ…ンンッ…ン──……ッ、ッ!」
直後。ビクンッ、と一際大きく筋肉が痙攣し、刹那全身の筋肉が硬直した。
キツく目を閉じて縮こまる。射精寸前で止められたせいで刺激を求めて貪欲にむしゃぶりついていた内部や括約筋が、酷く蠢動してバグる。
食い絞められて動きにくいのか、律動が止むが、俺の震えは止まらない。
「ッ……ッん…ッ……ッん……」
ああチクショウ。
これももう、俺はよく知っている。
脳ミソが意識ごと揺れてスパークすると溢れ出した脳内麻薬が一瞬正気を奪い、下半身がビクビクビクッ……! と身震いして、重い多幸感が全身に満ちる。
射精した時のように波が引かない。
しつこく残って、エビのように丸まった背から腰は、ブルブルとバイブレーションが止まらなくなるのだ。
「ん……ぅ……ふ…ッ……」
口の中から溢れた唾液が顎を伝う。
抱き潰す勢いで三初の頭を抱えて、絶頂の余韻が去るまで耐える。
根元を堰き止められているせいで水風船のように弾力のある張りを保った自身から、コプッ……トロ……とカウパーが糸を引いて垂れていた。
「えっろいイキ方。癖になっちゃって」
つまり、クク、と笑う三初の意地悪い指摘と見てのとおり、俺は寸止めされた挙句中だけでイッてしまったわけだ。
病人の男にあっさり中イキさせられたのかよ。悪夢じゃねぇか。勘弁してくれ。
「ん……っ…は、違う……これじゃねぇ、このイクじゃねぇ……っぉ、くっ……」
「違うくないでしょ? たった一回しか出せないんだから、先輩のイクは、これじゃないとダメですよ。ほらもう一回」
「俺は出してぇって、っぁ、ふ……っ」
そうして身震いしながら脱力する俺がやるせない気分で嘆こうとも、三初は勘弁してやる気がないらしい。
ベッドのスプリングを使って跳ねるように突き上げられるたび痙攣する襞が熱い怒張にキュンキュンと絡みつき、ローションと腸液の混ざった粘液がぷちゅ、ぢゅぽ、と卑猥な音を奏でて泡立つ。
「なっなん、っもうイッただっ」
「あぁ。中イキはノーカンで」
「そん、っンっ……ァっ……馬鹿っ……今動くと、中が……っは、ぁっ……ンっ……」
そんなルールは聞いてない。
それがアリなら、俺だけが何度でも昂らせられてイキまくっても全然アリってことになるじゃねぇか。
──このままケツだけ甘イキ終わらねぇとか、最早イジメだろっ……!
呼吸を整える間を与えず波打つように結合部で餅つきをして遊ばれると、イッたばかりなのにまた湧き上がる。
出して終わるイキ方じゃなければ、敏感になったぶん軽い絶頂が終わらず、俺は慌てて背中を丸めて三初の頭に縋りついた。
「わっ……わかった、からっ……言うとおりにするからっ……ぁっ……ゔも、動くなっ……止ま、止まんね、からっ……!」
「そ? じゃあ、今度こそ俺も楽しめる遊び方してくださいね」
「んっ、んっ」
コクコクと首を縦に振って何度も頷く。最初は三初の体調を案じて動くなと言っていたが、今は自分のためだ。
イッた直後で過敏だとわかっていて炙るような律動が止まって、俺はぐたりと汗ばんだ体をもたれさせた。
「はッ……はッ……ぁ…く……」
「ゴホッ、んん。だいぶ健康体になってきたなぁ。やっぱ熱は多少汗かいて下げたほうがいいんですよ」
「ぉ……ぅ、動くなよ……俺が動くから……お前はダメだ……ん……は……」
「気持ちよく健康になれる共同作業とか、セックスって合理的ですよねぇ。くくく。俺は元々あんま汗かかないんで、意図的に運動しないと、でしょ」
「ンフッ……」
脱力する俺の尿道口を親指の腹でヌトヌトとなでつつ愉快げな笑みを見せる三初に、擽ったくて身震いする。
クソ、それでどうして性的な運動をすることになんだよ。
ド腐れチンコ式健康維持法か。絶対ェ流行らねぇ。詐欺だ。
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
またのご利用をお待ちしています。
あらき奏多
BL
職場の同僚にすすめられた、とあるマッサージ店。
緊張しつつもゴッドハンドで全身とろとろに癒され、初めての感覚に下半身が誤作動してしまい……?!
・マッサージ師×客
・年下敬語攻め
・男前土木作業員受け
・ノリ軽め
※年齢順イメージ
九重≒達也>坂田(店長)≫四ノ宮
【登場人物】
▼坂田 祐介(さかた ゆうすけ) 攻
・マッサージ店の店長
・爽やかイケメン
・優しくて低めのセクシーボイス
・良識はある人
▼杉村 達也(すぎむら たつや) 受
・土木作業員
・敏感体質
・快楽に流されやすい。すぐ喘ぐ
・性格も見た目も男前
【登場人物(第二弾の人たち)】
▼四ノ宮 葵(しのみや あおい) 攻
・マッサージ店の施術者のひとり。
・店では年齢は下から二番目。経歴は店長の次に長い。敏腕。
・顔と名前だけ中性的。愛想は人並み。
・自覚済隠れS。仕事とプライベートは区別してる。はずだった。
▼九重 柚葉(ここのえ ゆずは) 受
・愛称『ココ』『ココさん』『ココちゃん』
・名前だけ可愛い。性格は可愛くない。見た目も別に可愛くない。
・理性が強め。隠れコミュ障。
・無自覚ドM。乱れるときは乱れる
作品はすべて個人サイト(http://lyze.jp/nyanko03/)からの転載です。
徐々に移動していきたいと思いますが、作品数は個人サイトが一番多いです。
よろしくお願いいたします。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。