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瀬名さん登場
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マスターが淹れてくれたコーヒーのおかわりを飲みながら、私はゴミ屋敷に関する情報を説明した。
「ふうん、じゃああのゴミ屋敷は行方不明になる心霊スポットじゃなくて、訪れた人が必ず死ぬ心霊スポットってことかねぇ」
岡さんも同じくコーヒーのおかわりをゆっくり味わいながら、そうポツリと呟いた。
「でも、あの村でそんな話は一言も──」
「いや、村や周囲の街の人たちは行方不明の心霊スポットに対しても、どちらかといえば恋愛成就のパワースポットっていう認識だったわけだから。当てにならないよ」
横から口を挟んできた兄の意見に頷いた時、私のスマートフォンに着信があった。
画面には藤倉さんの名前が出ていて、私は岡さんに断り、依頼人からの電話に出ることにした。
「雫さん! み、み、見つかり、ました!」
開口一番、藤倉さんは息を切らしてそう言った。
「えっ?」
「見つかったんです! 彼が!」
そう、それはなんと瀬名さんが見つかったという報告だったのだ。
数時間後。
夕闇が幻想的な橙色と共に外を彩る頃、瀬名さんと藤倉さんは私たちの待つ喫茶店に到着した。
「すみません、遅くなって」
そういう藤倉さんの隣の青年は、爽やかな短髪とラフながら小綺麗な服に身を包み、しかしぼんやりとした顔つきで子供のように立ち尽くしていた。
私が椅子をすすめながら藤倉さんに目配せをすると、彼女は少し困ったように彼を座らせてから口を開いた。
「実はさっき──」
そう彼女が切り出したのは、瀬名さんを発見するに至った経緯だった。
なんでも私に連絡をくれた数十分ほど前、とある都内のネットカフェから藤倉さんのスマホに電話が来たのだという。
「◯◯(※瀬名さんの本名)さんのお知り合いの方ですか?」
店員さんの困り果てた様子の声音に藤倉さんは訝しみつつも、久しぶりに耳にした瀬名さんの名前に無視はできずに話を聞いた。
要約すると、3ヶ月ほどネットカフェで生活していた瀬名さんに、とうとうお金がなくなり、滞在費が払えなくなったというのだ。
このまま帰すわけにはいかないが、代わりに払ってくれる人がいるのかと聞いても、要領を得ない答えばかり。警察に届けると言うと、急に発狂したように「それだけはやめてくれ」を繰り返す。
下手したら営業妨害にもなりかねない上に、『警察に連絡するな』はどう考えても怪しすぎる。
けれど、物騒な世の中で「警察に知られたら殺される!」と半狂乱で言われてはかなわない。
他のお客様の目もあるので、それなら実家や連絡の取れる友人などはいないかと訊ねたところ、わからないという。
あまりにも会話にキリがないので、スマホを見ればいいんじゃないかと提案すると、「自分ではわからないから、勝手に見て、それらしい人に連絡してくれ」というのだ。
そういうことはやっていないと何度も押し問答したが、結局、一番通話回数やメッセージのやり取りが多かった藤倉さんに連絡をしたらしかった。
それにしても、「親しい人が自分ではわからない」とは一体どういう状況なのか。
藤倉さんに訊ねてみると、こう返ってきた。
「──どうも、記憶喪失みたいなんです」
「記憶喪失?」
気を利かせて自宅へと帰った岡さんはもうこの場にはいない。兄はどう思っているのか、カウンターのほうを見ても、あまり彼の表情に変化はなかった。
気を取り直し、私は瀬名さんに話しかけることにした。もちろん藤倉さんには了承済みである。
「あの、私、八ツ森雫といいます。藤倉さんのご依頼を受けてあなたを探していました。もしよろしければいくつか質問させてもらえますか?」
虚ろな目でこちらを捉えた瀬名さんは、ゆっくりとしかしやはりどこか上の空で頷いた。
「お名前と年齢を教えてください」
「◯◯(※瀬名さんの本名)、21歳です」
基本的な情報に加え、X県の心霊スポットのこと、ここ最近話題のニュースの話、天候の話など関係のない事柄も織り交ぜて、質問を繰り返した。
結果をまとめると、パーソナルな情報、また生活していく上で必要な知識や経験は大抵覚えているようだった。
