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第6部 日常の素晴らしさ
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「じゃあ、あたしはここで。」
「ダメよ。セラもウチに上がって。」
「夫婦水入らずでいたいでしょ?あたしがいたら邪魔になっちゃう。」
「何言ってんの?邪魔なわけないじゃん!
そもそも仕事が終わったらセラをウチに呼べってウミが言ったんだからね。」
「そうなの?お義兄さんがあたしに?なんのご用だろ?」
「さぁ私もわかんない。とにかく中へ入って。さぁさぁ。」
ソラは玄関を開けて妹とともに中へ入る。
「ただいま!」
「お邪魔します!」
ジャジャガジャガジャガー
ウミは上半身裸でエレキギターを掻き鳴らしていた。
首や肩から湯気を放っている。
ギターに向かう熱情はただならぬ雰囲気があり話しかけずらい。
「すげぇ!」
さすがのセラでもウミのエレキギターを弾く姿、ウミが作曲した曲の凄みに圧倒された。
「ウミィ!妻が帰ってきたんだよぉ!おかえりくらい言いなさい!」
「ちょっとちょっと姉貴ぃ。」
アワアワしながらセラはソラを止めた。
「まずいって。あんなに集中してギターを弾いてるんだ。
邪魔しちゃいけないよ。」
ソラは制止するセラを振り払いウミの近くへ寄った。
「ウミ!ウミったらぁ!私が帰宅したんだよぉ!」
ギュギュギュギューン
「もうこうなったら!」
「姉貴?」
自分の世界に没頭するウミに飛びかかり、ウミの後頭部に手を添えたソラはディープキスをした。
「んんっ!ぷはぁ。おまえいきなりなにしやがんだ!ベロまで入れやがってよ!」
ソラのヨダレがついた口元を手で拭った。
「ウミィが私に気づかないからよぉ!こうするしか方法がなかったんだもん。」
「だからって俺の邪魔をしていいってのか?」
「うん!邪魔したっていいんだよぉ。
妻である私の事を無視する旦那様にはギターの練習なんてさせないからぁ。」
「ふざけんなよソラァ!
俺はな、おまえが家出してからまともにギターの練習が出来なかったんだぜ?」
「2人とも落ちついて!夫婦喧嘩はやめようよ!」
いがみ合う夫婦の仲裁をセラが自発的に買ってでた。
「あぁ、セラちゃん。いらっしゃい。」
「なによ!妹には挨拶して妻にはしないわけ?」
「あー、せっかく仲直りしたのにどうしてこうなるのさ。」
セラはまた夫婦間に亀裂が入り姉が家出をするのではないかとヒヤヒヤしている。
「そうだ。俺がセラちゃんを呼んだ理由はさ、防犯を兼ねて直接話し合いたかったんだ。
ほら、あの野郎。ミカミについてさ。
俺とソラがボロアパートから元々セラちゃんが住んでいるこのマンションに引っ越して来てからはというと、ミカミの影を感じないんだよ。
あの変態野郎がそう簡単にソラを諦めるかな?」
「フフフ。ウミは私の心配をしているわけね。」
ソラは腕を胸元の下で組むとブラウスから乳房が盛り上がった。
「確かに。あたしも姉貴が戻ってきてからはミカミの気配を感じなかったな。
もしかしたらアイツ、逮捕されたのかもしれないよ。
新富福町の交番で姉貴を襲った時、交番に設置されている防犯カメラから特定されたのかも。
さすがに警察も交番で暴れられたら見過ごす事ができないだろうし、警察の威信を守る為、本腰を入れて捕まえた可能性もある…。」
「逮捕か。あり得る話だけどネットにはミカミに関しての記事は載ってないぜ。」
「無知なあたしにはわからないけど、姉貴が襲われたレベルの事件では報道されないとか?」
青髪と金髪。
派手な髪色の2人は姉を襲ったストーカーの行方について考察している。
「ウミ偉い!私達の分のご飯を用意してくれていたんだね!」
キッチンに居たソラはテーブルに3つのお茶碗と料理が盛り付けられた皿に気付いた。
「俺は休日、ずっとギターの練習をさせてもらったんだ。
おまえは今日、働いていたろ?
撮影助手をしていて疲れているだろうからメシくらい作ってやろうと思ってよ。
おまえみたいにゃ、上手く作れねぇから味の保証はできないが。」
「ありがとう!ウミィ!味なんてどうだって良いのよ!気持ちよ、気持ち。」
「そっか、気持ちか。
肉を野菜と一緒に炒めただけのもんだけどな。」
新婚夫婦の日常に触れたセラは満面の笑みを浮かべた。
「結婚ていいな。もしあたしにも良い人が出来たら、あたしはその男の為に尽くしたいーーーー」
セラは姉夫婦を見て淡い結婚願望を抱いた時だった。
「おえぇぇ…マズイよぉ。こんな肉野菜炒めをどうしたら作れるわけ?」
ソラはゴミ箱に吐き出した。
「おまえ、俺が一生懸命作った料理を吐いたな!」
「吐いて当然よ!
こんな酷いお料理を作ってウミは私を殺すつもり?」
「ばっきゃろぉ!んなわけねえだろうが!嫌なら食わなくてけっこうだぜ。」
「食べるわけないでしょ!お腹壊しちゃうもん!
こんなマズイお料理を食べるくらいなら、お仕事で疲れていても私が作るわ!」
「言ったな!もう2度と作ってやんねぇからな!」
怒鳴りあう姉夫婦を見て、結婚式の"誓いの言葉"の一節である"病める時も健やかなる時も"という言葉をセラは思い出していた。
「ダメよ。セラもウチに上がって。」
「夫婦水入らずでいたいでしょ?あたしがいたら邪魔になっちゃう。」
「何言ってんの?邪魔なわけないじゃん!
