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M04・・・色のない蕾
密時
しおりを挟む忘れられない言葉へ
青い吐息吹きかける
抑えられない幻想へ
冷たい雫弾き飛ばす
憧れ抱く色のない蕾
秘め揺る色のない蕾
一緒に薄闇のカーテンの向こう側へ
隠れているのは嬉しいけれど
急に黙り込む横顔の隣で
口を噤む
二人で新しい時を
紡げば色づくけれど
不機嫌そうな横顔の隣で
逃げ水を追わないように唇を噛む
憂いの靄が覆いかぶさる眠れぬ夜から
今なら逃げ出せる
一人より二人で迎える淋しい薄明から
今なら逃げ出せる
誤魔化せない唇に
翠色の涼風そよぐ
秘し隠せない瞳に
四日月の光弾ける
水面へ映る色のない蕾
夏疾風香る色のない蕾
一緒に星の流るる麦畑のはじっこで
懐かしい曲へ耳傾けるけれど
ふいに逸らす視線の隣で
耳を塞ぐ
二人で忘れものを
探せば華やぐけれど
気怠そうな仕草の隣から
蝉しぐれが降るうちに立ち去りたい
こまかい棘にまみれる眠れぬ夜から
今なら逃げ出せる
一人より二人で迎える痛い彼誰から
今なら逃げ出せる
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