【R18】野外露出のひとり遊戯

困った人

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18歳ー1

 大学進学を機に、麻衣は大幅にレベルアップしていた。
 東北人に有りがちな、東京への憧れは持っていたが、進学は同じ東北他県の国立大学に進んだ。学力的には東京にも狙えそうな大学はあったが、受験はしなかった。
 一番大きな理由としては、推薦の枠があったから、というのがある。早めに合格を決めて安心したかったし、それで自由な時間がたっぷり使くえるならそれもいいと思ったから。
 それに、都会って人が多いでしょ。私の趣味には合わないような気がして……。
 
 早めに合格決まったから、部屋探しは楽だった。大学近くでも空き部屋は多かったけど、敢えて離れたところに決めた。希望はベランダ付きの2階。そしてベランダから外を見た時に、建物が無いところ。
 つまりベランダで何をしていても、外からは見えないところ、ということ。何をするかは分かりますよね。
 探せば有るもので、住宅街の外れに、2階の角部屋でベランダの前は道路を挟んで雑木林が広がる立地。墓地が見えるのが残念だけど、陽当たりも良くて最高! すぐに決めました。
 一緒に部屋探しに来ていた母は不思議そうな顔していたけど、不動産屋さんの一言で納得。
「部屋が大学に近いと、学生の溜まり場になり易いですからね」
 ナイスアシスト!

 入学してすぐに処女を失った。
 きっかけは同じクラスの彩音だった。入学初日にたまたま近くに座っていて、話し掛けてくれたのが彩音だった。彩音は、良く言えば社交的なタイプ、悪く言えばひとりでは居られない子だった。結果暫くはずっと一緒に行動することになった。
 
 どこに行くのも一緒なので、窮屈さを感じることもあったが、自分は社交的なタイプでは無いので、丁度いいかな、なんて思っていた。
 絢香の話の多くは彼氏が欲しい、だった。
 高校生の頃から彼氏は数人いたみたいで、まるでファッションを自慢するかのように、延々と語ることもあった。よくこの大学に入れたと思う。
 
 そんなある日、ふたりで大学内を歩いていると、サークルの勧誘に捕まった。
 これは長くなる、とすぐに分かった。何故なら、話掛けて来たのが男性ふたり連れで、まあ、なかなかのイケメンだったから。案の定彩音は食いついた。
 その結果、何故か私までサークルに入ることになった。
 何のサークルかは良く分からなかった。サークルの名前も。でも、まあ、大学生ってこんなものかな、なんて軽く考えていた。分かるのは、週末の金曜日に新人歓迎会が有るということ。
 
 歓迎会に、彩音は胸元の大きく開いたワンピースで現れた。東北の4月はまだ冬である。ましてや夜。気合いの入り方が違う。
 その気合は参加した多くの男性に伝わったようだ。多くの男性が、入れ替わり立ち代わり彩音の周りに現れた。でも、彩音は私についてくる。私が席を代わってもついてくる。自分が席を変わる時は、私の手を引いていく。きっと、私も同じ仲間に見られてたのだろう。ついに女性の先輩とは、最後まで話をすることは無かった。
 
 本当は静かに飲みたかった。
 初めてのお酒である。飲み方もよく分からなかった。どうやらお酒には強くないようだ、というのは比較的序盤に理解していた。

 二次会が終わり、気がつくと4人になっていた。私と彩音、そして声をかけてきたあのイケメンの1人、あと名前のわからない男性。多分上の学年だと思う。ずっと態度がでかかったから。
 4人でしばらく歓楽街を歩いた。やがて彩音は、私のそばから離れていった。ホテルの前で。あのイケメンと一緒に。
 名前も知らない男性は、私の肩に腕を回してきた。当然の権利かのように。
 
 そして、私達も別のホテルの中へ入っていった。私も特に抵抗はしなかった。
 抵抗しなかった理由はいくつかある。早く処女を捨てたかったと言うのもあるし、男性とのエッチに興味があったと言うのもある。いつも1人でばかりしてたので、憧れがあったかもしれない。
 
 しかし、何よりも1番の理由は、抵抗できる元気が無かったこと。
 一緒に飲んでいた彩音は平気そうだったけど、私は初めてのお酒で大いに酔ってしまい、かなり前から激しい頭痛で口数も減り、心臓はバクバク、立ってるのも辛いくらいだった。
 冷静な状態だったら、こんな馬鹿なことはしなかったと思う。流されてしまった、というのが正確かもしれない。
 
