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第一章
銀髪隻腕の転生エルフ 7
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受付の女性は言う。
「ハンターの仕事は主に三つです。一つ目は、食肉や革製品や印章(はんこ)の材料となる骨など、商品の素材になる動物を狩って当ギルドに収めていただくこと。二つ目は、人や家畜を襲い畑や街道に出没する害獣、『瘴気に中って凶悪狂暴化した存在:魔獣』の討伐の依頼を受けていただくこと。三つ目は、狩猟や採収などではなく土地や環境や社会情勢などの調査業務です。二つ目の場合、食肉や素材になる害獣魔獣であればそのままお売りいただき即時換金することも可能です。腐敗がひどい場合、肉や皮ははその限りではありませんのでご注意を」
「うおおお! そりゃ助かります! なにぶんお金なんて一円も持ってないもんで」
「えん?」
「……その前に、この国の通貨について教えてください」
困惑する女性に、ヴァルが「この子はよその国からやってきた記憶喪失の子なのだ」と説明して納得させた。
すると。
「おいおい。この切れない剣の持ち主のお嬢ちゃんがハンターだって?」
アキラの背後から、男たちが絡んできた。
「しかも記憶喪失で金の単位も分からないと来た。とんだ世間知らずがハンターだとか。なあてめえハンター舐めてんじゃねえぞ? あ?」
「はい?」
アキラが振り向けば、そこにいたのはハンターライセンスのバッジをネックレスのように首から提げた三人の男。顔の特徴として彼らは、ボサボサ髪の狼顔、スキンヘッドの鬼顔、奇抜なヘアスタイルの蛇顔だった。いずれも人相は悪く、服装は汚く泥だらけ。猟具として全員が、ライフル、ナイフ、小型の斧、ロープを持っている。
「わたしに何か用ですか、って聞くだけ野暮かな」
「用ねえ。ちょっとハンター舐めてんなら教育と仕置きが必要だと思うんだよなあ。エルフ、ちょっと面貸せ。ハンターって仕事がどんだけ厳しいか教えてやるよ」
そう言う狼顔だが、アキラの振る舞いに苛立っているわけでも本気で教育したいわけでもないとアキラは察した。それどころか。
――この嫌味ったらしい顔、あのいじめっ子たちによく似てる。
そしてアキラは思い出した。学校の屋上に自殺しろと笑ったいじめっ子の少女の下種な笑顔を。
「そうですか。では結構です。これでもそれなりの数仕留めてるんで」
アキラは男たちに会釈だけすると、ギルド庁舎の出口に向かった。
すると、庁舎内は騒然となる。
「ヤバいぞあの子。フェンリル三人衆に目ぇ付けられちまったよ」
「またかよ、新人いじめ。俺もやられたし、ダチもおかげで引きこもりだよ」
「あいつらがいるせいで新人ハンターの登録者数も伸びねえしすぐにやめるのに」
「しかも連行断るって死ぬぞ、あの子」
もはや騒然を通り越して戦慄が走る。その様子にアキラはいぶかしがり、もしやと振り返った。すると狼顔がアキラの左肩を押し、その右手で彼女の襟元をつかんで吊るし上げた。
「ぐっ……」
「お嬢ちゃん!」
ギルド庁舎内のざわめきは大きくなり、ヴァルもアキラの身を案じてうろたえる。だがそんなことなど意に介さず、狼顔はアキラに向かって左拳を叩き付けようとした。
「あ? 調子こいてんじゃねえぞ、てめえ!」
そして繰り出される左拳。
アキラはそれを右腕を掲げてガードする。おかげで右腕の裏側が自分の顔に押し付けられることになるが、直後狼顔はアキラを手放して右手で左拳を抱えて唸りだした。
「うごぉぉぉお!? てっ、てめえ……! 今何しやがったぁ!?」
何と、狼顔の左手の中指が折れ曲がっていた。
そしてアキラの右手には、ひとつの鉄の塊。
「隠し武器『寸鉄』ですよ。懐に入られた時、刀で対応できない距離でもこれなら対応できます」
その長さ、およそアキラの右拳の横幅より少し長い程度。グリップの部分は革紐を巻かれて握力を増し、露出した黒染めの鉄芯が狼顔の手の骨を折ったのだ。
「フェンリルの兄貴! てめえ、よくも兄貴を。ナーガ!」
「ゴイル、兄貴の仇だ!」
狼顔をフェンリル、鬼顔をゴイル、蛇顔をナーガと言うらしかった。
斧を抜いてつかみかかるゴイルだがアキラは左手で逆手に持った刀で彼の右わき腹を強打し、ライフルを構えて引き金に指を添えるナーガには寸鉄を額に投げつけて意識を刈り取った。
