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召喚されちゃいました
305★アラン様はブレずにラノベあるあるの竜人です
しおりを挟むきっと、この国に居る女の人達は、肉食系女子だと思うので………。
ドラゴニアンの女達と獣人の女達…うっ…怖くてぞくぞくします。
だから、色々と提案したり、魔法のアイテムを作るコトを諦めたりしませんよ。
私とアラン様の明るい未来の為に………。
なんてぐるぐると思っている間に、私はアラン様にイイようにされて、どろっどろになり、お風呂に入っています。
アラン様は、何でそんなに涼しげな表情をしているんです。
私なんてもう息も絶え絶えって感じになっているのに………。
体力勝負の騎士様のトップに立つアラン様に、私の体力で付いて行けるんでしょうか?
「静香、私は、もう何十年も騎士をしている男ですよ
貴女より私の方が体力があって当然です
こちらの女性達は、そんなに体力はありませんよ
貴女よりは確実にありますが………
そんな者達に私は興味なんてありませんので
静香が気にする必要はありません
というか、私以外に意識を向けないで下さい
静香の気を引くものを排除したくなりますから………
私は、こころの狭い男ですから」
アラン様、そのブレない性格が好きです。
ラノベあるあるの竜人というか、ドラゴニアンの性格ですよね。
種族的な部分の多い性格だから、矯正しようとしても意味無いですよね。
なおるなんてコトは、絶対にありえないんだから………。
「酷い言い方ですね。私は、静香を愛しているだけなんですよ
私と静香の時間を邪魔する存在を出来るだけ排除したいという
ささやかな思いを実行しているだけなんですが………」
「アラン様、それってささやかな願いって言えるんでしょうか?
なんか、私との時間を邪魔されたら、色々な報復をしそうな
気がするんですけど………それって間違いですか?」
私の問い掛けに、アラン様はちょっと黒いオーラを纏いながら淡々と答えてくれましたよ。
「蜜月に入る寸前の恋人というか、婚約者を持つ私に
余計なコトをする方が悪いんですよ
どんな報復をしようとも、誰も何も言いませんよ」
ここの常識って、なんなの?って言うよりは、ドラゴニアンの常識で行動しているから、私には、絶対に理解不能な事柄があるのね。
ラノベあるあるを超えてしまったわ。
私が首を傾げて、うにうにしているとアラン様が話しかけてきます。
「静香の常識と私達の常識が違うのは、世界が違うほかに
種族の性質の違いもありますから、その辺りは諦めて下さいね
その代わりに、静香の望みはなるべく叶える様にしますから………
私は、こころの狭い嫉妬深い性質を持つので
静香にこれからも、我慢をしいてしまうかも知れません
その時は、必ず言葉で何が厭だったかを言って拒否して下さい」
そうですか、厭なコトは厭だって言葉にすれば良いんですね。
NОと言えない日本人な私にはキツイ話しですね。
それよりも、ここは、アラン様の良心に乗っかって、我が侭を言いますよ。
予定では、こっちに持って来ていたお米をコピーして、ご飯を炊いて食べるはずだったんですから………。
あっ約束していたお取り寄せの材料は、何処にあるんでしょうか?
それに、私専用の台所も何処にあるんでしょうか?
ここでまったりとお湯に浸かっているのも良いですが、どうせならそれらの確認をしたいです。
私の故郷の食材を使った手料理を、アラン様に食べて欲しいんです。
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