 部屋に入り、扉を閉めると、いきなり男にキスされた。長いキスだった。これが私のファーストキスだったが、ムードもドキドキも無く、ただ苦しかった。
 男は舌を入れてきた。アルコールと油の匂いしか感じられず、気持ち悪かったが、必死に耐えた。
 こんなものより、新鮮な空気を求めていた。
 
 ようやく唇が自由になり、肺に酸素が送られてくる頃には、男の唇が顔や首筋を移動していた。
 小学生の頃、山で遭遇したヤマビルを思い出した。醜悪で気持ち悪い生き物だった。それに比べれば、今回のコレは血を吸わない分だけまし。大丈夫。我慢出来る。
 
 部屋の奥にベッドが見えた。今あそこにダイブ出来たらどんなに幸せだろう。少しでいい。休ませてくれないかな。きっと寝ちゃうけど。
 男の手が胸に伸びてきた。いきなり鷲掴みにされた。歪んだブラの間で乳房が潰れて、痛みさえ感じた。
 これにはちょっとした驚き。男性ってもっと優しく触れてくれるものだと思っていた。
 男は荒い息遣いでフンフン言っている。お酒のせいでは無い気持ち悪さが大きくなってきた。
 
 ようやくベッドの側まで到着。このままベッドに横になって休みたかった。すぐに爆睡出来るだろう。でも吐き気が酷い。冷たい水が欲しい。
 そんな私の気持ちをよそに、男は私の服を脱がしていった。器用に脱がすものだな、変に感心してしまった。
 でも、男が全部服を着てるのに、私だけハダカってズルい。強烈に恥ずかしかった。恥ずかしく感じた分少しだけ身体が反応した。でもそれ以上に頭痛が酷く、吐きそう。ここで吐いたら怒られるかな。

 男は右のおっぱいに吸い付いて来た。
 てっきり気持ち良くなるものだと思っていたが、期待は裏切られた。
 乳首は舌で強くはじか、歯が当たり、キツく吸われて、ひたすら痛かった。
 その間、左のおっぱいは力任せに揉まれ続けた。もしかしたら、この男、興奮し過ぎて、力のコントロールが出来ていないのかも知れない。未だに鼻息荒く、フンフン言ってるし。
「綺麗な巨乳だね」
 誰と比べて?
 私、あなたより正確なサイズを把握してるよ。
 ようやく男は右のおっぱいから離れた。やっと痛みから解放された、と思ったら、今度は左のおっぱいに吸い付いてきた。
 やっと解放されたのに。もう痛いのやめて。私、あなたのママじゃないのよ。もう辛いの。
 分かった。もう好きなだけおっぱい吸ってていいから、少し休ませて。せっかくベッドがあるんだから、寝かせてよ。
 
 ようやく男も立ち上がり、服を脱ぎだした。上半身裸になると、不意に後ろを向き、ズボンを下ろし始めた。
 え? 自分は恥ずかしいの? 後向いちゃって。
 私のことは無許可で裸にしちゃうくせに。私いいなんて言ってないよ。
 もう、こんなに辛い思いを我慢してるんだから、せめて生のおちんちんを見たかったのに。おっきくなっている物見てみたかったのに。
 
 頭痛と吐き気が酷くて我慢出来ない。立ってるのも辛くなってきた。ひとりベッドに腰掛けた。ベッドのふかふかが堪らなく嬉しい。そのまま後ろに倒れてしまった。
「なんだよ、待ちきれないのか、積極的だね」
 なんてポジティブシンキングな人なんだろう。
 胃のムカムカが止まらない。仰向けでは苦しくなってきた。膝を曲げて横向きになった。
「今さら恥ずかしがるなよ」
 吐きそうなだけです、て答えたら、どんな顔するだろう。
 男がのしかかってきた。強引に仰向けにされたと思ったら、男は胸に顔を寄せてきた。
 重い。そんなにお腹を押されたら吐いてしまいそう。ただでさえ仰向けは苦しいのに。
 男は口に乳首を含み始めた。舌で転がしているのが分かった。ヤマビルだと思えば我慢できる。
 でも、吐き気は限界まで来ている。さすがに今吐くわけにはいかない。歯を食いしばって堪えた。
「そんな我慢しないで、声出していいんだよ」
 我慢しないと、声じゃないものが出ちゃうんだよ。結構本気で頭にきた。
 
