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2店目「二日酔いにはエルフのスープ 後編」
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「あっ、そうだ。お酒を飲んだ後にぴったりのお店があるわよ」
ミトラは僕の手をギュッと握って、その場でぴょんぴょんと跳ねた。
その行為は二日酔いの僕にとって、結構きつい。
「それはどんなお店なの?」
僕は飛び跳ねるミトラを制止して、お店について説明してもらおうと誘導した。
「うん、エルフがやっているお店だよ。体の不調がスーッと楽になる料理を出してくれるの」
薬膳料理かなにかだろうか?
エルフの料理っていうのも興味が惹かれる。
「じゃあ、せっかくだからそこに行ってみようよ。今度は僕がミトラにおごるよ」
「わーい!やったぁ。じゃあ私着替えて準備してくるね。ミツルもちゃんと着替えておいてよね」
ミトラはそういうと勢いよくドアを開け駆けて行った。
エルフの料理か。これぞファンタジーだな。
早速着替えようとするも、僕は着替えを持っていないことに気づいた。
今から着替えを階に行くのも何だしな。
僕はチャットGOTに、ここから近くの服屋はないか尋ねてみた。
・・・・・・・
「虎谷ミツルは、与えられたもの以外は装備することは出来ません」
チャットGOTからの返答は予想外のものだった。
装備することが出来ないってどういうこと?
「ミツルが現在装備しているトラ顔マスクと、スーツは取り外すことが出来なくなっています。ミツルが着ているスーツも呪いのアイテムのようです」
そ、そんな。
マスクに続いてスーツまで……。
さすがにずっと同じ服というのも不潔すぎやしないか?
「ミツルが装備しているスーツやマスクには自己洗浄機能がついており、ミツルの体も魔法で定期的に洗浄されるので不潔ではありません」
このマスクとスーツを着ていると、自動的に体中が洗浄されるってこと?
かなり先進的なアイテムだけど、そんなこと周りは分からないよね。
同じ格好の不潔な奴って思われたくないよ。特にミトラには。
「そのスーツには見た目を変更させる機能がついています。『着せ替えアプリ』と連動させることで、スーツや靴の見た目を変更することが可能です」
そんな画期的な機能が……。
服は同じでもデザインを変えられるってことか。
僕はチャットGOTに促されるまま『着せ替えアプリ』をダウンロードをした。
アプリを開くと、スーツの上下、インナー、靴下、靴まで変更出来るようだ。
ただ、変更できるタイプはスーツ姿もしくはジャケパン姿のみ。
カジュアル過ぎるスタイルや、この世界の衣装などには変更できないらしい。
チャラ神様は、どうあっても僕をトラ顔紳士にしたいようなのだ。
僕は初夏にピッタリの麻のネイビーテーラードジャケットに、ベージュのスラックス、ブルー調のストライプシャツ、黒のプレーントゥのシューズを選択した。
できる男の身だしなみ。ただ、トラ顔マスクだけは頂けない。
完了ボタンを押すと、僕の衣装がまばゆい光を発し始める。
次の瞬間、僕の衣装は選択した衣装に変わっていた。
「お買い上げありがとうございます」
スマホの中から音声メールが飛び出した。
えっ、お買い上げって?
スマホの画面を確認すると、ー5銀貨が表示されている。
これもlお金が取られるんだ……。
早くお金を稼げるようにならないと、あっという間に破産してしまう。
・・・・・・・
しばらくするとミトラが部屋に入ってきた。
「もう着替えたんだね。ウメーディでは見ない服装だけど恰好いいよ」
お世辞でもうれしい。
それじゃ、お店に向かおう。
エルフのお店はモルジー邸から徒歩10分ほどだ。
古民家を買い取ってリノベーションしたらしく、レンガ造りの建物に弦系の植物が幾重にも絡み合っている。
三角形の屋根の上には小さな煙突が立ち、白い煙を吐き出していた。
木製のドアを開けると、ギィィと静かに音が鳴った。
僕とミトラはゆっくりと店内に入った。
店内は薄暗く、様々な植物で辺り一面が覆われている。
4人が座れるテーブル席は全部で4席程と、奥にカウンター席が6席ほどあるようだ。
上から明かりが照らしているが、ロウソクの姿はない。
もちろん電灯なんてものはない。
光源が見当たらないのだ。
テーブル席についた僕とミトラ、注文を取ろうにもメニューも無いし、給仕係もやってこないのだ。
一体どういうことだろうとミトラの方を見ると、ミトラは僕を見て微笑んでいる。
「このお店は注文なんて必要ないのよ。ちゃんと分かっているから」
えっ、どういうこと?
「ほら、来たわよ」
僕はミトラが見ている方を見ると、背が高い綺麗な女性が何かが入った底のアツい皿を持って現れた。
耳が長い!
