31 / 58
第八章 蔦絡まる紅葉
2
しおりを挟む
「今日は制服の子が多いけど、なんか学校行事でもあったの?」
「振り替え授業だったんです。この間、台風が来た時に休校になって。二、三年生だけなんですけど。でも、理系の人たちと三年生は、午後もあるんで、ここら辺にいるのは二年文系の子たちだけかな」
「へえ。じゃ、森本さんは二年生なんだ」
「はい」
ひょんなことから連れ立っておしゃれなカフェでランチを共にすることになった健太と真実だったが、初対面の二人が思いのほか話が弾んだ。
ころころよく笑う子だな。
今日は土曜日登校だと和矢に聞いて、何となく気になった健太は、昼頃に高校の近くまでやってきた。健太が通っていた私立高校は土曜日も隔週で半日授業だったので、何となく昼に終わる気でいた。しかし、和矢も俊も見当たらなかった。その理由は今真実に聞いて分かったが。和矢は文系っぽいけど理系だったのか、俊は、確かに杓子定規なところが理系な感じがする。自分があまり理系が得意ではないので、意味もなく二人を尊敬してしまう。それはおいといて。
二人の代わりに見つけたのは、高校を出てすぐの小さな公園のベンチに座っていた『シバ』の姿だった。小春日和のあたたかな日差しの下で、物思いにふける様子は、先日の見かけた時のような荒々しさはみじんもなく、穏やかな空気を纏っていた。
俊の肩に手をかけていた姿の、わずかな時間の記憶しかないし、もしかした人違いかも、と思ったが、あの一瞬に目に焼き付いた美貌は、今でもはっきり思い出せた。
声をかけてみようか躊躇していると、小走りに駆け寄ってきた女子高生の姿が目に入った。華やいだ二人の雰囲気を物陰から眺めていると、連れ立って歩き始めたため、そのまま健太は後をつけていった。
俊を苦しめていた時とはあまりにも違う男の様子に不信感を抱きながら、距離を保ってついていくと、二人は瀟洒な喫茶店に入った。いかにも若い恋人同士が好みそうな、逆に言うと男性一人では入りにくいおしゃれな店構えに困惑し、しばらく道端から様子を眺めていた。向かいの洋品店のウィンドウを眺める風を装いながら見張っていると、さっきまでの健太と同じように喫茶店を入り口周辺をうろうろしている女子高生が目についた。
『シバ』と一緒にいた少女と同じ制服(と言っても、今日は他にも周囲に沢山いたが)の少女の挙動が気になって、健太は近づいてみた。窓をのぞき込もうとしてバランスを崩した少女を受け止め、とんとん拍子に話が進み、不自然なく店内に入ることができた。
「そういえば、さっき知り合いがいるって言ってたけど、あの子? 奥の席にいるカップルの制服の女の子」
「あ、はい。知ってるんですか?」
「いや、女の子の方は分からないけど。男の方が……」
「ああ、イガワさんのお友達なんですか?」
「え、ああ、そう、イガワ……の、ちょっとした知り合い」
嘘ではない。初対面ではない。名前は初めて聞いたが。
「あの二人って、もう付き合って長いの?」
「長……くはないかな。まだ三ヶ月くらい……お友達なのに知らないんですか?」
真実の目に不審の火が灯り、やや警戒した表情になる。
「いや……あいつ秘密主義でさ。なかなか本当のこと言わないから。女の子と歩いているところを見かけて、つい追いかけちゃたんだよ」
嘘ではない、嘘では。謎が多いことは本当だ。
