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狂気の夜陰
1 ☆
朝日が差し込む中、亜夜果は目覚めた。
尭司に抱かれたまま、裸で眠ってしまったらしい。
一応Tシャツとショーツは着けていたのに、夜中の行為で気が付いたら剥ぎ取られ、そのまま……。
思い出したら、ゾッとした。
あれは、本当に尭司?
隣では、尭司がすやすやと寝息を立てている。穏やかな寝顔。あどけないその寝顔を、昨日は微笑ましく眺めていたはずなのに。
夢だと思いたい。けれど、一糸纏わぬ自分の姿が、それが現実であったと示している。この肌にこびりつく、残骸も。
尭司を起こさないように細心の注意を払って、亜夜果はベッドから抜け出そうとしたが。
「おはよう、亜夜果」
背後から、抱きつかれ、亜夜果は体をビクッと震わせる。
「あ、尭司……」
「どうしたの? そんな顔して? あ、もしかして驚かせちゃった?」
「あ、うん……」
きょとんとした、尭司の顔。
いつもと、同じ、優しい、表情。
「あの、尭司、ゆうべは……」
「あ、ゴメン」
「え?」
「俺、後片付けするって約束したのに、しないまま寝ちゃったね。今からやるよ」
「ううん、それは、いいから。食器だけだし。そうじゃなくて……あの、寝ている間に……」
「あ、もしかして、へんなとこ触ってたかな……ゴメン、ガマンしてたんだけど……あれ? 俺、裸……」
「あ、うん」
「ゴメン! 脱いだつもりなかったんだけど。っていうか、亜夜果も……もしかして、俺、脱がせた、とか?」
「あ、分かんないけど、気が付いたら……裸で……」
「うわぁ! 何かゴメン! 風邪引かなかった?」
「……大丈夫」
どういうこと? 夜中のこと、尭司は覚えていないの?
それとも、しらばっくれて嘘をついているの?
様々な疑念が、亜夜果の胸に渦巻く。
「あれ……亜夜果……これ……」
亜夜果を抱き締めながら、ちゃっかりその肌をまさぐっていた尭司が、毛布の中から手を出して眺める。
その手の中にある白く干からびたものを見て、尭司は青ざめる。
「もしかして、俺……夜中に亜夜果、襲った?」
「………………覚えて、ないの?」
「……俺、何したの? っていうか、もしかして、亜夜果の中に、出した、とか?」
「……一応、外に……」
本当に、覚えていないの?
あんなに、ハッキリ、話していたのに。
あんなに、強引に行為に及んでいたのに。
「うわぁ! どうしよう! 亜夜果、さ、産婦人科に! アフターピル飲めば、まだ間に合う?! 日曜日だけど病院やってるかな?」
慌てふためく様子が、とても芝居とは思えない。
本当に、覚えて、ない?
それとも。
あれは、尭司じゃない?
馬鹿げた考えだったが、そう思うだけで、少し心が軽くなる。本来の尭司は、やはり、今の尭司なのだ、と。
けれど。
背後から思う存分犯した後、最後は亜夜果を仰向けにして。泣き顔を見ながら達したいと言う尭司の残酷な言葉に呆然としながら、その行為を受け入れていると。
『ああ、やっぱり、生がいいよ。どうする? このまま、中に出そうか?』
それまで、あまりの酷い扱いに、尭司が避妊具を着けていないことも失念していた。
正気に返って泣きながら頭を振る亜夜果を嘲笑いながら、亜夜果の腹部に射精し。
そのまま、亜夜果の体を雁字搦めに抱き締め続けていたため、亜夜果は体を清めることも、衣類を身に付けることもできず、泣きながら眠りに落ちて。
ただ、その最後の拘束だけは、まるで本来の尭司のようで。
泣きながらも、複雑な思いでその腕に包まれ。
朝を迎えていたのだ。
「とりあえず、体を洗ってくるわ」
「でも!」
「落ち着いて。どっちにしても、着替えないと出掛けられないでしょう? それに、まだ朝の5時よ?」
「……あ」
とにかく、シャワーを浴びて。
それから、アフターピルのことはネットで確認してみよう。
しかし。
シャワーを終えて、体を拭いている最中に足を伝う赤い徴を見付けて、ひとまず慌てることはないと悟った。
生理が来たのなら、おそらく大丈夫。
そして、これを口実に、しばらく尭司を遠ざけることも出来るかもしれない。
………………昨日までは思っても見なかったことだ。
ずっと一緒にいたい。
そう思っていたはずなのに。
今は、尭司が怖い。
まるで人が変わったように、亜夜果を苛んだ尭司。
本当に、あれが尭司ではないのだとしても。その体が尭司であることには変わりない。
尭司の中に、違う男が、いる?