 男の足が、両足の間に割り込んできた。開いた股間に男の指が伸びてくる。
 どうやらクリを探し当てることに成功したようで、指先で回すように、高速で転がしてくる。
 急にそんなことされたら痛いでしょ。頭痛と吐き気で辛いのにまだ我慢させる気なの。
 不意に上半身が軽くなった。男は下に移動し、直接口で舐め回し始めた。
 
 上半身の重さが無くなったので、胃が少しだけ楽になった。ずっと歯を食いしばっていたから顎が疲れてきた。軽く口を開き、吐息を吐いた。
「そうか、気持ちいいか」
 この勘違い男。なんでこんな男についてきたんだろう。
「ここもこんなに濡れてきたぞ」
 あなたの唾液でね。

「入れるぞ」
 あ、おちんちん見れるかな。
 男は少し離れ、下を向き何かごそごそしている。ゴムは付けてくれそうだ。
 男は振り向いた。そそり立つものが視界に入る、はずだったのに、暗くて見えない。
 そういえば、ベッドに移動してきた時、男が照明を暗くしてたっけ。電気がついていれば……。
「電気……」
 言葉を口にして、自分が1番びっくりした。急に何を言っているのだろう。思わず口にしてしまった。
 そういえば、ホテルに入ってから、私は何も言葉を発していない。初めて口にした言葉がこれか。
「分かったよ」
 男は枕元を操作して、更に暗くした。もう何も見えない。
 何も分かってないじゃん。
 
 両足が開かれ、間に男が入ってきた。いよいよだ。
「入れるよ」
 下の唇の中心に、先端が当てられた。
 その瞬間、強烈な後悔が押し寄せてきた。
 何でこんな男に私の処女を捧げなきゃいけないの? だいたい誰こいつ? 名前も知らないのに。私この人のことなんて全く好きじゃ無いよ。ヤダよこんなの! お願い、止めて!
 次の瞬間、激しい痛みが下半身を襲った。その痛みは電気のように身体を貫き、頭まで届いた。
 
 後悔。そして絶望感。悲しみが溢れてきた。
 悲鳴は堪えた。痛いのは最初だけだと思いたかったから。でも、なんか苦しくて、やっぱり痛い。きつく目を閉じた。
 下半身に打ち込まれた物が、前後に動き出した。やっぱり痛い。これも我慢しなくちゃいけないの?
 最初の激しい痛み程では無いが、動くたびに痛みを感じる。早く終わってくれないかな。
 
 そっと目を開けてみると、暗い中に男の顔が見えた。何故か真顔で、目は半開き。口は縦長に開いたまま。凄いマヌケ顔だった。
 
 このセックスで、ずっと頭痛と吐き気を堪えていた。男の気持ち悪い唇も我慢した。胸とクリへの乱暴な愛撫の痛みも我慢した。男の身勝手な勘違いも許した。
 その結果、処女を失い、今もこの痛みに耐え、解放される時を、ただじっと待っている。
 女って損だ。
 
 男の動きが激しくなって来た。
 その分痛みも増してくる。きっと射精が近いのだろう。もう少しの辛抱。
 そういえば、こんなに激しく動いているのに、奥に当たっている感じはない。こんなものなのか、それともこの男の物が短いのか。比較が出来ないから分からないけど。
 
 男が硬直。やっと解放される。
 男が離れていった。荒い息遣い。汗もかいている。頑張っていたんだね。自分だけ気持ちよくなる為に。
 
 男は隣りに寝そべってきた。その手が、私の頭を撫でてくる。お願い、触らないで。
「どう、よかった?」
 とりあえず、頷いておいた。
 よかったかどうか。それは女性に聞くことじゃ無いでしょ。あなたが相手をちゃんと見て、相手のことを思いやることが出来れば、自然と分かるんじゃないの。
 その後も何か言ってたようだけど、適当に頷いて誤魔化した。
 
 相変わらず、気持ち悪さは続いていたが、それ以上に怒りのような、悔しさのような、良く無い感情が込み上げてきた。
 爆発させてはいけない。表面上は取り繕うことにした。
「先にシャワー浴びてきます」
とだけ告げ、服を持って浴室へ向かった。
 
 男とはホテルの前で別れた。
 送るよ、と言っては来たが断った。一緒にいたくなかったし、家がバレるのも避けたかった。
 別れ際にLINEの交換だけはした。やっと男の名前を知ることが出来た。
 別れてすぐLINEが鳴った。きっとあの男からだろう。開く気もないけど。でもせめて見たかったなぁ、生のおちんちん。
 こうして処女を失った。

