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第3章
第9夜 光跳星約束(3)
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ふと、大きなツリーの後ろに、小さなログハウスが見えた。
「あれっ? なんだろう」
最初は飾りかと思ったけど、違うみたい。子供サイズのドアにノブがついてて、窓も本物っぽい。よく見ると中も奥まであるし、半開きのドアからオレンジ色の明かりが漏れていた。
「先輩、こっち!」
俺は急いで先輩の手を引いて、ツリーの裏側に行った。
先輩は「えっ、何なに?」って言いながら、すごく楽しそうだった。その笑顔を見て、俺の心が躍る。
「こっち、こっち。ほら、これ見てください!」
ひっそりと佇む小さなログハウスを前に、ハイテンションではしゃぐ俺。とても精巧にできたミニチュア。入口ドアは腰の高さほどだった。三角の屋根には雪が積もっていた。
「もしかして……」
先輩の声が期待に震えていた。
「うん、たぶん——」
俺はそう言いながら、そーっとドアに手をかけた。
グイッと引いたけど、ドアが開かない。変だなと思って下を見たら、雪が詰まってた。
「ちょっと待って」
俺は雪を必死に払った。めっちゃ冷たい! でも、まだ凍ってなくてよかった。
やがてきぃと甲高い音を響かせて、扉は開いた。ビンゴ! 飾りじゃなくて、ちゃんと入れる子供用のログハウスだ。その子供一人通れるかという小さな入口に、俺は腰をかがめて足を踏み入れた。
「ねぇねぇ、中はどうなってるの?」
先輩が待ちきれなくて、俺の背中をグイグイ押してきた。
「ちょ、ちょっと待ってくださ、」
俺は慌てて言った。
「わぁー。入れる! あっ、わっ」
バランスを崩した先輩が、中に転がり込んできた。
俺は振り返って必死で彼女を受け止めようとするも、靴底についた雪のせいで踏ん張りが効かない。そのまま、先輩を抱きかかえ、俺は尻もちをつくようにして後ろ向きに倒れてしまった。
ドシン! 鈍い音がして、ログハウス全体がギシッと音を立てて揺れた。
「いてっ」
俺が目を開けると、先輩が俺の胸に顔をうずめて笑ってた。先輩の体温が伝わってきて、なんだかホッとした。
「あはは。やった、やったね、蛍くん」
先輩の声には純粋な喜びが溢れていた。
「ふぇっ?」
俺は状況が飲み込めず、ぼんやりと答えた。
「ほら、あれ見て!」
先輩が指さす方を見た。
赤い帽子のサンタだ! 小さな窓の近くにある、子供用のテーブルの上にちょこんと座ってた。
「やった! マジか!」
俺は思わず先輩の背中をポンポンと叩いた。
「ふふふ~ん」
先輩は得意そうに笑った。
雪に埋もれてたのか、本当に見つけにくい場所だったのか。俺たち以外、ここに来た人はいないみたいだった。
天井が低くて、まっすぐ立てないくらい小さなログハウス。両手を広げると壁に届くくらいの狭さ。テーブルの他に、木の暖炉の飾りとミニクリスマスツリーがあって、俺たち2人でもうぎゅうぎゅう。
「もう何もいらないね」
先輩がそう言った。その言葉に、俺の心が震えた。
「ほんとだ。先輩の言うとおり」
俺はそっと答えた。
小さな窓から見えるイルミネーションを2人で見つめた。オレンジ色の明かりの中で、俺たちはそっと唇を重ねた。たぶん、これが最後のキスになる。
ポケットから腕時計を取り出すと、先輩の目が急にキラキラした。
「蛍くん……これ……」
先輩の声が震えてた。目には驚きと感動が浮かんでた。
俺は笑顔で答えた。
「どこにいても、俺たちはつながってるって感じられるように」
そう言いながら、胸がギュッと痛くなった。
先輩は優しく腕時計を手に取って、じっと見つめた。
「地球の時間と……向こうの時間……」
指で文字盤をなぞりながら言う。
「蛍くん、こんな素敵なプレゼント……」
「気に入ってくれました?」
俺は少し緊張しながら聞いた。
先輩はうなずいた。
「うん、すっごく」
そう言って、腕時計を胸に抱きしめた。
「でも…」
「でも、何?」
「これをつけるたびに、蛍くんのこと思い出して……すっごく寂しくなりそう」
先輩の目に涙が浮かんだ。
