一之瀬くんは人気者になりたい【R18版】

オヲノリ

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32.お着替えはリップなサービスの後で2*

 二人がやろうとしてるのはある意味でマッサージだけど健全なマッサージではなかった。そんな勘違いした一之瀬も悪いのだが、騙された感が半端ない。

 学校のシャワー室の個室内では聞こえるはずのない喘ぎ声が響いていた。しかもこんな真っ昼間にだった──。

 何でこんな事になってんだよ。またエロい展開になっちまった……。

「あっ……はぁ……んん……」
「大佑、良かったな。一之瀬が凄く気持ち良さそうにしているよ」
「ん……」

 下の方で花岡が夢中になって一之瀬のモノを咥えて舐めている。舌の先で筋を舐められて快感で頭も身体もおかしくなる。女みたいで恥ずかしい喘ぎ声を抑えようとするが余計に止まない。
 抵抗しようにも執拗な快楽で力が入らないだけでなく春風が後ろから抱きしめていて固定されている。

「僕らの方が興奮し過ぎて毎回やり過ぎちゃったけど、今度は一之瀬を隅々まで気持ち良くしてあげるね」
「へ? ……あっ……やめ……」

 そう言われて春風に後ろから胸を揉まれた。背中や首を舐められたり軽く噛まれた感覚がして擽ったいが、このおかしな感情に耐えている。

(気持ちはいいが、こう……もっと刺激が欲しいような……)

 なんて考えている俺は変態野郎だ。

 今度は耳元で可愛い……と囁く春風の荒い吐息が吹きかかりながら甘噛み耳の中を舐められてぞわぞわした。上下触れられていく度に下部が段々熱を帯びてる。

「ひもちいーか?」 
「あっ……く、咥えたまま喋るんじゃねぇよっ!」
「ふぁりぃ……」
「おまっ……やば……うっ……」

 花岡がモノを口に含んだまま話したせいか変な振動で絶頂を迎えそうになった。もうこれ以上は無理だ。

「も……限界だから、離せっ」
「我慢しなくていいよ。そのままいって」

 春風に耳元で囁かれる。耳を噛まれたり胸の突起を掴まれてぞくっとした。

「──っ……あぁっ…………」

 突然の衝撃でびくびくも震えて反って呆気なく果ててしまった。またもや友人の口の中で出してしまい急に罪悪感に苛まれる。
 ごくんとそれを飲み込んだ花岡が一之瀬の味か……とぼそりと呟いた。口内の残りを指先ですくってねばねばと糸を引いて動かして遊んでいる。その動作がいやらしくて飲み込んだ事よりもこちらの方が恥ずかしくて俯いてしまう。

「お前も……それ飲むんだな」
「……当たり前だろ。一之瀬が出したものを飲まねぇと勿体ねぇし、この味も好きだからな」

 後ろで抱きしめてる春風も「僕も好きだよ」と耳元で囁いていた。その言葉は女だったら、間違いなく勘違いするから甘い台詞はやめて欲しい。
 対抗意識でか花岡にも腕を回されて「俺も好きだっ」と言ってべったりとくっ付いてくる。

「それを迷いなく飲むなんて……。どんだけ俺を……」

 そう、こいつらは俺が好きなんだろうと柄もなく照れてしまった。ただ、友達として行き過ぎていると感じている。

 その時、一之瀬は気づいてしまった。密着して当たってる二人のアレが硬い事に。

「……え? 何で? お前らに何もしてないのに何で勃起してんだ?」

 花岡と春風の海パンの上の膨らみに気付いた一之瀬は疑問を訊ねた。熱烈な奉仕して貰っただけで特に何もしてなかったのに不思議でしょうがなかった。 

「自分で何とかするから大丈夫だよ」
「俺、トイレですぐ抜いて来るわ……」

 シャワー室から出ようとした興奮気味の二人に待てと制止させる。

「……わかった、今度は俺が舐める」

 一之瀬は狭い空間にしゃがみ、海パンを下げて膨れ上がった二人のモノを交互に舐めてる。先走りで口内が滑って少し青臭い匂いがする。
 ちらっと二人の様子を見ると、春風はこちらをガン見して手で口元を押さえてる。一方、花岡は荒い息遣いで普段とは違い真剣な顔付きで視線を外そうとしない。

