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海誓山盟明和暗(不変の誓い)
130:陰謀詭秘(六)
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閑白は黒炭となり、残った炭も砂のようにさらさらと崩れてゆく。完全に消え去るのも時間の問題だろう。
「俺、彩鉱門に戻らないと……」
押し寄せる疲労と安堵で誰ひとり口を開かなかったが、彩藍方の一言でみな顔をあげた。
彩菫青が受けた傷は、既に凰神偉によって応急処置がなされている。安静にさえすれば命に別状はないだろうが、さりとてこのまま放っておくわけにもいかないだろう。
「なら俺たちも……」
と言いかけた煬鳳を凰黎が止めた。
「我々にはまだやらねばならないことも残っています。貴方も私たちも多かれ少なかれ疲れているのですから、まずは一度体を休めた方が良いでしょう。それに、彼が彩鉱門に戻ったら師兄の怪我も、これまでの経緯も掌門に説明せねばなりません。我々を出迎える余裕などないのですから、ここで見送りましょう」
煬鳳は少しでも彩藍方の力になりたかったのだが、凰黎のいうことはもっともなことだ。いま彼は師兄が戻ってきて、それを父である掌門に伝えたい。煬鳳たちに構っている余裕はないのだ。
「そうだな……。凰黎の言う通りだよ。……彩藍方有り難うな。ここは俺たちに任せて、お前はいち早く行ったほうがいい」
そう言って彩藍方が抱える彩菫青の片腕を肩に掛け、「外まで手伝うよ」と煬鳳は言った。
「お待ちなさい――」
はじめ煬鳳は、背後にいるうちの誰かが呼び掛けたのだろうと思った。しかし、よくよく考えるとその声は老人のもので、煬鳳と共にやってきた者たちの中に誰一人合致する人物はいないことに気づく。
なら、誰が?
そう思ってきょろきょろと見回すと、黒炭となった閑白の上に老人が立っていた。
いや――浮いていたのだ。
「煬鳳!」
悲鳴にも近い凰黎の声が聞こえる。すぐさま凰黎が飛び出し煬鳳を守るように立ちはだかり、凰神偉もまた凰黎のあとを追うように老人の前に立つ。
老人に対し柳眉を逆立てる二人は、信頼する者に向ける表情とは明らかに異なっている。
「おやおや、これはこれは」
口元に笑みを湛えたまま、老人は動かない。それがいっそう不気味に思えて仕方ない。
「暫く見ないうちに随分と反抗的になったようじゃのう? 仮にも恒凰宮の宮主とその弟君ともあろうお方が」
「貴方さまが十八年前にあのようなことを仰らなければ、我々も違ったことを申し上げたでしょうに」
厳しい顔で蓬莱と相対している凰神偉は、弟のことがあるとばかりに覚めた声音で言い放つ。とはいえ、仮にも彼は恒凰宮の宮主。怒りの感情をむき出しにするわけではなく、極めて冷静な口調で蓬莱に言葉を返した。
――ということは、つまりこの老人は『蓬莱』か。
老人と凰神偉、二人の会話から煬鳳はそのように読み取った。
「お久しぶりです、蓬莱様」
そんな二人の微妙な空気を壊すように、凰黎が丁寧に蓬莱に向かって拝礼をした。いまこの場で一番悔しい思いをしているのは凰黎自身であるのだろうが、それをおくびにも出さない凰黎は大したものだ。
蓬莱は凰黎の挨拶が嬉しかったのか、心なしか言葉が明るくなる。
「久しぶりじゃ。そなたがまだほんのこれくらいの小さい子供だった頃以来じゃな。幼かったそなたも今や大人。あれから考えは変わってはいないのか?」
しかし、挨拶と会わせて出てきた言葉は、やはり恒凰宮の兄弟が望まぬ言葉ばかり。これでは話が通じないといわれても本当に仕方がない。
対する凰黎も予想していたのか、少しも考えるまでもなく問いかけと同時に蓬莱に返す。
「はい。蓬莱様には大変申し訳ないのですが、私はまだこの人界で生きて行きたいのです」
「勿体のないことよ。お主ならすぐに飛昇できるじゃろうて」
「……」
そりゃあ凰黎は俺と一緒に生きていくのだから、仙界になんか行くわけがないだろう、と煬鳳は心の中で毒づいた。
白い衣を身に纏い、優雅に扇を持つ白髪の老人の姿はまさに絵から抜け出してきたような仙人そのもの。口調も穏やかで淀みなく、いかにも風雅な賢人といった趣だが、一つだけ不可解な点がある。
(目が見えないのか?)
