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第1章
1-12 盗賊集団団長の正体
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どうも、剣を振り回すしか脳の無い人間です。伝家の宝刀エクスカリバーとか言う偉大なる王様の剣の名前を叫びながら盗賊殺した張本人が言うのもなんですけど、ただ今絶賛魔力切れにより片膝ついております。
「いやぁ、参った参った!たった1発放っただけで魔力切れだもんなぁ!はっはっはっ!」
一先ず宿の中に入り、先程反応があった村人達の縄を切っていく。
「助かりましたぁ…、助けてくださってありがとうございました」
「いえいえ、皆さんはお早く今から言う宿に行って保護してもらってください…恐らくまだ残党が残っていると思われますのでお気をつけて」
手をひらひら振りながら村人達の背中を見送り再び片膝をつく。
「…っはぁ!!いやぁ、しんどかったわぁ!残りの残党は多分だけど、広場にいる可能性が高いな…あそこに勢力集中しているはずだし…行ってみるか」
勢力が集中していると思われる広場へ行くことにした。行く先々で戦闘のあとと思われる建物の残骸やら剣の破片やらが散らばっている。地は抉れ、20体と思われる死体の山が積み重なって置いてあった。
「これは…、ヤバすぎだろ…十中八九クロコと勇者(仮)がやった事だろうな」
広場に近づくにつれ戦闘音が激しく聞こえてくる。
「おーい!クロコ!そいつ、結局勇者だったのか? 」
「っ!お兄ちゃん!フードで全身見えなくしてるけど力の方は間違いないと思うよ」
勇者(仮)は、全身に聖なるオーラを纏っている。一方、クロコは全身に黒いオーラを纏っている。双方が互いに攻撃し合い打ち消しあっている。それは2人の属性が所謂、正反対だということを表している。
「質問がある!君たちは何故、私に歯向かう!オーラの色からして魔族なんだろ?君たちは!人間が嫌いなんだろ!?人間が憎いんだろ!?私は許せない!魔王様が…大好きなお姉様が封印されていることが!」
痛烈な叫びが戦場の覇気をかき消す。
「ん?お前?勇者だよな?何で勇者なのに魔王好きなんだよ…てか今お姉様って」
「私は勇者の末裔にして、エルフ族の先代勇者アルシャだ!私が魔王様をお姉様と慕っているのは、私は彼女の幼馴染だからよ!」
一同に壮絶が走る。
アキトは、
「え!?お前っ?え!!??」
クロコは、
「待って待って全然記憶に無いよ!!?てか、私に幼なじみいたっけ!?」
アルシャは、
「何を言っているのかわからないのだけれど…」
と言ったような反応をしている。
「お前、アルシャ?だっけか…急にキャラブレすんなよマジ誰?って思ったわ…んで本当に魔王様と知り合いなんだな?」
「ええ…だからさっきから、そう言っているじゃない?」
クロコに視線を向ける。
「だってさ、そこん所はどうなの?魔王様?」
「え?ええ!?あなたがお姉様!?いやでも、そんな筈は…昔過ぎて記憶が…」
やれやれと言ったような表情のクロコ。
「まず、始めに言っておくけど勇者である貴方を地上の戦闘で抑えられるのって言えば、私と各種族の王様又は、各種族の勇者のみよ…普通ここまで戦っておいてわからないとかあなたが初めてよ!勇者でしょ?もっと頑張りなさいよ!」
悲報、魔王様勇者を叱る。
「うっう…、ごめん…なさぁい!私みたいのが勇者でごめんなさぁぁぁい…!」
「べ、別にそこまで強く言ってないでしょ…その悪かったわねボロクソ言って」
「言え、大丈夫です!これ泣き真似ですので!」
「お前…、ホント良い性格してるよな」
意外とレアな魔王様を見ることが出来て満足そうにしているアキトに、今度はアルシャが質問をぶつける。
「それで、何故貴方はお姉様と一緒に行動を共にしているのですか?私的には気になる要因の一つなのですが」
簡潔に答えると…、
「妹だからだ!以上」
と返答した。
「いやいや、それだけのはずがありません!てか、まず魔王様の兄がいるとか聞いたことありませんよ!ふざけてるんですか?ふざけてますよね!?」
「はっはっはっ!!そんな訳ないじゃないか!」
「笑えば済むとか思っているなら見当違いですよ!?」