なんでも顔に出ちゃう、と真実は言っていたが、実は健太もあまり嘘がうまくない。
当たり障りない「真実」で取り繕い、ごまかそうとするが、真実は変わらず警戒しているのか、表情は硬いままだ。
「イガワさんと、仲がいいんですか? 大学が一緒、とか?」
「え、あ、うん……いや、仲がいいってのは、あんまり。俺は高卒なんで、大学つながりとかではない。小さな頃に知り合って、再会したんだけど。でも、謎だらけだし。ただ、すごく気になるんだ」
取り繕うことをあきらめ、理由はぼかしたまま、本音を告げる。
「やっぱり。謎ですよね、あの人」
ごまかすのをやめたのがよかったのか、真実の表情から不信感は消えた。
織り混ぜた多少の嘘ごと信じて貰えたらしい。
「どういうところが、そう思うの?」
「本音が見えないっていうか……ううん、ちょっと違うなあ。人間って、好きな人の前だったら、いい所見せたいし、だからあの人が加奈さん……ああ、彼女の名前です……、彼女に対していい顔したいっていうのは、まあ理解できるし、アリだと思うんですけど。でも、なんか違うんですよね。なんて言うか……恋に落ちてない? って」
彼氏なし十七年の私が偉そうなこと言えないですけど、と真実は苦笑する。
「でも、加奈さんがあの人に初めて出会って恋に落ちた瞬間に、ぶわっと空気が変わったように感じたんですよ。『あ、今好きになっちゃったんだ』って、すごい伝わってきて。実は私、こっそり物陰から見ちゃっていて。で、その後、彼の方と、ちょっと話したんですけど……何だか、彼女が好きでたまらない、っていう熱みたいなのが、私には伝わってこなくて。って言っても、イガワさんに直接会ったのは、その一度きりなんですけど。だから、すごく不安だったんです。だけど……」
ちらっと、二人の方を見て、真実は言葉を続ける。
「今見ると、感じるんですよね、その熱。二人がお互いを好きで好きでしょうがないって、この距離でも分かりますもん」
「今は?」
「まるで、別人みたい。影が消えたみたいに、嬉しそうな顔しちゃって。……私の取り越し苦労だったみたいです」
「別人みたい、だよね。確かに。前は、あんなに冷たい顔していたのに」
健太の同意に、「やっぱりそうなんですか? 恋って偉大だわ」と納得したように真実がつぶやいた。
前は……この前は。
苦しむ俊を押さえつけて、冷酷な笑みさえ浮かべていたのに。
場所や相手が違うとはいえ、あんなにも豹変できるものなのだろうか。
まるで、別人……人格すら変わってしまったかのように。
「お待たせしました」
店員がパングラタンとエビピラフ、付け合わせのスープとサラダを運んできた。
半斤の食パンを半分に割ってくりぬいた入れ物に、マカロニグラタンを詰めてたっぷり載せたチーズがこんがりと焼けた、見るからに美味しそうな一品だった。手が込んでいて、数量限定なのもわかる。
「すみません、小皿もらえますか?」
真実が店員に頼むと、すぐに小皿が二枚運ばれてきた。
真実は、パングラタンを真ん中から4つにナイフで切り分けると、そのひとかたまりを小皿に乗せて、健太に差し出した。
「おすそ分けです。せっかくなので、味見してください」
「……ありがとう。でも、こんなに悪いよ」
実はチーズやホワイトソースが好物の健太だったので、パングラタンを食べそこなったことを、ちょっと残念に思っていた。
……もしかして顔に出ていたかな?
