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14店目「コロボックルの森林グルメ 後編」
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プックルが案内してくれたのは、他の家と比べて少し大きいログハウス様の建物だ。
他の家のドアはコロボックルのサイズに合わせた高さだが、この店は僕らでも楽に入れるくらいの大きさである。
この建物はどうやら食堂のようだ。
低めのカウンター席とテーブル席が数台設置されている。
テーブル席は2種類用意されており、コロボックル様と思われる低いテーブル席と僕らにもぴったりな高めのテーブル席だ。
プックルは僕らを高めのテーブル席へ案内した。
内装は数種類の観葉植物が飾られているくらいで、ログハウスの雰囲気を活かしたシンプルな空間だ。
天井にはランタンのようなものが吊られており、オレンジ色の光りを灯している。
お客さんは僕ら以外にいないようだ。
お店のマスターの姿も見えない。
「もうすぐ族長がお見えになる」
そう言うプックルも緊張しているようだ。
プックルは席につかずにその場で立っている。
ギィーッ。
5分ほどした後、扉が開きボッチと一人の男性が現れた。
「お待たせして申し訳ありません。こちらは私の父、コロボックル村の族長です」
「初めまして、人族のみなさん。私はこの村の長のコッカスです」
深々とおじぎするコッカスは、メガネをかけた40歳くらいの細身の男性である。
身長は1メートルくらいか、並んで立つとボッチよりも少し高い。
「まずは息子たちの命を救っていただき、ありがとうございました。あなたたちがいなければ息子は今ここにいなかったのかもしれません」
コックスとボッチが席につくと、プックルはそのまま店のドアから外へ出た。
「いや、困ったときはお互い様だ。今回偶然その現場に遭遇しただけにすぎない」
「それでもありがとうございます。特に何もおもてなしは出来ませんが、この街の自慢の料理をお召し上がりください」
コックスがパチンと指を鳴らすと、飲み物を持ってマスターらしき人が現れた。
「これは森の果物を絞って作ったジュースです」
木製のゴブレットになみなみとつがれた薄いオレンジ色のジュース。
おそらく様々な果実をブレンドしてあるのだろう。
柑橘系の爽やかな香りの他に、奥行きのある甘い香りも感じる。
「うまい!」
ジュースの色からオレンジの味を想像していたが、パッションフルーツの強い酸味と完熟ピーチの様な濃厚な甘味が口中に広がる。
「ありがとうございます。実はこのジュースはこの店の自慢の一品でして、レシピは門外不出となっています。そのため、この店のマスター以外にこの味を出せる者はいないんですよ」
「それは貴重なジュースを。確かに旨いな」
甘いのが苦手というアインツも満足そうだ。
「堅い話は後にしましょう。まずはこの村の自慢の料理を味わってください」
コッカスが指を鳴らすと、マスターは大皿を持って現れた。
大皿に乗っているのは丸鶏くらいはあろうかという、巨大なきのこが一つ。
甘めのタレでしっかりとローストされたキノコからは、様々なスパイスの香りが漂ってくる。
「これはどうやって食べるんだ?」
セリナがコックスにたずねる。
確かにその通りだ。
味付けされているとはいえ、巨大なきのこをそのまま出されただけである。
そこへマスターが人数分の取り皿とたくさんの野菜、ライスペーパーのような薄い皮を持って現れた。
「これはこうやって食べるんです」
コックスは大きなナイフとフォークを使用し、キノコを薄く割いていく。
薄い皮にキノコを乗せ、その上に野菜も乗せてくるくると包んだ。
「このようにキノコを真ん中に置き、野菜を乗せ、皮でくるんで完成です。味付けはされているのでそのままガブっとかじりついてください」
北京ダックと生春巻きを合わせたような料理だな。
使っているのは鶏じゃなく、キノコだけど。
早速巻いてみよう。
意外と皮はもちもちとして巻きやすい。
キノコもスッとナイフが通る。
ミトラとセリナも上手く作れたようだが、アインツはたくさん盛ろうとしてか巻く際に中の具がぽろぽろと落ちてしまう。
口に入れるとシャキシャキとした野菜の食感と皮のもちっとした食感、きのこのクニュクニュとした食感が面白い。
味付けはかなり濃厚で、キノコ自体も強い旨味がある。