やっぱりエルフってこの世界でも耳が長いんだ。
コトン。
僕とミトラの目の前に底の深いお皿が置かれた。
その中にソフトボール大はあろうかという豆が、4つほど入れられていた。
えっ?これは何?
ミトラの方へ視線を移すと、ミトラはパチッとウィンクをした。
再びお皿へ視線を戻すと、エルフは「……」何やら小声で唱え始めた。
その直後、エルフが手に持っていた注ぎ口の長い銀色のポットから液体を豆の入った皿に注ぐ。
すると、パンッと豆が破裂し、液体と混ざりあいながら皿の上で渦を巻き始めたのだ。
みるみる豆がどろどろの液体へと変わっていく。
あっという間に豆はスープになった。
ぱらりとひとつまみ香草をまぶすエルフ。どうやらこれで完成らしい。
とんだエンターテインメントだ。
まさか僕の目の前で料理が完成するなんて思わなかった。
「じゃあ早速食べましょう」
スープは薄い緑色をしている。
スプーンですくうとドロっとしたとろみもある。
香りは清々しい青っぽい香り。
この香りは良く知っている。
そうだ茹でた枝豆の香りだ。
早速口にいれてみた。
ほんのり温かい。
人肌くらいの熱さだ。お酒を飲んだ胃にはすごく優しい。
味わいも枝豆に近い。
枝豆の風味とわずかな苦み。
ただ、日本で食べる枝豆よりも味わいが濃い印象だ。
ソフトボール大の枝豆を4つも凝縮しているから当然と言えば当然だ。
もちろん枝豆だけではない、合わせたスープも優しい味わいだ。
ミルクの甘味と鶏肉をしっかり煮込んでとったような深いコクも感じられる。
優しくて美味い。
これなら何杯でも飲めそうだ。
いつの間にか僕は、二日酔いの症状は一切感じなくなっていた。
「ミトラこの店は一体?」
「エルフの店では、お店に入った瞬間からお客さんにピッタリな料理を選んでくれるのよ。今回はお酒の後にピッタリの料理を選んでくれたわね」
確かに、枝豆に含まれる「メチオニン」というアミノ酸は、アルコールの分解を助けて肝臓の負担を軽減してくれる。
それを僕を見ただけで、わかるなんて。
「ほらっ、次はパンが出て来たわ。このスープに合うのよね」
僕たちはエルフが出す料理に舌鼓を打ちながら、ゆっくりと昼食を楽しんだ。
ミトラは僕の手をギュッと握って、その場でぴょんぴょんと跳ねた。
その行為は二日酔いの僕にとって、結構きつい。
「それはどんなお店なの?」
僕は飛び跳ねるミトラを制止して、お店について説明してもらおうと誘導した。
「うん、エルフがやっているお店だよ。体の不調がスーッと楽になる料理を出してくれるの」
薬膳料理かなにかだろうか?
エルフの料理っていうのも興味が惹かれる。
「じゃあ、せっかくだからそこに行ってみようよ。今度は僕がミトラにおごるよ」
「わーい!やったぁ。じゃあ私着替えて準備してくるね。ミツルもちゃんと着替えておいてよね」
ミトラはそういうと勢いよくドアを開け駆けて行った。
エルフの料理か。これぞファンタジーだな。
早速着替えようとするも、僕は着替えを持っていないことに気づいた。
今から着替えを階に行くのも何だしな。
僕はチャットGOTに、ここから近くの服屋はないか尋ねてみた。
・・・・・・・
「虎谷ミツルは、与えられたもの以外は装備することは出来ません」
チャットGOTからの返答は予想外のものだった。
装備することが出来ないってどういうこと?
「ミツルが現在装備しているトラ顔マスクと、スーツは取り外すことが出来なくなっています。ミツルが着ているスーツも呪いのアイテムのようです」
そ、そんな。
マスクに続いてスーツまで……。
さすがにずっと同じ服というのも不潔すぎやしないか?
「ミツルが装備しているスーツやマスクには自己洗浄機能がついており、ミツルの体も魔法で定期的に洗浄されるので不潔ではありません」
このマスクとスーツを着ていると、自動的に体中が洗浄されるってこと?