 翌週、大学では彩音の自慢話を聞かされた。
 あのイケメンくんの話。頭がいいとか、テニスが上手いとか、金曜日の夜、ホテルに入ってから、寝ずに何回もして、ホテル出たのか朝だったとか。
「素敵な彼氏が出来て良かった」
とのこと。やったら、それは彼氏ってことなの?
「麻衣も彼氏出来て良かったじゃない」
 そこは全力で否定した。
 タイプとか、そういう問題じゃない。あんな自分勝手な勘違い男、人間として気持ち悪い。
 併せて口止めもお願いした。もう会いたく無いから、連絡は取らない。でも彩音を介して情報を集め、家にでも来られたら最悪だ。
 
 でも嫌だなぁ。あの男、私のこと「俺の彼女」とか言ってたりして。気持ち悪い。
 そうは言っても、お酒のせいとはいえ、その気持ち悪い男に付いて行ってしまった自分が悪い。自分の中にエッチな気持ちがあったことも否定出来ない。生のおちんちん見たかったし。
 だからもう、男はいらない。


 はじめてのセックスは悪いことばかりではなかった。
 まず、自分への評価を知ることができたこと。
 歓迎会の席で、数人の男性から、当然あの男も、私をかわいいと言ってくれた。下心を割り引いても、素直に嬉しい。
 彩音は、女の私から見てもかわいい。
 男にモテるタイプだと思う。胸元を大きく出していたのもあるし。2人ともかわいい、と何度も言われた。私は胸元出してなかったけど。
 ふたりとも背が低いから、子供みたいに見えたのかも。私は身長が152cmしかない。
 
 それに、私の胸は意外と大きい方らしい。あの男は巨乳と言っていた。カップで言えはCなんだけど、痩せているから大きく見えたのかな。
 周りの友達と比べて小さいと思っていたが、周りの子が大きかったのかもしれない。あの男は形も良くて綺麗と言っていた。気持ち悪い男だったが、良い評価はありがたく受け止めておこう。
 
 あのセックスの結果、良かったこととしては、オナニーで使える場所が増えたこと。
 セックスの直後は流石に怖かったが、翌週には、膣に指を入れていた。
 頭痛も無く、吐き気も無く、ムカムカも無く、リラックスしてオナニーに耽り、しっかり濡れた後に指を入れたら、初めての気持ち良さ。最高! 病みつきになりそう。

 それに比べて、セックスのつまらなさ。
 勿論、大好きな人、最愛の人とすれは違うのかも知れないけど、少なくともあの男より、私の方が、私を気持ち良く出来る。変な自信があった。
 ひとつだけ劣るといえば、指は細く、短い。あの男の物は、指よりは太かった。長さは変わらない気がするが。
 そこを補ってくれるのが、通販。
 今までネットの世界で見てきたグッズが、通販を利用すれば現実の物として手元に届いてしまう。
 実家では親の手前使えないが、一人暮らしの今は自由に利用できる。
 もっともお金には限度があるので、購入の際には厳選して選んでいた。

 グッズがいくつか揃ってきた、とある土曜日の出来事。
 前期の試験も終わり、学生の中には、長い夏休みを迎え、早々と帰省するものも出てきた。
 麻衣は授業がいくつか残っており、のんびりと一人暮らしを満喫していた。このところ、勉強に追われる日々が続いていたので、ここでチートデイを作ることにした。
 
 一般的にチートデイは、ダイエット中の人が1日だけ何を食べてもいい日を作ることを指すが、麻衣の場合は、少し違う。
 勉強のことも何もかも忘れて、オナニーに集中する日。それが麻衣のチートデイ。
 
 そもそも、オナニーは、ほぼ毎日の日課だった。それは中学生の頃からずっと変わらない。
 しかし、大学生にもなると、学校の事や、友達付き合いで時間を取られることが多い。寝る前にちょっとだけ、みたいな時が多く、中途半端になることが多かった。
 (凄いことがしたい……)
 (もっと変態なことがしたい……)
 そんな願望に応えるには、チートデイが必要だった。
 
 前日からしっかり準備を行った。
 食料品は多めに買い込み、当日外に出なくても大丈夫なように準備した。エッチなグッズは、電池を新品に取り替えた。体調を整えるため、早めに就寝。オナニーは我慢した。
 
