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第5章 内戦編
第50話 内戦が勃発ですわ
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「アンポワネット家が没落したのは、お嬢様を守るためだったんです。」
えっ、私?一体どういうことなの?
「お嬢様がアンポワネット家を離れてから、ヘンリー殿下との婚約の話も解消されましたのはご存じですよね?」
「あっ、うん、そ、そうね。覚えていますわよ。」
そんなことすっかり忘れてたわ。
「ヘンリー殿下との交渉が解消されてから、お嬢様のことに最も執着し始めたのがウイリアム殿下だったのです。」
は?なんで?関係ないじゃない。
「殿下は頻繁に旦那様のところへ赴かれ、執拗にお嬢様の居場所を聞かれました。
始めはやんわりと断っていた旦那様ですが、それが毎日にも及ぶので旦那様は王都での仕事を放棄。アンポワネット領での領主活動を行っていました。」
確かにウイリアム殿下は粘着質のところがあるわね。でもしつこ過ぎない?
普通に引くわ。
「ただ、領地に引きこもった旦那様に腹を立てたウイリアム殿下は、職権放棄、王族不敬罪、情報隠蔽罪、引きこもり罪、単に気に食わない罪等様々な罪状を突きつけ、旦那様の爵位と領地、屋敷まで没収してしまったんです。」
引きこもり罪、単に気に食わない罪って何よ。
濡れ衣もいいところだわ!
「もちろん、この横暴ななさり方にヘンリー殿下を含めた貴族たちが大激怒。
なんと、ヘンリー殿下はウイリアム殿下に向けて兵を動かしました。」
えっ?それって…
「命からがら逃げ出したウイリアム殿下は、王都から離れた城塞都市バルカンに居を構え、軍備を増強。
今度はウイリアム殿下が、王都を襲撃したのです。
今やアイゼンベルク王国は真っ二つに割れ、ウイリアム殿下側とヘンリー殿下側に分かれた内戦が勃発しています。
あの美しかった王都が戦場となったのです。」
お父様やお母様は?お兄様たちはどうなったの?
「申し訳ございません。旦那様と奥方様の行方は分かりません。
ご無事でいらっしゃるとある筋からは聞きました。
お兄様であられるヨゼフィス様はウイリアム殿下の側近として、殿下と共に行動しているようです。
アルベルト様は、ヘンリー様についたとの噂が聞こえてきました。」
えっ、お兄様同士が戦っているの?
「現時点では直接対決は行われていません。ただ、時間の問題かと思われます。」
聖女はどうしたのよ?こんな時内戦を止めるのが聖女の役割なんじゃないの?
「聖女様はヘンリー殿下にもウイリアム殿下にもお振られになられてから、モテない女たちの集団【反悪役令嬢】を結成しました。」
何よその悪意の塊のような集団は!私に一体何の恨みがあるのよ!
「もともとあった大令嬢連合が、聖女様の一声で改名されたようです。お嬢様の元ご学友のカロリーヌ様も所属しております。」
カロリーヌ、あなたも一体何をしてるのよ。
「さらに聖女様は、教会の法皇様もたぶらか…ゲフン、協力をお求めになり、王政に不満を持つ教会勢力も手中に収めたようです。
今やアイゼンベルク王国はウイリアム様精力、ヘンリー様精力、教会勢力の3つ巴で争っているんです。」
話し終えたマルブリットの目から再度大粒の涙が零れ落ちた。
彼女達がここに来るまでにどれほどの苦難が強いられただろう。
「ねぇ、あなたたち雇ってあげても良いわよ?(明日からここで働いてくれないかしら?)」
私の声にビクッと顔を上げるマルブリット。
「お嬢様よろしいのですか?」
マーサが心配そうに声をかける。
「マーサ?私の決定に何か問題がありまして?(大丈夫に決まってるじゃない!マルブリットもレオも私たちの家族同然なのよ。困っているなら助けてあげたいじゃない。)」
「いえ、お二人のことじゃなく、お嬢様のご家族の件です。アイゼンベルク王国に向かわなくても良いのですか?」
マーサは私のことをよくわかってるわ。
でもね。今私が行ってもどうにもならないと思うの。
それこそみんなを困らせてしまうわ。
えっ、私?一体どういうことなの?