老人は白い布で両眼を覆っており、彼の眼差しを直接見ることはできない。口元は微笑んでいるが、目が笑っていないような気がして、どうにも不安が拭えない。
「爺さん目は?」
恐ろしい、そう思いつつも煬鳳は蓬莱に尋ねる。凰黎が「黙って」と小声で制したが、なんとなく聞かずはにいられなかったのだ。
蓬莱は、老人らしい笑い声をあげたあと、煬鳳を見た。顔は隠れて目は見えなかったが、敵意のこもった視線を向けられているように煬鳳には思えて仕方ない。
「ほほ。よく聞きづらいことを明け透けに聞くものじゃな。……良いじゃろう、教えてしんぜよう。目で物を見るとは限らぬのじゃよ。ときには目を使わずともすべてを見通すこともできる。例えば、お主が儂に恐れを抱いていること。そして消えたと見せかけてこそこそと隠れている門派の存在であるとか、な」
老人の言葉が刺さる。
煬鳳は反射的にこの老人を恐ろしいと感じた。何気なく考えていたことを、恐らく彼は見抜いたのだ。
さらには恐らく……彩藍方たち彩鉱門の存在までも。
そしてそれだけではなく、小柄の老人から感じる不釣り合いなほどの大きな力。それを隠すことなく、ある意味脅迫にも似た意味合いを持つこの老人のふるまいが、無意識に煬鳳を警戒させる。
(流石は、凰黎を仙界に連れて帰ろうとした仙人だ……)
これほどまでに大きな力を持っていたら、恒凰宮の宮主も争いを避けるしかない。いまは亡き彼らがどのような気持ちでいまの結論に至ったのか、煬鳳には分かる気がした。
「ところで蓬莱様。このような場所にわざわざお越しくださったのは、ただ我々に会うためだけではありませんよね?」
すかさず凰黎が蓬莱に向かって切り出した。
それで煬鳳は、いまこの場に蓬莱が来たことが実に不可解だったことに気づく。閑白は口ぶりからして彼に仕えている仙人だろう。翳冥宮の一件にも蓬莱はかかわっているのではないか、と考えた。
「そうそう。大事なことを忘れるところじゃった」
蓬莱は莞爾と笑い、足元の黒炭を踏みしめる。先程まで閑白であったその炭は微かな波動を発したあと、静かに沈黙した。
その恐ろしく冷淡で非情なさまを見て誰もが言葉を失い、青ざめた。
「どうやら閑白が儂の知らぬところでとんでもないことをしでかしておった。儂はそのことを詫びるためにこうして仙界から降りてきたのじゃ」
よくもまあ、いけしゃあしゃあと言うものだ。
少なくとも、煬鳳が見る限り閑白は初めから最後まで自分一人の考えで動いていたようには思えない。仮に先ほどのことが彼の独断だったとしても、翳冥宮の一件は魔界まで巻き込み相当入念に仕込まれたものだった。それを閑白の上に立つ蓬莱が知らなかったとはとても信じることはできないだろう。
「そうでしたか……。蓬莱様のお心遣いに感謝いたします。……ですが我々はこのあともまだやることも残っております。どうか我々のために時間を使わず、仙界へお戻りください」
「幼い頃から利発な子であったが。大きくなるといっちょ前に口を利くようになったものだのう。やはり人との繋がりというものは、やすやすと断ち切ることはできないものなのだな」
呆れたような蓬莱の声。その言葉は年寄りの、ごく普通の何気ない言葉だったがどこか恐ろしさを感じさせた。
(怒って、いるのか……?)
