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0089★魔晶石に魔法付与をして展開させました
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セシリアは、ルリの言葉に頷いて、一応というコトで子供達が遊びに出ないようにと、物理遮断を込めた隠蔽結界を張ってみたが、難なく簡単に張るコトが出来た。
「うん、大丈夫みたい………これなら、ナナと子供達に軍馬達も出せるわね……結界の外に移動できないようにしたしね」
結界を張り終えて満足そうに頷くセシリアに、グレンがちょっと考えて言う。
「なら、馬車も出しておいて、今日は何時も通り馬車の中で休もうぜ……見物だけっていうなら、馬車に乗ってのんびり外観を見学してもいいんじゃないか? ほら、馬車が通れるほど舗装された街道のようなモノがあるからな」
グレンが指さした方向には、大街道並の石畳がずっと続いていた。
「あっ…本当だ……なら、このまま休憩しようか…無理は禁物だもんね……」
セシリアは、自分が幼少期から籠の鳥のごとく、限られた範囲でしか行動できなかったコトから、そういう意味での体力が無いコトを自覚する。
同時に、無理に無理を重ねていたコトで、限界値がわからないという難点に困った顔をする。
いやねぇ…前世の自分の限界は分かっていたけど……
今世のセシリアとしての体力の限界ってモノがよくわからないわ
気が付いたら、王太子の婚約者で、いずれは王太子妃になるんだからって
浄化の儀式は毎日するのは当たり前だったし
自分の分の他に、エイダン王太子の分の書類もまわって来ていたし
考えてみれば、ずっと無茶ばっかりさせられていたのよねぇ
時間内に出来ないと、侍女長や王妃様に、エイダン王太子からも、鞭で打たれたから
とにかくやるしかなくて、ひたすら時間内に終わらせようとしていたのよねぇ
だから、自分の能力の限界とか色々な意味でよくわからないのよねぇ……はぁ~……
私には、集中すると時間を忘れてしまう欠点があるから
ルリやグレンが心配して、休憩を取るコトを言ってくれるから助かるわ
気を付けてはいるけど、無茶して倒れるのだけは避けたいわねぇ
まぁ…今は、ちゃんと止めてくれる人がいるから大丈夫だろうけど
じゃなくって、ここははたして遺跡型の『ダンジョン』なのかしら?
そしたら、待ち受けているモノは何ってコトになるのかな?
もしも、これがイベントだとしたら、この先に何があるのかしら?
あの砂漠の地下の遺跡では、戦闘は無かったけど
ここでは、どうなのかしらねぇ?
『ダンジョン』には、人数に関係なく襲って来るタイプと
侵入人数や編成によって、敵キャラの出現が違ったりしたけどねぇ
取り敢えず、今のところ、生き物の気配みたいなモノは感じないけど
これが乙女ゲームでのイベントだって言うなら、出逢いとかもありなのよねぇ
それも、攻略対象だったり、必要なアイテムだったりと色々だけど
そうなると、あの直立ワニさんが何らかの情報キーになると思うのよねぇ
あのちょびっと会話から行くと、遺跡の中に向かえってコトかなぁ…ってコトかな?
