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第20章 帝国予算の為に………
437★エリカは自分と、他聖女候補との違いを分析する
その姿を見送ってから、エリカはアランに話しかける。
「アラン、今日の授業を30分程遅くして欲しいと伝えてね」
エリカの言葉にアランが突っ込みを入れる。
「姫君、その程度の時間で、PXの説明が出来るんですか?」
その言葉に、エリカは苦笑する。
(PX自体を知っているはずだし
たとえ知らなくても、ちょっと説明すれば良いもの
たぶんデパートやスーパーマーケット
ドラッグストアや量販店なんかを思い出して
色々と欲しい商品を提案してくれると思うしね
それよりもアルバートさん達が、お見舞いに来たら
どうするかって話をした方が良いよね
まず、あたふたと慌てるだろうし恥ずかしがると思うわ
だからこそ、PXの話題は大事よね
その話しをするなら、彼女達でも会話に困らないと思うもの)
「たぶん、大丈夫だと思うわ
PXがどんなものかを知っているはずだからね
それよりも、アルバードさん達が………というか
将来の夫候補達がお見舞いに来るって伝えておく方が
重要だと思うのよ
だって、こっちで出来た縁のある人達なんだもの」
「確かにそうですね
ここに居る者達は、聖女候補の皆さんからは
姫君の身内扱いをされていましたから………」
アランの答えを聞いてエリカは苦笑する。
(やっぱり、彼女達の不安定さに気が付いていたのね
ついでに、彼女達をウチの騎士団の身内と思っていないのね
騎士の義務として、彼女達を守っているだけ………
それはそれで正しいんだけどねぇ………
こう、もう少し親身になって守って欲しいなんて言えないよね
私の立場上ではねぇ………
今だって、私の我が侭と、アルの皇太子の権力を使って
彼女達をここに滞在させて守っているだけだもの
私は、こっちに聖女召喚されて来て、直ぐにオスカーさん達と
《魔力枯渇》した神官様達や魔法使い様達の手当てをしたわ
それに、あの時出現していた魔物の討伐も指示したわ
その行動のお陰で、私は魔法騎士団の騎士様達や神官様達
それに魔法使い様達と一瞬で懇意になったわ
身内扱いされて、アルを求めてさっさとオスカーさん達と
魔物討伐に出たもの………
これで完璧な縁が出来たと思う
だから、私は、魔法騎士団でアルという恋人と
オスカーさん達保護者と仲間を手に入れたのよね
だから、思い付いたコトを直ぐに実行して好き放題に生きてきたわ
その結果、この帝国にも結構な利益も出たしね
私の地位は、聖女としても、アルと言う皇太子の婚約者としても
完全に保証されているわ
さしずめ、オスカーさんやマクルーファさん達は後ろ盾かな?)
エリカは、自分の立場と、一緒に召喚された聖女候補達のコトを考える。
確かに、ほぼ聖女扱いにはなっているが、まだ守護獣がいない為候補が外れないので、完全に立場が安定していると言えないのだ。
それゆえに、安心安全を得る為にも、婚姻相手を早く確定したいのだ。
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