女子高生達と俺

saikororo

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一日目

♯2

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今現在、駅にいる。

スマホ片手に、年々狭まる喫煙スペースで紫煙を燻らせていた。

あれから、更に検索し知識を蓄えた我が身は休息を欲していた。

心臓の高鳴りは収まらないが、頭はニコチンが強引に大人しくさせる。

援助交際。金銭の授受からの性的交流が罪になると改めて知り、性的交流がなく、食事等の行為のみであれば可能だと新たに知った。

問題は見当たらなかった。

女子高生と知り合いたい。それが目標である。

未成年との性的行為に魅力は感じないし、警察の優秀さと法の罰の強さを知っているのが社会人であると思う。

それに性行を行うならば、三十代後半の落ち着いたバツイチが好ましい。

愛読書は課長島耕作。それが俺だった。

と、自身の内を確認し終わり、煙草を灰皿に落としてスマホの操作に戻る。

そのてのサイトは停滞知らずで多岐にあった。

本来ならば様々な評価を調べてから事に動くが、今回は勢いを重視する事とした。

若さを感じないと言われる機会が多い俺だ。こんな時があってもいいだろう。

目についた非入会制のサイトの書き込みから、同じく勢いで選び連絡を送った。

都内だからなのだろうか。

レスポンスは早く、道中には住まいから二駅離れた現在地付近のファミレスでの会合が決まっていた。

予定を先伸ばしにする者が多い社に欲しい人材だと感じ、現在来た連絡である『お待たせしてごめんなさい。今着きますよ(>_<)』にも好感を持てた。

『急な約束事なので気にしないでください。お気をつけて(>_<)』と返事を返し、一足先に待ち合わせ場所へ向かった。

身体が軽く感じるのは気のせいだろうか。
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