しかし、真実がすぐに小皿を頼んだことを考えれば、最初からそのつもりだったことは分かる。とはいえ、メインの四分の一を取り上げてしまうことに申し訳なさを感じて困っていると、真実は苦笑して、もう一枚の小皿を差し出し。
「じゃあ、せっかくなので、ピラフをちょっとください。シェア、ということで」
「ありがたく、頂戴します……」
エビを多めに乗せながら、小皿にピラフを取り分け真実に小皿を返す。
「いただきまーす。……あ、ホント、ここのピラフおいしい! 得しちゃった」
本当に、すぐ顔に出るんだな。
満面の笑顔でおいしそうにピラフとパングラタンを交互に頬張る真実を見て、健太もグラタンを口する。熱いホワイトソースと、香ばしく焼けたチーズの濃厚なうまみが、口いっぱいに広がる。
「うん、うまいね」
「はい、お店に入れてよかったです」
ここ最近で、一番おいしく……楽しい食卓だった。
満たされたのは食欲だけでなく、胸の奥……真矢を失ってからぽっかり空いていた健太の心の虚を満たすように、年下の少女の存在が入り込んできたことを感じた。
「振り替え授業だったんです。この間、台風が来た時に休校になって。二、三年生だけなんですけど。でも、理系の人たちと三年生は、午後もあるんで、ここら辺にいるのは二年文系の子たちだけかな」
「へえ。じゃ、森本さんは二年生なんだ」
「はい」
ひょんなことから連れ立っておしゃれなカフェでランチを共にすることになった健太と真実だったが、初対面の二人が思いのほか話が弾んだ。
ころころよく笑う子だな。
今日は土曜日登校だと和矢に聞いて、何となく気になった健太は、昼頃に高校の近くまでやってきた。健太が通っていた私立高校は土曜日も隔週で半日授業だったので、何となく昼に終わる気でいた。しかし、和矢も俊も見当たらなかった。その理由は今真実に聞いて分かったが。和矢は文系っぽいけど理系だったのか、俊は、確かに杓子定規なところが理系な感じがする。自分があまり理系が得意ではないので、意味もなく二人を尊敬してしまう。それはおいといて。
二人の代わりに見つけたのは、高校を出てすぐの小さな公園のベンチに座っていた『シバ』の姿だった。小春日和のあたたかな日差しの下で、物思いにふける様子は、先日の見かけた時のような荒々しさはみじんもなく、穏やかな空気を纏っていた。
俊の肩に手をかけていた姿の、わずかな時間の記憶しかないし、もしかした人違いかも、と思ったが、あの一瞬に目に焼き付いた美貌は、今でもはっきり思い出せた。
声をかけてみようか躊躇していると、小走りに駆け寄ってきた女子高生の姿が目に入った。華やいだ二人の雰囲気を物陰から眺めていると、連れ立って歩き始めたため、そのまま健太は後をつけていった。
俊を苦しめていた時とはあまりにも違う男の様子に不信感を抱きながら、距離を保ってついていくと、二人は瀟洒な喫茶店に入った。いかにも若い恋人同士が好みそうな、逆に言うと男性一人では入りにくいおしゃれな店構えに困惑し、しばらく道端から様子を眺めていた。向かいの洋品店のウィンドウを眺める風を装いながら見張っていると、さっきまでの健太と同じように喫茶店を入り口周辺をうろうろしている女子高生が目についた。
『シバ』と一緒にいた少女と同じ制服(と言っても、今日は他にも周囲に沢山いたが)の少女の挙動が気になって、健太は近づいてみた。窓をのぞき込もうとしてバランスを崩した少女を受け止め、とんとん拍子に話が進み、不自然なく店内に入ることができた。
「そういえば、さっき知り合いがいるって言ってたけど、あの子? 奥の席にいるカップルの制服の女の子」
「あ、はい。知ってるんですか?」
「いや、女の子の方は分からないけど。男の方が……」
「ああ、イガワさんのお友達なんですか?」
「え、ああ、そう、イガワ……の、ちょっとした知り合い」
嘘ではない。初対面ではない。名前は初めて聞いたが。
「あの二人って、もう付き合って長いの?」
「長……くはないかな。まだ三ヶ月くらい……お友達なのに知らないんですか?」
真実の目に不審の火が灯り、やや警戒した表情になる。
「いや……あいつ秘密主義でさ。なかなか本当のこと言わないから。女の子と歩いているところを見かけて、つい追いかけちゃたんだよ」
嘘ではない、嘘では。謎が多いことは本当だ。
なんでも顔に出ちゃう、と真実は言っていたが、実は健太もあまり嘘がうまくない。
当たり障りない「真実」で取り繕い、ごまかそうとするが、真実は変わらず警戒しているのか、表情は硬いままだ。