やれやれと言った表情のアキト。
「冗談はさておき…」
それからは、クロコとアキトとの出会いから今に至る説明した。ようやく理解出来たのか下を向いて考え出した。ぶつぶつと独り言を話していると思ったら、急にこちらを向いてきた。
「私決めました!!私もお兄ちゃんの妹にしてください!」
「3次元妹は、これ以上は本当に抱えきれないので勘弁してください…てことでお断りします!」
「なんでぇぇぇ!!!?なんでそんな事言うの!!!??」
またもや、号泣。
コイツは
「ほんとよく泣くなぁ」
と感心するアキトであった。
☆キャラ纏め。
・川瀬秋人
この物語の主人公。
現世ではIT…と言うよりも、プログラマーとして職に就いていた。所謂、ブラック企業に務めてその甲斐あってか、無事というか何というか過労死して転生した男。ある意味運がいい。
大の妹好きで、ゲームやラノベも必ず妹がヒロインかメインで出来るゲームじゃないとあまり興味を示さない。本人曰く、「2次元妹は、理想の妹像で実際に触れないから儚げで愛せるが3次元でそれをやるのは汚いので見たくない」のだとか。本人は自覚していないが常にキャラ崩壊多めである。
・クロコ(魔王)
初代魔族の王にして最強最悪のロリっ子、生まれて間もなく父親母親を魔物に殺されている。魔王に就任するまでは、日々の自己鍛錬や魔法の学習を孤独に行っていたため友達は愚か恋人もいなかった。孤独では、あったが自分のような子どもが生まれぬよう他の種族を見て教育機関等を作った所謂魔族たちからは英雄と呼ばれている。アキトに対する感情は家族愛と同等かそれ以上か、本人はまだ分からないみたいだ。
・ノア・ヴァーミリオン
人族の4つの国の1つの元王女。
父親を殺され、他の王に追われる身となった人物。何に対しても平等に扱うことが出来る女の子。一見弱そうに見えるがこう見えても王族なので下手をすればヴァネッサよりも強い。
・ヴァネッサ
ノア・ヴァーミリオンの、直属の騎士である。孤児院育ちで、12歳になってから騎士団に入団。たまたまヴァネッサが自己鍛錬時に素振りをしている所を見られ、ノアがスカウトしてノア自身の魔法鍛錬時にヴァネッサが混じって交互に教えあったのだとか。元団長。
・アルシャ
先代エルフの勇者。昔クロコと知り合っていたが、百年近く昔なので詳しくは覚えていない。大の魔王好き。両親は健在。
「いやぁ、参った参った!たった1発放っただけで魔力切れだもんなぁ!はっはっはっ!」
一先ず宿の中に入り、先程反応があった村人達の縄を切っていく。
「助かりましたぁ…、助けてくださってありがとうございました」
「いえいえ、皆さんはお早く今から言う宿に行って保護してもらってください…恐らくまだ残党が残っていると思われますのでお気をつけて」
手をひらひら振りながら村人達の背中を見送り再び片膝をつく。
「…っはぁ!!いやぁ、しんどかったわぁ!残りの残党は多分だけど、広場にいる可能性が高いな…あそこに勢力集中しているはずだし…行ってみるか」
勢力が集中していると思われる広場へ行くことにした。行く先々で戦闘のあとと思われる建物の残骸やら剣の破片やらが散らばっている。地は抉れ、20体と思われる死体の山が積み重なって置いてあった。
「これは…、ヤバすぎだろ…十中八九クロコと勇者(仮)がやった事だろうな」
広場に近づくにつれ戦闘音が激しく聞こえてくる。
「おーい!クロコ!そいつ、結局勇者だったのか? 」
「っ!お兄ちゃん!フードで全身見えなくしてるけど力の方は間違いないと思うよ」
勇者(仮)は、全身に聖なるオーラを纏っている。一方、クロコは全身に黒いオーラを纏っている。双方が互いに攻撃し合い打ち消しあっている。それは2人の属性が所謂、正反対だということを表している。
「質問がある!君たちは何故、私に歯向かう!オーラの色からして魔族なんだろ?君たちは!人間が嫌いなんだろ!?人間が憎いんだろ!?私は許せない!魔王様が…大好きなお姉様が封印されていることが!」
痛烈な叫びが戦場の覇気をかき消す。
「ん?お前?勇者だよな?何で勇者なのに魔王好きなんだよ…てか今お姉様って」
「私は勇者の末裔にして、エルフ族の先代勇者アルシャだ!私が魔王様をお姉様と慕っているのは、私は彼女の幼馴染だからよ!」
