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第4部 姉貴を尾行!
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「あんさ、アンタにさ、頼みがあるの。お願いだから聞いてくれる?」
ピンク髪の女がソラの前に立ちはだかり、掌を合わせている。
「…あの、頼みってなんですか?」
ソラはキューティクルが剥がれボサボサに痛んだピンク髪の女を警戒しつつも、生まれ持った優しさがソラの足を止めた。
「ありがと。モモの話を聞いてくれんのね。
アンタ、可愛い声をしているわぁ。」
モモはソラの乳房を触ろうと手を伸ばしたが、腕でガードをしながら素早く後ろへ下がった。
普段鈍臭いソラにしては、反射神経が冴えていた。
「シュゴー、あの、胸を触る為に話しかけたんですか?それがあなたのお願いなの?」
事務的な冷めた声でソラは言った。
「怒ってる?スキンシップをとるの嫌な子?
まぁいっか。
あんさ、あんさ、ちょっとモモね、どうしてもお願い事があってね。
モモくらいの年齢の女の子を今夜までにスカウトしたいの。
アンタ、ヘンチクリンなもんで顔を隠しているけど、どう見ても若いはずだ。」
ソラの乳房やくびれ、首筋、手の指をまじまじと見ている。
スカウトと聞いたソラはキャバクラのスカウトだと思いガッカリした。
困っている人ではないのなら相手にしている場合ではない。
立ち止まった自分がバカだった。
ソラは、もしここにウミがいたら私を叱った後、"俺から離れるな"と言って今起こっているやっかいな問題の芽を摘んでくれたはず。
そう考えたら眩しい西陽が肌を突き刺すように感じた。
ソラは武装の下、下唇を噛んている。
ウミに守られていた事を懐かしいんでいる場合ではない。
私が自分で決めた事。
今は独りなんだ。その身を犠牲にしてまで守ってくれたナイトに頼ることはもうできない。
自分で考えて
自分で決断して
自分で解決しなきゃ。
ソラは少しぎこちなかったが、両手を振って歩き始めた。
「ちょっと、ちょっと待てったら!
もしや、アンタ、モモの事を誤解してない?
あんさ、言っとくけど、モモはアンタを風俗で働かせようとか考えてないよ。
そんな事をするように見える?
もっと個人的なの!」
「姉貴に絡むピンク女は、なにが目的なわけ?」
セラは黒塗りのベンツに身を隠しながら様子を窺っている。
ベンツのナンバーは777だった。
更に後方にいるミカミはイマイチ、ソラの様子が把握できていなかった。
それより顔が割れているミカミはセラが後ろを振り返ったらバレてしまう。
以前はセラから逃げ切る事ができたが、もうあの時のようなミラクルは起こらないだろう。ミカミはそう考えている。
小便の匂いが立ち込める路上からギラギラした代紋が飾られた事務所の駐車場に飛び込むかの如く身を隠した。
「シュゴー、私を呼び止めた理由を教えてください。」
仕方なく足を止めたソラは先ほどよりも、冷たい口調でモモに言った。
「うん。あんさ、モモの彼氏がマンネリ気味だって言うの。
モモはイケメンの彼氏に満足しているけどね、向こうは文句ばかりでさ。」
俯きながら話すモモにソラは黙って聞いている。
ソラは相槌をうちそうだったが、意識的にそれを止めた。
「そこでね、彼氏が新たな刺激を求めていてさ。アレがしたいんだって。
3人でする…アレ、エッチ。
彼氏は刺激だけでなく他の女を抱けば、モモの良さを再確認できるかもって言ってるの。
ツッコミどころがあるのはモモにもわかっているよ!
でも、それで彼氏を繋ぎ止める事ができるなら試してもいいかなって。」
ソラとモモのやり取りを一部始終見ていた妹は怒りで目が座っている。
「嫌です。」
ソラは毅然とした態度で答えた。
しかし、その態度とは裏腹に立ち止まってしまった事への後悔は凄まじいものだった。
「結局、私はウミがいなければなんにも出来ない女なんだ…。」
酷く落胆したソラだったが、ゆらゆら空中を泳ぐタンポポの綿毛を掴もうにも掴めず掌からすり抜けていくように、今にも心から消えてしまいそうであった当初の目標である"自分1人でミカミを捕まえて責任を果たす"という自分に課した大役を忘れてはいなかった。
「あんさ、ここまでモモの話を聞いておいて無視するわけ?助けないわけ?」
「ええお断りします。なぜ私があなた達なんかとそのようなふしだらな事をしなければならないのですか!
それにあなたと違い私には愛する夫がいるので。シュゴー。」
もう絶対に自分にも、このモモって女にも負けない。流されてたまるもんか。
ソラの強い意志は大規模な山火事のように鎮火できず、なす術がないほど燃え上がっている。
「ウッソ!旦那さんがいるの?人妻なら尚、彼氏が興奮するよ!
