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第二部
2ー57 最期の時は
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まおダラ the 2nd
第57話 最期の時は
「ニンゲンよ。それはそなたには過ぎたオモチャであるぞ。今すぐ捨てて投降せい」
「フフ。まさか、この状況で降参を持ちかけるとはな。受けると思うか?」
「いいや。ただの慣例、様式美じゃ」
「では言わずもがな、力づくで止めてみせろ!」
魔法が不得手の私でもわかる。
今グラン王のもとに、とてつもない魔力が集まっている。
黒い風の縛めが解けたのに、誰も攻撃に踏み切れていない。
「傲慢な男よ。神である妾に楯突く気かえ?」
「私の場合は実力が伴っている。すなわち、傲慢ではなく旺盛と表すべきだ」
「口の減らぬヤツ。さぞや女人にモテぬであろう」
「貴様こそ良く口の回る神だ。その余裕もいつまで続くか」
ーーズォオオッ!
数えきれない蛇の頭が月明に飛びかかった。
彼女は避けるでもなく、一言だけ発した。
ーー神魔壁。
その直後、蛇たちは弾けて消えた。
まるで壁にでもぶつかって潰れたように。
それから、涼しげな顔の月明さんが言った。
「皆のもの奮い立て! 妾が付いておる限り死なせはせぬ! 今こそ世界を守る瀬戸際じゃぞ!」
「戦おうみんな! アイツをやっつけるの!」
「こんな化け物の戦いに参加だなんて……もうヤケクソですよ!」
「野郎共、魔王軍の方々の邪魔すんなよ! 部隊兵はオレに続けぇ!」
テレジアの爆炎、リタ姉さんの風刃、アシュリー姉さんの雷が浴びせられる。
そして降り注ぐ何千もの矢。
ハリネズミなんて形容も追い付かない程に突き立った。
敵は動けていない。
両手を交差して身構えたままだ。
攻撃が効いてるんだ!
「遠距離隊、撃ち方止め! 近接隊は攻撃を!」
「行くぞシルヴィア!」
「もちろん!」
「うぉおおーー! 死んでいった部下の仇ぃ!」
私たちの剣が敵を切り裂き、後続兵の槍が何度も突き立てられる。
手応えは……確かにあった。
「よし、攻撃止め!」
「ねぇ……私たちは勝ったの?」
「呆気なさ過ぎる。気を抜くな」
「うん……」
もう原型の残っていない、ボロ雑巾のような残骸が転がっている。
動く気配は無い。
辺りには不気味な静寂が漂う。
きっと誰もが似たような不安を抱えてるんだろう。
「そこまで必死になるとは。外套に恨みでもあるのか? それとも、レジスタリア人は赤い色を見ると興奮するのかね?」
後ろだ。
そこから嘲る声が聞こえた。
振り向くと、無傷のグラン王がたっていた。
「いつの間に抜け出した! 魔法と矢で釘付けにして、それから……」
「釘付け……あれでか? それならばもう少し本気を出して欲しいものだ。布切れと戯れる余裕があるのならな」
「いかん、早うこっちへ戻るんじゃ! そこでは守りきれん!」
「いけない! みんな退がって!」
私たちは懸命に飛んだ。
兵たちも必死に逃げていく。
その時に恐ろしい攻撃が……来ることはなかった。
グラン王はというと、呆れ顔でただずんでいるばかりだ。
「まるで乳離れできぬ子供のようではないか。戦場において他人の加護を求めるなど、腰抜けと呼ぶに相応しい」
「黙れ! 禁忌の水晶に手を出したそなたが何を語る!」
「貴様こそ、いつまで万能面をしている気だ? その驕りを正してやろう」
「ニンゲン風情が、やってみるが良い」
グラン王の右手が紫に光る。
再び現れたのは蛇……じゃない。
その手のひらに宿るのは、龍だ。
飛龍を象った何かがそこに出現した。
「グランの叡知を食らえ。魔龍よ、敵を焼き尽くせ!」
「ぬぅう! 神魔壁!」
龍が壁に正面からぶつかった。
その衝撃で大気が、地面が揺れた。
さっきの蛇とは比較にならない威力。
月明さんの表情にも苦痛の色が見える。
「月明さん!」
「クソッ。これしきの攻撃、防ぎきってみせようぞ!」
「ほう、これに耐えるか。さすがだな。では、これならどうだ?」
「何じゃと? もう2撃目がッ?!」
「魔龍よ、存分に暴れろォッ!」
「ぬぅぅうう!」
一匹目を防ぎきる前に放たれた、二匹目の龍。
それが月明さんに襲いかかった。
「おのれ、おのれぇぇえーーッ!」
「ハッハッハ! そのまま焼け死ぬがいい!」
「皆の衆! 伏せるんじゃ!」
ーードォォオオオッ!
