月の裏で待っていて

ねむりありす

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M03・・・真夏の夜の恋の終わり

密時

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散って消えてゆく花火の影を

手繰たぐる真夏の夜の恋の終わり

誘った唇は気まぐれ?

雲が茜色に染まってくると

耳の奥で繰り返し響く言葉

繋いだ手は悪ふざけ?

深い翠の風が涼しげに吹きかけると

胸の奥へさざなみよせる三日月の夜


破れた物語が

追いかけてくる

ぎこちなく囁く唇

ぎこちなく繋いだ手

カラダの中を舞い飛ぶ蝶

カラダから遠く離れゆく心

泡立つ想いの伝え方が分からなかったあの頃

あなたの唇も

あなたの手も

あの頃の物語にはもう戻してくれない

素直に騙されるほどもう子供じゃない



俯いて朽ちてゆく向日葵の影が

巡り廻る真夏の夜の恋の終わり

送ってくれたのは気まぐれ?

流れ星の落ちゆく尾を追いながら

密やかに見つめたハンドル握る姿

瞳の奥探ったのは悪ふざけ?

夏の果てが映る瞼を伏せると

胸の底へ揺らめく三日月の花


夕映え滲む帰り道での偶然が待ち遠しい

ものなれた夜の中の立ち振る舞い

ものなれた陰の中の落ち着き

二人の間へ吹く色のない風

二人の間へ流れる空音

躊躇ためらうもどかしさが

くすぶり続けた

あの日

あなたのタバコの香りも

あなたの静かな眼差しも

見果てぬ物語へもう閉じ込めてしまおう

うまく誤魔化せるほどもう大人になった

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