そんな馬鹿げたことが、あるだろうか?
まるで、ジキルとハイドのように?
ならば、なおのこと。
再び、夜が来るのが、怖い。
少なくとも、寝入るまでは、いつもの尭司だった。
けれど、夜中に目覚めた時には、あんな、冷たく残酷な、尭司に……まるで、あの夢のように。
夢?
不意に、亜夜果は思い出す。
『こうやって後ろから無理やりされるのが、好きなんだろう? 夢でも現実でも、やっぱり亜夜果は淫乱だ』
そう、夜中の尭司は言っていなかったか? 『夢でも』と。
まるで、亜夜果を襲った夢を、知っているかのように。
夢見が悪くて、とは伝えた。けれど、その内容までは話していない。とても話せた内容ではなかった。
なのに、どうして?
背筋がゾッとした。
3ヶ月もかけて亜夜果を苦しめた夢が、突然消えた。けれど、それが、まるで尭司という現身を得て再び襲ってきたかのように。
そう言えば、もともとあの夢は、夜しか見なかった。もともと余り昼間に眠ることはなかったから気付かなかったが、あの夢に苦しめられた後、泣きつかれて昼間に眠る時には再び夢を見ることなく、眠れて。
夢が現実になるなど、それも人の体に乗り移るなど、とてもまともな思考ではない。けれど。
とにかく、尭司とは、しばらく距離を置こう。せめて、会うのは昼間だけにしよう。
きっぱりと別れるという選択肢を最初から排除してしまうほど、すでに尭司の虜になっている亜夜果にとっては、それすら苦渋の選択で。
けれど。
もし、あの夜中の尭司が、尭司の真実の姿なのだとしたら。
受け入れなければいけないのだろうか? ただ一夜で亜夜果の心をズタズタに傷つけた、あの行為を強要する男を?
そんな男を、愛し続けることが、出来るのだろうか?
心の奥に芽生えた、小さな不信感。
そこから目を背けよう試みるが、疑念は晴れない。
ここ数日のうちに、あまりにも目まぐるしく襲いかかる感情の嵐に、亜夜果の心は疲弊していた。
【そうだ、もっと、絶望しろ。苦しみ、疲れはてて、そして……を受け入れるがいい。そうして、その身も心も……に、捧げよ】
亜夜果の苦痛を、ほくそ笑みながら見つめる存在に、気付くことなく。
尭司に抱かれたまま、裸で眠ってしまったらしい。
一応Tシャツとショーツは着けていたのに、夜中の行為で気が付いたら剥ぎ取られ、そのまま……。
思い出したら、ゾッとした。
あれは、本当に尭司?
隣では、尭司がすやすやと寝息を立てている。穏やかな寝顔。あどけないその寝顔を、昨日は微笑ましく眺めていたはずなのに。
夢だと思いたい。けれど、一糸纏わぬ自分の姿が、それが現実であったと示している。この肌にこびりつく、残骸も。
尭司を起こさないように細心の注意を払って、亜夜果はベッドから抜け出そうとしたが。
「おはよう、亜夜果」
背後から、抱きつかれ、亜夜果は体をビクッと震わせる。
「あ、尭司……」
「どうしたの? そんな顔して? あ、もしかして驚かせちゃった?」
「あ、うん……」
きょとんとした、尭司の顔。
いつもと、同じ、優しい、表情。
「あの、尭司、ゆうべは……」
「あ、ゴメン」
「え?」
「俺、後片付けするって約束したのに、しないまま寝ちゃったね。今からやるよ」
「ううん、それは、いいから。食器だけだし。そうじゃなくて……あの、寝ている間に……」
「あ、もしかして、へんなとこ触ってたかな……ゴメン、ガマンしてたんだけど……あれ? 俺、裸……」
「あ、うん」
「ゴメン! 脱いだつもりなかったんだけど。っていうか、亜夜果も……もしかして、俺、脱がせた、とか?」
「あ、分かんないけど、気が付いたら……裸で……」
「うわぁ! 何かゴメン! 風邪引かなかった?」
「……大丈夫」
どういうこと? 夜中のこと、尭司は覚えていないの?
それとも、しらばっくれて嘘をついているの?
様々な疑念が、亜夜果の胸に渦巻く。
「あれ……亜夜果……これ……」
亜夜果を抱き締めながら、ちゃっかりその肌をまさぐっていた尭司が、毛布の中から手を出して眺める。
その手の中にある白く干からびたものを見て、尭司は青ざめる。
「もしかして、俺……夜中に亜夜果、襲った?」
「………………覚えて、ないの?」
「……俺、何したの? っていうか、もしかして、亜夜果の中に、出した、とか?」
「……一応、外に……」
本当に、覚えていないの?
