6 / 32
1章
ギースの本気
しおりを挟む
「何でもするなどと……巧斗きゅんがそんなエロワードをっ……! やばい、思わずするりと欲望が口を突いて出るところだった……!」
何でもする、の何がエロワードだったのだろう。ギースは時々わけの分からないことを言うんだよな。こっち世界の人間は向こうと何か感性が違うのかも。
「おっさんが相手じゃあんまり癒やされないだろうけど、何か俺にできることがあれば」
「何を言ってるんですか、僕を癒やすことができるのは巧斗さんだけです! 待って下さい、してもらいたいことなどありすぎて……。ミュリカに怒られない単語を探すのに脳みそフル回転します」
ギースは視線を落とし、ものすごく真剣な様子で考え事をしている。そんなに悩むほどのことだろうか。
とりあえずしばし彼の回答を待っていると、ようやくこちらに目線が戻ってきた。
「……決めました。僕は腕輪の効果で巧斗さんから触ってもらうことでも回復できるので、抱きしめていただいていいですか? あと、ついでに匂い嗅がせて下さい」
「え……おっさんの抱擁で癒やせる?」
「僕にとっての今選びうる最高のご馳走ですが何か?」
「……ギース様がそれでいいなら、いいですけど」
まあ、そんなことで癒やすことができるなら、簡単なものだ。
俺は特に躊躇することなく、ギースの正面から抱きついて、背中に手を回した。
いつだったかイオリスに抱きついたことがあったが、彼と比べるとギースはだいぶ細身だ。それでも俺より胸板は厚いし、肩幅も広く筋肉もしっかり付いている。身長も高い。いくら鍛えてもなかなか身体に厚みが付かない俺には、うらやましいスタイルだ。
そんなことを考えていると、唐突にギースに抱きしめ返されて、首筋に顔を埋められた。
「あああもう、素晴らしい感触、抱き心地です、巧斗さん! はあ、良い匂い……僕の息子もあっという間に元気いっぱいに……!」
「ん? ギース様の息子って……? と、とりあえず癒やされてますか?」
「もちろんです! ああでも、これが素肌同士の抱擁だったら尚良し……せめて前だけ開けて……いや、そんなことをしたらミュリカにあとで殺されるか……」
ギースはぶつぶつと言いながら、俺の肩から背中を手のひらで慈しむように撫でた。
美由も含めて、他人からこういう接触をされたことがないから、少しどぎまぎしてしまう。逞しい腕の中にすっぽり包まれて、何だか守られているような感覚。
知らなかった。誰かの体温ってこんなに気持ちよくて、安心できるものなのか。
その気付きにどこか強ばっていた身体からふっと力が抜ける。
無意識にギースの肩口に甘えるように額を擦りつけると、不意にうなじを撫でられて驚いた。
「ひゃっ……!」
首を竦め、慌てて身体を離す。しかしギースの腕が背中に回っているから、たったの十数センチくらいの隙間ができただけだった。
それでも見上げれば、彼の表情くらいは確認できる。
すでに太陽が地平に沈み、わずかな残光があるのみだけれど、ギースの表情がいつもの柔和なものから、ひどく雄を感じさせるものに変わっているのが分かった。
「ギース様……?」
「巧斗さんはいつも可愛らしいですが、今日は特に子猫のように愛らしい……。今、完全に僕に身体を預けてくれたでしょう?」
「あ、すみません。俺がギース様を癒やすはずが、逆に抱きしめられてたら安心しちゃって」
「……謝ることじゃないですよ。僕は嬉しいんです」
素直に返すと、ギースはそう言って少し困ったような苦笑を浮かべた。
「……その鈍感っぷりももちろん萌えポイントなんですが、そろそろご自分が僕たちにとってどういう存在なのか、少しは分かって欲しいものです」
「僕たち?」
複数人を指す言葉に目を瞬く。しかし彼はそれには答えず、にこりと口角を上げた。
「ちなみに、僕にとっての巧斗さんは、愛する人です」
「あい……愛!?」
俺は目を丸くしてギースを見返した。
何度か軽口のように聞くことはあった言葉だけれど、あんなの戯れだったはずだ。なのに。この状況で真っ直ぐぶつけられただけで、重みがまったく違ってくる。
愛って、愛だよな……? 何かの間違いじゃないのか? 俺おっさんなんだけど。
よりによって、アイネルのうら若き乙女たちを魅了する美男が、何で俺……?