かなり先進的なアイテムだけど、そんなこと周りは分からないよね。
同じ格好の不潔な奴って思われたくないよ。特にミトラには。
「そのスーツには見た目を変更させる機能がついています。『着せ替えアプリ』と連動させることで、スーツや靴の見た目を変更することが可能です」
そんな画期的な機能が……。
服は同じでもデザインを変えられるってことか。
僕はチャットGOTに促されるまま『着せ替えアプリ』をダウンロードをした。
アプリを開くと、スーツの上下、インナー、靴下、靴まで変更出来るようだ。
ただ、変更できるタイプはスーツ姿もしくはジャケパン姿のみ。
カジュアル過ぎるスタイルや、この世界の衣装などには変更できないらしい。
チャラ神様は、どうあっても僕をトラ顔紳士にしたいようなのだ。
僕は初夏にピッタリの麻のネイビーテーラードジャケットに、ベージュのスラックス、ブルー調のストライプシャツ、黒のプレーントゥのシューズを選択した。
できる男の身だしなみ。ただ、トラ顔マスクだけは頂けない。
完了ボタンを押すと、僕の衣装がまばゆい光を発し始める。
次の瞬間、僕の衣装は選択した衣装に変わっていた。
「お買い上げありがとうございます」
スマホの中から音声メールが飛び出した。
えっ、お買い上げって?
スマホの画面を確認すると、ー5銀貨が表示されている。
これもlお金が取られるんだ……。
早くお金を稼げるようにならないと、あっという間に破産してしまう。
・・・・・・・
しばらくするとミトラが部屋に入ってきた。
「もう着替えたんだね。ウメーディでは見ない服装だけど恰好いいよ」
お世辞でもうれしい。
それじゃ、お店に向かおう。
エルフのお店はモルジー邸から徒歩10分ほどだ。
古民家を買い取ってリノベーションしたらしく、レンガ造りの建物に弦系の植物が幾重にも絡み合っている。
三角形の屋根の上には小さな煙突が立ち、白い煙を吐き出していた。
木製のドアを開けると、ギィィと静かに音が鳴った。
僕とミトラはゆっくりと店内に入った。
店内は薄暗く、様々な植物で辺り一面が覆われている。
4人が座れるテーブル席は全部で4席程と、奥にカウンター席が6席ほどあるようだ。
上から明かりが照らしているが、ロウソクの姿はない。
もちろん電灯なんてものはない。
光源が見当たらないのだ。
テーブル席についた僕とミトラ、注文を取ろうにもメニューも無いし、給仕係もやってこないのだ。
一体どういうことだろうとミトラの方を見ると、ミトラは僕を見て微笑んでいる。
「このお店は注文なんて必要ないのよ。ちゃんと分かっているから」
えっ、どういうこと?
「ほら、来たわよ」
僕はミトラが見ている方を見ると、背が高い綺麗な女性が何かが入った底のアツい皿を持って現れた。
耳が長い!
やっぱりエルフってこの世界でも耳が長いんだ。
コトン。
僕とミトラの目の前に底の深いお皿が置かれた。
その中にソフトボール大はあろうかという豆が、4つほど入れられていた。
えっ?これは何?
ミトラの方へ視線を移すと、ミトラはパチッとウィンクをした。
再びお皿へ視線を戻すと、エルフは「……」何やら小声で唱え始めた。
その直後、エルフが手に持っていた注ぎ口の長い銀色のポットから液体を豆の入った皿に注ぐ。
すると、パンッと豆が破裂し、液体と混ざりあいながら皿の上で渦を巻き始めたのだ。
みるみる豆がどろどろの液体へと変わっていく。
あっという間に豆はスープになった。
ぱらりとひとつまみ香草をまぶすエルフ。どうやらこれで完成らしい。
とんだエンターテインメントだ。
まさか僕の目の前で料理が完成するなんて思わなかった。
「じゃあ早速食べましょう」
スープは薄い緑色をしている。
スプーンですくうとドロっとしたとろみもある。
香りは清々しい青っぽい香り。
この香りは良く知っている。
そうだ茹でた枝豆の香りだ。
早速口にいれてみた。
ほんのり温かい。
人肌くらいの熱さだ。お酒を飲んだ胃にはすごく優しい。
味わいも枝豆に近い。
枝豆の風味とわずかな苦み。
ただ、日本で食べる枝豆よりも味わいが濃い印象だ。
ソフトボール大の枝豆を4つも凝縮しているから当然と言えば当然だ。
もちろん枝豆だけではない、合わせたスープも優しい味わいだ。
ミルクの甘味と鶏肉をしっかり煮込んでとったような深いコクも感じられる。
優しくて美味い。
これなら何杯でも飲めそうだ。
いつの間にか僕は、二日酔いの症状は一切感じなくなっていた。
「ミトラこの店は一体?」
「エルフの店では、お店に入った瞬間からお客さんにピッタリな料理を選んでくれるのよ。今回はお酒の後にピッタリの料理を選んでくれたわね」
確かに、枝豆に含まれる「メチオニン」というアミノ酸は、アルコールの分解を助けて肝臓の負担を軽減してくれる。
それを僕を見ただけで、わかるなんて。
「ほらっ、次はパンが出て来たわ。このスープに合うのよね」
僕たちはエルフが出す料理に舌鼓を打ちながら、ゆっくりと昼食を楽しんだ。
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