 いよいよ当日。朝、目覚めたとき、身に付けているのは、白のTシャツ1枚だけだった。前日のうちから下着は身に付けていない。
 今日身に付けて良いのは、この白のTシャツだけ。万が一急な来客があっても、この格好で応対しなくてはならない。
 鏡の前で見てみると、大事な部分は一応隠れている。でも明らかに変。足の付け根まで見えているし、おしりの膨らみも少し見えている。
 ゆったりめのTシャツだが、よく見れば、胸の2つの突起がわかる。ノーブラなのはすぐにばれるだろう。
 とは言え、今日は来客の予定はないし、普段から誰も来ない。あまり心配することもないだろう。
 
 Tシャツを脱ぎ、ペットを降りた。Tシャツは、あくまで来客用。できるだけハダカで過ごすことにした。
 顔を洗い歯を磨く。いつもと同じ動作でもハダカでするのは違和感がある。歯ブラシを動かすたびに揺れる2つの乳房。徐々にボルテージが上がってきた。鏡の中の自分に向かって声をかける。
「今日1日、オナニー、頑張るぞ!」
 我ながらつくづく変態だと思う。

 軽く食事をとった後、ベランダへのガラス戸を開いた。外から吹き込む優しい風が全身を撫でる。いよいよだ。
 
 ベランダに出る。目の前は雑木林。誰かに見られる心配は無いはず。見えるとすれば、遠くから歩いてくる人がいれば、肩から上あたりは見えるかも。真下に来ればまず見えない。
 とはいえ、まだ朝の9時。太陽の日差しの中、外に出るのは緊張する。
 
 掛け布団を取り、ベランダの手すりに干した。特に布団を干したかったわけではない。ベランダの手すりは一部が格子になっており、隙間から見えてしまう。外に誰かいるわけではないが、念のため、布団で隠してしまった。これでもう安心。
 
 続いて、仕舞ってあったアウトドアチェアをベランダに出した。キャンプで使うような折りたたみのイスで、左右に肘掛けが付いているやつ。ベランダに出して広げた。用意しておいたエッチなグッズを持ってきて準備完了。
 
 椅子に腰をかけた。降り注ぐ太陽を受けて、体が白く輝いている。初めて日中に全裸でベランダに出た。気持ちいい。軽い興奮と日差しに包まれて、体が火照ってくるのがわかる。目を閉じて、背もたれに身体を預けると、軽い浮遊感を感じる。
 
 そのまま胸に手をやる。すでに乳首が硬くなっていた。指でもみほぐす。うん、素敵。
 両手で乳房全体を柔らかく撫であげる。少しだけ、吐息が漏れた。皮膚が敏感になってきた。今日はチートデイ。時間はたっぷりある。焦らすゆっくりと胸を攻める。
 4本の指の腹が乳首を連打する。これ好きかも。少しだけ大きくなった胸を、時間をかけて、たっぷりと撫であげた。胸だけで声が出そう。
 
 左手はそのままに、右手を下半身にもっていった。下の唇は、すでに沢山の透明な液体を湛えていた。
 その一部を掬い取り、クリに塗り込んでいく。指が一度円を描くたびに、クリが大きくなってゆく。
「うっ」
 声が漏れそう。ダメ。ここは外。誰かに聞かれちゃう。
 堪える程に快感が込み上げる。早くもイキそうになってしまう。
 
 一度クリから離れ、膣に中指を差し入れた。ゆっくりと出し入れを始めると、再びイキそうになってしまう。軽く指先を曲げ、尿道の裏側を撫でるように動かすのがお気に入り。
 声が出ないように歯を食いしばる。イッてしまった。声は漏れてないはず。
 
 しばらく余韻に浸ったあと、小型のピンクローターを手に取った。これは一人暮らしを始めて、最初に購入したグッズ。ネットの動画ではよく見ていたので、まずはここから、と思って買ってしまった。安かったし。
 
 スイッチを入れて、慌てて止めた。思っていたよりモーター音が響く。でも使いたい。
 一旦部屋に入り、音楽をかけた。窓を開けておけば、誤魔化せるんじゃないかな。
 ベランダに戻ると、程良く音楽が漏れてくる。少しうるさいかな。ごめんね、近所の人。
 再びローターのスイッチをいれる。うん、いけそう。
 
 乳首の先端に軽く当ててみた。ここ好き。少し当てていると、快感が広がり始める。さらに当て続けると、逃げたいような、強く押し当てたいような、不思議な感じになる。そこで反対の乳首へ。
 このループを繰り返していると、股間を何かが流れ落ちた。タオル敷いておけば良かった。
 