嫌がるモモの前でも、彼氏はよく人妻系の寝取り動画を見ているからね。」
ピンク髪の女がソラの前に立ちはだかり、掌を合わせている。
「…あの、頼みってなんですか?」
ソラはキューティクルが剥がれボサボサに痛んだピンク髪の女を警戒しつつも、生まれ持った優しさがソラの足を止めた。
「ありがと。モモの話を聞いてくれんのね。
アンタ、可愛い声をしているわぁ。」
モモはソラの乳房を触ろうと手を伸ばしたが、腕でガードをしながら素早く後ろへ下がった。
普段鈍臭いソラにしては、反射神経が冴えていた。
「シュゴー、あの、胸を触る為に話しかけたんですか?それがあなたのお願いなの?」
事務的な冷めた声でソラは言った。
「怒ってる?スキンシップをとるの嫌な子?
まぁいっか。
あんさ、あんさ、ちょっとモモね、どうしてもお願い事があってね。
モモくらいの年齢の女の子を今夜までにスカウトしたいの。
アンタ、ヘンチクリンなもんで顔を隠しているけど、どう見ても若いはずだ。」
ソラの乳房やくびれ、首筋、手の指をまじまじと見ている。
スカウトと聞いたソラはキャバクラのスカウトだと思いガッカリした。
困っている人ではないのなら相手にしている場合ではない。
立ち止まった自分がバカだった。
ソラは、もしここにウミがいたら私を叱った後、"俺から離れるな"と言って今起こっているやっかいな問題の芽を摘んでくれたはず。
そう考えたら眩しい西陽が肌を突き刺すように感じた。
ソラは武装の下、下唇を噛んている。
ウミに守られていた事を懐かしいんでいる場合ではない。
私が自分で決めた事。
今は独りなんだ。その身を犠牲にしてまで守ってくれたナイトに頼ることはもうできない。
自分で考えて
自分で決断して
自分で解決しなきゃ。
ソラは少しぎこちなかったが、両手を振って歩き始めた。
「ちょっと、ちょっと待てったら!
もしや、アンタ、モモの事を誤解してない?
あんさ、言っとくけど、モモはアンタを風俗で働かせようとか考えてないよ。
そんな事をするように見える?
もっと個人的なの!」
「姉貴に絡むピンク女は、なにが目的なわけ?」
セラは黒塗りのベンツに身を隠しながら様子を窺っている。
ベンツのナンバーは777だった。
更に後方にいるミカミはイマイチ、ソラの様子が把握できていなかった。
それより顔が割れているミカミはセラが後ろを振り返ったらバレてしまう。
以前はセラから逃げ切る事ができたが、もうあの時のようなミラクルは起こらないだろう。ミカミはそう考えている。
小便の匂いが立ち込める路上からギラギラした代紋が飾られた事務所の駐車場に飛び込むかの如く身を隠した。
「シュゴー、私を呼び止めた理由を教えてください。」
仕方なく足を止めたソラは先ほどよりも、冷たい口調でモモに言った。
「うん。あんさ、モモの彼氏がマンネリ気味だって言うの。
モモはイケメンの彼氏に満足しているけどね、向こうは文句ばかりでさ。」
俯きながら話すモモにソラは黙って聞いている。
ソラは相槌をうちそうだったが、意識的にそれを止めた。
「そこでね、彼氏が新たな刺激を求めていてさ。アレがしたいんだって。
3人でする…アレ、エッチ。
彼氏は刺激だけでなく他の女を抱けば、モモの良さを再確認できるかもって言ってるの。
ツッコミどころがあるのはモモにもわかっているよ!
でも、それで彼氏を繋ぎ止める事ができるなら試してもいいかなって。」
ソラとモモのやり取りを一部始終見ていた妹は怒りで目が座っている。
「嫌です。」
ソラは毅然とした態度で答えた。
しかし、その態度とは裏腹に立ち止まってしまった事への後悔は凄まじいものだった。
「結局、私はウミがいなければなんにも出来ない女なんだ…。」
酷く落胆したソラだったが、ゆらゆら空中を泳ぐタンポポの綿毛を掴もうにも掴めず掌からすり抜けていくように、今にも心から消えてしまいそうであった当初の目標である"自分1人でミカミを捕まえて責任を果たす"という自分に課した大役を忘れてはいなかった。
「あんさ、ここまでモモの話を聞いておいて無視するわけ?助けないわけ?」
「ええお断りします。なぜ私があなた達なんかとそのようなふしだらな事をしなければならないのですか!
それにあなたと違い私には愛する夫がいるので。シュゴー。」
もう絶対に自分にも、このモモって女にも負けない。流されてたまるもんか。
ソラの強い意志は大規模な山火事のように鎮火できず、なす術がないほど燃え上がっている。
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嫌がるモモの前でも、彼氏はよく人妻系の寝取り動画を見ているからね。」
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