錬金術師な転生エルフの自由気ままな冒険譚！

登場人物

《登場人物　メインキャラクター》

河上明／アキラ・カワカミ
　現代日本から、第一次産業革命時代に相当する魔法と錬金術と蒸気機関の世界に転生してきた女子高生。転生後の姿は銀髪菫眼の超絶美少女。錬金術工房に流れ着いたことで錬金術師を志すようになり、数々の発明品を世に送り出すようになる。転生前はいじめに遭っており、その時の『最後の仕打ち』から自分に害意を向ける者に対して一切の慈悲を捨て去るようになった。その容赦のなさから『惨撃のアキラ』の二つ名で呼ばれ恐れられるようになる。

ティアナ・トンプソン
　魔族エヴィルの少女。奴隷として売られかけたところをアキラに救われ、以後は彼女の助手を担っている。もともとは大陸の外の国からやってきた旅行者で、父が商人であったことから実家は大金持ちだった。

クリシュナ・シンハ
　『雑貨屋シンハ』の店長兼職人で、高校生程度。とても人当たりの良い性格。先見の明を持ち、アキラの発明品を商品化する提案を持ちかけるなど商売魂たくましい。

《登場人物　シュトラルラント王国》

エリック・ヴァン・リヒトホーフェン
　リヒトホーフェン領の領主である貴族の長。爵位は方伯。態度は紳士的だが龍騎兵軍の戦術指導者だったこともあり戦いとなれば強いらしい。妻レイニー、娘クラリスがいる。

ヴァル・アンドエーレ
　かつてリヒトホーフェン領で錬金術師をしていたジャン・アンドエーレの息子。自らもアンドエーレ鉄工所を経営しており、今は鍛冶師として腕を振るってはいないが多くの職人たちを育てている。

ダウナー・ブリッツ
　リヒトホーフェン領首都フリードの総合ギルドのマスター。悪名高きフェンリル三人衆には頭を抱えていた。

レイ・ルルス
キヨト・ノグチ
　ともに王都の錬金術師。アキラが錬金術師のライセンスを取得するための講習のためにやってきた。レイは魔族の女性で、可愛いものが大好きでアキラを全力でハグした挙句、ことあるごとに養子に迎えようとする。キヨトはサーパス（普通の人間）の男性で、酒と病気が大好きで常に酔っぱらっているが『徳義』の大切さをアキラに説く。

マルクス・ヴェイル
　龍騎兵軍フリード分隊歩兵班班長。とてもまじめで誠実な男。

カルパッチョ・デ・サンクティス
　サンクティス工務店の店長。彼をアキラに招待したのは、その実の弟で龍騎兵軍兵士のパーネ・デ・サンクティス。とても上品な口調で話す。と言うより乙女趣味で、アキラはその趣味を暴露された直後に「ブラックコーヒーが飲みたい」と言い放つ。

黒衣の男
　ティアナたちをさらった奴隷狩りの一団のひとり。その黒幕とのつながりがあるらしく、生け捕りにされた後に洗いざらい白状した。罪滅ぼしの手始めにアキラに犬のようにこき使われることになるが、その扱いは本当に犬以下だった。

フリーデリーケの住民
　ティアナとともに奴隷商に捕まり売られかけた人々。種族、年齢、性別も様々。アキラによって助け出された後は、アパート・フリーデリーケで自立の道を歩む。

フリードリヒ・ツェッペリン三世
　シュトラルラント王国を統べる王国領主。エリックの報告によってアキラに強い興味を示し、彼女を城に招待する。

マキシ
　エルフのとある一族の村長代理。ある理由により元いたグリュネルデ地方の集落を離れざるを得なくなり、それ以降は王都の近くで支援を受けながら生活している。

フェンリル三人衆（フェンリル、ゴイル、ナーガ）
ゴルト
　アキラに突っかかってきた横暴なハンター。当然、アキラに粛清される。