出来るなら、あの直立ワニさんともう少し交流して、情報収集したいわ
出合った時は無害だったけど、ゲートキーパーみたいな存在だったりする確率もあるし
そうなると、突然狂暴化して襲って来るコトもあるのよねぇ……はぁ~……
何が要因になるか、皆目見当つかないんだから、出来るコトからしましょう
まずは、軍馬達を出して、馬車に繋いで、ナナと子供達を出さないとね
ウリウリと考えて、疲れを感じたセシリアは、まず馬車を出してから、姿見を台座に設置して、軍馬達とナナと子供達を外へと出す。
お外に出た子供達がキャッキャッと跳ねまわる姿に、セシリアはこころ癒されながらも、物理的に遮蔽したコトが子供達に効いているコトを確認してホッとする。
うん…どうやら…大丈夫のようね
ひとりで遺跡の中に入ったりされないようにって、気にしなくて平気ね
さて、なら物理遮蔽込みの隠蔽結界を、馬車を中心にした移動型にちょこっと変更
と、セシリアは馬車の御者台の背もたれの中心に、物理遮蔽込みの隠蔽結界の付与を込めた蒼い魔晶石を嵌め込む。
セシリアは、前回馬車を停止して休憩した時に、ルリに御者台の背もたれに穴を開けておいてもらったのだ。
実際、ルリは人差し指の爪を伸ばして、セシリアが指定した場所に、指定された大きさの穴を、ちょいちょいで穴を開けてくれたのだ。
ほんと、ルリの爪ってもの凄く鋭くて、おそろしく丈夫ねぇ
確か、御者台って木の魔物のトレントが使われているって聞いたコトあるけど
ルリの爪にかかると柔らかい材木のように簡単に削れちゃうのよねぇ
結界を付与した魔晶石を嵌め込んだセシリアは、ちゃんと張られているコトを確認して頷く。
「これでよしっ…何時でも、移動して大丈夫ね」
呟くセシリアに、ルリが小首を傾げながら寄って来て聞く。
「リア、何をしたんだい」
「うん…ほら、前回の休憩の時に、ルリに穴を開けてもらったところに、物理遮蔽込みの隠蔽結界を付与した魔晶石を嵌め込んだの……」
「へぇ~…器用だねぇ、リアは…でも、何だってそんなことするんだい?」
「えっ…だって、魔法で隠蔽結界張った時、張りっぱなしにしていたら、ルリとグレンが、魔力枯渇したらどうするんだって怒ったでしょ…魔力たっぷりの魔晶石に術自体を付与して展開しておけば良いかなって……コレなら魔力枯渇になるとか関係ないし」
と、答えると、何故かルリがしゃがみ込んでしまう。
あら、ルリったらどうしたのかしら? 良いアイディアだと思ったんだけど?
よく、ラノベとかで魔道具とか付与の話しがあったから作ってみたのよねぇ
ルリの反応は気になるけど、無事に展開しているみたいだから、これで良いよねぇ
そう自己完結したセシリアは、しゃがみ込んだルリを放置して、グレンの側に移動して聞く。
「グレン…あそこの石畳を走る時、遺跡をよく見てみたいから私も御者台に座りたいんだけど」
セシリアの言葉に、ちょっと首を傾げて考える仕草をしたが、グレンはあっさりと了承する。
「まぁ…良いんじゃないか……ルリとユナには馬車の屋根の上で警戒してもらえば良いだけだしな……子供達とナナはしまう予定なんだろう」
「うん…その予定…ナナは野生だったから、そこそこの戦闘能力あるかもだけど…子供達の面倒を見てもらう予定だし…幼い子供達はまだまだ幼くて危ないからね」
「んじゃ、ナナと子供達を呼んで、しまってくれ……そろそろ出発しようか……ゆっくりと馬車で見回りしてみよう……たぶん、一周できるような道みたいだからな」
「うん」
セシリアはご機嫌でナナと子供達を呼び寄せて、姿見の中へと導き入れる。
