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陳蔡之厄黒炎山(黒炎山での災難)
047:狐死首丘(五)
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『まず――黒冥翳魔って言うのは皆がつけた名で、俺の本当の名前は翳冥宮の小宮主、翳黒明。色々な経緯があって暴走し自分を見失い、あちこちやらかしたことは大体間違いない』
「それは既に五行盟の上層のものなら大体知っていることです」
『お前、冷たいな……。まあいいや。五行使いたちによってこの山に封じられたあとの記憶は殆どない。五行使いとの戦いで俺の体は消えてなくなり、気づいたら燃え尽きぬ翳炎の中に、意識だけが溶け込んでしまったようなんだ。そのまま俺はずっと眠りについていたわけなんだが……ある時ふと俺の意識は覚醒した。でも俺の体は失われ炎に溶けている。動くこともできず、四苦八苦した末にようやく体の……炎の一部だけ外に出ることが出来たんだ』
しかし、外に出たところで所詮はほんの少しの魂魄の一部と炎でしかない。弱い力しか残ってはいないし、そのままでいたら意識すら維持することができずに消えてしまう。
あわやという時に見つけたのが、赤子の煬鳳だった。彼の両親は馬車に乗っていたところを山賊に襲われて死んでしまったらしい。護衛の者たちもみな殺されて、辺りは惨憺たる状態だった。煬鳳はその中の、たった一人の生き残りだったというわけだ。
黒曜は必死の思いで煬鳳の体に同化して、なんとか消滅の危機を逃れた。
『もちろん何かしようと思ったわけじゃない。ただ、このまま消えるのは嫌だったから少しだけ仮の住まいにさせて貰ったんだ』
「煬鳳は物心ついたときは既に人買いの小屋の中だったと言っていました」
『ああ。そのあと赤子が生きていたことに気づいた山賊は、赤子の煬鳳を人買いに売り払ったのさ』
「なんということを……」
『山賊なんてそんなもんだ。相手のことを思う気持ちがあったなら、はなから命を奪ったりしない』
両親を殺した上に、生き残った赤子を売り飛ばすなど。凰黎の拳は微かに震え、心無い山賊に怒っている。
『それから俺は煬鳳と共に生きるようになった。でも俺がこうして自分で話したのは今日が初めてだ。話せるかもしれないって思ったのもさっきが初めてだったしな』
不思議なことだが、煬鳳の体を間借りしていただけの黒曜にも変化があった。それは煬鳳の体から霊力が溢れると、煬鳳とは違う独立した黒曜として動けるようになったということ。ただし、会話は出来ず見た目通り鳥のように鳴くことしかできない。
どうやら思った以上に黒曜の炎は煬鳳の体に馴染んでしまい、煬鳳の霊力と翳炎の力が完全に結びついてしまったのだ。まるで元からその力が煬鳳のものであったかのように。
『俺にも何故なのかはよく分からない。ただ煬鳳の体は、俺の翳炎の力に驚くほど適応して自分の力にしてしまったんだ。そして、俺の意識も消えることなくそのまま残ってしまった。離れようにも、もう離れることができないんだ』
先ほど黒冥翳魔の力に黒曜だけでなく煬鳳ごと引き寄せられかけてしまったが、あれはもう、翳炎が既に煬鳳の物になってしまっていることを意味していたのだ。
『俺は煬鳳が赤子のときからずっと一緒に過ごしてきたから、見守るような気持ちで今まで一緒に生きてきたつもりだ。だから、黒冥翳魔に煬鳳を取り込ませるようなつもりはないし、俺自身も今さら黒冥翳魔に乗っ取られたくはない。既に俺は、俺として一人の……一羽の鳥、みたいなものだからな』
自ら鳥だと主張するのも滑稽な話かもしれない。しかし、黒曜も黒い鳳凰として煬鳳と共に生きていく生活に慣れてしまったし、共に過ごした煬鳳は第二の家族のような存在でもあり、愛着もある。今さら彼に己の過ちのせいで危害が及ぶなど、許容できるはずもない。
「随分と黒冥翳魔は家族想いなのですね」
『ああいう結果になったけど、俺は元々家族のことを何よりも大切にしていたんだぞ。だからこそ、耐えられなかったんだ』
