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闇
冤罪
その日もお母様に秘密で図書館に来ていた。私が図書館にいる間に城で大変なことが起こっているなんて知らずにいつも通り本の世界に魅了されていた。
その頃私の父は死刑が言い渡されていた。父が死刑になるということはその一族の女子供に至るまで全員が死刑になるということを意味していた。どうしてお父様に死刑の命がくだったのか当時の私は知らなかった。そして真実を知るには多くの年月をかけることになる。
いつものように図書館で本を読んでいると私のお付きのスズランとカナリアが見たこともない剣幕でやって来て言った。
「姫様、アルベルト様に死刑の命がくだられました。」
「お父様に?...なにがくだったっていったの?」
「...死刑、の命です」
「どういうこと?何があったの?」
「私共も分からないのです。ただアルベルト様は知っていらしたのか命がくだっても取り乱したりする様子もお見受けしませんでした。ただ姫様を頼むと。そう言われました。」
「お母様は?どうしてらっしゃるの?」
お父様に命がくだったのならばお母様にも同じ命がくだるはず、それを知らなかった訳では無い。
「ハミルカ様も...」
「どうしてお母様も連れて城を出てこなかったの!?」
「すみません。アルベルト様と生涯共にいると誓った身だからとそう頑なに仰られて」
“そっちにいたか?”
“こっちにはいません”
“ここら辺によく来ていると情報が入ったんだがな、隅から隅まで探せー!何がなんでも捉えるんだ!いいな!”
“はっ!”
「姫様、時間がありません。私共と逃げてください。」
私は王家側近の娘から罪人の娘へと転落し、追われる身となった。私の味方はスズランとカナリアの二人だけ。
姫として育った私にその生活は辛く苦しいものとなる。
その生活を乗り越えたからこそ今のマーミーがいる。彼らは自分たちの手で女王戦士マーミーを作り出してしまうことになるとは予想だにしていなかっただろう。
その頃私の父は死刑が言い渡されていた。父が死刑になるということはその一族の女子供に至るまで全員が死刑になるということを意味していた。どうしてお父様に死刑の命がくだったのか当時の私は知らなかった。そして真実を知るには多くの年月をかけることになる。
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