例えば高校までに習った公式や計算、また道路交通法などの一般的によく耳にする法律、おそらくネットカフェで得た政治や経済関連のニュース、芸能関係のゴシップネタまで、ここ最近の時事にもある程度の知見はあるようだった。もちろんネットカフェに無銭滞在ができないこともちゃんと知っていた。
しかし、こと心霊スポットやオカルト研究会、そして自分自身の交友関係になると、すっぽりと記憶が抜け落ちているらしく、曖昧な答えしか返って来なくなった。
そう、つまり藤倉さんのことも全く覚えていないのだ。
とはいえ、ネットカフェの店員とのやり取りですぐに駆けつけた藤倉さんを見て、どうやら自分にとって特別な存在だという認識は持っているらしく、自宅には戻りたくないという彼の意向を尊重し、藤倉さんの家に連れ帰った時も特に抵抗なく受け入れたという。
藤倉さんの家に立ち寄った理由を聞くと、シャワーはかろうじて浴びているようだったが、服はヨレヨレでほとんど着替えていなさそうだった、髪も伸び放題で見ていられなかったので、今美容院に行ってきたところだという。
「たぶん行方不明になっていたこの3ヶ月間、何らかの事情で瀬名さん(※混乱を避ける為、ここからは瀬名渉で通させていただく)は、ネットカフェに身を隠していたのだと思います。記憶喪失だからなのか、それとも近しい人には知られたくなかったのか、誰にも連絡も取れず、お金がなくなるまでそこに居続けた」
「何らかの事情って何でしょうか……」
「それはまだわかりません。でも、少なくとも藤倉さんに対しては、今のところ特に拒絶反応などもないようですし、とりあえずは様子を見るしかないですね。ただ、できるだけ早急に病院には行かれたほうが良いです。記憶喪失であれば、そういう診断と、記憶を取り戻すことについてのアドバイス──例えば記憶を取り戻す行動を起こしたほうがいいのか、その場合避けたほうが良いことがあるかなど──を確認しておくべきです。瀬名さんの体調や心の安寧は言わずもがな、今後の私たちの活動方針にも影響してきますから」
「…………雫さんは、記憶を取り戻すことに反対ですか? その、もし、心霊スポットのことがより詳しくわかったとしても」
「──個人的には、瀬名さんの意思を尊重するつもりです。瀬名さんが思い出したくないというのであれば、それ相応のご事情があるはずです。そのご事情を見て見ぬ振りをして、無理に聞き出すというようなことはしたくありません。たとえ心霊スポットのことが詳しく聞けたとしてもです」
「……そう、ですよね」
藤倉さんにとって酷なことは重々承知の上で、私ははっきりとそう述べた。
もし記憶を取り戻すことを瀬名さんが拒否した場合、藤倉さんのことも思い出したくない、または思い出せないままということになる。彼女からしてみれば、複雑な思いだろうというのは想像に難くない。
それでも私は、瀬名さんの心を重視することを、彼が見つかる前──もっと言うなら藤倉さんの依頼を受けた時から決めていた。
何も兄がそばにいるからではない。当然、この年になるまで兄にそう仕込まれたからではあるが。
これは今や私自身の譲れないポリシーなのである。
「…………病院はちょっと」
消え入りそうな、俯きがちの伏目で、瀬名さんは呟いた。
「……無理に答えていただかなくて結構ですが、警察や病院に行きたくない理由は、おわかりになりますか?」
「………………」
頭を抱え込んでふるふると首を左右に振る。
兄の鋭い視線に嗜められ、私は質問を撤回した。
藤倉さんが彼の背を優しく撫でる。
「病院でしたら、私のかかりつけを紹介します。いずれ警察に知られるかもしれないことが怖いのでしたら心配ありません。医師には守秘義務があります。あなたの問題を、軽々しく誰かに話すことは絶対にありませんから」
兄は自然な流れで話に加わってきた。正直に言うと、私よりも兄のほうがこういった提案は相手に受け入れてもらいやすく、柔和な笑みに少し安心したように瀬名さんは微かに頷いた。
帰り際、私は瀬名さんに最後の質問をした。
「……差し支えなければ、あなたが寝泊まりしていたネットカフェを教えていただけますか?」
すると瀬名さんは、お金が払えなかった(※現時点で藤倉さんが立て替え解決している)ことを謝りに行きたいというので、後日、瀬名さん藤倉さんと共にそのネットカフェを訪れる約束を交わした。
これについては、好奇心が先走ってしまった結果だ。それを否定し、言い訳するつもりはない。瀬名さんから無理に聞き出すことは避けたいが、ネットカフェの店員の印象は聞いてみたかったのだ。