かつての自分の身に起こった様々な出来事が、否が応でも思い出されてしまう。思わず泣きたくなってしまったが、今は泣くより先にやらねばならぬことがある。
「結局のところ、黒冥翳魔は貴方なのですか? 貴方は黒冥翳魔なのですか?」
『黒冥翳魔も俺には違いない。ただ、あっちの俺は恨みを根強く残している。多分、俺が火山から出て過ごしたあいだ、あいつはずっと封印されたままで眠りについていたようだから』
「どうすれば倒すことができると思いますか?」
『黒冥翳魔と煬鳳の炎がぶつかった場合、威力は同じでもあいつが炎の力の大本である以上どうやっても俺たちは競り勝つことが難しい。なにせあの翳炎は翳冥宮の一族が受け継ぐ、特別な炎だからだ』
「なるほど……つまり、今のままでは絶対に黒冥翳魔と煬鳳とを正面切って戦わせる訳にはいかないということですね」
その言葉だけで理解したのかは分からなかったが、鳳凰は何か考え込んでいる。彼が煬鳳のことをどれだけ想っているかは、煬鳳を通して黒曜も嫌というほど分かっているつもりだ。普段は煬鳳が恥ずかしがるので、なるべく体の中に収まるようにしてはいるが……。
彼が煬鳳を心配していると思うとさすがに黙っておくこともできず、時期尚早だとは思ったが黒曜は一つの考えを凰黎に示すことにした。
『そうなる。ただ、手立てが全くないわけでもない』
「というと?」
凰黎の片眉が跳ね上がる。
『今からいうことを、あいつに伝えてやれば多分、あいつは引き下がる』
黒曜は凰黎にその言葉を伝えた。
「今の言葉……あれで本当に?」
黒曜の言葉を聞いた凰黎の目が驚きで見開かれる。黒曜が話した言葉、それは事情を知らない者が聞いたなら気でも触れたかと思う言葉かもしれない。
しかし――黒曜は自分自身の、黒冥翳魔のことをよく知っている。
だからこその言葉なのだ。
凰黎はまだ信じられないという顔をして黒曜を見つめた。
『本当だ。ただ、手土産なしでは一度しか使えない』
凰黎は黒曜の言葉を黙って聞いている。
『それから、いま教えたのはその場限りの解決策だが、実はその根底には俺が――黒冥翳魔があの出来事を起こす切っ掛けになった出来事がある。もしもそれ解決するなら、全ては丸く収まると思う』
「……その信憑性は?」
『一応、もと本人が言うんだから間違いはないと思うぞ?』
念を押す凰黎に苦笑しながら黒曜は肩を竦めて言った。凰黎はそんな黒曜を見て溜め息をつく。
「……良いでしょう。どの道選べる手段は限られています。黒冥翳魔とやりあって煬鳳の痣に影響が出るよりは貴方を信じる方が幾分か良さそうです」
『……あんた、俺も煬鳳の一部なのに、全然俺への信頼感ないな』
こちらとしては煬鳳の大切な想い人に最大限の想いやりと誠意をもっているつもりだ。だからこそ、わざわざ煬鳳の口を借りてまで、今までのことを正直に話した。
(それなのに、なんかぞんざいな扱いだよな……)
いま対峙しているのが黒冥翳魔であり、黒曜はその黒冥翳魔の一部であるから、そんな扱いも仕方のないことではあるのだが。
「もちろん貴方が煬鳳のことを思ってこれまでのことを話してくれたのは感謝しています。ただ一つ、一部なのは体の都合だけで貴方は黒曜ですよ。煬鳳とは違います。別人ですから」
『ちぇっ』
それはそれでその通りなので、言い返す術もない。
「ですが……、貴方に敵意がないことは信じましょう。それに、今まで煬鳳にずっと力を貸していてくれたのですから」
『そう言って貰えると助かる。それじゃ、この体はすぐに煬鳳へ返すよ』
「あ……ちょっと待ってください」
まさか引き止められると思わずに黒曜は驚き、そして凰黎の言葉を待った。
「……貴方が先ほど話した煬鳳の両親のことを、煬鳳に伝えても良いでしょうか? 煬鳳は家族に捨てられたと思っています」
『構わないが、でも‥…』
「もちろん、今すぐではなく機会を見計らって、しかるべき時に話すつもりです。辛い話ですが両親のことが少しでも分かるのは彼にとって悪いことではありませんし、何より捨てられたわけではないということも大事な事実だと考えます」
『……それもそうだな。あんたに全部任せるよ。煬鳳のこと宜しくな』
親でもなければ家族でもない。しかし共に歩んで来た二十一年間を思えば、やはり煬鳳に思い入れはある。
『それじゃ、あとは頼んだ』
そう言うと黒曜は静かに目を閉じた。
「それは既に五行盟の上層のものなら大体知っていることです」
『お前、冷たいな……。まあいいや。五行使いたちによってこの山に封じられたあとの記憶は殆どない。五行使いとの戦いで俺の体は消えてなくなり、気づいたら燃え尽きぬ翳炎の中に、意識だけが溶け込んでしまったようなんだ。そのまま俺はずっと眠りについていたわけなんだが……ある時ふと俺の意識は覚醒した。でも俺の体は失われ炎に溶けている。動くこともできず、四苦八苦した末にようやく体の……炎の一部だけ外に出ることが出来たんだ』
しかし、外に出たところで所詮はほんの少しの魂魄の一部と炎でしかない。弱い力しか残ってはいないし、そのままでいたら意識すら維持することができずに消えてしまう。
あわやという時に見つけたのが、赤子の煬鳳だった。彼の両親は馬車に乗っていたところを山賊に襲われて死んでしまったらしい。護衛の者たちもみな殺されて、辺りは惨憺たる状態だった。煬鳳はその中の、たった一人の生き残りだったというわけだ。
黒曜は必死の思いで煬鳳の体に同化して、なんとか消滅の危機を逃れた。
『もちろん何かしようと思ったわけじゃない。ただ、このまま消えるのは嫌だったから少しだけ仮の住まいにさせて貰ったんだ』
「煬鳳は物心ついたときは既に人買いの小屋の中だったと言っていました」
『ああ。そのあと赤子が生きていたことに気づいた山賊は、赤子の煬鳳を人買いに売り払ったのさ』
「なんということを……」
『山賊なんてそんなもんだ。相手のことを思う気持ちがあったなら、はなから命を奪ったりしない』
両親を殺した上に、生き残った赤子を売り飛ばすなど。凰黎の拳は微かに震え、心無い山賊に怒っている。
『それから俺は煬鳳と共に生きるようになった。でも俺がこうして自分で話したのは今日が初めてだ。話せるかもしれないって思ったのもさっきが初めてだったしな』
不思議なことだが、煬鳳の体を間借りしていただけの黒曜にも変化があった。それは煬鳳の体から霊力が溢れると、煬鳳とは違う独立した黒曜として動けるようになったということ。ただし、会話は出来ず見た目通り鳥のように鳴くことしかできない。
どうやら思った以上に黒曜の炎は煬鳳の体に馴染んでしまい、煬鳳の霊力と翳炎の力が完全に結びついてしまったのだ。まるで元からその力が煬鳳のものであったかのように。
『俺にも何故なのかはよく分からない。ただ煬鳳の体は、俺の翳炎の力に驚くほど適応して自分の力にしてしまったんだ。そして、俺の意識も消えることなくそのまま残ってしまった。離れようにも、もう離れることができないんだ』
先ほど黒冥翳魔の力に黒曜だけでなく煬鳳ごと引き寄せられかけてしまったが、あれはもう、翳炎が既に煬鳳の物になってしまっていることを意味していたのだ。
『俺は煬鳳が赤子のときからずっと一緒に過ごしてきたから、見守るような気持ちで今まで一緒に生きてきたつもりだ。だから、黒冥翳魔に煬鳳を取り込ませるようなつもりはないし、俺自身も今さら黒冥翳魔に乗っ取られたくはない。既に俺は、俺として一人の……一羽の鳥、みたいなものだからな』
自ら鳥だと主張するのも滑稽な話かもしれない。しかし、黒曜も黒い鳳凰として煬鳳と共に生きていく生活に慣れてしまったし、共に過ごした煬鳳は第二の家族のような存在でもあり、愛着もある。今さら彼に己の過ちのせいで危害が及ぶなど、許容できるはずもない。
「随分と黒冥翳魔は家族想いなのですね」
『ああいう結果になったけど、俺は元々家族のことを何よりも大切にしていたんだぞ。だからこそ、耐えられなかったんだ』
かつての自分の身に起こった様々な出来事が、否が応でも思い出されてしまう。思わず泣きたくなってしまったが、今は泣くより先にやらねばならぬことがある。