そもそも仕事が終わったらセラをウチに呼べってウミが言ったんだからね。」
「そうなの?お義兄さんがあたしに?なんのご用だろ?」
「さぁ私もわかんない。とにかく中へ入って。さぁさぁ。」
ソラは玄関を開けて妹とともに中へ入る。
「ただいま!」
「お邪魔します!」
ジャジャガジャガジャガー
ウミは上半身裸でエレキギターを掻き鳴らしていた。
首や肩から湯気を放っている。
ギターに向かう熱情はただならぬ雰囲気があり話しかけずらい。
「すげぇ!」
さすがのセラでもウミのエレキギターを弾く姿、ウミが作曲した曲の凄みに圧倒された。
「ウミィ!妻が帰ってきたんだよぉ!おかえりくらい言いなさい!」
「ちょっとちょっと姉貴ぃ。」
アワアワしながらセラはソラを止めた。
「まずいって。あんなに集中してギターを弾いてるんだ。
邪魔しちゃいけないよ。」
ソラは制止するセラを振り払いウミの近くへ寄った。
「ウミ!ウミったらぁ!私が帰宅したんだよぉ!」
ギュギュギュギューン
「もうこうなったら!」
「姉貴?」
自分の世界に没頭するウミに飛びかかり、ウミの後頭部に手を添えたソラはディープキスをした。
「んんっ!ぷはぁ。おまえいきなりなにしやがんだ!ベロまで入れやがってよ!」
ソラのヨダレがついた口元を手で拭った。
「ウミィが私に気づかないからよぉ!こうするしか方法がなかったんだもん。」
「だからって俺の邪魔をしていいってのか?」
「うん!邪魔したっていいんだよぉ。
妻である私の事を無視する旦那様にはギターの練習なんてさせないからぁ。」
「ふざけんなよソラァ!
俺はな、おまえが家出してからまともにギターの練習が出来なかったんだぜ?」
「2人とも落ちついて!夫婦喧嘩はやめようよ!」
いがみ合う夫婦の仲裁をセラが自発的に買ってでた。
「あぁ、セラちゃん。いらっしゃい。」
「なによ!妹には挨拶して妻にはしないわけ?」
「あー、せっかく仲直りしたのにどうしてこうなるのさ。」
セラはまた夫婦間に亀裂が入り姉が家出をするのではないかとヒヤヒヤしている。
「そうだ。俺がセラちゃんを呼んだ理由はさ、防犯を兼ねて直接話し合いたかったんだ。
ほら、あの野郎。ミカミについてさ。
俺とソラがボロアパートから元々セラちゃんが住んでいるこのマンションに引っ越して来てからはというと、ミカミの影を感じないんだよ。
あの変態野郎がそう簡単にソラを諦めるかな?」
「フフフ。ウミは私の心配をしているわけね。」
ソラは腕を胸元の下で組むとブラウスから乳房が盛り上がった。
「確かに。あたしも姉貴が戻ってきてからはミカミの気配を感じなかったな。
もしかしたらアイツ、逮捕されたのかもしれないよ。
新富福町の交番で姉貴を襲った時、交番に設置されている防犯カメラから特定されたのかも。
さすがに警察も交番で暴れられたら見過ごす事ができないだろうし、警察の威信を守る為、本腰を入れて捕まえた可能性もある…。」
「逮捕か。あり得る話だけどネットにはミカミに関しての記事は載ってないぜ。」
「無知なあたしにはわからないけど、姉貴が襲われたレベルの事件では報道されないとか?」
青髪と金髪。
派手な髪色の2人は姉を襲ったストーカーの行方について考察している。
「ウミ偉い!私達の分のご飯を用意してくれていたんだね!」
キッチンに居たソラはテーブルに3つのお茶碗と料理が盛り付けられた皿に気付いた。
「俺は休日、ずっとギターの練習をさせてもらったんだ。
おまえは今日、働いていたろ?
撮影助手をしていて疲れているだろうからメシくらい作ってやろうと思ってよ。
おまえみたいにゃ、上手く作れねぇから味の保証はできないが。」
「ありがとう!ウミィ!味なんてどうだって良いのよ!気持ちよ、気持ち。」
「そっか、気持ちか。
肉を野菜と一緒に炒めただけのもんだけどな。」
新婚夫婦の日常に触れたセラは満面の笑みを浮かべた。
「結婚ていいな。もしあたしにも良い人が出来たら、あたしはその男の為に尽くしたいーーーー」
セラは姉夫婦を見て淡い結婚願望を抱いた時だった。
「おえぇぇ…マズイよぉ。こんな肉野菜炒めをどうしたら作れるわけ?」
ソラはゴミ箱に吐き出した。
「おまえ、俺が一生懸命作った料理を吐いたな!」
「吐いて当然よ!
こんな酷いお料理を作ってウミは私を殺すつもり?」
「ばっきゃろぉ!んなわけねえだろうが!嫌なら食わなくてけっこうだぜ。」
「食べるわけないでしょ!お腹壊しちゃうもん!
こんなマズイお料理を食べるくらいなら、お仕事で疲れていても私が作るわ!」
「言ったな!もう2度と作ってやんねぇからな!」
怒鳴りあう姉夫婦を見て、結婚式の"誓いの言葉"の一節である"病める時も健やかなる時も"という言葉をセラは思い出していた。
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