勿論、一緒に入って、子供達にはナナの搾ったミルクを、ナナ本人にはジャンボモアの内臓と野菜と砕き麦を与えて、休んでいるように指示したコトは確かな事実だった。
外で活躍できない不服はあるものの、セシリアからたっぷりのオヤツをもらったナナは、ご機嫌でまったりと子供達と過ごすのを了承し、姿見の中の家畜小屋に入って行くのだった。
セシリアは、ちゃんと子供達の面倒を見て、お留守番するナナのケアーもするのだった。
勿論、ママボクも一緒に探検したいと泣くレオを四苦八苦しながら宥めたコトは言うまでもない。
グリは、そんなレオとセシリアの姿に首を傾げたものの、興味を失い、小さなあくびをしつつ、ナナの横腹にピトッとくっつき、直ぐに眠りに入ってしまう。
一方、ナナの子供達3頭は、家畜小屋の中を楽しそうに飛び跳ねていた。
そんな微笑ましい光景に頬を緩めたセシリアは、足取りも軽く、姿見の中から出て、腕輪型のアイテムボックスに収納し、馬車の御者台へと乗り込むのだった。
「うん、大丈夫みたい………これなら、ナナと子供達に軍馬達も出せるわね……結界の外に移動できないようにしたしね」
結界を張り終えて満足そうに頷くセシリアに、グレンがちょっと考えて言う。
「なら、馬車も出しておいて、今日は何時も通り馬車の中で休もうぜ……見物だけっていうなら、馬車に乗ってのんびり外観を見学してもいいんじゃないか? ほら、馬車が通れるほど舗装された街道のようなモノがあるからな」
グレンが指さした方向には、大街道並の石畳がずっと続いていた。
「あっ…本当だ……なら、このまま休憩しようか…無理は禁物だもんね……」
セシリアは、自分が幼少期から籠の鳥のごとく、限られた範囲でしか行動できなかったコトから、そういう意味での体力が無いコトを自覚する。
同時に、無理に無理を重ねていたコトで、限界値がわからないという難点に困った顔をする。
いやねぇ…前世の自分の限界は分かっていたけど……
今世のセシリアとしての体力の限界ってモノがよくわからないわ
気が付いたら、王太子の婚約者で、いずれは王太子妃になるんだからって
浄化の儀式は毎日するのは当たり前だったし
自分の分の他に、エイダン王太子の分の書類もまわって来ていたし
考えてみれば、ずっと無茶ばっかりさせられていたのよねぇ
時間内に出来ないと、侍女長や王妃様に、エイダン王太子からも、鞭で打たれたから
とにかくやるしかなくて、ひたすら時間内に終わらせようとしていたのよねぇ
だから、自分の能力の限界とか色々な意味でよくわからないのよねぇ……はぁ~……
私には、集中すると時間を忘れてしまう欠点があるから
ルリやグレンが心配して、休憩を取るコトを言ってくれるから助かるわ
気を付けてはいるけど、無茶して倒れるのだけは避けたいわねぇ
まぁ…今は、ちゃんと止めてくれる人がいるから大丈夫だろうけど
じゃなくって、ここははたして遺跡型の『ダンジョン』なのかしら?
そしたら、待ち受けているモノは何ってコトになるのかな?
もしも、これがイベントだとしたら、この先に何があるのかしら?
あの砂漠の地下の遺跡では、戦闘は無かったけど
ここでは、どうなのかしらねぇ?
『ダンジョン』には、人数に関係なく襲って来るタイプと
侵入人数や編成によって、敵キャラの出現が違ったりしたけどねぇ
取り敢えず、今のところ、生き物の気配みたいなモノは感じないけど
これが乙女ゲームでのイベントだって言うなら、出逢いとかもありなのよねぇ
それも、攻略対象だったり、必要なアイテムだったりと色々だけど
そうなると、あの直立ワニさんが何らかの情報キーになると思うのよねぇ
あのちょびっと会話から行くと、遺跡の中に向かえってコトかなぁ…ってコトかな?