「結局のところ、黒冥翳魔は貴方なのですか? 貴方は黒冥翳魔なのですか?」
『黒冥翳魔も俺には違いない。ただ、あっちの俺は恨みを根強く残している。多分、俺が火山から出て過ごしたあいだ、あいつはずっと封印されたままで眠りについていたようだから』
「どうすれば倒すことができると思いますか?」
『黒冥翳魔と煬鳳の炎がぶつかった場合、威力は同じでもあいつが炎の力の大本である以上どうやっても俺たちは競り勝つことが難しい。なにせあの翳炎は翳冥宮の一族が受け継ぐ、特別な炎だからだ』
「なるほど……つまり、今のままでは絶対に黒冥翳魔と煬鳳とを正面切って戦わせる訳にはいかないということですね」
その言葉だけで理解したのかは分からなかったが、鳳凰は何か考え込んでいる。彼が煬鳳のことをどれだけ想っているかは、煬鳳を通して黒曜も嫌というほど分かっているつもりだ。普段は煬鳳が恥ずかしがるので、なるべく体の中に収まるようにしてはいるが……。
彼が煬鳳を心配していると思うとさすがに黙っておくこともできず、時期尚早だとは思ったが黒曜は一つの考えを凰黎に示すことにした。
『そうなる。ただ、手立てが全くないわけでもない』
「というと?」
凰黎の片眉が跳ね上がる。
『今からいうことを、あいつに伝えてやれば多分、あいつは引き下がる』
黒曜は凰黎にその言葉を伝えた。
「今の言葉……あれで本当に?」
黒曜の言葉を聞いた凰黎の目が驚きで見開かれる。黒曜が話した言葉、それは事情を知らない者が聞いたなら気でも触れたかと思う言葉かもしれない。
しかし――黒曜は自分自身の、黒冥翳魔のことをよく知っている。
だからこその言葉なのだ。
凰黎はまだ信じられないという顔をして黒曜を見つめた。
『本当だ。ただ、手土産なしでは一度しか使えない』
凰黎は黒曜の言葉を黙って聞いている。
『それから、いま教えたのはその場限りの解決策だが、実はその根底には俺が――黒冥翳魔があの出来事を起こす切っ掛けになった出来事がある。もしもそれ解決するなら、全ては丸く収まると思う』
「……その信憑性は?」
『一応、もと本人が言うんだから間違いはないと思うぞ?』
念を押す凰黎に苦笑しながら黒曜は肩を竦めて言った。凰黎はそんな黒曜を見て溜め息をつく。
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『……あんた、俺も煬鳳の一部なのに、全然俺への信頼感ないな』
こちらとしては煬鳳の大切な想い人に最大限の想いやりと誠意をもっているつもりだ。だからこそ、わざわざ煬鳳の口を借りてまで、今までのことを正直に話した。
(それなのに、なんかぞんざいな扱いだよな……)
いま対峙しているのが黒冥翳魔であり、黒曜はその黒冥翳魔の一部であるから、そんな扱いも仕方のないことではあるのだが。
「もちろん貴方が煬鳳のことを思ってこれまでのことを話してくれたのは感謝しています。ただ一つ、一部なのは体の都合だけで貴方は黒曜ですよ。煬鳳とは違います。別人ですから」
『ちぇっ』
それはそれでその通りなので、言い返す術もない。
「ですが……、貴方に敵意がないことは信じましょう。それに、今まで煬鳳にずっと力を貸していてくれたのですから」
『そう言って貰えると助かる。それじゃ、この体はすぐに煬鳳へ返すよ』
「あ……ちょっと待ってください」
まさか引き止められると思わずに黒曜は驚き、そして凰黎の言葉を待った。
「……貴方が先ほど話した煬鳳の両親のことを、煬鳳に伝えても良いでしょうか? 煬鳳は家族に捨てられたと思っています」
『構わないが、でも‥…』
「もちろん、今すぐではなく機会を見計らって、しかるべき時に話すつもりです。辛い話ですが両親のことが少しでも分かるのは彼にとって悪いことではありませんし、何より捨てられたわけではないということも大事な事実だと考えます」
『……それもそうだな。あんたに全部任せるよ。煬鳳のこと宜しくな』
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