Love adventure[改稿版]

ペコリーヌ☆パフェ

文字の大きさ
25 / 75
伝えたいのに

しおりを挟む
「……好きじゃないのに何故抱かれた?」

 ぐっと脚を開かれ、西本の視線が蕾に注がれる。
 彼に見られているだけで溢れてしまいそうで、ほなみは羞恥に涙を流す。

「み、見ないで……!」
「――何故部屋に入れた!放って置けば良かったんだよ!」

 乱暴な言葉とは裏腹に、指は蕾を優しく摘まみ擽るように愛撫して、ほなみを甘く狂わせた。

「ああっ……ダメ!ダメ――!」

 快感に身を捩るほなみの姿に、彼は一瞬見とれるが、歯を食い縛り呻く様に詰問する。

「俺に抱かれるつもりでなけりゃ……何故部屋に上げたんだ……」
「そ、それは――」

 彼の澄んだ真っ直ぐな瞳には、ほなみしか映っていない。

 ――西君――――貴方の歌う声も、責める様に問い詰める声も……その吐息も、私を抱きながら漏らす悩ましい声も……貴方の総てが、私を恋に堕としたの――
 こんなに……こんなに貴方に惹かれているのに……言えない――

「……俺が好きだからか?」
「……っ」
「何か言えよ」
「西君は……素敵な人……だよ……かっこよくて……女の子なら……皆、西君を好きに……なるよ」

 
「俺を好きになって欲しい女はほなみだけだ!!」
「ーー」
「本気だって言っただろう!!」

 彼の下半身が、硬く熱く上を向いているのがシーツ越しにわかってしまうと、先程の攻めを思い出し、身体の中から甘く淫らな欲が溢れてくる。
 もっと烈しく愛して欲しい、とほなみは思った。
 心を繋ぐ事が出来ないならせめて一秒でも長く、彼に包まれていたい。
 今だけは、他の誰の事も考えたくなかった。

(――なんて、私は身勝手な事を……)

 自分の中の常識や理性に責められながら、恋しい気持ちが膨れ上がる。

(でも、決して口にしてはいけない……)

 ほなみは、彼の熱い目を真っ直ぐに見返して、必死につれない振りをする。

「ファンの子にも……芸能界にも……綺麗な人は沢山居るでしょう?
 そんな人たちに好かれれば、私の事なんて、すぐに忘れるんじゃないの……?」

 ほなみの言葉に、彼の瞳が大きく見開かれた。

「……聞きたいのは、そんな言葉じゃない!」

 彼は、乱暴にほなみの腰を掴むと、硬く猛った自分を少しずつ中へと入れようとしていた。

「あ……あっ」

ほなみは思わず、彼の両腕をギュッと掴んだ。

「……ほら……そうやって抵抗しないくせに後で泣いたりとか……だけどヤキモチ妬いてみたり……
思わせぶりに見つめたり……抱かれている時にはあんな声を出して……なのに……っ!!
 わけがわかんねーよ!!」

 西本は花びらの中を長い指で巧みになぞり、ほなみを甘く叫ばせた。





 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

17歳男子高生と32歳主婦の境界線

MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。 「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく… なお、スピンオフもございます。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

秘事

詩織
恋愛
妻が何か隠し事をしている感じがし、調べるようになった。 そしてその結果は...

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

カモフラ婚~CEOは溺愛したくてたまらない!~

伊吹美香
恋愛
ウエディングプランナーとして働く菱崎由華 結婚式当日に花嫁に逃げられた建築会社CEOの月城蒼空 幼馴染の二人が偶然再会し、花嫁に逃げられた蒼空のメンツのために、カモフラージュ婚をしてしまう二人。 割り切った結婚かと思いきや、小さいころからずっと由華のことを想っていた蒼空が、このチャンスを逃すはずがない。 思いっきり溺愛する蒼空に、由華は翻弄されまくりでパニック。 二人の結婚生活は一体どうなる?

処理中です...