私、家出するけどちゃんと探してよね!

スーパー・ストロング・マカロン

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ソラが女子高校生だった頃。ウミの地元、桜木町でデート

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駅の改札口を通り、2人は目的地に到着した。
「シュゴ、シュゴ、シュゴ、シュゴ、シュゴ。」
初めて桜木町に降り立ったソラは興奮しており、ポンプから聞こえてくる呼吸音が何よりの証明だ。

「ウミの地元でデート、デート!ママもいないから自由だわぁ。」

リボンの付いたレイヤードワンピース姿のソラは母がいないのをいい事にウミに密着している。

「俺達、学校でも家でもいつも一緒にいるだろ?」

「シュゴー、学校ではクラスメイトがいるでしょ。お家にはママがいる。
私はね2人きりになりたいの。」

サングラスを鼻先まで下ろしてウミを裸眼で見つめた。
上目遣いになったソラはウミの腕を掴み胸を押し当てて歩いている。

「お、お、おい!あれに乗ってみないか?」

動揺したウミは駅の目の前にあるロープウェイを指差した。

「シュゴー、あ~知ってるぅ!私、一度乗ってみたかったんだぁ。」

「ちょうど良かったな。さっそく乗ってみようぜ。」

2人は自然と駆け足になり、乗り場へ向かった。

「シュゴ、シュゴ、シュゴ、わぁ景色がいい、ウミ見て見て!横浜のシンボル、ランドマークタワー!」

ゴンドラの中でソラは幼児のようにはしゃいでいる。

約5分間、空のウォーキングを満喫した後、ソラのたっての希望でコスモワールドに向かった。

頭上で悲鳴をあげた人達が2人を通り過ぎていく。

「シュゴー、ウミはジェットコースターは好き?」

「嫌いだね。こんなん俺は怖くて乗れねえな。まさか、おまえはジェットコースターに乗りたいわけじゃないよな?」

「そのまさか!」

ソラは両手でピースをした後、ウミを強引に乗り場へ連れて行った。

「勘弁してくれよ、ソラァァァ!」

ソラに首根っこを掴まれてもウミは柱にしがみつき離そうとしなかった。

「ウミィ!!男の子でしょ?覚悟を決めなさい!シュゴー」

「無理なものは無理なんだ!わかってくれよぉ!」

「ダメ!絶対に乗るのぉ!」

ウミを引っ張るソラの手は力が入り綱引きをしているかのようだ。

「く、苦ぢぃぃぃ。ソラ、離してくれ。離してくれたら、一つだけおまえの言う事をなんでも聞くから。」

ソラは、パッと手を離した。

「シュゴー、ほんとだね?後から嘘だとか言わないよね?」

武装をしている為、表情はわからなかったが佇まいで真剣な態度になっているのをウミは察知した。

「ああ。ちゃんとソラの言う事を聞くよ。でもヤバイのは無理だからな!それだけは始めっから言っておくぜ。」

「シュゴー、なにが良いかなあ。ジェットコースターに乗るより、もっとハッピーになれる事…。
う~ん。まだ時間はあるんだもの。ゆっくり考えさせてね。」

ウミは目先の恐怖を回避できたが、ソラがどんな希望を言い出すか少し不安になっていた。





































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