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第39話 黄泉へ続く穴
「≪フォイエル≫!」
マリーニャが炎の魔法を詠唱するも、その炎はジェラルド達だったもの───三体のゾンビに届く事もなく消滅する。
「魔法が効かないなら、直接切り刻みます」
マリーニャは剣を構え、ゾンビ達を切りつける。
しかし、その剣はむなしく空を切る。
「かわされた!?」
続いてプリンが三尖両刃刀を振り回すも、ゾンビ達は軽々と身を翻して避ける。
「すばしっこいゾンビとか反則だろ……」
「ただのゾンビではなさそうですわね」
ゾンビ達はマリーニャとプリンの斬撃を悉くかわしながら近づき、不気味な呻き声を上げながら長く毒々しい爪を振り下ろす。
もはや生きていた頃の面影は全くない。
「くっ……」
プリンが避けきれずに左腕を切り裂かれる。
「プリン、大丈夫!?」
「直ぐに治療をしますわ。≪ホスピル≫!」
「ルッテ助かる。しかしこいつらマジでヤバいぞ」
既に知能がないゾンビは連携こそしないものの、完全に個々の身体能力が【フルーレティ】を上回っており、防戦一方だ。
「どうするマリーニャ、このままじゃジリ貧だぞ」
「……一時撤退しましょう」
撤退といっても洞窟の出口への道はゾンビ達に遮られている。
一度地下へ潜って身を隠し、隙を見て地上へ脱出するしかない。
しかし洞窟の最下層は袋小路だ。そこに追い込まれたらもう逃げ場がない。
「待てよ、こうなったら一か八かで……」
俺は古文書が入っている宝箱を拾い上げ、ゾンビ達に呼びかける。
「ジェラルド、お前達が探していた古文書はこの中だ」
「ガガ……チェイ……ン……コモンジョ……ヨコ……セ」
ゾンビ達が俺の声に反応し、俺の名を呼ぶ。
それが僅かに残っている生前の記憶なのかは分からない。
「これが欲しければ追ってこい!」
「チェイン、何をするつもり!?」
「マリーニャ、俺が彼らを誘き寄せる。魔法で援護してくれ」
今は作戦の説明をしている時間はない。
でもマリーニャなら俺の考えを読み取ってくれるはずだ。
俺は箱を担いだまま地下へ向かって走る。
ゾンビ達はマリーニャ達には目もくれず、宝箱を持つ俺を追ってくる。
「おい、チェインは何をするつもりだ?あの先は行き止まりだぞ」
「分かりませんが、チェインには何か考えがあるはずです。私達も行きましょう」
マリーニャ達はさらにそれを追う。
逃げる途中、襲い掛かるゾンビ達を氷結の杖の冷気の噴出で辛うじて捌きながら、洞窟の最下層にある宝箱があった部屋まで戻ってきた。
この部屋は行き止まりだ。
これ以上は何処にも逃げられない。
ゾンビ達は俺が持っている宝箱を狙ってジリジリとにじり寄ってくる。
「ヤバいぞ、チェインが追いつめられた」
「プリン、部屋には入るな!」
俺はプリンが見かねて部屋に飛び込もうとするのを止める。
三体のゾンビが部屋の中央に集まった瞬間、俺は宝箱を開け、中身を取り出して叫んだ。
「マリーニャ、風魔法を!」
「そういう事ですか、≪ウィンド≫!」
マリーニャが風魔法で突風を起こすと、俺の身体は部屋の外へ吹き飛ばされる。
その瞬間、宝箱を開けた俺の身体が宝箱から離れた事で冒険者喰いの罠が発動する。
部屋の中央に巨大な穴が開き、三体のゾンビは奈落の底へと消えていった。
「あの時のお返しだ、悪く思うな」
しかし俺の身体は勢いがついたまま洞窟の壁に向かって飛ばされている。
レベル1の魔導士である俺がこの勢いで壁にぶつかればただではすまない。
だから仲間達に協力をしてもらおう。
「プリン、少し借りるぞ。≪リプレイス≫!」
「は?あたし?」
ガンッ
そして俺の身体は壁に激突した。
「チェイン、大丈夫?」
「いたた、何とか生きてる。さすがプリンの身体は頑丈だな」
≪リプレイス≫でプリンとパラメータを交換した俺は、激突に耐える事ができた。
程なくして魔法の効果が消え、俺の身体に倦怠感が襲う。
「もう少しプリンの身体を堪能したかったけど仕方ないか」
「チェイン、変な意味にしか聞こえないぞ。あと、パラメータを交換して分かった。あんたはもう少し体力をつけた方がいい」
「≪リプレイス≫でパラメータを交換されるのって、どんな感触でした?」
「私も試しに一度交換していただこうかしら」
マリーニャとルッテは違う事に興味津々だ。
そんなに気になるなら今度使ってあげるよ。
テレッテレレー♪
時間をおいて魔法珠から流れるファンファーレが、ジェラルド達が奈落の底で完全に消滅した事を知らせる。
ピロリロリロリン♪
獲得した経験ポイントは100だった。
「そういえばあの宝箱の中身は?」
「ああ、やはり想像通り古文書だったよ」
俺は握りしめていた古文書を開く。
古文書には不気味な魔物の絵が描かれている。
「見た事もない魔物だな。こっちには文字が書かれている」
「この数字は何を意味しているんでしょう?それにここに書いてある文字は……まさか!?」
俺達が真相に辿り着こうというその刹那、前方に現れた人影が叫ぶ。
「貴様ら、生きていたのか!」