早速明日、兄が病院に付き添う手筈となり、私たちはそこで話を終えた。時刻は20時。瀬名さんのことを考え、兄と私が藤倉さんの自宅へふたりを送り届けることにした。
「ふうん、じゃああのゴミ屋敷は行方不明になる心霊スポットじゃなくて、訪れた人が必ず死ぬ心霊スポットってことかねぇ」
岡さんも同じくコーヒーのおかわりをゆっくり味わいながら、そうポツリと呟いた。
「でも、あの村でそんな話は一言も──」
「いや、村や周囲の街の人たちは行方不明の心霊スポットに対しても、どちらかといえば恋愛成就のパワースポットっていう認識だったわけだから。当てにならないよ」
横から口を挟んできた兄の意見に頷いた時、私のスマートフォンに着信があった。
画面には藤倉さんの名前が出ていて、私は岡さんに断り、依頼人からの電話に出ることにした。
「雫さん! み、み、見つかり、ました!」
開口一番、藤倉さんは息を切らしてそう言った。
「えっ?」
「見つかったんです! 彼が!」
そう、それはなんと瀬名さんが見つかったという報告だったのだ。
数時間後。
夕闇が幻想的な橙色と共に外を彩る頃、瀬名さんと藤倉さんは私たちの待つ喫茶店に到着した。
「すみません、遅くなって」
そういう藤倉さんの隣の青年は、爽やかな短髪とラフながら小綺麗な服に身を包み、しかしぼんやりとした顔つきで子供のように立ち尽くしていた。
私が椅子をすすめながら藤倉さんに目配せをすると、彼女は少し困ったように彼を座らせてから口を開いた。
「実はさっき──」
そう彼女が切り出したのは、瀬名さんを発見するに至った経緯だった。
なんでも私に連絡をくれた数十分ほど前、とある都内のネットカフェから藤倉さんのスマホに電話が来たのだという。
「◯◯(※瀬名さんの本名)さんのお知り合いの方ですか?」
店員さんの困り果てた様子の声音に藤倉さんは訝しみつつも、久しぶりに耳にした瀬名さんの名前に無視はできずに話を聞いた。
要約すると、3ヶ月ほどネットカフェで生活していた瀬名さんに、とうとうお金がなくなり、滞在費が払えなくなったというのだ。
このまま帰すわけにはいかないが、代わりに払ってくれる人がいるのかと聞いても、要領を得ない答えばかり。警察に届けると言うと、急に発狂したように「それだけはやめてくれ」を繰り返す。
下手したら営業妨害にもなりかねない上に、『警察に連絡するな』はどう考えても怪しすぎる。
けれど、物騒な世の中で「警察に知られたら殺される!」と半狂乱で言われてはかなわない。
他のお客様の目もあるので、それなら実家や連絡の取れる友人などはいないかと訊ねたところ、わからないという。
あまりにも会話にキリがないので、スマホを見ればいいんじゃないかと提案すると、「自分ではわからないから、勝手に見て、それらしい人に連絡してくれ」というのだ。
そういうことはやっていないと何度も押し問答したが、結局、一番通話回数やメッセージのやり取りが多かった藤倉さんに連絡をしたらしかった。
それにしても、「親しい人が自分ではわからない」とは一体どういう状況なのか。
藤倉さんに訊ねてみると、こう返ってきた。
「──どうも、記憶喪失みたいなんです」
「記憶喪失?」
気を利かせて自宅へと帰った岡さんはもうこの場にはいない。兄はどう思っているのか、カウンターのほうを見ても、あまり彼の表情に変化はなかった。
気を取り直し、私は瀬名さんに話しかけることにした。もちろん藤倉さんには了承済みである。
「あの、私、八ツ森雫といいます。藤倉さんのご依頼を受けてあなたを探していました。もしよろしければいくつか質問させてもらえますか?」
虚ろな目でこちらを捉えた瀬名さんは、ゆっくりとしかしやはりどこか上の空で頷いた。
「お名前と年齢を教えてください」
「◯◯(※瀬名さんの本名)、21歳です」
基本的な情報に加え、X県の心霊スポットのこと、ここ最近話題のニュースの話、天候の話など関係のない事柄も織り交ぜて、質問を繰り返した。
結果をまとめると、パーソナルな情報、また生活していく上で必要な知識や経験は大抵覚えているようだった。
例えば高校までに習った公式や計算、また道路交通法などの一般的によく耳にする法律、おそらくネットカフェで得た政治や経済関連のニュース、芸能関係のゴシップネタまで、ここ最近の時事にもある程度の知見はあるようだった。もちろんネットカフェに無銭滞在ができないこともちゃんと知っていた。
