召喚されたのに、スルーされた私

ブラックベリィ

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召喚されちゃいました

015★ランドール様の黒い微笑みが怖い

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 でも、たった3人の女の子が、どの程度、この国の役に立つのかな?って………。
 首を傾げて考え込んでしまった私を抱っこして、ランドール様は軽々と歩いていきます。
 そんな私の周りにいる騎士様達は、じっと私を見詰めています。

 なんか寒いんですけど、この視線。
 なんか怖いんですよね…いや、マジで寒気がしますよ。
 でも…そんな風に見詰められる理由が、思いつきません。

 彼氏がいないって、男の人の行動原理とか、思考と嗜好とかがわからないっていう、リスクがあるんだってしみじみ感じます。

 ええぇ~現実逃避ですよ。
 だって、真面目に考えると乙女ゲームの逆ハーエンドが、頭に浮かんでくるんです。

 でもね、アレは、所詮乙女ゲームで、TV画面の向こう側だから、キッキャウフフって笑いながら見ていられるんですよ。
 現実に…そう…リアルに逆ハーなんて、どんな丈夫な……それこそ、黄金の身体を持つビッチなんだって思います。

 私のような未熟で清らかな乙女には、チャレンジしようと思うコトすらおこがましいモノなんですよ。
 嫌な予感に捕らわれて、思考の海にどっぷり沈んだ私を、ランドール様は黙って観察しているように感じました。

 でも、口付けを止める気は無いようです。
 なんか、私は、ランドール様に口付けされたり、触られたりするコトになれてしまった気がします。

 だって、気持ち良いんですよ。
 地味でブスな私が…こんなにイケメンに、優しくされていたら絆されますよ。
 そう…たとえ、ロリコン疑惑がたぁ~っぷりの人でも………。

 それでも、私は、召喚された本当の理由を聞こうと思います。
 怖くても、知らないよりは知っていた方が対処出来ると思うから………。
 
 「ランドール様
  私達の人数では
  花嫁として意味が無いと
  思うんですけど?

  何か私達じゃなければ
  いけないような理由が
  あるんでしょうか?」 

 私の質問にランドール様は、にっこり笑って答えてくれました。

 「理由はありますが
  今、ここで話す内容では
  ありませんので………

  答えを控えさせてもらいます」

 けど、ランドール様は、本当の意味では、あっさり質問をスルーしてくださいました。
 私の質問に答えないランドール様を、むっとした顔で見詰めると………。
 ランドール様は、ちょっと黒く笑って見詰め返してくれます。

 その黒い微笑みに、なんか背筋に寒いモノを感じてしまいました。
 すると、ランドール様は私を抱っこしたまま立ち止まり、少女マンカや乙女ゲームの定番の顎クイッという技を繰り出してきます。

 えっ?……はっ?何しているんですか?ランドール様…乙女の妄想を煽る行為は止めてくださいって、こころの中で言ったら………。
 ランドール様の綺麗な顔が………どんどん迫ってきます。

 お陰で私の心拍数が、ガッガッ上がっていきます。
 そして、近付いたラドール様の唇が………。
 うっわぁ~これって、もしかして、顎クイッからのキスですか?

 彼氏いない暦=年齢の清らかな私が、大人の色気たぁ~っぷりのランドール様とキスしちゃうの?
 まさに乙女の夢です…地味で影の薄いちょいブスでモブの私が……。

 もしかして、モテ期キタァーなんて思っていたら、そのまま顎を固定して、口付けてくれました。
 うっわわ……こんな綺麗な大人の男の人と…私が、キスしてる。

 その上で、ランドール様に唇を舌でなぞられて………。
 口を開けろって催促されている気がします………ここは、ダメもとで、ちょっと口を開けちゃいます。

 そしたら、マジでランドール様の舌が入ってきましたよぉぉぉ~もうダメ。
 意識が持たないって思ったら、ランドール様は、私の舌に舌を絡めるというガッツリハードなベロチューをかましてくれました。

 ランドール様、普通のキスにして欲しかったわ。
 意識がたもっていられません……ブラックアウト…しちゃいます。

 もったいないよぉぉ~経験が無いって…ランドール様とのハードなキスを楽しめないなんて……でも…ファーストキスは……経験しました。
 ランドール様、ご馳走様ですって思ったのが最後の記憶でした。

 そして、清らかな乙女な私は、意識を飛ばしてしまいました。










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