閃光が辺りを支配した。
目が眩んで何一つ見えやしない。
「月明さん! しっかり!」
「グァァアーーー!」
懸命に呼び掛けても絶叫が返ってくるばかり。
何か、何か私に出来ることは!
焦る私を戦況は待ってくれない。
光が消え、再び世界が戻ってきた。
地面に倒れ伏す月明さんを連れて。
「月明さん、今回復を!」
「む、娘御殿……すまぬ」
「喋らないで! リタ姉さんも手伝って!」
私の拙い回復から始まり、そこにリタ姉さんの魔法が加わる。
一命は取り止めたらしく、月明さんの顔に生気が戻ってきた。
ーーパチパチパチ。
聞こえてきたのは場違いな拍手。
一体誰が、なんて疑問は浮かばない。
そんな真似をするのは一人しか居ないから。
「神を自称するだけの事はあるな。耐えきるとは想定外だ」
「笑わせるでない。いくら真水晶と言えども、魔力を使い切れば石ころ同然。そうなればお主なんぞ……」
「ご明察。力を使い果たせば、私はか弱き人族に過ぎん。使い果たせば……だがな」
グラン王が両手を天に向かって掲げた。
そして巨大な龍が現れる。
先程のとは比較にならない程の凶悪さが感じられた。
「なんという事か……。かつて人族が持っていた真水晶よりも強力で、桁違いの性能……」
「そんな、ここで終わりなの……?」
月明さんはまだ立ち上がれない。
つまり、防げる人が居ない。
ましてや次のはさらに強力な魔法だ。
誰一人立ち向かおうとはしていなかった。
ーーファサッ
私の頭を誰かが抱き抱えた。
まるで攻撃から庇うように。
「リタ姉さん?」
「ごめんね、シルヴィア。やっぱりあなたを連れてくるべきじゃなかった」
「私こそごめん。あんまり役に立てなかったよ」
「そんな事ないわ。あなたは立派にやってくれた。アルフにもあの世で謝らないとね」
「お父さん……」
その時、足元に転がるガラス玉が見えた。
あれは子供の頃にロランで買ったもの。
2つ買って、片方はお父さんにあげたんだっけ。
「今みても、キレイだなぁ」
かつての光景が甦る。
何の不安もなく、笑顔に囲まれていたあの日常が。
毎日が楽しくって仕方なかったっけ。
「お父さん、待っててね。すぐに会いに行くから」
もうグラン王の方を見ていなかった。
最後の光景くらいは、心安らぐものでありたい。
そう思いつつ、最期の時が来るのを待った。
第57話 最期の時は
「ニンゲンよ。それはそなたには過ぎたオモチャであるぞ。今すぐ捨てて投降せい」
「フフ。まさか、この状況で降参を持ちかけるとはな。受けると思うか?」
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「では言わずもがな、力づくで止めてみせろ!」
魔法が不得手の私でもわかる。
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黒い風の縛めが解けたのに、誰も攻撃に踏み切れていない。
「傲慢な男よ。神である妾に楯突く気かえ?」
「私の場合は実力が伴っている。すなわち、傲慢ではなく旺盛と表すべきだ」
「口の減らぬヤツ。さぞや女人にモテぬであろう」
「貴様こそ良く口の回る神だ。その余裕もいつまで続くか」
ーーズォオオッ!
数えきれない蛇の頭が月明に飛びかかった。
彼女は避けるでもなく、一言だけ発した。
ーー神魔壁。
その直後、蛇たちは弾けて消えた。
まるで壁にでもぶつかって潰れたように。
それから、涼しげな顔の月明さんが言った。
「皆のもの奮い立て! 妾が付いておる限り死なせはせぬ! 今こそ世界を守る瀬戸際じゃぞ!」
「戦おうみんな! アイツをやっつけるの!」
「こんな化け物の戦いに参加だなんて……もうヤケクソですよ!」
「野郎共、魔王軍の方々の邪魔すんなよ! 部隊兵はオレに続けぇ!」
テレジアの爆炎、リタ姉さんの風刃、アシュリー姉さんの雷が浴びせられる。
そして降り注ぐ何千もの矢。
ハリネズミなんて形容も追い付かない程に突き立った。
敵は動けていない。
両手を交差して身構えたままだ。
攻撃が効いてるんだ!