出来るなら、あの直立ワニさんともう少し交流して、情報収集したいわ
出合った時は無害だったけど、ゲートキーパーみたいな存在だったりする確率もあるし
そうなると、突然狂暴化して襲って来るコトもあるのよねぇ……はぁ~……
何が要因になるか、皆目見当つかないんだから、出来るコトからしましょう
まずは、軍馬達を出して、馬車に繋いで、ナナと子供達を出さないとね
ウリウリと考えて、疲れを感じたセシリアは、まず馬車を出してから、姿見を台座に設置して、軍馬達とナナと子供達を外へと出す。
お外に出た子供達がキャッキャッと跳ねまわる姿に、セシリアはこころ癒されながらも、物理的に遮蔽したコトが子供達に効いているコトを確認してホッとする。
うん…どうやら…大丈夫のようね
ひとりで遺跡の中に入ったりされないようにって、気にしなくて平気ね
さて、なら物理遮蔽込みの隠蔽結界を、馬車を中心にした移動型にちょこっと変更
と、セシリアは馬車の御者台の背もたれの中心に、物理遮蔽込みの隠蔽結界の付与を込めた蒼い魔晶石を嵌め込む。
セシリアは、前回馬車を停止して休憩した時に、ルリに御者台の背もたれに穴を開けておいてもらったのだ。
実際、ルリは人差し指の爪を伸ばして、セシリアが指定した場所に、指定された大きさの穴を、ちょいちょいで穴を開けてくれたのだ。
ほんと、ルリの爪ってもの凄く鋭くて、おそろしく丈夫ねぇ
確か、御者台って木の魔物のトレントが使われているって聞いたコトあるけど
ルリの爪にかかると柔らかい材木のように簡単に削れちゃうのよねぇ
結界を付与した魔晶石を嵌め込んだセシリアは、ちゃんと張られているコトを確認して頷く。
「これでよしっ…何時でも、移動して大丈夫ね」
呟くセシリアに、ルリが小首を傾げながら寄って来て聞く。
「リア、何をしたんだい」
「うん…ほら、前回の休憩の時に、ルリに穴を開けてもらったところに、物理遮蔽込みの隠蔽結界を付与した魔晶石を嵌め込んだの……」
「へぇ~…器用だねぇ、リアは…でも、何だってそんなことするんだい?」
「えっ…だって、魔法で隠蔽結界張った時、張りっぱなしにしていたら、ルリとグレンが、魔力枯渇したらどうするんだって怒ったでしょ…魔力たっぷりの魔晶石に術自体を付与して展開しておけば良いかなって……コレなら魔力枯渇になるとか関係ないし」
と、答えると、何故かルリがしゃがみ込んでしまう。
あら、ルリったらどうしたのかしら? 良いアイディアだと思ったんだけど?
よく、ラノベとかで魔道具とか付与の話しがあったから作ってみたのよねぇ
ルリの反応は気になるけど、無事に展開しているみたいだから、これで良いよねぇ
そう自己完結したセシリアは、しゃがみ込んだルリを放置して、グレンの側に移動して聞く。
「グレン…あそこの石畳を走る時、遺跡をよく見てみたいから私も御者台に座りたいんだけど」
セシリアの言葉に、ちょっと首を傾げて考える仕草をしたが、グレンはあっさりと了承する。
「まぁ…良いんじゃないか……ルリとユナには馬車の屋根の上で警戒してもらえば良いだけだしな……子供達とナナはしまう予定なんだろう」
「うん…その予定…ナナは野生だったから、そこそこの戦闘能力あるかもだけど…子供達の面倒を見てもらう予定だし…幼い子供達はまだまだ幼くて危ないからね」
「んじゃ、ナナと子供達を呼んで、しまってくれ……そろそろ出発しようか……ゆっくりと馬車で見回りしてみよう……たぶん、一周できるような道みたいだからな」
「うん」
セシリアはご機嫌でナナと子供達を呼び寄せて、姿見の中へと導き入れる。
勿論、一緒に入って、子供達にはナナの搾ったミルクを、ナナ本人にはジャンボモアの内臓と野菜と砕き麦を与えて、休んでいるように指示したコトは確かな事実だった。
外で活躍できない不服はあるものの、セシリアからたっぷりのオヤツをもらったナナは、ご機嫌でまったりと子供達と過ごすのを了承し、姿見の中の家畜小屋に入って行くのだった。
セシリアは、ちゃんと子供達の面倒を見て、お留守番するナナのケアーもするのだった。
勿論、ママボクも一緒に探検したいと泣くレオを四苦八苦しながら宥めたコトは言うまでもない。
グリは、そんなレオとセシリアの姿に首を傾げたものの、興味を失い、小さなあくびをしつつ、ナナの横腹にピトッとくっつき、直ぐに眠りに入ってしまう。
一方、ナナの子供達3頭は、家畜小屋の中を楽しそうに飛び跳ねていた。
そんな微笑ましい光景に頬を緩めたセシリアは、足取りも軽く、姿見の中から出て、腕輪型のアイテムボックスに収納し、馬車の御者台へと乗り込むのだった。
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