「お嬢様がアンポワネット家を離れてから、ヘンリー殿下との婚約の話も解消されましたのはご存じですよね?」
「あっ、うん、そ、そうね。覚えていますわよ。」
そんなことすっかり忘れてたわ。
「ヘンリー殿下との交渉が解消されてから、お嬢様のことに最も執着し始めたのがウイリアム殿下だったのです。」
は?なんで?関係ないじゃない。
「殿下は頻繁に旦那様のところへ赴かれ、執拗にお嬢様の居場所を聞かれました。
始めはやんわりと断っていた旦那様ですが、それが毎日にも及ぶので旦那様は王都での仕事を放棄。アンポワネット領での領主活動を行っていました。」
確かにウイリアム殿下は粘着質のところがあるわね。でもしつこ過ぎない?
普通に引くわ。
「ただ、領地に引きこもった旦那様に腹を立てたウイリアム殿下は、職権放棄、王族不敬罪、情報隠蔽罪、引きこもり罪、単に気に食わない罪等様々な罪状を突きつけ、旦那様の爵位と領地、屋敷まで没収してしまったんです。」
引きこもり罪、単に気に食わない罪って何よ。
濡れ衣もいいところだわ!
「もちろん、この横暴ななさり方にヘンリー殿下を含めた貴族たちが大激怒。
なんと、ヘンリー殿下はウイリアム殿下に向けて兵を動かしました。」
えっ?それって…
「命からがら逃げ出したウイリアム殿下は、王都から離れた城塞都市バルカンに居を構え、軍備を増強。
今度はウイリアム殿下が、王都を襲撃したのです。
今やアイゼンベルク王国は真っ二つに割れ、ウイリアム殿下側とヘンリー殿下側に分かれた内戦が勃発しています。
あの美しかった王都が戦場となったのです。」
お父様やお母様は?お兄様たちはどうなったの?
「申し訳ございません。旦那様と奥方様の行方は分かりません。
ご無事でいらっしゃるとある筋からは聞きました。
お兄様であられるヨゼフィス様はウイリアム殿下の側近として、殿下と共に行動しているようです。
アルベルト様は、ヘンリー様についたとの噂が聞こえてきました。」
えっ、お兄様同士が戦っているの?
「現時点では直接対決は行われていません。ただ、時間の問題かと思われます。」
聖女はどうしたのよ?こんな時内戦を止めるのが聖女の役割なんじゃないの?
「聖女様はヘンリー殿下にもウイリアム殿下にもお振られになられてから、モテない女たちの集団【反悪役令嬢】を結成しました。」
何よその悪意の塊のような集団は!私に一体何の恨みがあるのよ!
「もともとあった大令嬢連合が、聖女様の一声で改名されたようです。お嬢様の元ご学友のカロリーヌ様も所属しております。」
カロリーヌ、あなたも一体何をしてるのよ。
「さらに聖女様は、教会の法皇様もたぶらか…ゲフン、協力をお求めになり、王政に不満を持つ教会勢力も手中に収めたようです。
今やアイゼンベルク王国はウイリアム様精力、ヘンリー様精力、教会勢力の3つ巴で争っているんです。」
話し終えたマルブリットの目から再度大粒の涙が零れ落ちた。
彼女達がここに来るまでにどれほどの苦難が強いられただろう。
「ねぇ、あなたたち雇ってあげても良いわよ?(明日からここで働いてくれないかしら?)」
私の声にビクッと顔を上げるマルブリット。
「お嬢様よろしいのですか?」
マーサが心配そうに声をかける。
「マーサ?私の決定に何か問題がありまして?(大丈夫に決まってるじゃない!マルブリットもレオも私たちの家族同然なのよ。困っているなら助けてあげたいじゃない。)」
「いえ、お二人のことじゃなく、お嬢様のご家族の件です。アイゼンベルク王国に向かわなくても良いのですか?」
マーサは私のことをよくわかってるわ。
でもね。今私が行ってもどうにもならないと思うの。
それこそみんなを困らせてしまうわ。
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