「遠距離隊、撃ち方止め! 近接隊は攻撃を!」
「行くぞシルヴィア!」
「もちろん!」
「うぉおおーー! 死んでいった部下の仇ぃ!」
私たちの剣が敵を切り裂き、後続兵の槍が何度も突き立てられる。
手応えは……確かにあった。
「よし、攻撃止め!」
「ねぇ……私たちは勝ったの?」
「呆気なさ過ぎる。気を抜くな」
「うん……」
もう原型の残っていない、ボロ雑巾のような残骸が転がっている。
動く気配は無い。
辺りには不気味な静寂が漂う。
きっと誰もが似たような不安を抱えてるんだろう。
「そこまで必死になるとは。外套に恨みでもあるのか? それとも、レジスタリア人は赤い色を見ると興奮するのかね?」
後ろだ。
そこから嘲る声が聞こえた。
振り向くと、無傷のグラン王がたっていた。
「いつの間に抜け出した! 魔法と矢で釘付けにして、それから……」
「釘付け……あれでか? それならばもう少し本気を出して欲しいものだ。布切れと戯れる余裕があるのならな」
「いかん、早うこっちへ戻るんじゃ! そこでは守りきれん!」
「いけない! みんな退がって!」
私たちは懸命に飛んだ。
兵たちも必死に逃げていく。
その時に恐ろしい攻撃が……来ることはなかった。
グラン王はというと、呆れ顔でただずんでいるばかりだ。
「まるで乳離れできぬ子供のようではないか。戦場において他人の加護を求めるなど、腰抜けと呼ぶに相応しい」
「黙れ! 禁忌の水晶に手を出したそなたが何を語る!」
「貴様こそ、いつまで万能面をしている気だ? その驕りを正してやろう」
「ニンゲン風情が、やってみるが良い」
グラン王の右手が紫に光る。
再び現れたのは蛇……じゃない。
その手のひらに宿るのは、龍だ。
飛龍を象った何かがそこに出現した。
「グランの叡知を食らえ。魔龍よ、敵を焼き尽くせ!」
「ぬぅう! 神魔壁!」
龍が壁に正面からぶつかった。
その衝撃で大気が、地面が揺れた。
さっきの蛇とは比較にならない威力。
月明さんの表情にも苦痛の色が見える。
「月明さん!」
「クソッ。これしきの攻撃、防ぎきってみせようぞ!」
「ほう、これに耐えるか。さすがだな。では、これならどうだ?」
「何じゃと? もう2撃目がッ?!」
「魔龍よ、存分に暴れろォッ!」
「ぬぅぅうう!」
一匹目を防ぎきる前に放たれた、二匹目の龍。
それが月明さんに襲いかかった。
「おのれ、おのれぇぇえーーッ!」
「ハッハッハ! そのまま焼け死ぬがいい!」
「皆の衆! 伏せるんじゃ!」
ーードォォオオオッ!
閃光が辺りを支配した。
目が眩んで何一つ見えやしない。
「月明さん! しっかり!」
「グァァアーーー!」
懸命に呼び掛けても絶叫が返ってくるばかり。
何か、何か私に出来ることは!
焦る私を戦況は待ってくれない。
光が消え、再び世界が戻ってきた。
地面に倒れ伏す月明さんを連れて。
「月明さん、今回復を!」
「む、娘御殿……すまぬ」
「喋らないで! リタ姉さんも手伝って!」
私の拙い回復から始まり、そこにリタ姉さんの魔法が加わる。
一命は取り止めたらしく、月明さんの顔に生気が戻ってきた。
ーーパチパチパチ。
聞こえてきたのは場違いな拍手。
一体誰が、なんて疑問は浮かばない。
そんな真似をするのは一人しか居ないから。
「神を自称するだけの事はあるな。耐えきるとは想定外だ」
「笑わせるでない。いくら真水晶と言えども、魔力を使い切れば石ころ同然。そうなればお主なんぞ……」
「ご明察。力を使い果たせば、私はか弱き人族に過ぎん。使い果たせば……だがな」
グラン王が両手を天に向かって掲げた。
そして巨大な龍が現れる。
先程のとは比較にならない程の凶悪さが感じられた。
「なんという事か……。かつて人族が持っていた真水晶よりも強力で、桁違いの性能……」
「そんな、ここで終わりなの……?」
月明さんはまだ立ち上がれない。
つまり、防げる人が居ない。
ましてや次のはさらに強力な魔法だ。
誰一人立ち向かおうとはしていなかった。
ーーファサッ
私の頭を誰かが抱き抱えた。
まるで攻撃から庇うように。
「リタ姉さん?」
「ごめんね、シルヴィア。やっぱりあなたを連れてくるべきじゃなかった」
「私こそごめん。あんまり役に立てなかったよ」
「そんな事ないわ。あなたは立派にやってくれた。アルフにもあの世で謝らないとね」
「お父さん……」
その時、足元に転がるガラス玉が見えた。
あれは子供の頃にロランで買ったもの。
2つ買って、片方はお父さんにあげたんだっけ。
「今みても、キレイだなぁ」
かつての光景が甦る。
何の不安もなく、笑顔に囲まれていたあの日常が。
毎日が楽しくって仕方なかったっけ。
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