 ここで、体勢を変えた。両足を左右の肘掛けに乗せてみた。これで足は左右に開かれた。下の唇も左右に開かれ、蓄えられていた液体は流れ出した。
 その中心でツンとそびえ立つ、ピンクの突起。かなり赤に近いピンク。充血しているのがわかる。
 これらの恥ずかしい部分が、太陽の光を浴びて輝いている。
 (淫乱ま◯こだ……)
 この言葉に弱い。見ているだけでイッてしまいそうになる。
 
 ローターを持つ手が下半身に移動する。でも、いきなりクリには行かない。まずは薄く陰毛が茂る部分へ。そこから若干大回りをして足の付け根へ。そこから唇の外縁に沿って反対の足の付け根へ。
 もう蕩けそう。
 膣に沈めてみた。声を堪えるのが辛すぎる。昂まってくるのがわかる。指で少し奥に押し込んでみた。爆発しそう。
 
 やっぱり最後はクリかな。ローターのコードを持って、一度引き抜いた。
 クリに当てようとしたその時、
「ガラガラ」
 ガラス戸の開かれる音が。何処? 隣りの部屋だ。お隣さんがベランダに出て来た。
 
 隣の住人は、同じ大学に通う一年生。学部が違うので、大学で一緒になることは無いが、何度か話したことは有る。真面目そうで、綺麗な女の子。
 ベランダで何かしているらしい。パチパチと甲高い音がする。洗濯物を干しているのかな。
 
 動けなかった。ベランダで、ハダカで、両足を大きく広げ、淫乱ま◯こを晒し、淫らな液で濡れたローターを持ったまま、動けなかった。
「フンフンフン」
 鼻歌が聞こえてきた。どうやらこちらの部屋から漏れている音楽に合わせて、鼻歌を歌っているらしい。動く足音に合わせて、鼻歌も移動している。
 
 早く部屋に戻って! こういう時の願いを、神様はなかなか聞き入れてくれない。
 あれ? 鼻歌がかなり近付いていない?
 勿論お互いのベランダの間には仕切りが有り、当然見えない。が、少し身を乗り出せば見えてしまう。
 普通、隣りの部屋のベランダを覗き込む人はいない。隣りの女の子だってそうだろう。何か異変を感じない限り。
 
 鼻歌が途切れた。曲が終わったらしい。音楽が消え、静かになった。ローターのモーター音を除いて。
 不味い。反射的に手でローターを覆い隠し、身体に押し付けた。
 おかげでモーター音は小さくなった。こうしてローターはクリに強く押し当てられることになった。
 
 不意な隣人の出現に興奮していたクリは、ローターの刺激に陥落寸前だった。
 (声が、声が、声が……)
 何かが弾けた。

 ガラス戸の閉まる音を聞いたような気がする。声は堪えたつもりだけど、実際どうだろう。身体が痙攣して、イスがガチャガチャ音を立ててたけど、大丈夫かな。
 一旦室内に戻ってきた。予定ではもう少しするつもりだったけど、凄い体験と凄い快感で疲れてしまった。休憩も大事。
 
 ベランダの仕切りを挟んで、彼女との距離は3mも無かったはず。そんな近くに人がいるのに、オナニーして、全身で痙攣しながらイッてしまうなんて。
 (なんて変態なんでしょう……)
 そもそも、オナニーのチートデイと言う発想自体が変態。もう、これは認めざるを得ない。
 
 でも、別に悪いことをしてるわけではない。あの男とのエッチを思い出す。もう男はいらない。私を気持ちよくできるのは私だけ。開き直るわけではないが、私はこれでいいと思う。
 
 あの男と言えば……また続きをしたくなってきた。
 水分を十分に摂り、再びベランダに出る。ベランダに差し込む日差しが増えた。太陽はかなり高くなってきた。
 出来るだけ音を立てないように、そっと椅子に座る。何のためらいもなく、両足を肘掛に乗せた。瞬く間に淫乱ま◯こが顔を出し、日差しを受けて、輝きだす。
 こんなに日差しを浴びて、日焼けして黒くならないか、不毛なことを考えたりした。
 