「先輩……」
「ごめん、こんな日に変なこと言っちゃって」
先輩は急いで目を拭った。
「でも本当に嬉しいの。絶対大切にする」
俺は先輩の手を取った。
「先輩が幸せなら、それでいいんです。四光年離れてても、俺たちはずっとつながってる。そう信じてますから」
先輩は俺の手をギュッと握り返した。
「うん。私も、絶対そう信じる」
そのとき、外から人の声がザワザワ聞こえてきた。
「あ、もうすぐ花火が上がるみたい」
先輩が言った。
俺たちは小さな窓から夜空を見上げた。すると、大きな花火が次々と夜空を彩り始めた。その光で先輩の横顔がキラキラ輝いてた。俺は、この瞬間を絶対に忘れないって心に誓った。
ドンドンという花火の音の中で、先輩が小さな声で言った。
「ねえ、蛍くん」
先輩の声は震え、目に涙が光っていた。雪が静かに降り始め、そのひとつが先輩の頬を流れた。
「どうしたんですか?」
俺は不安になって尋ねた。胸の奥で、何かがチクリと痛み始めた。
「私ね、決めたの」
先輩は涙をこらえながら言った。
「あの星になんて行かない」
その言葉で、俺の中で何かがバキッて割れる音がした。うれしさと絶望が一気に押し寄せてきた。
「え?」
声が出なかった。
「どうして?」
先輩は真剣な目で俺を見つめ返してきた。
「行きたくない。ここに残りたい。私の本当の夢は、ここにあるから」
先輩の声には強い決意が感じられた。
その言葉で、俺の中で何かがガラガラと崩れた。うれしさとホッとした気持ち、でも少し申し訳ない気持ちも。でも一番強かったのは、幸せな感じだった。
俺の心の中で嵐みたいな気持ちが渦巻いた。ずっと一緒にいたい。でも……。
「でも、先輩……模試に合格したんでしょう?」
必死に冷静さを保とうとした。
「やだ」
先輩は激しく首を横に振った。
「お願いします。せっかく合格したんですよ」
俺の声が震えてた。
「やだって」
先輩の声がだんだん強くなってきた。
「先輩を眠れるようにしたくて、俺ここまで頑張ってきたんです。その努力を無駄にしないでください」
言葉が喉から絞り出されるような感じだった。
「でも行きたくない。行かないって、決めたの」
先輩は涙を流しながら何度も言った。
俺の中で何かがプツンと切れた。
「何も分かってない!」
思わず大声で叫んでしまった。
「先輩は、いつもお願いばかりだ。たまには俺のお願いも聞いてくださいよ」
先輩は目を丸くして俺を見つめた。
「蛍くん……」
俺は大きく息を吐いた。涙が頬を流れた。もう隠そうとは思わなかった。
「先輩……お願いです。行ってください」
声が震える。
「でも、蛍くん……」
「いいんです」
俺は無理矢理の笑顔を作った。
「先輩の夢だったんでしょう? それを諦めさせるなんて、俺にはできません」
「私の夢は変わったの」
先輩がそっと言った。
「ここに残って、蛍くんと一緒にいること。それが私の新しい夢なの」
「だめです!」
俺は大声で叫んだ。周りの人がこっちを見てた。でももう気にならなかった。
「先輩は行くべきです。新しい世界で、先輩の才能を活かせる。それが……それが先輩のためなんです」
「蛍くん……」
先輩の目から涙があふれ出した。
「俺は……俺だって先輩と一緒にいたいです」
声がかすれた。
「でも、それは俺のわがままです。先輩には飛び立ってほしい。どんなに遠くにいても、俺は絶対に先輩を応援し続けます」
先輩が急に俺に駆け寄って、ギュッと抱きしめてきた。
「ごめん、蛍くん。私、すごく迷ってたの。でも……」
「行って」
俺は先輩の背中をそっと叩いた。
「先輩なら、きっと大丈夫です」
先輩がゆっくり俺から身を離した。その目に、新しい決意が光っていた。
「ありがとう、蛍くん。私……行くよ。でも待ってる。絶対に待ってるからね」
俺は涙を拭きながら、精一杯笑顔を作ろうとした。
「はい。待っててください。どんなに時間がかかっても、俺も必ず、そっちに行きますから」
雪が二人の間にふわふわと降り積もっていく。頭上の夜空では、キラキラ輝く星たちが、俺たちの約束を見守ってくれてるみたいだった。
