【本編完結済み】【番外編】失せ『者』探し、いたします。~あとがき代わりの小話~

清見こうじ

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【ネタバレ注意】ラストについて

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 今回の事件のベースには、児童虐待という社会問題があります。

 別に、養子縁組イコールという意味ではないです。実親によるものが多いのが現実です。
 佐和子さんの養父母は、心から佐和子さんを愛してくれたし、佐和子さん自身が語っているように、血のつながり以上の絆が結ばれていました。

 けれど、佐和子さんは希和子さんを切り捨てられません。
 双子の神秘、とかではなく、ifの自分として捉えてしまったからかもしれません。

 希和子さんは、直接大きな被害にあったのは成人後でしたが、小さな性的虐待を受けてきました。

 児童虐待の被害者は、児童でなくてもDVなどの被害者は、自分が虐待を受けるのは、自分に落ち度があるから、と考えてしまう事例が多いようです。
 なので、被害にあっても、声を挙げられない。

 希和子さんの養父は、別に希和子さんを疎んじていたわけではない、逆に溺愛していました。
 ただし、自分の所有物、という認識もあったのでしょう。歪んだ愛情が、今回の悲劇に繋がりました。

 ……真面目に語り始めると、どんどん深みにハマっていくので、このくらいにしておきますね。

 
 佐和子さんは、ハルくんと両思いだったのか、という謎が残っていますが、答えはYESと言えばYES、NOといえばNOです。
 佐和子さんにとっては、ハルくんへの思いは、聖域、禁猟区です。いわゆる俗な恋愛感情とは隔絶したいもの。夫への愛情とは別次元のもの。
 ハルくんに本気で愛情を感じている、というよりは、自分の理想の愛の具現化がハルくん、なのであって、手に入れようとしても(現実で愛し合おうとしても)壊れるだけだという認識をしてます、本能的に。

 あと、佐和子さんの幸せの価値観からすると、夫と子供を捨てて10歳も年下のハルくんとの恋愛関係にのめり込むのは忌避することなので、セーブしてしまっているのかな、と思います。

 自分で書いてて何だけど、理性が勝っていて動かしづらいキャラでした。
 なんで登場させたんだろ(笑)


 以上で小話おわり。

 続編は登場の機会がほぼなかった、次男・キリくんメインになる予定です。

 またお読みいただけるよう、精進して参ります。


 おわり。
 
 
 
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