 先ほどと同じ手順で、指先で体を撫でる。水分補給の成果か、早くも下腹部は潤いを増し、日差しを受けて輝き出している。
 またタオル持ってくるの忘れた。ま、いいか。
 
 ここで、今日のために準備していた、新しいグッズを取り出す。これも通販で購入した、バイブ。
 ネットで見ると、その種類の多さに驚かされる。サイズだけでも様々。お値段も安いものから高いものまで色々。無難なやつでいいの、無難なやつで。
 無難なやつでもサイズに驚かされる。直径5cmってなに? 思わず定規を持ってきて、自分のそこに当ててみた。
「無理だって!」
 声に出てしまった。だからネットの動画に出てくる女性は、みんな凄いんだな、定規を通して実感することが出来た。
 選んだのはSサイズの小さいやつ。これなら入りそう。振動もしてくれるし、何より安かった。
 先週のうちに届いていたけど、今日のために、使わずに我慢してきた。
 
 そのバイブを目の前に掲げてみる。色はピンクの可愛いのを選んだが、これから入れるとなると、怖さは拭えない。勿論期待もあるけれど。
 手に持ったまま、スイッチを入れてみる。持つ手に振動が伝わる。反対の手で先の部分を握る。すごい振動。これが中に入るとどうなるんだろう。
 
 その振動を胸で試してみた。先端を乳首に当て軽く押してみる。気持ちいい。ローターよりも振動強いかも。反対の胸でも試してみた。
 この辺で、怖さよりも期待が上回った。左右の胸が大いに喜んでいる。
 
 一旦スイッチを切り、全体にまんべんなく、一緒に買ったローションをかけた。一部は溢れ、左の胸を濡らす。
 指でこぼれたものを掬い、乳首とその周辺に塗ってみた。今までにない感覚。すごい敏感になったみたいに感じる。これは後で試してみよう。
 バイブにローションを塗り終わった。次は入れる方にも塗ったほうがいいのかな。
 下の唇を見てみると、既に透明な液体が溢れている。自家製ローションがいっぱい。こちらは大丈夫かな。
 
 まずは指を入れてみる。既に期待感から蜜が溢れ、敏感になったそこは一本の指をやすやすと受け入れた。
 次は指二本。これも簡単に入ってしまった。入り口を広げるように、指で中をかき混ぜる。すでに呼吸は荒い。声が出ないように気をつけないと。
 いよいよバイブの番。見ると、さっき付けたローションが既に落ちている。もう一度つけてみた。
 ローションが落ちないように注意して、空中を足の間まで移動。膣の入り口は、口を開けて待っている。行くよ。
 
 先端を入り口に当てがう。バイブこんなに太かったっけ。
 少しずつ力を入れ、ゆっくりと押し込む。入ってくる。異物感がすごい。
 ローションのおかげか、少しずつだが入ってくる。無事奥まで入れることに成功。結局全部飲み込んでしまった。少しだけ達成感。
 今度は逆にゆっくりと抜いてみた。内側の粘膜がバイブに引きずられ、削られるような感覚。なにこれ不思議。気持ちいい。
 しばらく、繰り返し前後に動かしてみた。だめ。もう声が出そう。
 
 あの男とのセックスを思い出す。天と地ほど違う。少なくとも、あの男のそれはバイブよりもはるかに短い。気持ち良さなど全く無かった。どこを取ってもバイブの勝ち。もうこれでいい。
 奥まで入れたところで、一度止めた。溢れ出る蜜で、滑りが良くなっている。手を離したら遠くまで飛んでいってしまいそう。やっぱりタオル敷いておけば良かったな。
 
 今、スイッチを入れたらどうなるんだろう。
 振動に耐えられるかな?
 声、我慢できるかな?
 部屋の中で試してからの方がいいかな?
 すぐにでもスイッチを入れて、気持ち良くなりたいけど、ベランダとはいえ外。さっきも危ない目にあったばかり。今でも声を堪えるのに必死。気持ち良すぎる。これ以上気持ち良くなったら、どうなるか自分でも分からない。
 
 部屋に戻ろうか。
 (何考えているの……変態のくせに……)
 隣の住人は、間違い無く部屋にいる。もしかしたら、すでに異変を感じているのかも知れない。さっきの件もあるし、自分が気付かないだけで、これまでにも声が漏れているかもしれない。
 
 これ以上は危険だ。
 (どうせここでするよ……変態なんだから……)
 左手の肘の内側を口に強く押し当て、右手でスイッチを入れた。
「んー!」
 先に声が漏れた。気持ち良すぎる! 凄い!
 歯を食いしばる。喉に力を込める。あれ? 呼吸が出来ない!
 無謀にも前後に動かしてみる。右手に何かの飛沫が掛かる。一度ではなく、何度も。バイブを引く度に。
 イクッ!
 身体が浮いているよう。
 目が開けられ無い。
 この時がずっと続けばいいのに。
 