「あんたらバカなんじゃないの!? こんなに大勢人がいるところで武器ぶん回す? わたしもやむなく応戦したけど、非常識にもほどがあるんじゃないかなあ!」
「だっ、黙れ小娘ぇええええ!」
フェンリルが左拳の負傷をこらえて右手でナイフを抜き、その切っ先をアキラの胸に突き立てようとした。だがア
キラは半歩距離を取ることでその兇刃を回避しつつ、刀を右手に持ち替え鍔をフェンリルの胸に向けて引き金を引いた。銃口から飛び出した針は胸に突き刺さり、鋭い痛みがフェンリルを襲う。
「つっ!? はっ、はん! 吹き矢のつもりか。その程度の攻撃がこの俺に通じると!?」
「それ、毒針だけど」
アキラはさらにフェンリルとの距離を取り、左手でガラスビンを取り出した。
アキラの言葉に、フェンリルは凍り付く。
「毒、だと……?」
「本当は狩猟用だけど、人に向けてしまった場合も想定して即効性のある毒は使ってない。でも致死性は高いよ。シカやイノシシ相手に使うことがほとんどだけど、たぶんクマだって十分あれば」
「ま、待て……。それじゃあ、俺……?」
「この解毒薬を飲まないと死ぬね。どうする? さっきの横暴な態度とわたしに拳と武器を向けたこと、そしてこの場にいる皆さんに迷惑をかけたことを謝るなら、考えなくもないけど」
「わっ、分かった。謝る、この通りだ」
震え上がるフェンリルだが、アキラは冷徹かつ無慈悲な顔でビンを落として割った。
「なぜに!?」
「それが謝る態度だとでも? ああ、ちなみに人間に撃ったことはないからシカよりも効き始めるのが速いかもしれないね」
するとその場に、高級そうな紺色の服とマントに身を包むひとりの男性が勢いよく大股で現れた。
「どうしたことだ!? これは何事か!? きみか、きみが騒ぎを起こしているのか!?」
マントの男性は髪をオールバックにまとめ、立派なひげを蓄えている。
「わたしは巻き込まれただけですよ」
「だがこれはどうしたことだ。毒とか何とか」
「ええ。正当防衛のために彼らを叩き伏せ、その過程で狩猟に使うための毒針を撃ってしまったんです。だから約束しました。今回のことを反省し謝ってくれるなら解毒薬を差し上げてもいいと」
アキラは二本目のビンを取り出し、それを男性とフェンリルの前に掲げる。
「なあこの通りだ、死にたくねえよ。反省するから、その解毒薬を俺にくれよ」
「吾輩も命じる。フェンリル三人衆は素行不良で有名なハンターだが命を奪うのはやり過ぎだ」
だがアキラは容赦なく二本目のビンも落として割った。
「だからなぜに!?」
「お嬢さん!」
「おじさん。あなたはこのギルドでそれなりの立場がおありの人みたいだけど、わたしは悪くないよ。それに命じるって何。そいつに吊るし上げられたわたしが対応ひとつ間違っただけで、わたしが死んでいたかここにいる人たちの誰かが死傷していたか。あなたはそんな危険な行動をしでかしたこの人たちを助ける命令を、どうしてわたしにできるの?」
アキラは三本目のビンを取り出し、ポーチをひっくり返した。
「これが最後」
「わっ、分かった。命じるという言葉は取り消そう。どうか命を奪う真似だけはしないでくれ。フェンリル、きみも謝るのだ。普段の素行の悪さの然らしめた、これはきみに対する罰に他ならない!」
今度の薬ビンを割られたらもう解毒は不可能。フェンリルは己の対応次第で命が助かるかどうかが決まるこの状況に心底震えあがった。毒が回ってきたか、息苦しさと吐き気の兆候が見られる。全身がうごめき、目の焦点も定まらない。
「もっ、申し訳なかった。もう二度とお前に」
「んぁー?」
「きみに無礼な態度は取らない! これまでギルドの関係者にかけてきた迷惑について心から謝罪する。ギルドマスター、ダウナー・ブリッツに対しても、この通りだ!」
アキラは一瞬動揺する。このマントの男性こそギルドマスター、つまりこの庁舎において最高位の人物であった。
「……分かった、ギルドマスターの手前今回は命を助ける。でも今度、たとえギルド関係者以外の人に対しても横暴を働いてみてよ。今度こそ命はないと思って?」
毒が回り始めてもはや絶命寸前。ナーガとゴイルに強引にビンをのどに押し込まれる形で解毒薬を飲まされ、一命を取り止めたフェンリルはふたりの仲間に抱えられて庁舎を去った。
もっとも、アキラが昨日出会ったハンターに話した通り『強力な麻痺毒』であり致死性はほとんどないのだが。
「ハンターの仕事は主に三つです。一つ目は、食肉や革製品や印章(はんこ)の材料となる骨など、商品の素材になる動物を狩って当ギルドに収めていただくこと。二つ目は、人や家畜を襲い畑や街道に出没する害獣、『瘴気に中って凶悪狂暴化した存在:魔獣』の討伐の依頼を受けていただくこと。三つ目は、狩猟や採収などではなく土地や環境や社会情勢などの調査業務です。二つ目の場合、食肉や素材になる害獣魔獣であればそのままお売りいただき即時換金することも可能です。腐敗がひどい場合、肉や皮ははその限りではありませんのでご注意を」
「うおおお! そりゃ助かります! なにぶんお金なんて一円も持ってないもんで」
「えん?」
「……その前に、この国の通貨について教えてください」
困惑する女性に、ヴァルが「この子はよその国からやってきた記憶喪失の子なのだ」と説明して納得させた。
すると。
「おいおい。この切れない剣の持ち主のお嬢ちゃんがハンターだって?」
アキラの背後から、男たちが絡んできた。
「しかも記憶喪失で金の単位も分からないと来た。とんだ世間知らずがハンターだとか。なあてめえハンター舐めてんじゃねえぞ? あ?」
「はい?」
アキラが振り向けば、そこにいたのはハンターライセンスのバッジをネックレスのように首から提げた三人の男。顔の特徴として彼らは、ボサボサ髪の狼顔、スキンヘッドの鬼顔、奇抜なヘアスタイルの蛇顔だった。いずれも人相は悪く、服装は汚く泥だらけ。猟具として全員が、ライフル、ナイフ、小型の斧、ロープを持っている。
「わたしに何か用ですか、って聞くだけ野暮かな」
「用ねえ。ちょっとハンター舐めてんなら教育と仕置きが必要だと思うんだよなあ。エルフ、ちょっと面貸せ。ハンターって仕事がどんだけ厳しいか教えてやるよ」
そう言う狼顔だが、アキラの振る舞いに苛立っているわけでも本気で教育したいわけでもないとアキラは察した。それどころか。
――この嫌味ったらしい顔、あのいじめっ子たちによく似てる。
そしてアキラは思い出した。学校の屋上に自殺しろと笑ったいじめっ子の少女の下種な笑顔を。
「そうですか。では結構です。これでもそれなりの数仕留めてるんで」
アキラは男たちに会釈だけすると、ギルド庁舎の出口に向かった。
すると、庁舎内は騒然となる。
「ヤバいぞあの子。フェンリル三人衆に目ぇ付けられちまったよ」
「またかよ、新人いじめ。俺もやられたし、ダチもおかげで引きこもりだよ」
「あいつらがいるせいで新人ハンターの登録者数も伸びねえしすぐにやめるのに」
「しかも連行断るって死ぬぞ、あの子」
もはや騒然を通り越して戦慄が走る。その様子にアキラはいぶかしがり、もしやと振り返った。すると狼顔がアキラの左肩を押し、その右手で彼女の襟元をつかんで吊るし上げた。
「ぐっ……」
「お嬢ちゃん!」
ギルド庁舎内のざわめきは大きくなり、ヴァルもアキラの身を案じてうろたえる。だがそんなことなど意に介さず、狼顔はアキラに向かって左拳を叩き付けようとした。
「あ? 調子こいてんじゃねえぞ、てめえ!」
そして繰り出される左拳。
アキラはそれを右腕を掲げてガードする。おかげで右腕の裏側が自分の顔に押し付けられることになるが、直後狼顔はアキラを手放して右手で左拳を抱えて唸りだした。
「うごぉぉぉお!? てっ、てめえ……! 今何しやがったぁ!?」
何と、狼顔の左手の中指が折れ曲がっていた。
そしてアキラの右手には、ひとつの鉄の塊。
「隠し武器『寸鉄』ですよ。懐に入られた時、刀で対応できない距離でもこれなら対応できます」
その長さ、およそアキラの右拳の横幅より少し長い程度。グリップの部分は革紐を巻かれて握力を増し、露出した黒染めの鉄芯が狼顔の手の骨を折ったのだ。
「フェンリルの兄貴! てめえ、よくも兄貴を。ナーガ!」
「ゴイル、兄貴の仇だ!」
狼顔をフェンリル、鬼顔をゴイル、蛇顔をナーガと言うらしかった。
斧を抜いてつかみかかるゴイルだがアキラは左手で逆手に持った刀で彼の右わき腹を強打し、ライフルを構えて引き金に指を添えるナーガには寸鉄を額に投げつけて意識を刈り取った。