しかし、特筆すべきなのはこのタレだ。
ほんのり甘味があって、奥深い旨味が広がる。
醤油に似ているようだが、醤油ではない。
醤油よりも野性味を感じる。
「コックス、このタレは一体?」
「えっ、タレですか、このタレは確か肉醤を使っているはずですが……マスター?」
「はい、こちら私が調合した肉醤を使用しています。作り方は秘密なのですが、魔獣の肉を発酵して使用しています」
発酵……。
どうりで醤油に近い味わいがあるわけだ。
この旨味の強さならこのキノコの濃厚な味わいを活かすことができる。
「ちなみにキノコは、この森に生息するマイコニドというキノコの魔獣を使用しています。特に傘の部分が美味ですよ」
マスターがみんなに傘の部分を切り分けてくれる。
体の部分と違い、傘の模様が残っているところは少々生々しい。
同じように皮に巻いて食べる。
う、これはまた違った味わいだ。
体の部分に比べてぷるんと柔らかく、胞子のプチプチとした食感も加わる。
この部分は水分をしっかりと吸収するのか、肉醤をしっかり吸っていて旨味が濃い。
まるで極上のフカヒレを食べているかのように、噛めば噛むほど口中に味わいが広がる。
「さあ、まだまだ料理はありますよ。話はしっかり食べてからにしましょう」
続いて登場したのは、大きな鋏をもつ巨大なカニだ。
それぞれのパーツに切られて大皿に盛られている。
「フォレストクラブの塩ゆでです。先ほどの肉醤をつけてお召し上がりください」
どうやらこの世界ではカニも森に生息しているようだ。
こちらのカニも茹でたら真っ赤になるらしい。
すでにカニの殻には切れ込みが入っているので、身が取れやすい。
ナイフでカニの殻を割ると、中から白色の綺麗なカニの身が出てきた。
そのカニ身に肉醤をさっとつけて口に入れる。
ああ、旨い!
まさか森でカニを食べられるとは思わなかった。
プリプリの弾力で旨味の濃厚だ。
このまま雑炊にしたらどんなに美味しいことだろうか。
まわりを見るとみんなカニの殻を割るのに手間取っているようだ。
全員無言で必死に身を取ろうとしている。
カニを食べる際に無言となるのは、この世界でも同じらしい。
「ねぇ、ミツル。私の殻も取ってよ」
ミトラは僕に持っていたカニを差し出す。
「ミトラだけずるいぞ、俺のも頼む」
すると同じようにセリナもアインツも僕にカニを渡す。
僕は苦笑いしながら、彼らのためにカニの身を取ってあげた。
他の家のドアはコロボックルのサイズに合わせた高さだが、この店は僕らでも楽に入れるくらいの大きさである。
この建物はどうやら食堂のようだ。
低めのカウンター席とテーブル席が数台設置されている。
テーブル席は2種類用意されており、コロボックル様と思われる低いテーブル席と僕らにもぴったりな高めのテーブル席だ。
プックルは僕らを高めのテーブル席へ案内した。
内装は数種類の観葉植物が飾られているくらいで、ログハウスの雰囲気を活かしたシンプルな空間だ。
天井にはランタンのようなものが吊られており、オレンジ色の光りを灯している。
お客さんは僕ら以外にいないようだ。
お店のマスターの姿も見えない。
「もうすぐ族長がお見えになる」
そう言うプックルも緊張しているようだ。
プックルは席につかずにその場で立っている。
ギィーッ。
5分ほどした後、扉が開きボッチと一人の男性が現れた。
「お待たせして申し訳ありません。こちらは私の父、コロボックル村の族長です」
「初めまして、人族のみなさん。私はこの村の長のコッカスです」
深々とおじぎするコッカスは、メガネをかけた40歳くらいの細身の男性である。
身長は1メートルくらいか、並んで立つとボッチよりも少し高い。
「まずは息子たちの命を救っていただき、ありがとうございました。あなたたちがいなければ息子は今ここにいなかったのかもしれません」
コックスとボッチが席につくと、プックルはそのまま店のドアから外へ出た。
「いや、困ったときはお互い様だ。今回偶然その現場に遭遇しただけにすぎない」
「それでもありがとうございます。特に何もおもてなしは出来ませんが、この街の自慢の料理をお召し上がりください」
コックスがパチンと指を鳴らすと、飲み物を持ってマスターらしき人が現れた。
「これは森の果物を絞って作ったジュースです」
木製のゴブレットになみなみとつがれた薄いオレンジ色のジュース。
おそらく様々な果実をブレンドしてあるのだろう。