 脱力と同時に、荒い呼吸が繰り返された。ずっと息止めてたらしい。激しい呼吸音は止められない。
 バイブを抜き、スイッチを切った。
 ベランダの床が濡れている。これが潮か。
 私、潮を吹いたのか!
 オナニーの度に、いつも股間を濡らす。人より多いかは分からない。比較は出来ないし、誰かに尋ねることも出来ない。ネットの動画と比べると、少し多いかなと思っている。
 でも、普段溢れてくるのは、糸を引くような粘着性のあるもの。今、右手はさらさらの液体で濡れている。
 顔に近づけて匂いを嗅いでみた。おしっこの匂いではない。少しだけ生臭いような、はじめての匂い。少しだけ、嬉しい。
 床の濡れた後を改めて眺める。吹いたんだな。あっ、干しておいた布団にも少し掛かってる。あんなところまで……。
 
 バイブを脇に置くと、右手でクリを撫で始めた。今ならもう一度吹けるかな。
 三本の指の先でクリを刺激する。敏感になったクリは痛いくらいに反応する。容赦なく責める。痛い。気持ちいい。苦しい。気持ちいい。
 気持ちいい。吹きたい。吹きたい。吹きたい。
 あっという間にイッてしまった。潮を吹くこともなく。
 
 狙って出来ることじゃないのかな。
 全身の力を抜いて、視線を上にやる。ベランダの屋根が有り、その先には青空が広がる。陽はすでに高く、ベランダは陽だまりとなっている。
 何やってるんだろ。でも、幸せ。

 干した布団の向きを変える。外から見えないように注意しながら。でも慣れて来ちゃったのかな。ドキドキもしなかった。
 室内に入りシャワーを浴びる。汚れてしまった下半身をしっかり洗う。ローションって意外と落ちにくいのね。
 
 身体を拭いてベッドに身体を横たえる。結構疲れた。でも折角のチートデイ。まだまだ楽しむよ。次はあれやって、その後は……。
 ちょっと寝てしまった。時計は14時を回っている。なんか、勿体ない。
 
 朝食のような昼食のような、とにかく食事をした。もともと少食な方だが、今はたくさん食べられた。あと、しっかりと水分補給も。
 でもホントいい天気。折角だからタオルケットも干しておこう。
 全裸でベランダに出ることに、抵抗が無くなってきた。慣れって怖い。
 タオルケットを手摺りに掛け、さらに両手を組むようにして手摺りに乗せ、最後に腕の上にアゴを乗せた。この体勢なら外から見られても大丈夫。
 少なくとも、全裸には見えないでしょ。

 ホントにいい天気。陽だまりの中で目を閉じる。ポカポカして気持ちいい。
 遠くから話声が聞こえてくる。遠すぎて、何を話しているかまでは分からない。でも、笑い声も挟みながら、楽しそう。
 多分、うちの大学の学生かな。この辺り学生向けのアパート多いし。
 男性は2人かな。違う声が交互に聴こえてくる。注意して聞いていないと分からないが、女性の声もたまに聞こえる。女性も2人っぽいな。
 青春って感じ。
 自分でも笑いそうになった。何? 青春って。
 仲良し4人組って感じかな。
 4人の中には、きっと片想いしてる人がいるんだろうな。いやいやもう両思いだったりして。まさか三角関係とか。
 なんか楽しそう。
 私には縁の無い世界。

 恋愛って素敵だとは思う。正直憧れもする。
 でも、私には無理。違う世界の話。
 だって私にとっての男性は、あの男。嫌悪感しか無いし、思い出したくも無い。
 最初の相手が悪かっただけかも知れない。きっとそうなんだろう。別の男性となら素敵な思い出を作れるのかも知れない。それでも……。
 私にも問題があるのだろう。今の状況がそれを端的に表している。
 恐らく誰かの部屋に集まって、明るく、笑いながら、楽しく会話をしている彼ら4人。
 布団で柵の隙間を隠しながら、全裸でベランダで物思いにふける私。
 やっぱり住む世界が違うんだ。
 私は変態だから。普通の恋愛なんて贅沢は、望んではいけないのだろう。だからあんな男にしか出会えないんだ。
 悲しくはない。寂しくもない。これが私。
 まだ、遠くからは彼らの笑い声が聞こえていた。
 
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