「イガワさんと、仲がいいんですか? 大学が一緒、とか?」
「え、あ、うん……いや、仲がいいってのは、あんまり。俺は高卒なんで、大学つながりとかではない。小さな頃に知り合って、再会したんだけど。でも、謎だらけだし。ただ、すごく気になるんだ」
取り繕うことをあきらめ、理由はぼかしたまま、本音を告げる。
「やっぱり。謎ですよね、あの人」
ごまかすのをやめたのがよかったのか、真実の表情から不信感は消えた。
織り混ぜた多少の嘘ごと信じて貰えたらしい。
「どういうところが、そう思うの?」
「本音が見えないっていうか……ううん、ちょっと違うなあ。人間って、好きな人の前だったら、いい所見せたいし、だからあの人が加奈さん……ああ、彼女の名前です……、彼女に対していい顔したいっていうのは、まあ理解できるし、アリだと思うんですけど。でも、なんか違うんですよね。なんて言うか……恋に落ちてない? って」
彼氏なし十七年の私が偉そうなこと言えないですけど、と真実は苦笑する。
「でも、加奈さんがあの人に初めて出会って恋に落ちた瞬間に、ぶわっと空気が変わったように感じたんですよ。『あ、今好きになっちゃったんだ』って、すごい伝わってきて。実は私、こっそり物陰から見ちゃっていて。で、その後、彼の方と、ちょっと話したんですけど……何だか、彼女が好きでたまらない、っていう熱みたいなのが、私には伝わってこなくて。って言っても、イガワさんに直接会ったのは、その一度きりなんですけど。だから、すごく不安だったんです。だけど……」
ちらっと、二人の方を見て、真実は言葉を続ける。
「今見ると、感じるんですよね、その熱。二人がお互いを好きで好きでしょうがないって、この距離でも分かりますもん」
「今は?」
「まるで、別人みたい。影が消えたみたいに、嬉しそうな顔しちゃって。……私の取り越し苦労だったみたいです」
「別人みたい、だよね。確かに。前は、あんなに冷たい顔していたのに」
健太の同意に、「やっぱりそうなんですか? 恋って偉大だわ」と納得したように真実がつぶやいた。
前は……この前は。
苦しむ俊を押さえつけて、冷酷な笑みさえ浮かべていたのに。
場所や相手が違うとはいえ、あんなにも豹変できるものなのだろうか。
まるで、別人……人格すら変わってしまったかのように。
「お待たせしました」
店員がパングラタンとエビピラフ、付け合わせのスープとサラダを運んできた。
半斤の食パンを半分に割ってくりぬいた入れ物に、マカロニグラタンを詰めてたっぷり載せたチーズがこんがりと焼けた、見るからに美味しそうな一品だった。手が込んでいて、数量限定なのもわかる。
「すみません、小皿もらえますか?」
真実が店員に頼むと、すぐに小皿が二枚運ばれてきた。
真実は、パングラタンを真ん中から4つにナイフで切り分けると、そのひとかたまりを小皿に乗せて、健太に差し出した。
「おすそ分けです。せっかくなので、味見してください」
「……ありがとう。でも、こんなに悪いよ」
実はチーズやホワイトソースが好物の健太だったので、パングラタンを食べそこなったことを、ちょっと残念に思っていた。
……もしかして顔に出ていたかな?
しかし、真実がすぐに小皿を頼んだことを考えれば、最初からそのつもりだったことは分かる。とはいえ、メインの四分の一を取り上げてしまうことに申し訳なさを感じて困っていると、真実は苦笑して、もう一枚の小皿を差し出し。
「じゃあ、せっかくなので、ピラフをちょっとください。シェア、ということで」
「ありがたく、頂戴します……」
エビを多めに乗せながら、小皿にピラフを取り分け真実に小皿を返す。
「いただきまーす。……あ、ホント、ここのピラフおいしい! 得しちゃった」
本当に、すぐ顔に出るんだな。
満面の笑顔でおいしそうにピラフとパングラタンを交互に頬張る真実を見て、健太もグラタンを口する。熱いホワイトソースと、香ばしく焼けたチーズの濃厚なうまみが、口いっぱいに広がる。
「うん、うまいね」
「はい、お店に入れてよかったです」
ここ最近で、一番おいしく……楽しい食卓だった。
満たされたのは食欲だけでなく、胸の奥……真矢を失ってからぽっかり空いていた健太の心の虚を満たすように、年下の少女の存在が入り込んできたことを感じた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる