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プリキー大作戦①
しおりを挟むそんな事を考えていたが、胸を鷲掴みにする様な可憐でか細い、しかし愛らしく啼く声が三広の鼓膜に響いた時に、目の前に白く霞がかった靄(もや)がかかり、意識が遠退きかける。
「あっ……はっ……んっ……みつ……ろっく……や……止めない……でっ――」
桃子の細い指先が三広の腕に食い込み、その小さな痛みが意識を引き戻す。
白く染まる視界は、限界を告げる報せだった。
「桃子っ――」
「三広くん――あああっ」
自分を深く深く沈ませた瞬間に二人は達し、三広は桃子の上に崩れ堕ちた。
まだ余韻から抜け出せずに震える桃子の頬にくちづけて、誰にも見せたくない、触れさせたくないと強く思う。
桃子が三広に小さく笑いかけた時、三広の中で何かが閃いて、思わず呟いていた。
「そうだ……綾ちゃん……絶対に、好きな子の側に居る筈だよ……」
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