「……一之瀬が無理してそんな事……しなくていいから」
「……っ……気持ちいっ……でもな、嫌になったらやめろよ……」
「いいや、別に? お前らだったら嫌じゃねぇし」

 本当に嫌でしてる訳ではない。こいつらからの性的なアレやコレをして慣れて抵抗がなくなったのかもしれない。

(最初は嫌々だったが、何故か今はそうは思わねぇな……)

「一之瀬、それ本当?」
「嫌じゃねぇんだな……」

 顔を真っ赤にした春風と花岡が真剣な目で一之瀬に問う。

 今、二人の目の色が変わったような気がする。さっきより三割増しで息が荒い。

 二人は自分のモノを扱き一之瀬の下半身の方に其々向けて勢いよく白濁としたのを出した。特に股間付近がでろでろで生暖かかった。
 二人ははぁはぁと荒く息を吸って呼吸を整えているようだ。

「そこ汚してごめん……。すぐに身体を洗ってあげるからね」
「さっさと三人でシャワー浴びようぜ。俺も一之瀬の身体洗いたいっ」

 にかっと明るい笑顔の花岡そしてにこやかに優しく笑う春風に抱きしめられ両頬に舐めるように口付けされた。
 リア充あるあるでも友達相手にこの状況はおかしくはないかと思い始めて悩みが増えるばかりだ。
 
***


「お前ら、遅ーい。今まで何してたんだよ?」

 教室でぷんすかと霧谷に疑いの目で一之瀬達三人を見ていた。こいつに三人で仲良くやってました! なーんて口が裂けても言えない。

「……まぁ、ちょっとな」
「色々とね」
「いっぱいあり過ぎたな……」

「俺さ、折角待ってたのに飯食い終わったじゃんかよぉ」

 俺、すげー寂しぃと霧谷が嘘泣きする。わざとらしい仕草に苦笑いして三人でごめんねとか悪いなと一言謝った。
 さっきとは打って変わって霧谷は真剣な面持ちで口を開く。

「で、実際は何があったんだよ」
「ちょっとだけマッサージしてたんだ。疲れてる一之瀬をより気持ち良くさせたくてね」
「気持ち良かったな……。一之瀬が可愛いかった」

 と花岡が頭を掻きながら、視線を外して照れてる。

 おーい、花岡。その言い方は何かいかがわしいぞ。バレたらどうすんだよっ。

(疲れ過ぎて誤魔化しが出来ねぇ……)

 げっそりとした一之瀬は言葉にせずに口を噤む。

「その割にはとーちゃん、お疲れサマー。かーちゃんと息子に至り尽くせりでかえって疲れちゃったって感じ?」

 霧谷が一之瀬の元気のない顔に不思議そうに見つめる。こいつの言葉は図星でかの意味で至り尽くせりだった。

「もう何も言いたきゃねぇな……」
「ふーん、そうかぁ」

 もの言いたげな目付きをしている霧谷。いつも以上に何か言いたそうだ。
 
「いっちー、首のとこが……」
「……首?」

 小声で霧谷に指摘されて首を手で触ってみたが、何も付いてもないし、傷や吹き出物が出てる訳でもないようだ。

「あ、いやー? 何でもねーよ。いいたきゃないけどさ、お前マジで気を付けろよー?」
「あ? 何を気を付けろってんだよ」
「はぁ……何事にも流されるなって話。こー見えて心配してんだからなぁ。まさかあそこまでだとは……」

 一之瀬の何かを心配する霧谷が遠い目をしている。何があったのかは知らないが、敢えて聞かない方がいいかもしれない。

「霧谷と何を楽しそうに話してるのかな? 僕も話に混ぜて欲しいな」
「春風……」

 後ろからにこやかに春風が優しく声をかけた。霧谷は直様、春風から目を逸らして知らん顔。春風に弱味でも握られてるのか、それともやらかしたのか若干びびっている様子だった。

 微妙な空気に花岡がタイミング良く「ボーッとして何やってんだ? 早くみんなで飯食おーぜ!」の明るい声が響き何事もなかったようにランチタイムが始まった。
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