あんなに、ハッキリ、話していたのに。
あんなに、強引に行為に及んでいたのに。
「うわぁ! どうしよう! 亜夜果、さ、産婦人科に! アフターピル飲めば、まだ間に合う?! 日曜日だけど病院やってるかな?」
慌てふためく様子が、とても芝居とは思えない。
本当に、覚えて、ない?
それとも。
あれは、尭司じゃない?
馬鹿げた考えだったが、そう思うだけで、少し心が軽くなる。本来の尭司は、やはり、今の尭司なのだ、と。
けれど。
背後から思う存分犯した後、最後は亜夜果を仰向けにして。泣き顔を見ながら達したいと言う尭司の残酷な言葉に呆然としながら、その行為を受け入れていると。
『ああ、やっぱり、生がいいよ。どうする? このまま、中に出そうか?』
それまで、あまりの酷い扱いに、尭司が避妊具を着けていないことも失念していた。
正気に返って泣きながら頭を振る亜夜果を嘲笑いながら、亜夜果の腹部に射精し。
そのまま、亜夜果の体を雁字搦めに抱き締め続けていたため、亜夜果は体を清めることも、衣類を身に付けることもできず、泣きながら眠りに落ちて。
ただ、その最後の拘束だけは、まるで本来の尭司のようで。
泣きながらも、複雑な思いでその腕に包まれ。
朝を迎えていたのだ。
「とりあえず、体を洗ってくるわ」
「でも!」
「落ち着いて。どっちにしても、着替えないと出掛けられないでしょう? それに、まだ朝の5時よ?」
「……あ」
とにかく、シャワーを浴びて。
それから、アフターピルのことはネットで確認してみよう。
しかし。
シャワーを終えて、体を拭いている最中に足を伝う赤い徴を見付けて、ひとまず慌てることはないと悟った。
生理が来たのなら、おそらく大丈夫。
そして、これを口実に、しばらく尭司を遠ざけることも出来るかもしれない。
………………昨日までは思っても見なかったことだ。
ずっと一緒にいたい。
そう思っていたはずなのに。
今は、尭司が怖い。
まるで人が変わったように、亜夜果を苛んだ尭司。
本当に、あれが尭司ではないのだとしても。その体が尭司であることには変わりない。
尭司の中に、違う男が、いる?
そんな馬鹿げたことが、あるだろうか?
まるで、ジキルとハイドのように?
ならば、なおのこと。
再び、夜が来るのが、怖い。
少なくとも、寝入るまでは、いつもの尭司だった。
けれど、夜中に目覚めた時には、あんな、冷たく残酷な、尭司に……まるで、あの夢のように。
夢?
不意に、亜夜果は思い出す。
『こうやって後ろから無理やりされるのが、好きなんだろう? 夢でも現実でも、やっぱり亜夜果は淫乱だ』
そう、夜中の尭司は言っていなかったか? 『夢でも』と。
まるで、亜夜果を襲った夢を、知っているかのように。
夢見が悪くて、とは伝えた。けれど、その内容までは話していない。とても話せた内容ではなかった。
なのに、どうして?
背筋がゾッとした。
3ヶ月もかけて亜夜果を苦しめた夢が、突然消えた。けれど、それが、まるで尭司という現身を得て再び襲ってきたかのように。
そう言えば、もともとあの夢は、夜しか見なかった。もともと余り昼間に眠ることはなかったから気付かなかったが、あの夢に苦しめられた後、泣きつかれて昼間に眠る時には再び夢を見ることなく、眠れて。
夢が現実になるなど、それも人の体に乗り移るなど、とてもまともな思考ではない。けれど。
とにかく、尭司とは、しばらく距離を置こう。せめて、会うのは昼間だけにしよう。
きっぱりと別れるという選択肢を最初から排除してしまうほど、すでに尭司の虜になっている亜夜果にとっては、それすら苦渋の選択で。
けれど。
もし、あの夜中の尭司が、尭司の真実の姿なのだとしたら。
受け入れなければいけないのだろうか? ただ一夜で亜夜果の心をズタズタに傷つけた、あの行為を強要する男を?
そんな男を、愛し続けることが、出来るのだろうか?
心の奥に芽生えた、小さな不信感。
そこから目を背けよう試みるが、疑念は晴れない。
ここ数日のうちに、あまりにも目まぐるしく襲いかかる感情の嵐に、亜夜果の心は疲弊していた。
【そうだ、もっと、絶望しろ。苦しみ、疲れはてて、そして……を受け入れるがいい。そうして、その身も心も……に、捧げよ】
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