「冗談……?」
「本気を証明しろとおっしゃるなら、喜んで。このまま優しくファーストキスを奪って差し上げてもいいですし、何なら初めての快感をお教えして差し上げてもいいですよ?」
言いつつあごに手を添えて、上向かせられる。
「僕は今まで巧斗さんを戯れに口説いたことはありません。全部本気の言葉です」
「……あの、俺、男ですけど……。おまけにおっさんだし……」
「もちろん分かっていますが、それが何か? その色気や包容力は重ねた年齢があるからこそですし、男同士だって問題なく愛し合えます。……それに、『女神の加護』を持つ巧斗さんなら、子供もできるんじゃないかとわりと本気で思ってるんですよね」
「子供……」
もう何か、ギースの話が俺の理解の範疇を超えている。まるで異次元の話を聞いているような気分で、俺は素朴な疑問を投げかけた。
「あの……ギース様、男同士で子作りなんて、どうやるんですか? 挿れるところないから無理だと思うんですけど……」
男同士の知識が皆無どころか、俺には遙か昔に受けた保健体育の授業分程度しか性知識がない。だから女性器がないのにどうやるのか不思議だったのだ。
それを恐る恐るぶつけると、ギースは目を瞠って一瞬絶句した後、片手を額にあてて天を仰いだ。
「くっ……天然煽りか! ああもう、年上なのに無垢で性に不慣れで、さらに上目遣いが可愛すぎるッ……! このまま裸に剥いて、実地でやり方教えて、ブチ犯して孕ませたい!」
「兄様、心の声が漏れてる」
「あ、美由」
いつの間にか監視塔に上ってきていた美由が、落とし戸から顔を覗かせて冷静な突っ込みを入れた。
そのまま見張り台まで上がってきて、密着していた俺とギースをばりんと剥がす。途端に場に溜まっていた熱を持った空気が、すうっと二人の間を流れて行った。
「……ミュリカ、ここで僕から巧斗さんを取り上げるのは酷じゃないかい? これからというところだったのに」
「これからとんでもないことになりそうだから止めたんだけど。それに、30分と言っていたのにもう一時間よ。十分待ってあげたほう」
不服そうなギースを美由はけんもほろろに一蹴する。それから、俺の方にも小言をくれた。
「師匠、暗くなる前に帰ってこないと危ないって言ったでしょ。ギース兄様はどうせなかなか手放そうとしないから、自分で切り上げて帰ってこないと駄目よ?」
確かに、ギースは全然俺と離れようとしなかった。そういえば今までだってそうだった。それが何故なのか、これまで考えもしなかったけれど。
「……巧斗さん、騎士が現れてしまったので今日は残念ですがここまでのようです。僕はもう戻りますが……明日から、大いに僕のことを意識して下さいね。愛してますよ」
去り際に、蕩ける笑顔と共に間近で囁かれて、俺は今更のように頬に熱が上ってしまった。
何でもする、の何がエロワードだったのだろう。ギースは時々わけの分からないことを言うんだよな。こっち世界の人間は向こうと何か感性が違うのかも。
「おっさんが相手じゃあんまり癒やされないだろうけど、何か俺にできることがあれば」
「何を言ってるんですか、僕を癒やすことができるのは巧斗さんだけです! 待って下さい、してもらいたいことなどありすぎて……。ミュリカに怒られない単語を探すのに脳みそフル回転します」
ギースは視線を落とし、ものすごく真剣な様子で考え事をしている。そんなに悩むほどのことだろうか。
とりあえずしばし彼の回答を待っていると、ようやくこちらに目線が戻ってきた。
「……決めました。僕は腕輪の効果で巧斗さんから触ってもらうことでも回復できるので、抱きしめていただいていいですか? あと、ついでに匂い嗅がせて下さい」
「え……おっさんの抱擁で癒やせる?」
「僕にとっての今選びうる最高のご馳走ですが何か?」
「……ギース様がそれでいいなら、いいですけど」
まあ、そんなことで癒やすことができるなら、簡単なものだ。
俺は特に躊躇することなく、ギースの正面から抱きついて、背中に手を回した。
いつだったかイオリスに抱きついたことがあったが、彼と比べるとギースはだいぶ細身だ。それでも俺より胸板は厚いし、肩幅も広く筋肉もしっかり付いている。身長も高い。いくら鍛えてもなかなか身体に厚みが付かない俺には、うらやましいスタイルだ。
そんなことを考えていると、唐突にギースに抱きしめ返されて、首筋に顔を埋められた。
「あああもう、素晴らしい感触、抱き心地です、巧斗さん! はあ、良い匂い……僕の息子もあっという間に元気いっぱいに……!」
「ん? ギース様の息子って……? と、とりあえず癒やされてますか?」
「もちろんです! ああでも、これが素肌同士の抱擁だったら尚良し……せめて前だけ開けて……いや、そんなことをしたらミュリカにあとで殺されるか……」
ギースはぶつぶつと言いながら、俺の肩から背中を手のひらで慈しむように撫でた。
美由も含めて、他人からこういう接触をされたことがないから、少しどぎまぎしてしまう。逞しい腕の中にすっぽり包まれて、何だか守られているような感覚。
知らなかった。誰かの体温ってこんなに気持ちよくて、安心できるものなのか。
その気付きにどこか強ばっていた身体からふっと力が抜ける。
無意識にギースの肩口に甘えるように額を擦りつけると、不意にうなじを撫でられて驚いた。
「ひゃっ……!」
首を竦め、慌てて身体を離す。しかしギースの腕が背中に回っているから、たったの十数センチくらいの隙間ができただけだった。
それでも見上げれば、彼の表情くらいは確認できる。
すでに太陽が地平に沈み、わずかな残光があるのみだけれど、ギースの表情がいつもの柔和なものから、ひどく雄を感じさせるものに変わっているのが分かった。
「ギース様……?」
「巧斗さんはいつも可愛らしいですが、今日は特に子猫のように愛らしい……。今、完全に僕に身体を預けてくれたでしょう?」
「あ、すみません。俺がギース様を癒やすはずが、逆に抱きしめられてたら安心しちゃって」
「……謝ることじゃないですよ。僕は嬉しいんです」
素直に返すと、ギースはそう言って少し困ったような苦笑を浮かべた。
「……その鈍感っぷりももちろん萌えポイントなんですが、そろそろご自分が僕たちにとってどういう存在なのか、少しは分かって欲しいものです」
「僕たち?」
複数人を指す言葉に目を瞬く。しかし彼はそれには答えず、にこりと口角を上げた。
「ちなみに、僕にとっての巧斗さんは、愛する人です」
「あい……愛!?」
俺は目を丸くしてギースを見返した。
何度か軽口のように聞くことはあった言葉だけれど、あんなの戯れだったはずだ。なのに。この状況で真っ直ぐぶつけられただけで、重みがまったく違ってくる。
愛って、愛だよな……? 何かの間違いじゃないのか? 俺おっさんなんだけど。
よりによって、アイネルのうら若き乙女たちを魅了する美男が、何で俺……?