しかし、こと心霊スポットやオカルト研究会、そして自分自身の交友関係になると、すっぽりと記憶が抜け落ちているらしく、曖昧な答えしか返って来なくなった。
そう、つまり藤倉さんのことも全く覚えていないのだ。
とはいえ、ネットカフェの店員とのやり取りですぐに駆けつけた藤倉さんを見て、どうやら自分にとって特別な存在だという認識は持っているらしく、自宅には戻りたくないという彼の意向を尊重し、藤倉さんの家に連れ帰った時も特に抵抗なく受け入れたという。
藤倉さんの家に立ち寄った理由を聞くと、シャワーはかろうじて浴びているようだったが、服はヨレヨレでほとんど着替えていなさそうだった、髪も伸び放題で見ていられなかったので、今美容院に行ってきたところだという。
「たぶん行方不明になっていたこの3ヶ月間、何らかの事情で瀬名さん(※混乱を避ける為、ここからは瀬名渉で通させていただく)は、ネットカフェに身を隠していたのだと思います。記憶喪失だからなのか、それとも近しい人には知られたくなかったのか、誰にも連絡も取れず、お金がなくなるまでそこに居続けた」
「何らかの事情って何でしょうか……」
「それはまだわかりません。でも、少なくとも藤倉さんに対しては、今のところ特に拒絶反応などもないようですし、とりあえずは様子を見るしかないですね。ただ、できるだけ早急に病院には行かれたほうが良いです。記憶喪失であれば、そういう診断と、記憶を取り戻すことについてのアドバイス──例えば記憶を取り戻す行動を起こしたほうがいいのか、その場合避けたほうが良いことがあるかなど──を確認しておくべきです。瀬名さんの体調や心の安寧は言わずもがな、今後の私たちの活動方針にも影響してきますから」
「…………雫さんは、記憶を取り戻すことに反対ですか? その、もし、心霊スポットのことがより詳しくわかったとしても」
「──個人的には、瀬名さんの意思を尊重するつもりです。瀬名さんが思い出したくないというのであれば、それ相応のご事情があるはずです。そのご事情を見て見ぬ振りをして、無理に聞き出すというようなことはしたくありません。たとえ心霊スポットのことが詳しく聞けたとしてもです」
「……そう、ですよね」
藤倉さんにとって酷なことは重々承知の上で、私ははっきりとそう述べた。
もし記憶を取り戻すことを瀬名さんが拒否した場合、藤倉さんのことも思い出したくない、または思い出せないままということになる。彼女からしてみれば、複雑な思いだろうというのは想像に難くない。
それでも私は、瀬名さんの心を重視することを、彼が見つかる前──もっと言うなら藤倉さんの依頼を受けた時から決めていた。
何も兄がそばにいるからではない。当然、この年になるまで兄にそう仕込まれたからではあるが。
これは今や私自身の譲れないポリシーなのである。
「…………病院はちょっと」
消え入りそうな、俯きがちの伏目で、瀬名さんは呟いた。
「……無理に答えていただかなくて結構ですが、警察や病院に行きたくない理由は、おわかりになりますか?」
「………………」
頭を抱え込んでふるふると首を左右に振る。
兄の鋭い視線に嗜められ、私は質問を撤回した。
藤倉さんが彼の背を優しく撫でる。
「病院でしたら、私のかかりつけを紹介します。いずれ警察に知られるかもしれないことが怖いのでしたら心配ありません。医師には守秘義務があります。あなたの問題を、軽々しく誰かに話すことは絶対にありませんから」
兄は自然な流れで話に加わってきた。正直に言うと、私よりも兄のほうがこういった提案は相手に受け入れてもらいやすく、柔和な笑みに少し安心したように瀬名さんは微かに頷いた。
帰り際、私は瀬名さんに最後の質問をした。
「……差し支えなければ、あなたが寝泊まりしていたネットカフェを教えていただけますか?」
すると瀬名さんは、お金が払えなかった(※現時点で藤倉さんが立て替え解決している)ことを謝りに行きたいというので、後日、瀬名さん藤倉さんと共にそのネットカフェを訪れる約束を交わした。
これについては、好奇心が先走ってしまった結果だ。それを否定し、言い訳するつもりはない。瀬名さんから無理に聞き出すことは避けたいが、ネットカフェの店員の印象は聞いてみたかったのだ。
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