その声の主は俺達がゾンビ達に殺された頃を見計らって降りてきたホーヴァンシュンだった。
マリーニャが炎の魔法を詠唱するも、その炎はジェラルド達だったもの───三体のゾンビに届く事もなく消滅する。
「魔法が効かないなら、直接切り刻みます」
マリーニャは剣を構え、ゾンビ達を切りつける。
しかし、その剣はむなしく空を切る。
「かわされた!?」
続いてプリンが三尖両刃刀を振り回すも、ゾンビ達は軽々と身を翻して避ける。
「すばしっこいゾンビとか反則だろ……」
「ただのゾンビではなさそうですわね」
ゾンビ達はマリーニャとプリンの斬撃を悉くかわしながら近づき、不気味な呻き声を上げながら長く毒々しい爪を振り下ろす。
もはや生きていた頃の面影は全くない。
「くっ……」
プリンが避けきれずに左腕を切り裂かれる。
「プリン、大丈夫!?」
「直ぐに治療をしますわ。≪ホスピル≫!」
「ルッテ助かる。しかしこいつらマジでヤバいぞ」
既に知能がないゾンビは連携こそしないものの、完全に個々の身体能力が【フルーレティ】を上回っており、防戦一方だ。
「どうするマリーニャ、このままじゃジリ貧だぞ」
「……一時撤退しましょう」
撤退といっても洞窟の出口への道はゾンビ達に遮られている。
一度地下へ潜って身を隠し、隙を見て地上へ脱出するしかない。
しかし洞窟の最下層は袋小路だ。そこに追い込まれたらもう逃げ場がない。
「待てよ、こうなったら一か八かで……」
俺は古文書が入っている宝箱を拾い上げ、ゾンビ達に呼びかける。
「ジェラルド、お前達が探していた古文書はこの中だ」
「ガガ……チェイ……ン……コモンジョ……ヨコ……セ」
ゾンビ達が俺の声に反応し、俺の名を呼ぶ。
それが僅かに残っている生前の記憶なのかは分からない。
「これが欲しければ追ってこい!」
「チェイン、何をするつもり!?」
「マリーニャ、俺が彼らを誘き寄せる。魔法で援護してくれ」
今は作戦の説明をしている時間はない。
でもマリーニャなら俺の考えを読み取ってくれるはずだ。
俺は箱を担いだまま地下へ向かって走る。
ゾンビ達はマリーニャ達には目もくれず、宝箱を持つ俺を追ってくる。
「おい、チェインは何をするつもりだ?あの先は行き止まりだぞ」
「分かりませんが、チェインには何か考えがあるはずです。私達も行きましょう」
マリーニャ達はさらにそれを追う。
逃げる途中、襲い掛かるゾンビ達を氷結の杖の冷気の噴出で辛うじて捌きながら、洞窟の最下層にある宝箱があった部屋まで戻ってきた。
この部屋は行き止まりだ。
これ以上は何処にも逃げられない。
ゾンビ達は俺が持っている宝箱を狙ってジリジリとにじり寄ってくる。
「ヤバいぞ、チェインが追いつめられた」
「プリン、部屋には入るな!」
俺はプリンが見かねて部屋に飛び込もうとするのを止める。
三体のゾンビが部屋の中央に集まった瞬間、俺は宝箱を開け、中身を取り出して叫んだ。
「マリーニャ、風魔法を!」
「そういう事ですか、≪ウィンド≫!」
マリーニャが風魔法で突風を起こすと、俺の身体は部屋の外へ吹き飛ばされる。
その瞬間、宝箱を開けた俺の身体が宝箱から離れた事で冒険者喰いの罠が発動する。
部屋の中央に巨大な穴が開き、三体のゾンビは奈落の底へと消えていった。
「あの時のお返しだ、悪く思うな」
しかし俺の身体は勢いがついたまま洞窟の壁に向かって飛ばされている。
レベル1の魔導士である俺がこの勢いで壁にぶつかればただではすまない。
だから仲間達に協力をしてもらおう。
「プリン、少し借りるぞ。≪リプレイス≫!」
「は?あたし?」
ガンッ
そして俺の身体は壁に激突した。
「チェイン、大丈夫?」
「いたた、何とか生きてる。さすがプリンの身体は頑丈だな」
≪リプレイス≫でプリンとパラメータを交換した俺は、激突に耐える事ができた。
程なくして魔法の効果が消え、俺の身体に倦怠感が襲う。
「もう少しプリンの身体を堪能したかったけど仕方ないか」
「チェイン、変な意味にしか聞こえないぞ。あと、パラメータを交換して分かった。あんたはもう少し体力をつけた方がいい」
「≪リプレイス≫でパラメータを交換されるのって、どんな感触でした?」
「私も試しに一度交換していただこうかしら」
マリーニャとルッテは違う事に興味津々だ。
そんなに気になるなら今度使ってあげるよ。
テレッテレレー♪
時間をおいて魔法珠から流れるファンファーレが、ジェラルド達が奈落の底で完全に消滅した事を知らせる。
ピロリロリロリン♪
獲得した経験ポイントは100だった。
「そういえばあの宝箱の中身は?」
「ああ、やはり想像通り古文書だったよ」
俺は握りしめていた古文書を開く。
古文書には不気味な魔物の絵が描かれている。
「見た事もない魔物だな。こっちには文字が書かれている」
「この数字は何を意味しているんでしょう?それにここに書いてある文字は……まさか!?」
俺達が真相に辿り着こうというその刹那、前方に現れた人影が叫ぶ。
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