閑白に対してなのか、それとも蓬莱の言葉にすげなく返す凰黎に対してなのか。
――いや、違う。
彼の怒りは閑白にも向けられていただろうが、いま煬鳳にその怒りは向いている。凰黎を引き留めているのが煬鳳だと、彼も気づいているからだ。
それでも凰黎は俯いて震えている。彼が震えているのは怖いからではなく、恐れているからだ。強大な力を持つ蓬莱が、何をしでかすのか、ここにいる人たちに危害を加えないか。
そして……煬鳳を傷つけやしないかと恐れているのだ。
「俺、彩鉱門に戻らないと……」
押し寄せる疲労と安堵で誰ひとり口を開かなかったが、彩藍方の一言でみな顔をあげた。
彩菫青が受けた傷は、既に凰神偉によって応急処置がなされている。安静にさえすれば命に別状はないだろうが、さりとてこのまま放っておくわけにもいかないだろう。
「なら俺たちも……」
と言いかけた煬鳳を凰黎が止めた。
「我々にはまだやらねばならないことも残っています。貴方も私たちも多かれ少なかれ疲れているのですから、まずは一度体を休めた方が良いでしょう。それに、彼が彩鉱門に戻ったら師兄の怪我も、これまでの経緯も掌門に説明せねばなりません。我々を出迎える余裕などないのですから、ここで見送りましょう」
煬鳳は少しでも彩藍方の力になりたかったのだが、凰黎のいうことはもっともなことだ。いま彼は師兄が戻ってきて、それを父である掌門に伝えたい。煬鳳たちに構っている余裕はないのだ。
「そうだな……。凰黎の言う通りだよ。……彩藍方有り難うな。ここは俺たちに任せて、お前はいち早く行ったほうがいい」
そう言って彩藍方が抱える彩菫青の片腕を肩に掛け、「外まで手伝うよ」と煬鳳は言った。
「お待ちなさい――」
はじめ煬鳳は、背後にいるうちの誰かが呼び掛けたのだろうと思った。しかし、よくよく考えるとその声は老人のもので、煬鳳と共にやってきた者たちの中に誰一人合致する人物はいないことに気づく。
なら、誰が?
そう思ってきょろきょろと見回すと、黒炭となった閑白の上に老人が立っていた。
いや――浮いていたのだ。
「煬鳳!」
悲鳴にも近い凰黎の声が聞こえる。すぐさま凰黎が飛び出し煬鳳を守るように立ちはだかり、凰神偉もまた凰黎のあとを追うように老人の前に立つ。
老人に対し柳眉を逆立てる二人は、信頼する者に向ける表情とは明らかに異なっている。
「おやおや、これはこれは」
口元に笑みを湛えたまま、老人は動かない。それがいっそう不気味に思えて仕方ない。
「暫く見ないうちに随分と反抗的になったようじゃのう? 仮にも恒凰宮の宮主とその弟君ともあろうお方が」
「貴方さまが十八年前にあのようなことを仰らなければ、我々も違ったことを申し上げたでしょうに」
厳しい顔で蓬莱と相対している凰神偉は、弟のことがあるとばかりに覚めた声音で言い放つ。とはいえ、仮にも彼は恒凰宮の宮主。怒りの感情をむき出しにするわけではなく、極めて冷静な口調で蓬莱に言葉を返した。
――ということは、つまりこの老人は『蓬莱』か。
老人と凰神偉、二人の会話から煬鳳はそのように読み取った。
「お久しぶりです、蓬莱様」
そんな二人の微妙な空気を壊すように、凰黎が丁寧に蓬莱に向かって拝礼をした。いまこの場で一番悔しい思いをしているのは凰黎自身であるのだろうが、それをおくびにも出さない凰黎は大したものだ。
蓬莱は凰黎の挨拶が嬉しかったのか、心なしか言葉が明るくなる。
「久しぶりじゃ。そなたがまだほんのこれくらいの小さい子供だった頃以来じゃな。幼かったそなたも今や大人。あれから考えは変わってはいないのか?」
しかし、挨拶と会わせて出てきた言葉は、やはり恒凰宮の兄弟が望まぬ言葉ばかり。これでは話が通じないといわれても本当に仕方がない。
対する凰黎も予想していたのか、少しも考えるまでもなく問いかけと同時に蓬莱に返す。
「はい。蓬莱様には大変申し訳ないのですが、私はまだこの人界で生きて行きたいのです」
「勿体のないことよ。お主ならすぐに飛昇できるじゃろうて」
「……」
そりゃあ凰黎は俺と一緒に生きていくのだから、仙界になんか行くわけがないだろう、と煬鳳は心の中で毒づいた。
白い衣を身に纏い、優雅に扇を持つ白髪の老人の姿はまさに絵から抜け出してきたような仙人そのもの。口調も穏やかで淀みなく、いかにも風雅な賢人といった趣だが、一つだけ不可解な点がある。
(目が見えないのか?)
