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038★異世界2日目・呼びに来られちゃいました
しおりを挟む俺達は、2人並んで列になって階段を降りて行く。
こうやって降りて行くのって、学校での避難訓練みたいだなぁ~って思ってしまう。
踊り場を降りて、扉を開いて4階に足を踏み入れる。
そこには、透明な壁と扉が付いている。
そのドアを開けると、もう1枚透明な扉があったから、もう1度扉を開ける。
すると、受付を兼ねたナースステーションが、目に入った。
「ふぅ~ん、なるほど
外科の入院病棟のイメージで
作ったんだね」
「ああ‥上が減圧室を備えた‥
伝染病の病棟‥のイメージで
作ったから
普通の外科や内科の入院病棟を
イメージしたんだ」
「すると、ナースステーションは
1ヵ所だよね」
「うんそう‥‥それに‥6人部屋
4人部屋、個室って感じにしてある
集中治療室は1ヵ所だけ
それらしいモノを作ってみたんだ
どうかなぁ~」
「飲み物やアイスなんかの自販機は?」
「それ無理だから‥‥‥」
「どうせだったら
ソコまで再現するっていうのは?」
「替わりに、売店を入れてみた」
「何処に」
俺はリューの質問に、ナースステーションの真向かいのドアを開けて見せる。
ソコには、色々なサイズの棚と台と冷凍ケースが置いてあった。
「うっわぁ~凄いじゃないか
これに、中身があったら
完全に売店だね」
「だろう?
お前ん家の病院のイメージだからさ」
俺のイメージ力なんて、こんなものだ。
4階のフロアも5階のフロアも、リューの家の持つ総合病院をイメージして作っていたんだ。
そんな俺達の会話に、カズさん達が話しかけてくる。
「シロー君もリュー君も
もしかして医者の息子なのか?」
「‥‥‥」
俺達は、その質問に笑って頷く。
説明するコトが、面倒くさいから‥‥‥。
そんな俺達に、ジークさんが言う。
「通常の病室なら
ここはサラッと見て3階に
下りませんか?」
ありがとう‥余計なコトを聞かない‥秘密ってほどじゃない‥けど、親父達について、余り言いたく無いので、その意見を受け入れる。
「そうですね
さっさと、次の階を探検しましょう
女性陣が怖いので‥‥‥」
なんて、そんな話しで盛り上がっていた俺達のところに、ヒナタさんとサクラさんが来た。
そして、にっこり笑って言う‥‥‥こめかみにアレが、お怒っているよね。
「昼食が出来ました
食べにきてください」
『はい』
何かに夢中になると、色々とダメな俺達だった。
日常が完全におろそかになっている俺達に、女性陣はかなり呆れているようだった。
色々と駄目なやつ等ですみません‥‥‥。
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