ぼくのゆめ

猫狐

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くろいろ

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ボクは、とってもはやくすぎていく電車からのけしきをたのしんだ。



ブッシューシュー



ふたたび音をたてて電車がとうちゃくした。



ここはどこだろう?



どこか見覚えのある場所だ。



ボクは電車からおりて、あるきだした。



うーんどこだっけ?


しばらくあるいていると、ビックリするものを見つけた。



ボクのおうちだ!



あのおおきな木も、きいろいポストも、ぜんぶぜんぶボクのおうちだ。



ボクは帰ってきたんだね。



ただいまーっておおきな声であいさつをして、おうちにはいる。



そしたら、お母さんが「おかえり」って言ってくれた。



やっぱりボクのおうちだ。



でも、お母さんは困ったかおをしていた。



どうしたの?



え?とうふがなくて夜ごはんがつくれない?



ボクにまかせて!



ボクが買いにいってあげる!



ボクは、お母さんにえがおで手をふって家をでた。



おとうふやさんにはなんども行ったことがある。



ここを曲がって、信号をわたって、まっすぐすすめば、、、あった!



おじさん、おとうふ、ひとつちょうだいな!



とうふやのおじさんは、ボクのあたまをなで、「おつかいかい?えらいねぇ」と言って、おとうふをおまけしてくれた。



おじさん、ありがとう!



ボクはえへへと笑って、おじさんとわかれた。


家にとうちゃくし、ボクはもう一度ただいまを言った。



あれ?おかしいな。



いつもならお母さんが「おかえりなさい」って言ってくれるのに。


ふしぎに思いながら家のなかをさがす。



すると、つくえのうえに一枚のかみが。



ええと、、、



お父さんにおべんとうを届けに行ってきます。いいこでおるすはんしててね。


どうやらおうちにはボクしかいないらしい。



一人でおるすばんだ!



はじめは、ゲームをしたり、テレビを見たり、おにんぎょうであそんだり、とっても楽しかったんだけど、、、



どれだけまってもお母さんがかえってこなくて、ボクはしだいに心細くなっていった。



だれももどってこなかったらどうしよう。



ボクはこわくなって、ふとんにもぐりこんだ。



お母さん、お父さん、はやくかえってきて!


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