「あんたらバカなんじゃないの!? こんなに大勢人がいるところで武器ぶん回す? わたしもやむなく応戦したけど、非常識にもほどがあるんじゃないかなあ!」
「だっ、黙れ小娘ぇええええ!」
フェンリルが左拳の負傷をこらえて右手でナイフを抜き、その切っ先をアキラの胸に突き立てようとした。だがア
キラは半歩距離を取ることでその兇刃を回避しつつ、刀を右手に持ち替え鍔をフェンリルの胸に向けて引き金を引いた。銃口から飛び出した針は胸に突き刺さり、鋭い痛みがフェンリルを襲う。
「つっ!? はっ、はん! 吹き矢のつもりか。その程度の攻撃がこの俺に通じると!?」
「それ、毒針だけど」
アキラはさらにフェンリルとの距離を取り、左手でガラスビンを取り出した。
アキラの言葉に、フェンリルは凍り付く。
「毒、だと……?」
「本当は狩猟用だけど、人に向けてしまった場合も想定して即効性のある毒は使ってない。でも致死性は高いよ。シカやイノシシ相手に使うことがほとんどだけど、たぶんクマだって十分あれば」
「ま、待て……。それじゃあ、俺……?」
「この解毒薬を飲まないと死ぬね。どうする? さっきの横暴な態度とわたしに拳と武器を向けたこと、そしてこの場にいる皆さんに迷惑をかけたことを謝るなら、考えなくもないけど」
「わっ、分かった。謝る、この通りだ」
震え上がるフェンリルだが、アキラは冷徹かつ無慈悲な顔でビンを落として割った。
「なぜに!?」
「それが謝る態度だとでも? ああ、ちなみに人間に撃ったことはないからシカよりも効き始めるのが速いかもしれないね」
するとその場に、高級そうな紺色の服とマントに身を包むひとりの男性が勢いよく大股で現れた。
「どうしたことだ!? これは何事か!? きみか、きみが騒ぎを起こしているのか!?」
マントの男性は髪をオールバックにまとめ、立派なひげを蓄えている。
「わたしは巻き込まれただけですよ」
「だがこれはどうしたことだ。毒とか何とか」
「ええ。正当防衛のために彼らを叩き伏せ、その過程で狩猟に使うための毒針を撃ってしまったんです。だから約束しました。今回のことを反省し謝ってくれるなら解毒薬を差し上げてもいいと」
アキラは二本目のビンを取り出し、それを男性とフェンリルの前に掲げる。
「なあこの通りだ、死にたくねえよ。反省するから、その解毒薬を俺にくれよ」
「吾輩も命じる。フェンリル三人衆は素行不良で有名なハンターだが命を奪うのはやり過ぎだ」
だがアキラは容赦なく二本目のビンも落として割った。
「だからなぜに!?」
「お嬢さん!」
「おじさん。あなたはこのギルドでそれなりの立場がおありの人みたいだけど、わたしは悪くないよ。それに命じるって何。そいつに吊るし上げられたわたしが対応ひとつ間違っただけで、わたしが死んでいたかここにいる人たちの誰かが死傷していたか。あなたはそんな危険な行動をしでかしたこの人たちを助ける命令を、どうしてわたしにできるの?」
アキラは三本目のビンを取り出し、ポーチをひっくり返した。
「これが最後」
「わっ、分かった。命じるという言葉は取り消そう。どうか命を奪う真似だけはしないでくれ。フェンリル、きみも謝るのだ。普段の素行の悪さの然らしめた、これはきみに対する罰に他ならない!」
今度の薬ビンを割られたらもう解毒は不可能。フェンリルは己の対応次第で命が助かるかどうかが決まるこの状況に心底震えあがった。毒が回ってきたか、息苦しさと吐き気の兆候が見られる。全身がうごめき、目の焦点も定まらない。
「もっ、申し訳なかった。もう二度とお前に」
「んぁー?」
「きみに無礼な態度は取らない! これまでギルドの関係者にかけてきた迷惑について心から謝罪する。ギルドマスター、ダウナー・ブリッツに対しても、この通りだ!」
アキラは一瞬動揺する。このマントの男性こそギルドマスター、つまりこの庁舎において最高位の人物であった。
「……分かった、ギルドマスターの手前今回は命を助ける。でも今度、たとえギルド関係者以外の人に対しても横暴を働いてみてよ。今度こそ命はないと思って?」
毒が回り始めてもはや絶命寸前。ナーガとゴイルに強引にビンをのどに押し込まれる形で解毒薬を飲まされ、一命を取り止めたフェンリルはふたりの仲間に抱えられて庁舎を去った。
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