一同に壮絶が走る。
アキトは、
「え!?お前っ?え!!??」
クロコは、
「待って待って全然記憶に無いよ!!?てか、私に幼なじみいたっけ!?」
アルシャは、
「何を言っているのかわからないのだけれど…」
と言ったような反応をしている。
「お前、アルシャ?だっけか…急にキャラブレすんなよマジ誰?って思ったわ…んで本当に魔王様と知り合いなんだな?」
「ええ…だからさっきから、そう言っているじゃない?」
クロコに視線を向ける。
「だってさ、そこん所はどうなの?魔王様?」
「え?ええ!?あなたがお姉様!?いやでも、そんな筈は…昔過ぎて記憶が…」
やれやれと言ったような表情のクロコ。
「まず、始めに言っておくけど勇者である貴方を地上の戦闘で抑えられるのって言えば、私と各種族の王様又は、各種族の勇者のみよ…普通ここまで戦っておいてわからないとかあなたが初めてよ!勇者でしょ?もっと頑張りなさいよ!」
悲報、魔王様勇者を叱る。
「うっう…、ごめん…なさぁい!私みたいのが勇者でごめんなさぁぁぁい…!」
「べ、別にそこまで強く言ってないでしょ…その悪かったわねボロクソ言って」
「言え、大丈夫です!これ泣き真似ですので!」
「お前…、ホント良い性格してるよな」
意外とレアな魔王様を見ることが出来て満足そうにしているアキトに、今度はアルシャが質問をぶつける。
「それで、何故貴方はお姉様と一緒に行動を共にしているのですか?私的には気になる要因の一つなのですが」
簡潔に答えると…、
「妹だからだ!以上」
と返答した。
「いやいや、それだけのはずがありません!てか、まず魔王様の兄がいるとか聞いたことありませんよ!ふざけてるんですか?ふざけてますよね!?」
「はっはっはっ!!そんな訳ないじゃないか!」
「笑えば済むとか思っているなら見当違いですよ!?」
やれやれと言った表情のアキト。
「冗談はさておき…」
それからは、クロコとアキトとの出会いから今に至る説明した。ようやく理解出来たのか下を向いて考え出した。ぶつぶつと独り言を話していると思ったら、急にこちらを向いてきた。
「私決めました!!私もお兄ちゃんの妹にしてください!」
「3次元妹は、これ以上は本当に抱えきれないので勘弁してください…てことでお断りします!」
「なんでぇぇぇ!!!?なんでそんな事言うの!!!??」
またもや、号泣。
コイツは
「ほんとよく泣くなぁ」
と感心するアキトであった。
☆キャラ纏め。
・川瀬秋人
この物語の主人公。
現世ではIT…と言うよりも、プログラマーとして職に就いていた。所謂、ブラック企業に務めてその甲斐あってか、無事というか何というか過労死して転生した男。ある意味運がいい。
大の妹好きで、ゲームやラノベも必ず妹がヒロインかメインで出来るゲームじゃないとあまり興味を示さない。本人曰く、「2次元妹は、理想の妹像で実際に触れないから儚げで愛せるが3次元でそれをやるのは汚いので見たくない」のだとか。本人は自覚していないが常にキャラ崩壊多めである。
・クロコ(魔王)
初代魔族の王にして最強最悪のロリっ子、生まれて間もなく父親母親を魔物に殺されている。魔王に就任するまでは、日々の自己鍛錬や魔法の学習を孤独に行っていたため友達は愚か恋人もいなかった。孤独では、あったが自分のような子どもが生まれぬよう他の種族を見て教育機関等を作った所謂魔族たちからは英雄と呼ばれている。アキトに対する感情は家族愛と同等かそれ以上か、本人はまだ分からないみたいだ。
・ノア・ヴァーミリオン
人族の4つの国の1つの元王女。
父親を殺され、他の王に追われる身となった人物。何に対しても平等に扱うことが出来る女の子。一見弱そうに見えるがこう見えても王族なので下手をすればヴァネッサよりも強い。
・ヴァネッサ
ノア・ヴァーミリオンの、直属の騎士である。孤児院育ちで、12歳になってから騎士団に入団。たまたまヴァネッサが自己鍛錬時に素振りをしている所を見られ、ノアがスカウトしてノア自身の魔法鍛錬時にヴァネッサが混じって交互に教えあったのだとか。元団長。
・アルシャ
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