俺たちはもう一度手を繋いで、雪が積もった広場を歩き出した。これからどうなるかは分からないし、別れるのは本当に辛い。でも、先輩の幸せを願う気持ちは、どんな星よりもずっと強く輝いてた。
「あれっ? なんだろう」
最初は飾りかと思ったけど、違うみたい。子供サイズのドアにノブがついてて、窓も本物っぽい。よく見ると中も奥まであるし、半開きのドアからオレンジ色の明かりが漏れていた。
「先輩、こっち!」
俺は急いで先輩の手を引いて、ツリーの裏側に行った。
先輩は「えっ、何なに?」って言いながら、すごく楽しそうだった。その笑顔を見て、俺の心が躍る。
「こっち、こっち。ほら、これ見てください!」
ひっそりと佇む小さなログハウスを前に、ハイテンションではしゃぐ俺。とても精巧にできたミニチュア。入口ドアは腰の高さほどだった。三角の屋根には雪が積もっていた。
「もしかして……」
先輩の声が期待に震えていた。
「うん、たぶん——」
俺はそう言いながら、そーっとドアに手をかけた。
グイッと引いたけど、ドアが開かない。変だなと思って下を見たら、雪が詰まってた。
「ちょっと待って」
俺は雪を必死に払った。めっちゃ冷たい! でも、まだ凍ってなくてよかった。
やがてきぃと甲高い音を響かせて、扉は開いた。ビンゴ! 飾りじゃなくて、ちゃんと入れる子供用のログハウスだ。その子供一人通れるかという小さな入口に、俺は腰をかがめて足を踏み入れた。
「ねぇねぇ、中はどうなってるの?」
先輩が待ちきれなくて、俺の背中をグイグイ押してきた。
「ちょ、ちょっと待ってくださ、」
俺は慌てて言った。
「わぁー。入れる! あっ、わっ」
バランスを崩した先輩が、中に転がり込んできた。
俺は振り返って必死で彼女を受け止めようとするも、靴底についた雪のせいで踏ん張りが効かない。そのまま、先輩を抱きかかえ、俺は尻もちをつくようにして後ろ向きに倒れてしまった。
ドシン! 鈍い音がして、ログハウス全体がギシッと音を立てて揺れた。
「いてっ」
俺が目を開けると、先輩が俺の胸に顔をうずめて笑ってた。先輩の体温が伝わってきて、なんだかホッとした。
「あはは。やった、やったね、蛍くん」
先輩の声には純粋な喜びが溢れていた。
「ふぇっ?」
俺は状況が飲み込めず、ぼんやりと答えた。
「ほら、あれ見て!」
先輩が指さす方を見た。
赤い帽子のサンタだ! 小さな窓の近くにある、子供用のテーブルの上にちょこんと座ってた。
「やった! マジか!」
俺は思わず先輩の背中をポンポンと叩いた。
「ふふふ~ん」
先輩は得意そうに笑った。
雪に埋もれてたのか、本当に見つけにくい場所だったのか。俺たち以外、ここに来た人はいないみたいだった。
天井が低くて、まっすぐ立てないくらい小さなログハウス。両手を広げると壁に届くくらいの狭さ。テーブルの他に、木の暖炉の飾りとミニクリスマスツリーがあって、俺たち2人でもうぎゅうぎゅう。
「もう何もいらないね」
先輩がそう言った。その言葉に、俺の心が震えた。
「ほんとだ。先輩の言うとおり」
俺はそっと答えた。
小さな窓から見えるイルミネーションを2人で見つめた。オレンジ色の明かりの中で、俺たちはそっと唇を重ねた。たぶん、これが最後のキスになる。
ポケットから腕時計を取り出すと、先輩の目が急にキラキラした。
「蛍くん……これ……」
先輩の声が震えてた。目には驚きと感動が浮かんでた。
俺は笑顔で答えた。
「どこにいても、俺たちはつながってるって感じられるように」
そう言いながら、胸がギュッと痛くなった。
先輩は優しく腕時計を手に取って、じっと見つめた。
「地球の時間と……向こうの時間……」
指で文字盤をなぞりながら言う。
「蛍くん、こんな素敵なプレゼント……」
「気に入ってくれました?」
俺は少し緊張しながら聞いた。
先輩はうなずいた。
「うん、すっごく」
そう言って、腕時計を胸に抱きしめた。
「でも…」
「でも、何?」
「これをつけるたびに、蛍くんのこと思い出して……すっごく寂しくなりそう」
先輩の目に涙が浮かんだ。
「先輩……」
「ごめん、こんな日に変なこと言っちゃって」
先輩は急いで目を拭った。
「でも本当に嬉しいの。絶対大切にする」
俺は先輩の手を取った。