「冗談……?」
「本気を証明しろとおっしゃるなら、喜んで。このまま優しくファーストキスを奪って差し上げてもいいですし、何なら初めての快感をお教えして差し上げてもいいですよ?」
言いつつあごに手を添えて、上向かせられる。
「僕は今まで巧斗さんを戯れに口説いたことはありません。全部本気の言葉です」
「……あの、俺、男ですけど……。おまけにおっさんだし……」
「もちろん分かっていますが、それが何か? その色気や包容力は重ねた年齢があるからこそですし、男同士だって問題なく愛し合えます。……それに、『女神の加護』を持つ巧斗さんなら、子供もできるんじゃないかとわりと本気で思ってるんですよね」
「子供……」
もう何か、ギースの話が俺の理解の範疇を超えている。まるで異次元の話を聞いているような気分で、俺は素朴な疑問を投げかけた。
「あの……ギース様、男同士で子作りなんて、どうやるんですか? 挿れるところないから無理だと思うんですけど……」
男同士の知識が皆無どころか、俺には遙か昔に受けた保健体育の授業分程度しか性知識がない。だから女性器がないのにどうやるのか不思議だったのだ。
それを恐る恐るぶつけると、ギースは目を瞠って一瞬絶句した後、片手を額にあてて天を仰いだ。
「くっ……天然煽りか! ああもう、年上なのに無垢で性に不慣れで、さらに上目遣いが可愛すぎるッ……! このまま裸に剥いて、実地でやり方教えて、ブチ犯して孕ませたい!」
「兄様、心の声が漏れてる」
「あ、美由」
いつの間にか監視塔に上ってきていた美由が、落とし戸から顔を覗かせて冷静な突っ込みを入れた。
そのまま見張り台まで上がってきて、密着していた俺とギースをばりんと剥がす。途端に場に溜まっていた熱を持った空気が、すうっと二人の間を流れて行った。
「……ミュリカ、ここで僕から巧斗さんを取り上げるのは酷じゃないかい? これからというところだったのに」
「これからとんでもないことになりそうだから止めたんだけど。それに、30分と言っていたのにもう一時間よ。十分待ってあげたほう」
不服そうなギースを美由はけんもほろろに一蹴する。それから、俺の方にも小言をくれた。
「師匠、暗くなる前に帰ってこないと危ないって言ったでしょ。ギース兄様はどうせなかなか手放そうとしないから、自分で切り上げて帰ってこないと駄目よ?」
確かに、ギースは全然俺と離れようとしなかった。そういえば今までだってそうだった。それが何故なのか、これまで考えもしなかったけれど。
「……巧斗さん、騎士が現れてしまったので今日は残念ですがここまでのようです。僕はもう戻りますが……明日から、大いに僕のことを意識して下さいね。愛してますよ」
去り際に、蕩ける笑顔と共に間近で囁かれて、俺は今更のように頬に熱が上ってしまった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
従僕に溺愛されて逃げられない
大の字だい
BL
〈従僕攻め×強気受け〉のラブコメ主従BL!
俺様気質で傲慢、まるで王様のような大学生・煌。
その傍らには、当然のようにリンがいる。
荷物を持ち、帰り道を誘導し、誰より自然に世話を焼く姿は、周囲から「犬みたい」と呼ばれるほど。
高校卒業間近に受けた突然の告白を、煌は「犬として立派になれば考える」とはぐらかした。
けれど大学に進学しても、リンは変わらず隣にいる。
当たり前の存在だったはずなのに、最近どうも心臓がおかしい。
居なくなると落ち着かない自分が、どうしても許せない。
さらに現れた上級生の熱烈なアプローチに、リンの嫉妬は抑えきれず――。
主従なのか、恋人なのか。
境界を越えたその先で、煌は思い知らされる。
従僕の溺愛からは、絶対に逃げられない。
触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜
桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。
上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。
「私も……私も交配したい」
太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる