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天魔波旬拝陸天(魔界の皇太子)
088:首都探索(二)
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游閣恩は煬鳳の顔をまじまじと見つめ、涙を浮かべている。その表情は久しぶりに可愛い孫の顔を見た老人のように見え、煬鳳は游閣恩の手を払えなくなってしまった。
「どうか爺にその顔を良く見せて下され。……おお、確かに公主様の面影が残っておられる……! それに感じる霊力も、確かに公主様や殿下のものに似ておられますな」
「そ、そんなことも分かるのか!?」
「もちろんです。私は長い間、歴代皇帝陛下のお傍にお仕えしていたのです。間違うはずもありません」
頬を撫でる游閣恩の手は優しい。拝陸天とはまた違った優しさに触れ、煬鳳は温かさと恥ずかしさを感じて俯いた。
「最後に送って下さった手紙には、確かに『子供の名は鳳と名付けた』と書かれてありました。あれだけ探して見つからなかったというのに、こうしていまになってお目にかかることができるとは……ううっ、長生きはするものですな」
人目を憚ることなく肩を震わせて游閣恩は泣いている。もはや自分の世界に入り過ぎて何と声を掛けて良いか分からなかったので煬鳳はそのまま黙っていることに決め込んだ。
ひとしきり泣き終えようやく落ち着いた游閣恩は、給仕たちを呼びつけ放置していた面々に歓待の食事などを持ってこさせた。今更という気もするが、金貪が言うに彼は煬鳳の母である公主を娘同然に可愛がっていたそうなので、仕方のないことなのかもしれない。
「ごほん。先ほどはとんだ醜態を晒してしまい、お恥ずかしいことでございます。改めて小鳳坊ちゃまが魔界にご帰還されたこと、游閣恩は心よりお慶び申し上げます」
帰還したのかといわれれば、煬鳳の帰る場所は凰黎と暮らしていた清瑞山であり玄烏門だから、魔界は故郷であるかもしれないが帰る場所とは少し違う。煬鳳の体の面倒ことが片付いたら、再びあの場所で静かに楽しく暮らしたい。
「そうだ! 游閣恩の爺さんに聞きたいことがあったんだ!」
「聞きたいことですか?」
そうそう、と煬鳳は頷いて凰黎と黒冥翳魔に目くばせをする。今度は黒冥翳魔と凰黎が顔を見合わせたあと……。
「では、私が先に」
と、凰黎が口を開くことにした。
「これから大変失礼なことをお伺いしますが、お許し頂けますでしょうか」
「構わぬ」
游閣恩は頷く。
「有り難うございます、老先生。先生は皇太子殿下にお仕えしている翁殿よりも長く皇帝陛下にお仕えしていると伺いました」
「その通り。儂は先帝の若きころよりずっとお仕えしておりました。……右丞相を辞したのは現皇帝陛下になってからのこと」
「先生は当時の人界と魔界との関りはご存じですか?」
游閣恩の眉がぴくりと動く。どうやら何かしらは知っていることがあるようだ。
「知っているも何も。私が右丞相を辞すきっかけとなったのが人界に関わることでありました。あのときのことは思い出したくもない……」
「彼は」
そう言って、凰黎は黒冥翳魔を前に押しやった。
「彼は、魔界とは浅からぬ縁のある者であり、滅びた翳冥宮の最後の小宮主です」
凰黎の言葉に游閣恩の目が見開かれる。穴が空くのではないかというほど、黒冥翳魔の顔を見つめ、しかし言うべき言葉を失っているようだ。
煬鳳は咄嗟に袖の中から黒曜を引っ張り出すと膝の上に座らせた。黒冥翳魔の話を黒曜にも聞かせてやりたかったからだ。
元は同一の存在である彼にも、この話を聞く権利があるはずだと思った。
黒冥翳魔は暫く迷っているようだったが、やがて決心を固めたのか姿勢を正すと游閣恩に向き直る。
「……老先生、私は翳黒明と申す者。――いまより百数年前のこと。翳冥宮の者たちは私の弟の手によって殺され、そして私もまた弟を殺しました。私は正気を失い暫くさまよっていましたが、あるとき我に返り翳冥宮に戻ったところ、魔族が死んだ翳冥宮の人々に成り済ましていることに気づいたのです」
「それは、まさか……!」
游閣恩の声が震える。彼の驚きからすると、黒冥翳魔の話したことに驚いたというよりは、覚えのあるなにかに対して慄いたように煬鳳には思えた。
黒冥翳魔は肩を震わせながら、それでも激情に駆られるわけではなく淡々と語る。
「あとから思えば、弟はなにかに徐々に蝕まれていったような気がするのです。もっと早く気づけばよかったと今更ながら私は後悔しています。翳冥宮の祖先は魔界よりやって来た者であると両親より聞かされて育ちました。……なのに、何故このような謀をしたのか、何故我々はこのような目に遭わなければならなかったのか。できることなら真相が知りたいと思い、昔のことを知る者を探してここにやってきました」
煬鳳は、普段の黒冥翳魔しか知らなかったが、游閣恩を前にした黒冥翳魔の話を聞いて、彼が以前は真っ当な人間であったという話はやはり本当なのだと思った。
「翳冥宮の一件は周到な計画のもと実行されたと我々は考えています。ならばそれなりの力を持つ組織を成していなければ到底成し得ない話。右丞相の地位にあった老先生ならば何かしらご存じのことはないのでしょうか」
この通りです、と頭を床につけた黒冥翳魔を慌てて游閣恩は助け起こす。
「よしなさい、そなたがそのように頭を下げてはいけない」
游閣恩は深い溜め息をつく。
「よもや翳冥宮の一件がそのような有様になっていようとは……。どうやら儂が知っている全てを話すときが来たようだ」
「!」
黒冥翳魔と黒曜、二人がびくりと反応する。
「老先生、先生はご存じなのですね?」
凰黎が尋ねると「全てではないが、そうであろうという心当たることはある」と游閣恩は言う。
「先帝が崩御され、現在の皇帝陛下になってからというもの、本当に全てが変わってしまった――」
現皇帝――鬼燎帝は、戦うために生まれたような男だった。
戦に出れば負け知らず、どんな強敵にも勝つ男。若いころより人々は彼のことを『軍神』と呼んで称えた。
それだけなら頼もしいことこの上ないのだが、彼は手の付けられないほどの凶悪で無慈悲な男だったのだ。
次々に国を攻め滅ぼしたが、最初のうちはまだ彼を支持する声も多かった。皆が負け知らずの神のような皇帝だと称える声も多かったのだ。
だが内政にはいっさい目を向けず、国が疲弊してもなお戦を続けるうち、次第に彼のやり方に異を唱える者も増えてきた。
そんな人々の声を彼は憎んだ。
意見などしようものなら一族皆殺し。粛清は毎日のように続いてゆき、いつしか彼を諫めようとする者は誰一人いなくなっていた。
実の子である皇太子も、公主さえも。
游閣恩はそんな彼に対し、最後まで諫言を続けた者のなかの一人だった。
元々先帝の頃より仕えていたこともあり、游閣恩を支持するものも多く、皇帝とておいそれと彼のことをすぐに粛清することはできなかったのだ。
しかし、それでもなお彼の諫言を鬼燎帝はまったく聞き入れることも無く、どんどん周囲の国は皇帝によって攻め滅ぼされ、統合されていった。
やがて皇帝が九十一の国を手に入れ、現在の昏坑九十一京の基礎が完成したという。
全てを手に入れた男。
そんな皇帝が次に目を向けたのが人界だった。
「皇帝陛下は人界を制圧する足掛かりとして、翳冥宮を乗っ取ることを思いつかれたのだ。当然そのような暴挙許されるはずがない。儂はなんとか思いとどまって頂こうと懸命に陛下をお止めしたのだが……当然ながら陛下は一切儂の言葉を聞き入れては下さらず、挙げ句に儂は禁足を命じられてしまったのじゃ」
「禁足?」
「一切の外出を禁じる、という処罰ですよ。煬鳳」
思わず声をあげた煬鳳に、凰黎が説明を挟む。
「その通り。儂は当分の外出を禁じられ、宮中に赴くこともできなくなってしまったのじゃ。儂は陛下の行いにほとほと呆れ果て、禁足が解ける前に政務から身を引き官職を辞した。……そのあと一体どうなったのか、儂には一切知ることができなかったのだが、よもやそのような酷いことをされていようとは……」
瞼を抑え、游閣恩は頭を振った。
彼自身止めることができなかったことに責任を感じているのだ。
膝の上にいたはずの黒曜も体をぶるぶると震わせていつの間にか煬鳳の懐に潜り込んでいる。煬鳳は黒冥翳魔のことが心配になり、彼のほうを見た。
黒冥翳魔も目を真っ赤にして俯いている。
長年のあいだ彼のことを苦しめていたものの正体が、ようやく分かったのだから。
「どうか爺にその顔を良く見せて下され。……おお、確かに公主様の面影が残っておられる……! それに感じる霊力も、確かに公主様や殿下のものに似ておられますな」
「そ、そんなことも分かるのか!?」
「もちろんです。私は長い間、歴代皇帝陛下のお傍にお仕えしていたのです。間違うはずもありません」
頬を撫でる游閣恩の手は優しい。拝陸天とはまた違った優しさに触れ、煬鳳は温かさと恥ずかしさを感じて俯いた。
「最後に送って下さった手紙には、確かに『子供の名は鳳と名付けた』と書かれてありました。あれだけ探して見つからなかったというのに、こうしていまになってお目にかかることができるとは……ううっ、長生きはするものですな」
人目を憚ることなく肩を震わせて游閣恩は泣いている。もはや自分の世界に入り過ぎて何と声を掛けて良いか分からなかったので煬鳳はそのまま黙っていることに決め込んだ。
ひとしきり泣き終えようやく落ち着いた游閣恩は、給仕たちを呼びつけ放置していた面々に歓待の食事などを持ってこさせた。今更という気もするが、金貪が言うに彼は煬鳳の母である公主を娘同然に可愛がっていたそうなので、仕方のないことなのかもしれない。
「ごほん。先ほどはとんだ醜態を晒してしまい、お恥ずかしいことでございます。改めて小鳳坊ちゃまが魔界にご帰還されたこと、游閣恩は心よりお慶び申し上げます」
帰還したのかといわれれば、煬鳳の帰る場所は凰黎と暮らしていた清瑞山であり玄烏門だから、魔界は故郷であるかもしれないが帰る場所とは少し違う。煬鳳の体の面倒ことが片付いたら、再びあの場所で静かに楽しく暮らしたい。
「そうだ! 游閣恩の爺さんに聞きたいことがあったんだ!」
「聞きたいことですか?」
そうそう、と煬鳳は頷いて凰黎と黒冥翳魔に目くばせをする。今度は黒冥翳魔と凰黎が顔を見合わせたあと……。
「では、私が先に」
と、凰黎が口を開くことにした。
「これから大変失礼なことをお伺いしますが、お許し頂けますでしょうか」
「構わぬ」
游閣恩は頷く。
「有り難うございます、老先生。先生は皇太子殿下にお仕えしている翁殿よりも長く皇帝陛下にお仕えしていると伺いました」
「その通り。儂は先帝の若きころよりずっとお仕えしておりました。……右丞相を辞したのは現皇帝陛下になってからのこと」
「先生は当時の人界と魔界との関りはご存じですか?」
游閣恩の眉がぴくりと動く。どうやら何かしらは知っていることがあるようだ。
「知っているも何も。私が右丞相を辞すきっかけとなったのが人界に関わることでありました。あのときのことは思い出したくもない……」
「彼は」
そう言って、凰黎は黒冥翳魔を前に押しやった。
「彼は、魔界とは浅からぬ縁のある者であり、滅びた翳冥宮の最後の小宮主です」
凰黎の言葉に游閣恩の目が見開かれる。穴が空くのではないかというほど、黒冥翳魔の顔を見つめ、しかし言うべき言葉を失っているようだ。
煬鳳は咄嗟に袖の中から黒曜を引っ張り出すと膝の上に座らせた。黒冥翳魔の話を黒曜にも聞かせてやりたかったからだ。
元は同一の存在である彼にも、この話を聞く権利があるはずだと思った。
黒冥翳魔は暫く迷っているようだったが、やがて決心を固めたのか姿勢を正すと游閣恩に向き直る。
「……老先生、私は翳黒明と申す者。――いまより百数年前のこと。翳冥宮の者たちは私の弟の手によって殺され、そして私もまた弟を殺しました。私は正気を失い暫くさまよっていましたが、あるとき我に返り翳冥宮に戻ったところ、魔族が死んだ翳冥宮の人々に成り済ましていることに気づいたのです」
「それは、まさか……!」
游閣恩の声が震える。彼の驚きからすると、黒冥翳魔の話したことに驚いたというよりは、覚えのあるなにかに対して慄いたように煬鳳には思えた。
黒冥翳魔は肩を震わせながら、それでも激情に駆られるわけではなく淡々と語る。