柑橘系の爽やかな香りの他に、奥行きのある甘い香りも感じる。
「うまい!」
ジュースの色からオレンジの味を想像していたが、パッションフルーツの強い酸味と完熟ピーチの様な濃厚な甘味が口中に広がる。
「ありがとうございます。実はこのジュースはこの店の自慢の一品でして、レシピは門外不出となっています。そのため、この店のマスター以外にこの味を出せる者はいないんですよ」
「それは貴重なジュースを。確かに旨いな」
甘いのが苦手というアインツも満足そうだ。
「堅い話は後にしましょう。まずはこの村の自慢の料理を味わってください」
コッカスが指を鳴らすと、マスターは大皿を持って現れた。
大皿に乗っているのは丸鶏くらいはあろうかという、巨大なきのこが一つ。
甘めのタレでしっかりとローストされたキノコからは、様々なスパイスの香りが漂ってくる。
「これはどうやって食べるんだ?」
セリナがコックスにたずねる。
確かにその通りだ。
味付けされているとはいえ、巨大なきのこをそのまま出されただけである。
そこへマスターが人数分の取り皿とたくさんの野菜、ライスペーパーのような薄い皮を持って現れた。
「これはこうやって食べるんです」
コックスは大きなナイフとフォークを使用し、キノコを薄く割いていく。
薄い皮にキノコを乗せ、その上に野菜も乗せてくるくると包んだ。
「このようにキノコを真ん中に置き、野菜を乗せ、皮でくるんで完成です。味付けはされているのでそのままガブっとかじりついてください」
北京ダックと生春巻きを合わせたような料理だな。
使っているのは鶏じゃなく、キノコだけど。
早速巻いてみよう。
意外と皮はもちもちとして巻きやすい。
キノコもスッとナイフが通る。
ミトラとセリナも上手く作れたようだが、アインツはたくさん盛ろうとしてか巻く際に中の具がぽろぽろと落ちてしまう。
口に入れるとシャキシャキとした野菜の食感と皮のもちっとした食感、きのこのクニュクニュとした食感が面白い。
味付けはかなり濃厚で、キノコ自体も強い旨味がある。
しかし、特筆すべきなのはこのタレだ。
ほんのり甘味があって、奥深い旨味が広がる。
醤油に似ているようだが、醤油ではない。
醤油よりも野性味を感じる。
「コックス、このタレは一体?」
「えっ、タレですか、このタレは確か肉醤を使っているはずですが……マスター?」
「はい、こちら私が調合した肉醤を使用しています。作り方は秘密なのですが、魔獣の肉を発酵して使用しています」
発酵……。
どうりで醤油に近い味わいがあるわけだ。
この旨味の強さならこのキノコの濃厚な味わいを活かすことができる。
「ちなみにキノコは、この森に生息するマイコニドというキノコの魔獣を使用しています。特に傘の部分が美味ですよ」
マスターがみんなに傘の部分を切り分けてくれる。
体の部分と違い、傘の模様が残っているところは少々生々しい。
同じように皮に巻いて食べる。
う、これはまた違った味わいだ。
体の部分に比べてぷるんと柔らかく、胞子のプチプチとした食感も加わる。
この部分は水分をしっかりと吸収するのか、肉醤をしっかり吸っていて旨味が濃い。
まるで極上のフカヒレを食べているかのように、噛めば噛むほど口中に味わいが広がる。
「さあ、まだまだ料理はありますよ。話はしっかり食べてからにしましょう」
続いて登場したのは、大きな鋏をもつ巨大なカニだ。
それぞれのパーツに切られて大皿に盛られている。
「フォレストクラブの塩ゆでです。先ほどの肉醤をつけてお召し上がりください」
どうやらこの世界ではカニも森に生息しているようだ。
こちらのカニも茹でたら真っ赤になるらしい。
すでにカニの殻には切れ込みが入っているので、身が取れやすい。
ナイフでカニの殻を割ると、中から白色の綺麗なカニの身が出てきた。
そのカニ身に肉醤をさっとつけて口に入れる。
ああ、旨い!
まさか森でカニを食べられるとは思わなかった。
プリプリの弾力で旨味の濃厚だ。
このまま雑炊にしたらどんなに美味しいことだろうか。
まわりを見るとみんなカニの殻を割るのに手間取っているようだ。
全員無言で必死に身を取ろうとしている。
カニを食べる際に無言となるのは、この世界でも同じらしい。
「ねぇ、ミツル。私の殻も取ってよ」
ミトラは僕に持っていたカニを差し出す。
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