「先輩が幸せなら、それでいいんです。四光年離れてても、俺たちはずっとつながってる。そう信じてますから」
先輩は俺の手をギュッと握り返した。
「うん。私も、絶対そう信じる」
そのとき、外から人の声がザワザワ聞こえてきた。
「あ、もうすぐ花火が上がるみたい」
先輩が言った。
俺たちは小さな窓から夜空を見上げた。すると、大きな花火が次々と夜空を彩り始めた。その光で先輩の横顔がキラキラ輝いてた。俺は、この瞬間を絶対に忘れないって心に誓った。
ドンドンという花火の音の中で、先輩が小さな声で言った。
「ねえ、蛍くん」
先輩の声は震え、目に涙が光っていた。雪が静かに降り始め、そのひとつが先輩の頬を流れた。
「どうしたんですか?」
俺は不安になって尋ねた。胸の奥で、何かがチクリと痛み始めた。
「私ね、決めたの」
先輩は涙をこらえながら言った。
「あの星になんて行かない」
その言葉で、俺の中で何かがバキッて割れる音がした。うれしさと絶望が一気に押し寄せてきた。
「え?」
声が出なかった。
「どうして?」
先輩は真剣な目で俺を見つめ返してきた。
「行きたくない。ここに残りたい。私の本当の夢は、ここにあるから」
先輩の声には強い決意が感じられた。
その言葉で、俺の中で何かがガラガラと崩れた。うれしさとホッとした気持ち、でも少し申し訳ない気持ちも。でも一番強かったのは、幸せな感じだった。
俺の心の中で嵐みたいな気持ちが渦巻いた。ずっと一緒にいたい。でも……。
「でも、先輩……模試に合格したんでしょう?」
必死に冷静さを保とうとした。
「やだ」
先輩は激しく首を横に振った。
「お願いします。せっかく合格したんですよ」
俺の声が震えてた。
「やだって」
先輩の声がだんだん強くなってきた。
「先輩を眠れるようにしたくて、俺ここまで頑張ってきたんです。その努力を無駄にしないでください」
言葉が喉から絞り出されるような感じだった。
「でも行きたくない。行かないって、決めたの」
先輩は涙を流しながら何度も言った。
俺の中で何かがプツンと切れた。
「何も分かってない!」
思わず大声で叫んでしまった。
「先輩は、いつもお願いばかりだ。たまには俺のお願いも聞いてくださいよ」
先輩は目を丸くして俺を見つめた。
「蛍くん……」
俺は大きく息を吐いた。涙が頬を流れた。もう隠そうとは思わなかった。
「先輩……お願いです。行ってください」
声が震える。
「でも、蛍くん……」
「いいんです」
俺は無理矢理の笑顔を作った。
「先輩の夢だったんでしょう? それを諦めさせるなんて、俺にはできません」
「私の夢は変わったの」
先輩がそっと言った。
「ここに残って、蛍くんと一緒にいること。それが私の新しい夢なの」
「だめです!」
俺は大声で叫んだ。周りの人がこっちを見てた。でももう気にならなかった。
「先輩は行くべきです。新しい世界で、先輩の才能を活かせる。それが……それが先輩のためなんです」
「蛍くん……」
先輩の目から涙があふれ出した。
「俺は……俺だって先輩と一緒にいたいです」
声がかすれた。
「でも、それは俺のわがままです。先輩には飛び立ってほしい。どんなに遠くにいても、俺は絶対に先輩を応援し続けます」
先輩が急に俺に駆け寄って、ギュッと抱きしめてきた。
「ごめん、蛍くん。私、すごく迷ってたの。でも……」
「行って」
俺は先輩の背中をそっと叩いた。
「先輩なら、きっと大丈夫です」
先輩がゆっくり俺から身を離した。その目に、新しい決意が光っていた。
「ありがとう、蛍くん。私……行くよ。でも待ってる。絶対に待ってるからね」
俺は涙を拭きながら、精一杯笑顔を作ろうとした。
「はい。待っててください。どんなに時間がかかっても、俺も必ず、そっちに行きますから」
雪が二人の間にふわふわと降り積もっていく。頭上の夜空では、キラキラ輝く星たちが、俺たちの約束を見守ってくれてるみたいだった。
俺たちはもう一度手を繋いで、雪が積もった広場を歩き出した。これからどうなるかは分からないし、別れるのは本当に辛い。でも、先輩の幸せを願う気持ちは、どんな星よりもずっと強く輝いてた。
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