「あとから思えば、弟はなにかに徐々に蝕まれていったような気がするのです。もっと早く気づけばよかったと今更ながら私は後悔しています。翳冥宮の祖先は魔界よりやって来た者であると両親より聞かされて育ちました。……なのに、何故このような謀をしたのか、何故我々はこのような目に遭わなければならなかったのか。できることなら真相が知りたいと思い、昔のことを知る者を探してここにやってきました」
煬鳳は、普段の黒冥翳魔しか知らなかったが、游閣恩を前にした黒冥翳魔の話を聞いて、彼が以前は真っ当な人間であったという話はやはり本当なのだと思った。
「翳冥宮の一件は周到な計画のもと実行されたと我々は考えています。ならばそれなりの力を持つ組織を成していなければ到底成し得ない話。右丞相の地位にあった老先生ならば何かしらご存じのことはないのでしょうか」
この通りです、と頭を床につけた黒冥翳魔を慌てて游閣恩は助け起こす。
「よしなさい、そなたがそのように頭を下げてはいけない」
游閣恩は深い溜め息をつく。
「よもや翳冥宮の一件がそのような有様になっていようとは……。どうやら儂が知っている全てを話すときが来たようだ」
「!」
黒冥翳魔と黒曜、二人がびくりと反応する。
「老先生、先生はご存じなのですね?」
凰黎が尋ねると「全てではないが、そうであろうという心当たることはある」と游閣恩は言う。
「先帝が崩御され、現在の皇帝陛下になってからというもの、本当に全てが変わってしまった――」
現皇帝――鬼燎帝は、戦うために生まれたような男だった。
戦に出れば負け知らず、どんな強敵にも勝つ男。若いころより人々は彼のことを『軍神』と呼んで称えた。
それだけなら頼もしいことこの上ないのだが、彼は手の付けられないほどの凶悪で無慈悲な男だったのだ。
次々に国を攻め滅ぼしたが、最初のうちはまだ彼を支持する声も多かった。皆が負け知らずの神のような皇帝だと称える声も多かったのだ。
だが内政にはいっさい目を向けず、国が疲弊してもなお戦を続けるうち、次第に彼のやり方に異を唱える者も増えてきた。
そんな人々の声を彼は憎んだ。
意見などしようものなら一族皆殺し。粛清は毎日のように続いてゆき、いつしか彼を諫めようとする者は誰一人いなくなっていた。
実の子である皇太子も、公主さえも。
游閣恩はそんな彼に対し、最後まで諫言を続けた者のなかの一人だった。
元々先帝の頃より仕えていたこともあり、游閣恩を支持するものも多く、皇帝とておいそれと彼のことをすぐに粛清することはできなかったのだ。
しかし、それでもなお彼の諫言を鬼燎帝はまったく聞き入れることも無く、どんどん周囲の国は皇帝によって攻め滅ぼされ、統合されていった。
やがて皇帝が九十一の国を手に入れ、現在の昏坑九十一京の基礎が完成したという。
全てを手に入れた男。
そんな皇帝が次に目を向けたのが人界だった。
「皇帝陛下は人界を制圧する足掛かりとして、翳冥宮を乗っ取ることを思いつかれたのだ。当然そのような暴挙許されるはずがない。儂はなんとか思いとどまって頂こうと懸命に陛下をお止めしたのだが……当然ながら陛下は一切儂の言葉を聞き入れては下さらず、挙げ句に儂は禁足を命じられてしまったのじゃ」
「禁足?」
「一切の外出を禁じる、という処罰ですよ。煬鳳」
思わず声をあげた煬鳳に、凰黎が説明を挟む。
「その通り。儂は当分の外出を禁じられ、宮中に赴くこともできなくなってしまったのじゃ。儂は陛下の行いにほとほと呆れ果て、禁足が解ける前に政務から身を引き官職を辞した。……そのあと一体どうなったのか、儂には一切知ることができなかったのだが、よもやそのような酷いことをされていようとは……」
瞼を抑え、游閣恩は頭を振った。
彼自身止めることができなかったことに責任を感じているのだ。
膝の上にいたはずの黒曜も体をぶるぶると震わせていつの間にか煬鳳の懐に潜り込んでいる。煬鳳は黒冥翳魔のことが心配になり、彼のほうを見た。
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