老人は白い布で両眼を覆っており、彼の眼差しを直接見ることはできない。口元は微笑んでいるが、目が笑っていないような気がして、どうにも不安が拭えない。
「爺さん目は?」
恐ろしい、そう思いつつも煬鳳は蓬莱に尋ねる。凰黎が「黙って」と小声で制したが、なんとなく聞かずはにいられなかったのだ。
蓬莱は、老人らしい笑い声をあげたあと、煬鳳を見た。顔は隠れて目は見えなかったが、敵意のこもった視線を向けられているように煬鳳には思えて仕方ない。
「ほほ。よく聞きづらいことを明け透けに聞くものじゃな。……良いじゃろう、教えてしんぜよう。目で物を見るとは限らぬのじゃよ。ときには目を使わずともすべてを見通すこともできる。例えば、お主が儂に恐れを抱いていること。そして消えたと見せかけてこそこそと隠れている門派の存在であるとか、な」
老人の言葉が刺さる。
煬鳳は反射的にこの老人を恐ろしいと感じた。何気なく考えていたことを、恐らく彼は見抜いたのだ。
さらには恐らく……彩藍方たち彩鉱門の存在までも。
そしてそれだけではなく、小柄の老人から感じる不釣り合いなほどの大きな力。それを隠すことなく、ある意味脅迫にも似た意味合いを持つこの老人のふるまいが、無意識に煬鳳を警戒させる。
(流石は、凰黎を仙界に連れて帰ろうとした仙人だ……)
これほどまでに大きな力を持っていたら、恒凰宮の宮主も争いを避けるしかない。いまは亡き彼らがどのような気持ちでいまの結論に至ったのか、煬鳳には分かる気がした。
「ところで蓬莱様。このような場所にわざわざお越しくださったのは、ただ我々に会うためだけではありませんよね?」
すかさず凰黎が蓬莱に向かって切り出した。
それで煬鳳は、いまこの場に蓬莱が来たことが実に不可解だったことに気づく。閑白は口ぶりからして彼に仕えている仙人だろう。翳冥宮の一件にも蓬莱はかかわっているのではないか、と考えた。
「そうそう。大事なことを忘れるところじゃった」
蓬莱は莞爾と笑い、足元の黒炭を踏みしめる。先程まで閑白であったその炭は微かな波動を発したあと、静かに沈黙した。
その恐ろしく冷淡で非情なさまを見て誰もが言葉を失い、青ざめた。
「どうやら閑白が儂の知らぬところでとんでもないことをしでかしておった。儂はそのことを詫びるためにこうして仙界から降りてきたのじゃ」
よくもまあ、いけしゃあしゃあと言うものだ。
少なくとも、煬鳳が見る限り閑白は初めから最後まで自分一人の考えで動いていたようには思えない。仮に先ほどのことが彼の独断だったとしても、翳冥宮の一件は魔界まで巻き込み相当入念に仕込まれたものだった。それを閑白の上に立つ蓬莱が知らなかったとはとても信じることはできないだろう。
「そうでしたか……。蓬莱様のお心遣いに感謝いたします。……ですが我々はこのあともまだやることも残っております。どうか我々のために時間を使わず、仙界へお戻りください」
「幼い頃から利発な子であったが。大きくなるといっちょ前に口を利くようになったものだのう。やはり人との繋がりというものは、やすやすと断ち切ることはできないものなのだな」
呆れたような蓬莱の声。その言葉は年寄りの、ごく普通の何気ない言葉だったがどこか恐ろしさを感じさせた。
(怒って、いるのか……?)
閑白に対してなのか、それとも蓬莱の言葉にすげなく返す凰黎に対してなのか。
――いや、違う。
彼の怒りは閑白にも向けられていただろうが、いま煬鳳にその怒りは向いている。凰黎を引き留めているのが煬鳳だと、彼も気づいているからだ。
それでも凰黎は俯いて震えている。彼が震えているのは怖いからではなく、恐れているからだ。強大な力を持つ蓬莱が、何をしでかすのか、ここにいる人たちに危害を加えないか。
そして……煬鳳を傷つけやしないかと恐れているのだ。
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